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2022年7月

2022年7月29日 (金)

しばらくブログを休止します

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おたまちゃんはどこ?

 

 


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2022年7月28日 (木)

夕立と縁談



今月の俳句の兼題は「夕立」(ゆうだち)
文字数の都合で(ゆだち)と読ませることもある。
自分の句はWordで管理しているのだけど、これがとても便利で語句を入れると一発検索ができる。
で、「夕立」
意外や意外!過去に一句も作ってはいなかった。
あらま。そうだったっけ??

 

  「遠くより耳喜ばせ夕立くる」

⇑ どうでもいい句
(気に入った句は句会にだしたよ

 

思い出したのが花も恥じらう若き日の出来事。
お勤め帰りのことでした。
駅から家まで結構歩くんです。
同じ電車で降りた人が同じ方向に帰ります
突然の雨。ポツポツと来たかと思うと急激に強く降ってきました。

私はたまたま。傘を持っていました。
前方をスーツ(当時は背広と言った)姿の男性が速足で歩いておられます。
もう・・土砂降りです。

思わず走って行って傘をさし掛けました(この頃までは私もいい人だったのよ)
「(私の)家がすぐそこですから、傘を持って行ってください」といいました。
で。我が家まで来て、大きな傘に取り替えてその人に渡しました。

・・・・・・・・・

翌日、勤めから帰宅すると母が
「昨日の方が菓子折りを持って傘を返しに来られた」と言いました
返って申し訳ない気がしました(昔の私はいい人だった)

話はそこからが面白いのですが
「今どきにない良い娘さん(私の事だよ)ですね。もう、どなたか決まった方がおられるのでしょうか?ぶしつけですがウチの会社に是非とも引き合わせたい者がおりまして」
と、おっしゃたそうです。

奥様!「ご縁」ってどこに転がっているかわかりませんわね。
傘は貸すべし(人生訓)

残念なことにその時はもう結婚が決まっていたんです。ちっ!
「そうでしょうねえ。あんな良いお嬢さん(しつこいけど私の事です)ですからねえ」


 

この話を当時のひっちゃん(のちの夫)にすると
「暗がりやったんやろ?」といいました。

確かに大雨すぎて顔は、よう(よく)見えんかったけどな 

 

夜の7時くらいだから「夕立」とは言わないのかしら
でも、雨が取り持つ縁ってよさげやん?
突然に思い出したエピソードに
ああ。違う人生があったんとちゃうやろか・・
など おもはるるもいとをかし

 


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2022年7月19日 (火)

「堀川波鼓」あらすじと感想

 



6月は私の好きな役者さんが続けて亡くなられました。
五代目坂東竹三郎。美しい容姿、主役を盛り立てることのできる力量、ベテランの心。関西歌舞伎には無くてはならない方でした。
六代目澤村田之助。一級品の実力者が常に日の当たる場所にいるとは限らないのが歌舞伎の世界。観劇ビギナーの頃から好きだった人。とにかく品位があった。芝居に厚みをもたらし、この人が登場すると舞台の空気が変わった。人間国宝。

昨日の続きです。さくっと終わりますのでお付き合いください

「堀川波鼓」(ほりかわなみのつづみ)

夫・小倉彦九郎(中村勘九郎・仁左衛門代役)は江戸詰めの単身赴任中です。8か月にもなるのよ。
もうじき帰ってくることになってるんだけどね。
帰りを待ちわびる妻のお種(中村扇雀)庭の松の木に掛けた夫の着物に縋りつき「ひ・こ・く・ろうどの・・」と身もだえる。
私は修道尼でも修行僧でもないけどちょっといわせてもらえば
お種さん。あーたのそう言う姿が危ういのよ!先が思いやられるわ・・
武士の妻なら妻らしくシャキッとせなあきまへんえ。
おゆらさん(彦九郎の妹・片岡孝太郎)を見て見なはれ。勇ましいのなんのって( ´∀` )

そんなお種の前に現れたのが、弟・文六(片岡千之助)の鼓の師匠・宮地源右衛門(中村隼人・勘九郎代役)
空閨をかこつ人妻VS家庭教師(エエ男です)
もう話キマリでしょ。(by池内淳子・美徳のよろめき)
聞こえてくる曲は能「松風」。恋に狂う海女松風の鼓と謡。もうシチュエーション出来上がってるし。

