ポルトガル⑤50分でええやんクルーズを6時間乗る
ポルトガルの人口は1000万人。面積は日本の四分の一。
12世紀半ばには世界最古の国家として確立しスペインとの国境線は「世界最古の国境線」と言われます。
日本との関係は1543年鉄砲伝来。1549年フランシスコザビエルの来日とこれまた中学校で習いました。
日本に初めてヨーロッパをもたらした国、ポルトガル。
大航海時代の成金王国はブラジルから東の日本までを(そう言うてはりますねん)支配した。
・・・なのに・・
ゴールドラッシュのブラジルに数多の移民を送り込むもブラジルが独立。
帝国主義の向かった先はアフリカだったが第二次世界大戦後植民地解放を迫られボロボロに。
(この後の政治の話。カーネーション革命やら、地味キャラ哲学者。カバコシルバの登場など興味は尽きません)
海外領土を失くし、出稼ぎの送金に頼り、所得がECの半分となった国家は、社会主義の理想を手放しECに入るしか道はなかったといえます。1986年EC加盟。
2006年ごろにチェコとスロバキアが入るまでは最もECの恩恵を受けた国だと言えるでしょう。
競争・成功・成長する国に変わり始めたポルトガルは今基礎体力をつけているところです。
(なんちゃって。付け焼刃でした)
今回は9人での旅です。みんな毎年、歳とってます。
(平均年齢を下げていたHちゃんは大学受験のため不参加)
腰が痛いやら、ひざが痛いやら・・・ウルチャイ!
なので昨日のポルト市内でも、普通のツアーなら半日で回るところを一日かけますねん。
さらに、本日は6時間クルーズです。6時間!要らんやろ!
ポルトの街を流れるドェロ川を上流に向かってドンブラコ
長かった。はっきり言って。
昨日の最後の写真で樽ボートが見えていた辺り。
ここで船に乗ります
川霧が幻想的な風景を生み出す。
遠くに見えるのはポルトガル軍の建物。
あれは・・そう。旅仲間のMr、H
いつも同衾のたにもっちゃんとおたまちゃん。
後ろの船に乗船します。
乗船客の8割がポルトガル人・ジモティの国内観光。後の2割がヨーロッパの物好きな観光客。アジア系はうちらJapaneseだけみたい。しかも全員中高年でい!
ホテルで朝ご飯をたらふく食べてきたのに
朝食が出ました。
ワインサービスがありました。
ランチが出ました。意識朦朧で写真忘れた。美味しかった。
やることないので、食べて飲んでおしゃべり。
同じテーブルのオランダ人夫妻。日本びいきは社交辞令かと思っていたら
実際に奥様は巻きずしを巻き、旦那様はお刺身を造られるとか
(日本人でも自分で作らないゾとは言えなかった)
この方たちが最近日本で一番ショックだったことは
「若い女性の過労死」
「いったい何があったのですか?信じられない!」と。
確か世界経済フォーラムの男女格差ランキングでは日本は114位。
女性が仕事を続ける大変さはどの分野でも世界水準から遙かに後れを取っているわけだけど、過労死は女性だけじゃないんだ日本は。
「若い女性までもが・・」ということでこの夫妻は驚かれたのだろうか。
こういう時、ちゃんと語学ができたらいいのにね。オランダ語はムリでもね。
悲しい・・・
→水門を通過する時、上からの水に慌てふためく前の船の人を大笑いしたり。
3分後に同じ目に遭ったり・・
船上・・飽きた
と思った頃、華やかなバンドネオン演奏が聞こえてきました。
この方たち船で雇われた人ではなく、たまたまだと思う。
ダンス人が自然発生
アタシはこの水色おばさんに「マダ~ム」と誘われ三人の輪を作る、なかなか息の合ったオリジナルダンス。
ハグしてお別れして・・
喋り疲れて甲板に出てきた仲間に「おたまちゃん。どこでも馴染むな~」と言われる。
そうかい?
本当はレグアと言うところで下船してピニャオンまで蒸気機関車でいくはずだったのです。
ところがところが、皆の思いは同じなのね。
大人気のこの乗車チケットが取れなかったのです。
で。このままピャニオンまでクルーズは続く・・
でも、よく考えたら船から見る蒸気機関車の方が楽しかったかも←負け惜しみ。
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コメント
さんへ
蒸気機関車はクルーズ船と並行して走るのですがトンネルや樹木でワタチの力では上手く撮れませんでした。
投稿: おたま | 2017年11月11日 (土) 08時34分