マルタ島・ドバイ⑥ヴァレッタ市街
1月17日です。
午前5時46分。黙とうしました。
揺れの中で生まれて初めて「死」を意識したあの恐怖感ははっきりと覚えています。
21年経ってもあの朝、あの当時の映像を見ると涙が出ます。
さて。旅は続いておりますよ。
聖ヨハネ大聖堂
元、騎士団の修道院です。あっと驚く内部
騎士団の発生は9~10世紀にかけてのこと。
聖地パレスチナへ5か月かけて巡礼者が行くわけですな。
それがあなた。アラブ統治下を行くわけですよ。
想像してください。甲子園球場にオレンジ色のタオル首に巻いて乗り込むより恐ろしいでっせ!しかも暑い!ばたばたと倒れますな。
こりゃいかん!ということでアマルフィのお金持ち(商人)が、医療のための館を建てます。
そうそう。「十字軍」それですわ!
聖ヨハネ騎士団。1113年にはローマ法王の直下におかれます。
(以上おたま付け焼刃)
その後、ここバレッタに鉄壁城塞都市を作り上げ、オスマントルコの大軍団の襲来を打ち負かしたですよ
騎士団は結婚しなかったのよ。
オナゴとジャラジャラしてられっかい!ってことかしら?プンプン。
そうやって、みんなを命がけで守ってくれたんです。
で。この大聖堂にくっついてございますのが
お待たせしましたっ!
カラヴァッジオの作品がございます美術館です。
もちろん撮影禁止
怖そうな学芸員のおばさまが目を光らせていらっしゃいました。
カラヴァッジオはイタリアが産んだバロック期の大画家です。
絵画なんぞさっぱりわからんおたまでも、魅入られるわね。
それはなんか芝居がかっているドラマチック過ぎるテーマと写実の力かしら。←かような事しか書けない貧弱な芸術性
ロンドンのナショナルギャラリーでもプラドでもウフィツィ美術館でもカラヴァッジオの「本物」を見せていただいたけど。猫に小判。豚に真珠。馬の耳に念仏。残念過ぎるアタクシ。
カラヴァッジオは喧嘩に明け暮れる日々を過ごしついには人殺しまでしてしまう。
しかし、のちに10万リラ紙幣の肖像画になるんだから、その芸術がすごかったのかお札にしちゃったイタリアが凄いんだかよくわからないです。
この美術館にあるのは「聖ヨハネの斬首」(1608)
門外不出です。(デカすぎて持ち出せないという事もあるけど)
サロメのダンスのご褒美に首をはねる!なんて残酷でしょ。
死後100年以上経ってるのでブログに絵のコピーを載せても構わないらしいけど、その技術が無いのでやめておきます。
面倒くさいからではありません。
おや?こんなところにという感じで街のメインストリートにさりげなくあるのが
「国立考古学博物館」です。
明日から訪れる超古代巨石遺跡群を見学する前にここに来ておいて良かった。
ここと「騎士団の館」は長くなるので次回へ・・
そんな(どんな?)わけでマルタ国は93%の人がローマカトリック教徒です。
時、まさしくクリスマス前。皆さんハッピークリスマスを楽しみにしておられました。
街角にて・・
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