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2017年2月

2017年2月26日 (日)

松竹座二月花形より・渡海屋・大物浦



ハ~イ  ご豚さっ! ご無沙汰! 皆さまおげんこ?
きれいなだけの未亡人。相変わらず清く正しく(自己評価)生きていますわよ。

観劇記録です。

大阪松竹座二月花形歌舞伎・昼の部
義経千本桜より
渡海屋(とかいや)・大物浦(だいもつのうら)

関西人だからでしょうか、義太夫狂言が好きです。
派手で凝りまくったサウンド。心地よい節回し。ここに役者の巧いセリフが重なる・・う~ん。よろしおすな
歌舞伎って理屈じゃない。自分の脳が気持ちいいかどうかに尽きると思うんです。

義経千本桜は義太夫狂言の中でも三本の指に入る有名な演目です。
中でもこの大物浦における主人公の壮絶な最後は歌舞伎の名場面多しといえども、これまた三本の指に入るのではないかとアタクシ、ひそかに思っています。

5年前、播磨屋・二代目中村吉右衛門丈の碇知盛をこの世で観られただけでもう。満足でございます。
花形歌舞伎にないものねだりをするほど狭量な未亡人ではないつもりです(キリッ)
しかしながら
願わくばこの命のあるうちに迷いのないどっしりとした義太夫狂言をやれる役者さんをもう一人くらい見てみたいものです。

・・・・・・・・・

観客からみた「よい芝居」ってなんでしょう。
単純な答えですが「心を打たれるかどうか」ということです。
歌舞伎の場合、大方の演目について客は話の内容やあらすじ背景を知っています。中には芝居の手順、せりふの一つ一つを知っている者もいます。
だからこそ、「あの場面ではもっと泣かせてほしい」「この場面でこの演技はないでしょ」となります。
期待しているから不寛容になるのですよ。松也さん!

(でた!やっぱり文句いうんや・・)

ということであらすじ紹介です。

壇ノ浦の合戦における平家打倒の立役者、源義経新悟)は兄頼朝の不信をかいウ~ウォンテッドの身の上。(余談ですが初春歌舞伎で紹介しました「石切梶原」の梶原さんね。あの方が頼朝にあることない事をチクったのですよ)
ここは大物浦・・大物と言えば阪神間の人には、とっても御馴染みの場所。「阪」でもなければ「神」でもない・・。ここはここは・・人情・・あまがさき(釜ヶ崎やったけ?)~~の大物浦にありますのが
回船業。ルー大柴風に言うたら、シップアレジメントショップ「渡海屋」でございます。
ショップのオーナー渡海屋主人銀平松也)の手配で弁慶歌昇)をはじめとする義経一行は九州へ逃げる算段であります。
銀平さん実は何を隠そう清盛が四男・平知盛の仮の姿。
女房お柳壱太郎典侍の局(すけのつぼね)という安徳帝の乳母なのです。
お話は壇ノ浦の合戦から3年が経過しているという事になっています。

ちょとちょと待ってね。
安徳帝は二位の尼に抱きかかえられ三種の神器の一つである宝剣とともに海底に沈み、知盛は(平家物語を読むと)甲冑をもう一つ抱えて重りにして海に身を投げた・・・
これが壇ノ浦での平家滅亡・・というのが史実。見てきたわけじゃないけどたぶん・・そゆこと。

お芝居ではその知盛が生きていた。安徳帝もすくすく大きくなっています。こんなところに日本人平家の残党・・という設定です。
歴史が「もしも・・だったら・・」という考えは源平の時代に思いを馳せる庶民のロマンですよね。

怨霊に変装した知盛たちは海上で義経一行に襲い掛かりますがそこはホレ戦の天才義経さんというか「歴史は変えられないので」知盛は追い詰められ平家再興の象徴だった安徳帝も義経に奪い取られます。
もはやここまで。力尽きた知盛はわが身に碇を巻き付け海に身を投げるのでありました。

