ふと消える
「駅ひとつ過ぐる間に消え春の雪」
(エキヒトツスグルマニキエハルノユキ)季語/春の雪・三春
春の雪ってこんなものでしょうね。
人様にとっては、迷惑だろうけど、電車の扉の横に立って外を眺めるのが好きです。
たぶん、越境通学をしていた中学生の頃から・・
子どもって弱い生き物。大人の都合でいいなり人生だわ。
大きくなって母に聞きました。
何であんなに遠いところに通学させていたのだと。
母はいいました。
「だって。あなた、しっかりしてたから・・」
まさかの答え。
もういいわ。遠い昔の事だから・・・
寒気と湿った空気が入り混じり、なんと!みぞれが降りました。
洗濯物取り込まなくっちゃ・・
すると、見る間に青空
よっこらしょっと、干し直す
とたんに、雲で暗くなる。そして、またみぞれ・・
やだ。取り込まなくっちゃ
もういいわ。どうせヒマだから・・
二月も終わっちゃいましたね。
(って、明日、ブログを更新する気ないんや・・・)
わたくしね、一年で二月が一番好きなんですよ。
なぜだか、わかんないけど・・・
昔、三島由紀夫の「春の雪」という小説を読みました。かなり昔。
なんだか、不愉快な小説だった。「勝手にやってろ」という読後感だった。
今読んだらどんな感想をもつのかな。
まあ、読まないけどね。
歳時記には
「春の雪」という語感は温暖な地方にすむ者の印象という気がする。
と、ありました。
そうなんだ・・・小さな島国の狭い範囲で感じることがそれぞれ、全然違うんだな・・
と、今思ってることも「春の雪」のようにふっと消えるのだわね。
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