3.11
「テレビより被災地特集味噌を搗く」
(テレビヨリヒサイチトクシュウミソヲツク)季語/味噌搗く・初春
ちょうど、味噌造りの時期に重なるのです。
蒸し器から大豆の香りと湯気が台所中に広がり
テレビでは被災地特集をやっています。
遠くに住む私たちは、無言で今年も味噌を搗くのです。
「原発の話などして鳥帰る」
(ゲンパツノハナシナドシテトリカエル)季語/鳥帰る・仲春
春になると北へ向かって空高く群れ飛ぶ鳥の姿を見つけることがあります。
列島に残る人の思い・・さみしく思う気持ちの中に春の来る軽い喜びがあるということを忘れまいと思います。
「鳥帰る」という季語には「祈り」が込められている気がします。
あの日から9年になります。
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コメント
政府主催の追悼式典が中止。式典が中止になろうが、コロナが吹き荒れようが祈ります。原発止めましょうよ。
投稿: ばんび | 2020年3月11日 (水) 11時01分
★ばんびさんへ
今年はまだ見つけていないけれど
去年、新聞に小さな広告が出ていました。
スポンサーは「内閣府」
内容は「国民のみなさまへ、本日14時46分黙祷をしてください」
というもの。
誰も違和感を感じないのかと思いました。
何かが違う。
国家が国民に向かって「億兆心を一にして」と号令をかけることの違和感。
政府って国民の一体何なんだと。
そんなこと考える私が変なのかしら。
決して有能だとは思っていないのに長いこと国民はあべさんを支持してきた。持ち上げてきた。勘違いさせてきた。
この9年間何をして何をしなかったのか。
もう、ええやろ。と思います。
投稿: おたま | 2020年3月11日 (水) 20時20分