飲ませた男がわるいのか 酔った女がバカなのか
お種さん、常日頃から寂しさを紛らわすために家庭内飲酒をやってはったみたいね
飲んで乱れることがわかっている妹・お藤(中村壱太郎)と文六はもうはらはら。

ココから話はテンポあげるよ

それはアカンやろ!と思うけど、そこはお芝居。お藤と文六は実家を辞す。からの
家庭教師は別間に下がる。この家には人妻と家庭教師の二人きり(今ココ)
そこへ登場したのがお種に横恋慕する磯部床衛門(中村亀鶴
しつこく口説かれるわちゃわちゃを聞きつけ家庭教師源右衛門は咳払いならぬ謡いを始める床衛門あたふたと逃げる
ここからがもっとアカンやろ!と思うけど
お種さん不義の疑いを晴らすため源右衛門に酒をすすめる(なんでやねん)
もつれるように二人は別間に・・・
「身を汚したか浅ましや」とわが身を責めるも遅かりし由良之助だ!
そして戻って来た床衛門と鉢合わせ 

・・・・・以下省略


このお芝居、孝夫・雁治郎(当時)で観ました。
多分、四半世紀ほど昔。
同じ芝居でも自分の年齢に関係するのか感想が全然変わってきます。

取り返しのつかない過失、それが酒のせいであるならば悲しい。理性を狂わせるほどの酒のおそろしさと人の弱さ。
昨日まで貞節な妻だったお種があわれです。
25年前に見た時はこんな感想はなかった。雁治郎(のちの藤十郎)が官能的すぎて
何だか嫌だなあ・・(同性としての嫌悪感)と感じた記憶があります。

今回の扇雀のお種もグラマーで肉感性はあるものの、パパ・先代雁治郎はそこの辺り(なんか嫌や感)が圧倒的だったのだと今にして思ふのであります。

 


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2022年7月18日 (月)

七月松竹座・堀川波鼓



人差し指で涙の粒をポンと弾いて
ささ。観劇記録の始まりで~いっ!

 

「堀川波鼓」(ほりかわなみのつづみ)

近松(門左衛門)作品の姦通劇のひとつ
カンツー どうよ奥様。この響き。

「フ・リ・ン」に比べ、えぐ味が増しますわね
これをやっちゃあ・・奥様もおしまいよ。
お気を付け遊ばせ

市中引き回しの上、張り付け獄門に処せられますねん。
たとえ、彼氏さんと逃げたとて、夫が追いかけ回して始末しちゃってもOKということなっておるのです。二人ともだよ。
このお話、原作では 妻を盗られた男、その妹等が一家打ち揃ってそれ「女敵討ち」(めがたきうち)をやるのですが、今回はそこはカットでした。
こっち(私も)「はいはい。もう結構よ」と言う気分だったので全然怒っていません。

姦通罪ですがね。そもそも女房は夫の持ち物であり、それを盗られるのはめちゃカッコ悪い
「うちのヨメはんに何してくれてんねん」と、男の沽券が・・という考えがあるのです。
でもね。それはお侍さんや有力町人の間の話で、江戸も後期になりますと示談で済ますケースが多かったようです。
命までは取らんとな。奥様!庶民でよかったね。

いやいや。あかんのです。この法律(女は男の所有物)は明治以降、敗戦後の昭和の御世まで生きていました。
妻の浮気には姦通罪が適用されるが夫の浮気は不問。とされたのです。
そんなAFOな話がありますかいな。それは男女平等の憲法違反であるとして戦後1947年についに削除されます。
v( ̄Д ̄)v イエイ
奥様。そんなに喜んではいけません。


姦通罪は無くなっても、「不倫は法律違反です」(キリッ!)
助け合い、互いを裏切らないという契約をするのが婚姻です。
と、不義密通経験など全く無縁のワタクシ。ここに強く申し添えるものであります。


前置きが長くなっちゃったわね。
おはなしは・・
なんか長くなったので明日にします。

疲れちゃった。
何か、後味がよくない、主人公に肩入れできない暗~いお話です。


近松三大姦通劇のうち「大経師昔暦」は
かの有名な映画になりました。
こちらは不運な偶然の重なりが悲劇を呼んで気の毒でした。
映画鑑賞記録があったので、おひまなら覗いてね。
クソ忙しい?ごめんちゃい。

映画「近松物語」(ここをクリック)

 

 


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2022年7月17日 (日)

いえいえそれで良かったのですけどね



奥様にお尋ねします。
奥様は「はらわたが煮えくり返った」ことがございますか?