銀平、花道の登場は立ち姿の見栄えもよく颯爽と、松也さん。上方言葉も頑張ってはったと思います。
実は知盛だったのよと鎧姿の出も結構。やはり体が大きいので見栄えがします。
「錦絵」ならばそれで満点なのですがね。大事なのはお芝居です。
後半の長刀を使った立ち回りですがもっと鬼気迫る勢いで攻めて欲しかったです。客は史実の知盛がすでにこの世の人間ではないことを知っている。舞台上の知盛。あれは本当に幽霊ではないのかと思わせるくらいの妖気や凄みを見せて欲しかった。
アプアプだけなら金魚でもする⇐これ!また憎まれること言ってるよ。

壱太郎。日和見自慢の長せりふも良く聞かせ、この方は「花形メンバー」ではあるけれど四大陸選手権シニアの部に出場してもおかしくない力を十分に持っておられると思います。安心してみていることができます。

注進の相模五郎種之助)がずば抜けてよかった。まるでゴムまり。短い手足を思いっきり伸ばしたそのキレッキレの動きに目が釘付けです。身体能力の高さや舞踊の安定感は以前から感じていましたが。相模五郎。当たり役だったと思います。
残念なのはこの後の「舞踊・三人形」での奴。もちろん見せてくれましたが、相模五郎との完全なキャラ被りやん。女形も出来る人なので可能性を広げられるチャンスを作ってあげて欲しいです。(会社の方へ)
この2月24歳の誕生日を迎えたばかり、楽しみやわ。

新悟の義経、気品に溢れ良かったです。

最後に知盛最期の演出について。
私の記憶違い(妄想で自分勝手に演出する癖があるので)かもしれないけれど、
今回観たものと吉右衛門の知盛での大きな違い。
(もしご存じの方があれば教えて欲しいのですが)

松也知盛は纜(ともづな)を体にまきつけ大碇を持ち上げてみせます。
そののち碇を抱くようにして入水します。最後に綱がシュルシュル引かれ海の底深く沈んだことを暗示させます。

方や吉右衛門の知盛は私の記憶ではともづなを体に巻き付け大碇を持ち上げ(ここまでは一緒)その碇を海に投げ込みます。
ともづながシュルシュルと引っ張られてゆき、見ているこちらは海の深さを推し量ると同時にこの綱が引っ張られるその先に知盛の身体がありますので、知盛最期があと何秒か先に確実に来ることを知っているわけです。綱の長さは命の長さであるわけです。ああもうすぐなのだと思ったその瞬間。仁王立ちした知盛は綱に引っ張られて海中に落ちます。

私。間違ってる?絶対にそうだったよね。
この「おさらば」があまりに見事で前回は弁慶退場が記憶からすっぽりと抜けています。

今回の舞台ではしっかりとほら貝を吹く弁慶を見ましたけどね。


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2017年2月20日 (月)

大阪松竹座二月花形歌舞伎・尾上松也



あんぱん2個食べて気持ち悪い未亡人おたまです。
皆さまごきげんよう。

あ。さて。

大阪松竹座二月花形歌舞伎・昼の部を見てきました。
ご存じ「義経千本桜」より渡海屋・大物浦
常磐津舞踊三人形

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

花形歌舞伎は、未来の歌舞伎界をになう発展途上の役者さんたちに与えられた学びのチャンス。
客としては大輪の花開く予感を感じさせて貰ったり、そうでなかったり・・

こう見えても、アタクシお●のホールはdon'tスモール
細かいことはdon'tウォーリーでございますわ。

あくまでも温かい目で若手の皆様を応援する所存です。

それにしても世代交代が進んでいますね。
つい数年前までは、花形と言えば愛之助・亀次郎(現・猿之助)・染五郎・・
皆さん若手花形から着実に実力をつけられ喜びに堪えません。

(え~っと。ここまで悪口は書いていないわね

今回の松竹座。
中村又五郎(ミッテル君)を「上置き」に据えまして若手7名の爽やかな舞台でした。
中でも年長さんの尾上松也がリーダーという事でございましょう。
開演前の幕前で裃姿の松也が口上。

