よその家庭の事情
お母さんと二人の娘さん。女性三人暮しのお宅があります。
20年ほど前に(ご主人様)お父さんが亡くなり、
お母さん・娘さん・娘さんだったのが
今では、おばあさん・おばさん・おばさんになられました。
娘さんたちもお勤めを退かれたのか最近は平日のお昼間に三人で散歩しておられる姿を見かけます。
この三人、体型も顔立ちも雰囲気もよく似ておられます。
そして、同じ髪型をなさっています。
バブル時代に流行った「ワンレン」のロングヘアーです。
お母さんはかなり背中が曲がって来られました。
髪も真っ白。・・でもワンレンです。
リリアンギッシュとベティ・デビスの「八月の鯨」という映画を見たことがあります。
30代でした。
誰かに依存していなければ生きられないこと。
ひとりぼっちになるということ。
ベティ・デビスのわがままが切なくて、それでもいつの日か鯨がやって来ることを夢見る・・。
淡々とした日々。
今、観たらどんな感想をもつのでしょうか。
三人家族のお家の生垣には年中花の絶えたことがありません。
色とりどりのハンギングバスケットで美しく手入れをされています。
道行く人が思わず立ち止まるほどです。
・
「茎立や女所帯の垣深く」 おたま
「どないするんやろな・・」
「どないするって?」
「みんな、どんどん年取っていくし・・」
「そんなの、大きなお世話と違う?」
と言ったものの「年をとっていく経過」を見ているので「どないしはるんやろ・・」と気にはなります。
そんな話をしているガチャピンもおたまも
誰かに「どないしはるんやろ・・」と思われているかもしれません。
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コメント
本当にこれからどうなるんでしょう。
介護保険制度も変わって行くし、年金も少くなります。
子供も当てにならないとなると、これからのわが身も不安です。
投稿: スマイル | 2016年3月17日 (木) 17時58分
『八月の鯨』、2年前位に見ました。
若い時より理解できるというか身につまされるところもあってね。
リリアンギッシュのように優しく可愛い妹がいたら
姉妹で共に生きるのは良いなぁと思いました。
淡々とした日常が描かれて好きな映画です。
ご近所さん、お花が綺麗なうちは問題なしです。
投稿: 熱烈 | 2016年3月17日 (木) 21時10分
スマイルさんへ
色々なケースを見ておられるので、余計にそう思われるでしょうね。
この家族はご近所などとも一切接触なしに暮らしておられるのですが
順番からいえば末娘さんが残ったとき誰が看取人になるのかなあ・・・って
大きなおせわですかね。
自分の事もおぼつかないのに・・
熱烈さん
女兄弟の味を知らないので何とも言えませんが・・結局は人間は一人なので、最初から甘える対象が居ない方が身のため?
ベティ・デビスももちょっと違った人になっていたかもしれません。
我儘を言えるのが幸せなのか
自分を律するひとが結局幸せなのか・・
投稿: おたま | 2016年3月18日 (金) 09時25分
我儘、言ったもん勝ち~~
でも、おたまさんと同じく姉妹無し、娘も無しです
投稿: 熱烈 | 2016年3月18日 (金) 20時21分
熱烈さんへ
母はよく「女の子(おたまのこと)は良いわあ」と人に言っていたようですが、真実は鬼娘だったことに気付いていたのでしょうか・・。
要は「人」の「縁」と「つながり」ですかね。「縁」はどうしようもないかもしれないけど「つながり」は生きてるうちに努力できますものね。
身近な人たちのケースをみていると色々考えさせられます。
投稿: おたま | 2016年3月19日 (土) 09時34分