わたくし。煮えくり返っております。
否。煮えくり返っておりました。
が。少し落ち着いて参りました。とどのつまりワタクシの不徳の致すところだったのでしょう。
ええ。もういいんです。
私の不幸はあの、トイレの水漏れから続いていたのですわ。
ぱはっぷす。

 

松竹座七月歌舞伎へ行ってきました。
なんと!2年と半年ぶりです。
歌舞伎観劇歴約40年のうち、こんなに空白の時間を過ごしたのは初めてです。
はい。コロナにびびってましてん。でも行きたい!
仁左衛門さまのご出演。もうそれだけでありがたや。
ところが
チケット入手の、その日の夕刊に
「仁左衛門丈。体調不良のため休演」との報。


どれだけガッカリしたか。それやったら行かへんのに・・・
暑いし、遠いし、コロナ感染者増えてるし・・


でもね・・せっかく行く気になってたんやし・・
チケット取ったし・・
気持ち切り替えよ。仁左さま。ゆっくり休養なさって~~~

と行ってきました。
のですよ。

そして、ほんの先ほど、あたくし
知らなきゃ知らないままで居たかった「事実」を知ってしまいましたの。

仁佐様。14日夜の部より ご出演

ぬあんですと!!
アタシが観に行ったの13日やん!
な・・なめとんのか(オッと下品な言葉を使ってしまいました。お許しください)
⇑ ⇑ ⇑ ⇑ ⇑   こんな風には決して思っておりません。

回復されて良かった。でも大丈夫ですか?ご無理をなさらずに。
何なら、この際ずっと休演でもよろしかったのに。

・・・・・

実は鑑賞レポートを書こうとして、このニュース知ったんです。
でも、今日はやめときます。

なんか・・疲れた。

 

 

 


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2022年7月16日 (土)

六甲山頂レストランにて



神戸市立六甲山牧場では
子牛にミルクをやったり、乗馬をしたりと楽しい体験教室もあります。
レストランでは牧場で作ったチーズメニューが人気です。

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日替わりランチは一日5名限定とのこと。
この日の吟行メンバーは6名。

頼もしき「前のめり人生食いしん坊万歳」のT子さんが交渉してくれました。
「6人なんですが・・・」
男前で若くて感じエエ。三つ揃ったシェフが厨房から出て来られ
「がんばります」と言って下さいました。

ハンバーグの上に工場で出来たご自慢チーズをたっぷりと。
夏野菜たちがチーズの海に溺れているよ。うひょひょ。
ホエイ(乳清)入りのパンとかぼちゃのジャムもとてもおいしかったです。

食事を待つ間
注目の集まっている統一教会の話になりました。

今は「世界平和統一家庭連合」と言うそうですが。その前は「世界基督教統一神霊協会」といいました。
「基督」と「霊」の文字が抜けるには事情があったのでしょうね
我々の世代には「統一教会」というより「原理運動」「原理研究会」のほうがピンときます。

友人がある学生サークルに入って「救い」に行ったがだめだった。
とは、ウチのメンバーの体験談。40年以上前のことです。

梅田の陸橋の上で押し付けるように一本の花を売っていた若いひとたち。
北海道のこんぶを売りに一軒一軒回っていたグループ
原理運動をやっている人達は真面目そうに見えました。

霊感商法で多宝塔を購入した知人がいます。
話を聞いたとき「そんな人がほんまに居るんや」と思いました。
300万円だったそうです。

・・・・・

「貧・病・争」人間が克服すべき課題は終わることがありません
克服の手段が信仰であることを否定するものではありませんが、今回の事件、大変辛い話です。

統一教会に限らず新興宗教と政治家は結びつく。
信仰ではなく利害で。
支持基盤の確保が至上命令である政治家にとってはバラ色の大票田。
今回の事件で政治家と宗教の関係に改めて思いをいたし・・

この話はこれでおしまい!