体も声もでっかい松也さん。見栄えがします。
関西では「ミバがよろしいなあ・・」と申します。
女方は最近少ないのかしら、まあそれは綺麗な町娘でしたね・・
ただし残念なことに「デカすぎ」。上背があっても玉三郎のようになで肩で細ければいいんだけど、松也さんの場合登場と同時にほとんど女子プロレスラーを見る思ひ・・。

(悪口雑言・・・・反省)

で。口上です。「僕たちがんばりま~すっ!」という挨拶とこれから始まるお芝居の概略を述べられますが。
早口過ぎて何言うてるかわからへん。
お客さんって大方が年寄やねんで、耳は遠いわ、脳の働きは鈍いわ。最近の流行歌の歌詞なんて全く聞き取れないぞ!そこらへんご一考願いたいわね。
ま。ご本人も「判らなければイヤホンガイドか番付を・・」って勧めってはったけど。

番付と言えば行く度に値上がりしてない?
はり重とか小倉屋山本から高い広告料取ってはるんと違いますのんか!
客に還元してくれい。内容無いよう。ゼーゼーゼー。

Dsc08066


(今日はお芝居の中身まで書けそうにないわね。要らん事ばっかり書いてるから。でへ)

で。口上の中で松也さん。
この松竹座のこけら落としに出演したと話しておられました。
へえそうでしたか。帰宅して20年前の番付を探してみますれば・・
孝夫(当時)の「盛綱陣屋」高綱一子小四郎を演じておられました。

小四郎は捕虜として生け捕られるのよね。幼いながらに己の役割をよく判っていて健気にも死んでいきます。
ああ。そうやったんや・・あのとき「おばちゃま・おたま」を号泣させてくれたのは「松也ちゃん」だったのね・・・そうかそうか・・。プロレスラーなんて言ってごめんね。
おばちゃま。自分で自分のドタマをグーで殴っておくわね。

Dsc08065Dsc08067
1997/3                                    2017/2

Dsc08063古い雑誌。27年前のこんな記事も見つけましたよ。
5歳初舞台。
幼稚園の年長さんだそうです。


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観劇内容。又書きます。

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2017年2月15日 (水)

マイナンバーなんて要らない



自分で自分のことを穏やかで素直な性格だと思っているが、この国の国民の多くはあたしの百倍くらい素直だ。

 

    「春寒や個人番号てふ私」 おたま

 

「マイナンバー」などと横文字になってなんだか将来に向けてとっても必要で効率的でナイスな制度だわってみんなは思ってるんだろうけどこれって、国民総背番号制度です。

個人の意思に関係なく国民に番号を振り当てて管理するための。

今のところ税金の取りこぼしが出ないための対策だが
今後いろんな分野で「情報」を組み込むことが可能だ。
その内容は病歴であったり個人資産であったり懲罰に関することであったり非常に個人的な事柄である。

行政手続きの効率化を国は言っている。
そりゃそうだわ。早い話が蟻の這い出る隙間なく徴税するぞ
アタシ、今も今までもなんでやねんと言うくらい税金納めてます。
爪に灯をともすあたしから搾り取って立派な使い方していただいて
蟻が十匹やわ!

マイナンバー通知書は受け取った。
マイナンバーカードは申請していない
役場に出す申請書類にナンバー欄があっても未記入
保険会社から「教えろ」と言われるも「教えない」

 

今のところ私のマイナンバーの扱いはこのようにしている。
なんら問題はない。書類へ記入は法律できめられているわけではない。
保険会社への連絡もしかり。

昨年末、息子が年末調整の書類にマイナンバーを書いたと言っていた。
「ふ~~~~~~~ん。」
就業規則で決められているわけでもないのに・・。

書かんでもええんやで
というと「意固地に書かなかったら変な人と思われるやん。バックに誰かついてるんかと思われる(まあ。お母ちゃんやけどな)そんな些細なことで人間関係が変になるのいややん。別に正しく生きてるんやから堂々とナンバー書くよ」

