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2016年9月10日 (土)

真田丸・Sekigahara eve 嵐の前



いよいよ天下分け目の関ケ原の合戦にはいりますね。

ところが、どっこい。明日の放送では「関ヶ原」あまりやらないらしい。
らしい・・って某筋からの情報です。(某筋ってだれやねん!)
合戦シーン。ここにお金かけるのもなアということかしら。
CGで済ませちゃったら視聴者がウルサイやろうしね
まさかの有働さんのナレーションやったりしてウヒョウヒョ。
明日になれば判ることだから、とりあえず楽しみにしておきましょう。

だってよく考えれば「真田丸」ってお話ですものね。
関が原でさほど活躍していない真田信繁(堺雅人)の出番はないわね。

出番は「大坂の陣」だけなのにこれだけ引っ張る脚本家はエライと思います。
あちこちに顔を出させて、存在を盛り上げてくれる。
はいはい。
歴史ドキュメンタリーではないので・・よがすよ。それで。
んな。アホな!というところも楽しませていただいております。

それにしても秀吉の死後、三成(山本耕史VS家康(内野聖陽に至るところをも少し分かりやすく描いて貰いたかったです。
あ。そうか!このドラマ「真田丸」やったわ
無理なお願いというものですね。

そこらへんを少し整理しておきませう。

 

前々回の三成襲撃事件を覚えておいででしょうか
あそこがドラマではぐちゃぐちゃとわかりにくかったのではないでしょうか。
七将襲撃事件サラリと描いていました。でもこれがとても大事なところなの。
関が原の遠因はここらへんやねんから・・・
加藤清正(新井浩文)をはじめとする浅野幸長・蜂須賀家政・福島正則・藤堂高虎・黒田長政・細川忠興。
この人達は武功派なのね。現場(朝鮮)で血みどろになって戦ってきた。
彼らの鬱積した怨念が吏僚派の石田三成に向けられることになります。
いわゆるブルーカラーVSホワイトカラーですわ。
おまえは机に座って字を書いてただけやないか!なんで戦線を縮小したんや!おかげで臆病者って言われたやんけ!(やんけ・・とは言わなかったと思うけど)それをおまえは弁護してくれるどころか身内(娘婿)をスパイ(戦目付)に送りこんだりして、もう信じられへんわ。俺ら竹馬の友やったやんけ!(やんけと言ったかどうか?)俺らの苦労が判るか?朝鮮水軍にコテンパンにやられてんぞ。泥にまみれて草や木の根を食べて闘ってきたんやぞ(難しい言葉でいうたら塗炭の苦しみって言うんやぞ)
以下、清正の愚痴は続く・・くやしかったんやね。わかるわ。
も~~!やっちゃる!と
秀吉の親友であり、豊臣の大番頭。五大老のナンバーワンであった前田利家が亡くなった翌日に襲撃事件は勃発しています。利家は古臭くて律儀な人。唯一彼らの「押さえ」となれる人でした。

 

恨みを買われるような態度をとっちゃう三成君に問題はあります。だから友達少ないねん(ほっといてくれ!by三成)
其の少ないお友達の佐竹義宣の知らせと知恵で三成は自分の屋敷に逃げ込むことが出来ました。

なぜ自分の家に逃げ込んだら助かるのか・・

逃げ込んだところは「治部少曲輪(じぶしょうくるわ)」伏見城内にある自分の屋敷です。
秀吉の遺言により、この伏見にあって天下の政をつかさどるのは家康(内野聖陽)です。七将がここで勝手に暴れ回ることはできないのです。
そこらへん、NHK説明したげなアカンと思います。

一説によるとこの時治部殿は七将の動きを察知していた佐竹義宣の機転で女装をして大坂から脱出したと言われています。

ここでオイシイお仕事が家康に回ってきます。
「伏見を預かるものとして、ここはひとつ自分にまかせてくれないか。うんうん。諸君の気持ちは、よう判ってまっせ。悪いようにはしまへんがな・・」と七将の矛を納めさせるのです。
やっぱ。家康さんや武人の気持ちは武人がよう判ってる。家康の株価急上昇
家康の仲裁を受けるしかなかった三成は役職を解かれ佐和山に蟄居の身となるのです。

この場は家康の面子をたてた三成。
しかし、そんなもん・・収まりますかいな。遺恨は残ります。

そして一年後・・・

(なんかメチャ長くなったので続きは今度ね)

明日の関ケ原・・楽しみ

 


        


 

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