 

さあ。ランチタイムです。

 

 

 


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2022年7月15日 (金)

六甲山上へ



天気予報は大雨

曇天を見上げながら、出発ぎりぎりまで「どうする??」と言い合っていましたが
「持ってる」男が今日の幹事だからと予定通りにGO!
降ったらこの人のせいにしちゃおうと思います。

Img_8142

裏六甲から山頂への道は大規模な土砂崩れ工事をしていました。
あじさいはまだまだこんなに綺麗

事前にお願いしていたスペースを貸してもらい定例句会
そのあと付近を散策して吟行句を作ります。
雨はまだ降っていません。
瀬戸内海が見える。
夏の霧がゆっくりと山肌を上ってきます。
天然ミスト。清浄な空気をいっぱい吸い込んで・・

 「六甲の端に吾立つ五月来る」

(たまたま五月に作った句
やはり六甲山はみんな好きですね。来て良かった。

「傘をさした方がいいかな」程度の雨が降ってきました
本日、羊さんは小屋の中です

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牧場で見る普通の景色より、こちらの方が俳句になりやすい(はず)
誰かが「べ~べ~」と呼ぶと、敏い子が一匹(一頭?)やってきました。
か・・・可愛い

更にお散歩
ときどき「高原のお嬢さん」を歌う。
その映画みた!と言う人がいて、
青春って「青い春」って書くのね。とつぶやく。
わけわからん!

近くの四阿(あずまや)で吟行句の発表です
空模様が気になったのか(それはいいわけ)絶不調。
みんな似たり寄ったりの句になってしまった。
同じ景色を見て作るのだから、独自の視点を持たなきゃね(自分に言うてます)

夏の霧・あじさい・戻り梅雨・・・全員おおかぶり


私は「牧の柵」と「ミルク缶」で作りました。

いまいち。

 

 

今朝。我が家の庭で今年初めての蝉の声。
いっせいに鳴き始めました。


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2022年7月13日 (水)

おさななじみのおもいでは



どれくらい前になるのだろうと思ってメールボックスを開けてみた。
2018年の夏、私はその人にメールを送っている。

「突然のメールで失礼いたします」と。

 

何かを買ったり、小さな旅の費用にしたりしていたが
子ども達からもらう年玉が結構貯まり

形で残るモノ。そうだ!パソコン用の小さなデスクを買おうと思った。
撫でてみたくなるような、新品なのに使い込んでいるような、そんなぬくもりのあるものがいいなあ。

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ネットサーフィンをしているうちに
あるデザイナーズチェアのページにたどり着き、作家の名前に目を止めた。

「ん?」が確信に変わっていく。

私は13歳で福岡から大阪に引っ越した。
20歳の頃、大阪で一度再会したことがある。彼は金沢の美大に通っていた。
7歳で出会った幼友達。
何通か手紙を交換した。
内容は他愛のない事だったと思うが、色鉛筆でささっと引いた線。詩のような文章。デザインのような文字。
彼の手紙がとても美しくて、私は少し怖気づいたのかもしれない。交流はそれで途絶えた。

「貴方はHちゃんではありませんか?」

私の問いに驚くほど速く返信があった。
「そうです。H坊です!!」と

彼は家具デザイナーになっていた。
学校を出て、ある著名なインダストリアルデザイナーの元で修業をし30代半ばで故郷へ戻った。
今はデザイン事務所をやりながら学生たちに教えている。YouTubeをあげているので見てくれという。
そこには7歳から全然変わっていないHちゃんがいた。


近況を教え合い、昔話をする

その中で我々は7歳より以前に会っていたのではないかということになる。
私は幼稚園に入園する前の半年ほど保育所に預けられた。
大人ばかりの環境を親が心配したようだ。結局泣きわめいて手に負えないのでやめさせられるのだが。
Hちゃんはその保育所に通っていた。姉の大事なモノ(首飾り)を持ち出し、好きな女の子にプレゼントして、親からこっぴどく叱られた。その女の子が「私」ではなかったか。と言うのだ。
いいやあ。そんないい思いをした覚えはないけどねえ・・・
昔すぎてわからない

そして、20歳のころ大阪で会った記憶はあるけど、どういう経緯で会えたのかがわからないという。
それはね・・
それも昔すぎてわからない

夫の法事をしたときの家族写真を送った。


「〇ちゃん(私の事)が幸せそうで良かった」

ありがとうHちゃん!