まあ。なんと保守的な息子よ。
あーたとは考えが。なんか、ちゃうなあ

個人が社会を作り社会が国という単位を作る。
「国が」私に勝手に番号つけるってごっつ失礼な話やわとおもう。
実際ドイツアメリカ等では基本的人権の立場から問題になっている。

番号を記入しないからと言って、税務署の罰則規定でもなく。銀行取引に問題を生じるわけでもなく、まして年金をもらえなくなるわけでもない。
ただただ、国による「徴税のため」のシステムに素直に従う気が知れない。
本人確認に便利だからと言われてわざわざ写真入りの個人情報カードを持ち歩く気が知れない。

お母ちゃん。あんまりお上にたてついてたら、なんかやましいところのあるケッタイナ人やと思われるで。

 

は~~~ぁ?
あーたのそう言うところが嫌いやねん。

長いものにも太いものにも巻かれてがんじがらめになるがいい!

 


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2017年2月10日 (金)

旅立つわ。ふらほを立てて。



長生きはするものですね。
ひへ~~そうだったの!
ということがこの歳になっても山のようにあるものです。

ふらほ

50年以上ぶりに聞いた「ふらほ」

ふらほ。ふらほ・・
胸がキューンと切なくなり意識が遠のきます。

キュ~~バタン

ブログを始める前からの
アタクシの最大のお気に入りブログ。
そこで取り上げられていました。

flag(フラッグ)+帆  が「ふらほ」になったとのこと

大漁旗の事を「ふらほ」って大人たちは言っていました。
ブログでは大漁旗よりも風帆。振り帆の感じだと言っておられます。私もそう思います。

管理人さんは(たぶん)同世代。
本当にありがとうございます。
いつまでもお元気でブログを続けてください。



ひるがえって。アチクシ。

主義なく・主張なく
お役立ち情報なければ
心に響く詩もない

最初からそんな事書こうと思ってないけどね。
書けないし・・・

別に深く考えてはいないけど、最近
このブログの「納め時」をじわ~っと考えています。

・・・・・・

書くことがいやとか
飽きたとかではないのだけど。

なんか。物事には終わりがありますやん。
自分で終わらせておかなきゃな。
そろそろ・・という感じです。
明日何があるか誰にもわからないんだもの。

好きにすればあああ・・・ほんまやね。

ゆる~く更新しながらわからんようにフェイドアウト
そのときはみなしゃま。ふらほをお見送りください。

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もしかして何回ものぞきに来てくださる方があったら申し訳ないと思い
ちょこっと。お知らせしておきます。


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2017年2月 9日 (木)

210円の幸せ



家から車で25分ほど走ったところに天然温泉が湧いている。

信号機もコンビニも対向車も(ほとんど)無い
そんなカントリーロードを山に向かいますれば
忽然とその建物はあります。

事務所に職員さんが7・8人おられますかね。
ここは県の施設です。
広大な敷地の中のモダンな建物。其の中に浴場があり、源泉を見に行くこともできます。

申し訳ない。入浴客はアタクシ  一人
(たいていの場合・おおむね・大概・often)

更にごめんなさい。入浴料金は 210円 です。

(ちなみに、わが県の公衆浴場組合で決められている入浴料金は¥420也)

贅沢だ。そして申し訳ない。
誰に向かってお礼を言えばいいんだ

明るい浴室にたった一人って、寂しすぎて
リラックスできているんだかどうだか・・

でも気持ち与三郎。

「口から熱湯が出ます」と注意書きのあるライオンさんに話しかける。

脱衣場。県の施設ですからね、おしゃれじゃないですよそりゃ。

ロクシタンのアメニティはないけど
「節水」の張り紙は蛇口ごとに貼ってある。

ロッカーはちょっこと凹みのある鉄製キャビネット・・

ドライヤーは備え付け、ただし一個。

でも、とっても清潔に清掃が行き届いています
(客が少ないからか?)

冬場はしばしば行きますわ。
家のお風呂と比べ物にならないくらい体が温まります。

オープンと同時だとたまに常連さんと一緒になる。名前まで覚えちゃった。よっちゃん。
一つ山を越えて隣村からやって来るそうです。

少し時間をずらし、韓ドラ見ながら早目のお昼ご飯を済ませて12時ちょうどに家を出ると

ダ~レにも遭遇しない。

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蠟梅の咲くころが一年で一番好きです

今月の兼題「探梅」 ・・できてまへん。
蠟梅は「梅」ではないそうですね。ややこしや。

 

ああ。いいお風呂だった

こんな贅沢許されるかしら。
県民税、もうちょっと払ってもいいかと一瞬おもう。
けど。すぐ忘れる。


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2017年2月 8日 (水)

「愛と青春の旅立ち」



リチャード・ギアといえば「愛と青春の旅立ち」(1982)を思い出される方も多いと思います。
当時33歳の彼を一気にスターダムに押し上げた映画です。
それから「プリティウーマン」(1990)
この映画では夜の街かどに立つ女からシンレデラになるジュリア・ロバーツが世界的なスターになりました。
世の中がバブリーな気分に浮かれていたころでしたわ。

・・・などと「知ったか」書いてるけどどちらも見てませんねん。

リチャードギアで見ているのは「北京の二人」(1997)
映画評論家の淀川長治さんが雑誌でえらく褒めてはった。たしか公開直後に亡くなられたと記憶しています。余談だけど、その淀川さんのインタヴューで「今最も注目している若手俳優」として名前を挙げられたのが金城武さん。その数年後に題名は忘れたけどチャン・イー・モーの作品を見た記憶があります。アジアで活躍してはるのかしら。最近お目に掛かる機会がないです。
資質を生かせる作品に出会っていただきたいとおもいます。

・・・・・・・・ボーカルレッスン

それでもって今、練習しているのが
「愛と青春の旅立ち」 up where we blong ですねん。

直訳したら「わたしたち(が属している)の場所まで」ってことでいいのかしら。
そこはとても高くて、道のりは長く、険しい。
だけど登っていくんだ。一歩ずつ・・

って・・アタクシねこんな人生を歌い上げる歌。苦手ですねん。
こっぱずかしい。

北島サブちゃんの漢字一文字の歌みたいですやん?
「山」「川」「竹」「橋」・・みたいなね。
二文字も三文字もある?「のぼり坂」「根っこ」・・おなじだわ。

同時練習中の「カレンダーガール」みたいのがいいわ。
能天気でお気楽で

ドンジャラホイに新しく入って来られた方の希望曲です。
ご自分の結婚披露宴の入場の時にかけてもらったんですって!
ハイハイ。
お姫様抱っこが流行ったのよね。この映画で。ハイハイ。
今じゃ家庭内別居
でも、歌いたいんだって!わっかりましたよ。

曲はサビの部分に聞き覚えがある程度です。
YouTubeを探してみました。

リアルタイムとその後30年経った二人のデュオ。
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ

この、晩年のほう。すごくいいんです。

年を取るって素敵。
キーが変わっていない(たぶん)のも感激しました。


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2017年2月 7日 (火)

屋根の上にあがった



雨どいの修理に来てもらいました。
屋根に積もった雪の重みでパキンと割れてしまったのです。

ブログの「1月」のどこかにおたま御殿の純金の雨どいの写真を載せたよ。
うらやましい人は見るがいい。24Kだ。

母は「アマトユ」といいました。
「どい」ではなく「とゆ」です。大阪の人間なので方言なのかな。
発音は音符でいうと「ファ・シ」(ほんまかいな)

芥川龍之介に「雀が樋(とい)をチョンチョンと歩いてる」みたいな句がなかったかしら?
芥川の俳句って好きなんです。蝗とか蝶の舌とか目刺しとかそんなのを見つめてるのね。なんか「エエ人や・・」って思いますねん。
自分が俳句を始めるきっかけ・・・。「俳句っていいなあ」と思ったのはもしかしたら