 

いつか逢うことがあるかなあ・・
大病の後遺症でリハビリ中だというYちゃん。貴方の従弟。覚えてるよ。
元気いっぱいの男の子だったYちゃん。
いつもニコニコしていたHちゃん。

2人が酒を酌み交わしてる場面をみたい。
懐かしい博多弁を聞きたい。
あそこの公設市場の復元図を三人で描いてみたい
下駄屋。お菓子屋。漬物屋。魚屋。貸本屋・・・

 

 


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2022年7月11日 (月)

気分はちょっちブルージー



自民党が過半数の議席を獲得して参院選が終わった。
この9か月間の岸田政権の答え合わせが出たのだと思う。

大きな疵のない、慎重ともいえる政権運営に対する評価である。
次の総裁選を乗り切れば(まあこの結果ならノーマンタイだけど)この3年は選挙もないはず。
落ちついた着実な政治で国民おたまを安心させて下さい。

でもね。派手な疵だらけの前政権がアレだけの長期だったのだから
何がよいのか正しいのか。政治の世界は複雑怪奇です。
衝撃的な幕切れで一切の事柄が不問に付される。検証の無いままの強制終了なのだとすればいたたまれない。
怒りの持続、心のもやもやは美容にも精神衛生にも悪いからその内忘れちゃうんだろう(私の事です)

てな、今朝の感想です

ストレッチ教室と同じ建屋が不在者投票会場になっていたので前日、ついでに行きました。
Iさんんも同じ考えだったらしく、バッタリと鉢合わせ。
昔は色々理由がないと行きにくかったけど、「ついで」にやっとこ!で行けるようになって良かった。
「コロナ感染拡大」という事情も後押ししてくれたのかしら、選挙前投票をする人が多くなりました。
だから・・昔みたいに投票啓蒙グッズ・・ 
「ティッシュ」とか「うちわ」とか「ボールペン」とかが貰えない

と嘆きながらストレッチ教室に参りましたのよ。

この日はうちらのリクエスト曲が流れる。
え~っと。何をリクエストしていたのだっけ??

 

「COME SUNDAY」 アビー・リンカーン
⇑⇑ クリックでYouTubeへ

 

デューク・エリントンが作った数ある名曲の中でもお気に入りの曲です。
労苦の多い日々。それでもいつか日曜日が訪れますように


ソウルミュージックの底流には自分の境遇に対する悲哀がある
   This is ブルース  
もう・・・沁み込みますわ。

blues って blue の複数形なのねって今更ながらに思ふ

 

 

 


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2022年7月 8日 (金)

やれやれな選択



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庭の姫檜扇(ヒメヒオウギ)


植物図鑑では「檜扇」と表記されていますが
俳句では「射干(ひあふぎ)」と使われています。
なんでや!   ・・・ わかりません。

大正期に入って来た外来種とのことですが、この花の真っ黒な実を「ぬばたま」と呼ぶんです。
ぬばたま・・奥様ご存じかしら?
「黒」「夜」「髪」にかかる枕詞です。
枕詞って あかねさす~~とか いにしへの~~ってやつでしょ?
「やつ」って言い方も、どうだか!だけど。

和歌って大正時代のず~~~~っと昔からあるんよね・・・
けったいなハナシやで。しかし。
ええ加減なこっちゃ。とこの花を見るたびおもいます。

 

 

何が正しいのか。何がベストか。誰を選べばいいのか

そうです。参院選挙です!(話飛んでるよ)

昨夜、政見放送を見ていました。
面白すぎる。何をいうてるのかわからん。
この人なんで天狗のお面かぶってはるんやろ・・・
昔から政見放送を見るのが大好きです。


シェゲナベーベーとしか言わない人も昔おられました。
最近は「あんまり」な事を言う人の話には制限がかけられることがあるそうですが
昔は100%天然素材でした。
楽しい・・・そして┐(´д`)┌ヤレヤレだぜ。

立候補の自由が保障されているのは素晴らしい事です
あたし・・試されてる・・と思ふ

しっかりしなきゃ!