「木の枝の瓦にさはる暑さ哉」だったかもしれないと、今ふっと思いました。
芥川はその夏のあまりの暑さに腹を立てて自殺したのです。
ほんまです!内田百聞さんよれば・・ですが。

話をもとに戻します。雨どいの修理です。

工務店をしているガチャピンのお兄さんが来てくれました。
割れて落ちてきたのは一階のガレージの上だったのですが、下から見ると天守閣(二階)のところも割れているように見えます。

二階の屋根に上るので一階の屋根にはしごをかける。
ついては、はしごの下を支えてくれないか。と言われました。

え?この姫が??そんなお転婆な事ができませうか!!

ところが、さすがガチャピンは妹やね。美しい兄妹愛ですわ
「私が支える!」といいました。

いや、そういうわけにはいかんやろ。とガチャ子と二人。三の丸(二階)の大広間(6畳)の窓を乗り越えて屋根の上に登りました。

も~~~。楽しいたらありゃしない
ガチャピンも嬉しそう。

老女二人。命に代えてもアニさんを守って見せやすぜ!

天守閣の雨どいは確かに割れているけれども、あのままで使っても支障はないやろ・・
ということでした。

うん。それは良かった。

それにしても屋根の上に登るのって楽しいのね。
癖になりそう。
今度、屋根の上で「お茶」しない?ってアホやがな。

生まれ変わったらサンタクロースか鼠小僧になりたいもんだ。
と思いました。

Dsc08012この辺りでは珍しく雪が積もった

 

あの日。

 

Dsc08007


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2017年2月 4日 (土)

体に良いと聞いたものですから・・・



寝る前に、明日着る服を畳んで枕元に置いています。
エライでしょ

お友達を玄関に待たせて、大慌てて時間割を合わせていたおたまちゃんの、これが○十年後です。

亡き母に成長した娘の姿を見せてあげたかった・・・ホロリ。

素晴らしいのは着替えの順番に衣類を重ねているところです。
上着が一番下でソックスが一番上です。

 

412_136

こんなこと、書くべきじゃないかもしれないけど
読んだ人がイライラムラムラされるかもしれないけど

おたま
あさイチに すっぽんぽん になりますねん。

想像したくない人は想像しないでね。
想像したい人はミシェル・ドロリゲスを思い浮かべていただければ幸いです。

Photo_2

そして、朝日に向かって乾布摩擦をするのでございます。
(屋外ではありませんので通報なさらないで!)

X
子どものころ、
ヒロちゃんやかおるちゃんとぶらぶら学校へ向かっていると、家の前で必ず手拭いで乾布摩擦をしているおじいさんがおられました。体操らしきものが一応終わったら次はお日様に向かってポンポンと二回柏手を打ち拝みます。
終わるとしゃがんで見物していた我々に向かって「早う、学校に行かんね!」と怒鳴りました。
おじさんはちょっと前までちょんまげを結っていたという噂でした。

 

乾布摩擦は血行を促し、自律神経の働きを活発にさせ、免疫力UP、皮膚の鍛錬に効果があるそうです。


友人が幼稚園の先生をしていてそこでは乾布摩擦とマラソンを「売り」にしていて、NHKのニュースに出るから見てね。といわれたのでした。
ずっと、見てたけど上半身裸は子供たちだけで彼女は服を着ていました。わざわざ見て損しちゃった。

412_135

ということで、乾布摩擦しています。三日目だけどね。

今日も今日とてルーティンワーク

服を着るときは
真っ先にソックスを履くんです。
もちろん、お着換えセットの一番上に載せています。賢いでしょ。

ところがソックスが見当たりません。
あれ・・どこにやっちゃったのかしら・・
ミシェル・ドロリゲスがすっぽんぽんでうろうろきょろきょろ。

見つからない!仕方がないので

抽斗から出してきて履こうとしたその時・・気が付きました。

もう・・履いてたの。無意識に履いてたのね。
すでに履いているのに、ソックスを探してた。ということより、すっぽんぽんでソックスを履いている自分にショックです(どうでもエエがな)

落ち込みました。凹みました
免疫力UPの前に頭を鍛えるべきではないのか!

私の中のもう一人の私が吼える。
そして。へへへっくしょん。寒いがな!

たぶん。今日が最後やと思います。

三日も続いて上出来でした。


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2017年2月 2日 (木)

夢の先・・・女の子編



前から誰かに聞いてみたいと思っているのだが
夢の中の「声」というのは耳から「音」として聞こえるのだろうか。
・・・・・
例えば会話は自分の脳を通しているだけで「音」として耳で聞いているのではない。
そして、音楽や鈴の音やサイレンを「耳」で聞いたことがない。

つい最近。夢の中で夫に呼ばれた。
それは間違いなく「音」であり、耳から聞こえ
ああ彼の声だと思った。そうそう。こんな声だった・・・。
とも思った。

今回以外に、一度だけ「夢で音を聞く」経験をしている。
右の耳の傍でその「声(音)」ははっきりとこう言った。

「今日でお別れだからこの子は泣いているんよ!」

中年の女性の声だった。
私は夢の中でその声に聞き覚えがない・・と思っている。

T

左の方向に帯のようなものが長く伸びている(その色も模様もはっきり覚えている)
その先に小さな女の子が立っている。
少女というより赤ん坊に近い小さな女の子・・。

私はこの女の子が誰であるのかを知っている。
決して悲しくて泣いているのではないことも知っている。

自分が人生で経験した最大の「不思議話」の最終章だけを今、ピックアップしてここに書いているわけだが、ここに至るまでの長い話はまた気が向いたら書きたいと思っている。

Y_2


夢を見たその日の昼に私は墓参りをしていた。

それは偶然だったのか必然だったのかよくわからない。
長い旅路の果てに、やっと見つけ出した(と言ってもいい)女の子だった。

その日は彼女の70年目の命日に当たっていた。
その事は後日判ったことであった。
今から、20年ほど前の秋の日のことである。

「今日でお別れだから・・・」

声の主はわからない。
が。
女の子は遠いところへ行った。と信じている。


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2017年2月 1日 (水)

夢の先・・いとより編



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正月に次男と小さな漁港に行った。
デジャヴ感がある。
そうだ。夢に見た景色だ。
夢の中の港はもっと明るく春の気配が漂っていた。

 

友人にマーニャという夢占い師がいるんだけど
彼女によれば、夢は
深層心理を引っ張り出している「記憶の整理」といわれるものがほとんどだけど、中には説明の出来ないスピリチュアル(予知的な)ものもあるそうな。

・・・・・・・・・・・・・

出漁を待っていた漁船が次々に湾の外に出てゆく。
その中の一隻に乗せてもらう。
乗り組んでいたのは年配の男性と若い青年。
船が動き始めると最初は風が心地よいと感じていたが、あまりのスピードに恐ろしくなり
「おじさん。帰る!帰りたい!帰して・・」と懇願していた。

船は港口の灯台の手前でUターンする。
その時だ。
大きな魚が船に飛び込んできた。
右の船縁からは烏賊。左の船縁からは糸より。
どちらも人間の背丈ほどの大きさである。
糸よりのピンクを美しいと思ったから夢はカラーだったんだ。

浜まで引き返してもらい、自分より大きなイカと糸よりを左右の肩に背負い引きずるような形で、魚の加工場のような建物へ行く。

・・・・以下おぼろ・・・

マーニャによるとイカにはイカの糸ヨリには糸ヨリの意味があるらしい。
海は無意識のエネルギー。船は近未来の予告。
いずれにせよ活きのいい魚が飛び込んでくるのは珍しい𠮷夢だと言われた。

「近々、運命が大きく変わることがあるよ」

それも、”良い方向に”

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

 

其の1か月後に夫が亡くなったんだけどね。

 

(今日のお花)

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ストック/永遠の恋

 

ブルースター/信頼

 

ソリダコ/少年

 

ドラセナ

 

 

 

 


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