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2022年7月 7日 (木)

旬・アジな話



「旬」と申しましても「小栗旬」さんではございません。

今が旬のアジ・魚ヘンに漢数字の参と書いて「鯵」
そのお話でございます。

端(ハナ)から、のっけから話が寄り道しますが
小栗旬さんって、
正統派二枚目がもはや男の価値基準では無いという方向性を示すためのエポックメイキング(革新)みたいな俳優さんですね(独断)
なんちゃ。いうても美男子ではない。
アタシ最初にいい俳優さんだと思ったのは、どの大河だったかなあ。ちょっと悲劇の若き武将だか(平家の)貴公子だか忘れましたが演じてはった時です。いい演技されてた。
今回の「鎌倉殿の十三人」でも、このひと「ぎっちょ」(サウスポー)やのに苦労しはるなあ、と思うていたらさすがプロ。かなりな努力をされた様子をNHKの「プロの流儀」で観ました。
演技派と言われる人の中でも「憑依タイプ」と「演じるタイプ」の違いは少しばかりの「含羞」があるかないかだと思うのです(歌舞伎は別です。あれは型ですから)
含羞とは俯瞰する目。自分を軸に置いてからの目を持つということ。
小栗旬は後者だと思います。
(なんてえらそうにね)

それでもって「鯵」アジですが

いまが旬なんですね。
美味しくて安価なアジが出回っています。
昨日は、一尾を三枚におろした小ぶりなのが、あまりにもきれいなので1パック買ってきました。
やっぱり。アジフライかな。

三日前はほんの5・6センチのを丁寧に頭を取って20匹ほど並べてあるのを求め、たっぷりの野菜と酢漬け(お洒落にいうたらマリネ)にして二日掛けて食べきったところです。

また、アジかいっ!

一人の食卓だと「食べきるまで」ちょっと義務感が発生しますねん。残したらメエ(目)つぶれる。
結局フライが2枚。お昼と夜。二回に分けて頂きました。
キャベツの千切りをチョモランマみたいに積み上げました。
賢い奥様なら冷凍庫をつかいこなすんやろな・・・

 

  「作り置く酢漬けたつぷり南風」

 

 

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ほな!


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2022年7月 6日 (水)

暑中みまいが届く



アナログ・べべ子(中学の友だち)から暑中見舞いが届きました。
「うちら、もう生きて会われへんのと違うやろか」と言ってから二年半になります。
その間、何回も計画を立てるのですが、その都度パンデミックとかマンボウとかになって、結局二年半です。

彼女、あいかわらずです。
訳の分からない便りです。
きっと、度の強い老眼鏡をかけて書いたのでしょう。
無茶苦茶小さい字です。
しかも、自分の書いた文章に自分で赤ペンを入れています。

一枚のハガキの中に
圧迫骨折・脳梗塞・神経痛・病院通い・老体に鞭打つ・・系のWordが、とっ散らかっています。
自分のことではありません。共通友人・もしくはその配偶者のはなしです。

K郎の奥さんの具合が悪くて、Y君(K郎の親友)が「誰かと喋らんと淋しい」と言ってしょっちゅう電話をしてくる
あの子(Y君)他に友だち、おらんのやろか
ああ。心配せんでもエエで、おたまちゃんは忙しいから電話したらアカン。って言うてあるから

とかが、小さな文字でびっしりと赤ペン修正まじりに書いてある。

ええなあ。地元の友だちは
あいたいよお。K郎にY君についでにベベ子

あと。「あんた!それはアカンやろ」という事も書いてあったのですがココ(ブログ)には書けません。
まあ。元気に暮らしているようで良かったです。

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2022年7月 5日 (火)

お前が俺には最後の・・・



楽しい食卓を運んでくれる力強い味方

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シン・冷蔵庫がやってきました。

名前は「冷二君」です
中川家の礼二君ではありません。

まだ、なんとなくぎこちないです。照れ屋さんなんだからも~っ

写真左下の青いボックスはCO-OPさんが事前に持って来てくださいました。
冷凍用と冷蔵用の二個。食品を入れ替えるときに使ってくださいって。

ウチの冷蔵庫いつもスカスカだと思っていたけど、結構入っていました。
顔パックシートまで入っていました
冷二君が冷え切るまで顔パックしながら待ちましょう。
ああ。ちべた(つめたい)

それにしても、物静かな男です。
うんともすんとも言いません。心配になって扉を開けると
ま・・まぶしい 庫内はベルサイユ宮殿のように光り輝いているではありませんか。
黙って仕事をする。これぞワタクシの理想のタイプです。
(レイ子のことはすっかり忘れた)

以前、冷蔵庫を買い替えてヨメにとがめられたマダムの事をここ(ブログ)に書いたんです。
あのときのマダムお元気かしら。
ワタクシもねチラッとかすめましたよ。
自分の寿命と冷蔵庫の寿命。
あの時は自分に置き換えて考えなかったけど、今はちがう・・・
どう違うか?
いいもん。あれもこれも買い替えて便利にストレスなく暮らそ~~~っと。


本日のBGMは 山本譲二/みちのくひとり旅 です
 ここで一緒に 死ねたらいいと
 ・・・・・・・
 お前が俺には最後の女 俺にはおまえが最後の女 

 

 

 

【関連記事】


■ もう少し・・といわず

■  冷蔵庫 (製氷庫がすぐ壊れる件) 

 


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2022年7月 4日 (月)

冷たい女だと人はいうけれど



Img_8133

氷屋さんはリヤカーでやってきて
大きなのこぎりで
一貫目とか二貫目に切り分けてくれた。

氷から煙が出るの
覚えておいでかしら奥様

Img_8132

氷で冷やす冷蔵庫
わが家にもありました。
扉のうらがブリキだかなんだかの金属が張ってありました。
氷屋さんは冬は炭屋さんに変身したので、冷蔵庫を使うのは夏場だけだったのかな。冬に冷蔵庫を使っていた記憶がありません。
ちなみに「冷蔵庫」は季語で「夏」
ワタクシ、一句だけ作った覚えがあります

  「山小屋のまこと小さき冷蔵庫」



Img_8135お隣のイササカ先生のお宅かしら、
電気冷蔵庫がやってきましたよ
羨ましそうに眺めるカツオ
荷台がくっついたオート三輪車で運ばれてきたようですね。

 

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サザエさんちも遂に電化の波がやってきて
そうそう。こんな冷蔵庫でした。
上段が製氷室(冷凍室ではない)家で氷がつくれるようになったんだよ。
仕切りが一つの二段式。
この頃、サランラップってあったのかしら・・
缶詰なんかも冷やしてる。
三角柱の脱臭剤も使ってた。おかげで「キムコ」というあだながついた「君子」ちゃん・・

これが1960年代の様子だけど
そのあと
冷蔵庫は大型化します。扉や引き出しが増える。
冷凍室や野菜室やチルド室がついて、氷なんて勝手にできちゃうんです。

今は容量は大きくなって、嵩(外寸)が小さくなってるのですね。しらんかった・・・


本日大安吉日。このお日柄の良き日にわが家に新しい冷蔵庫がやってきます
観音開きだよ。霊柩車みたいね。うひょひょ。

 

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コチラ、17年間がんばってくれた
レイ子ちゃんです。
お疲れさまでした。

あーた。
「操作パネル」という素晴らしい機能を持っていたのに、一度も使用せずに申し訳なかったです。
使い方がわからなかってん。
と言うか、必要なかったんやね。
豚に真珠。おたまにレイ子・・・

リサイクル料金+収集運搬料金=5830円で引き取られていくレイ子ちゃん。ありがとうございました。
送る歌は佐良直美
「いいじゃないのしあわせならば」です。

 

 

 

 

<画像:サザエ年表/朝日新聞出版(非売品)より>


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