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2015年7月

2015年7月31日 (金)

神にゆだねし我がこころ



お暑うございます  か 

おたまんちは快適ざますよ。
連日の猛暑を告げるニュースがウソみたい。

年寄だから暑いんだか寒いんだかわからないんだろう?って
失敬な

余りの快適さに平凡一家が避暑にやってくるのが玉に瑕。
ここは那須の御用邸か?そんなええもんとちゃいますが。

「ここ(おたまんち)涼しいなあ・・」とうっとりしています。
それで、ご一家は9時過ぎまで朝寝しやがりなさいますのよ。

ヨメ!リラックスしすぎやろ!

7月は土日(ひどいときは金・土・日)毎週やってきました。
そうそう。連休もあったっけ。
で。明日(土)は絶対に来ないよう神様にお祈りしています。

平均は4週間に3回。七割五分。でやってくる。

P


先ほど、世界で一番好きな次男・明星氏からメールがありました。
お友達の結婚式に出席のため明日帰ってくるんですって!

がっこの先生って夏休みに結婚式を挙げるんやね。
子ども達に宿題させといて・・・・

それで、今、隣町までお肉買いに行って来ましてん。
張り込みましたよ~~。お肉に名前と番号ついてますねん。
○○ちゃん(牛の名前・匿名希望)いただいちゃうわね

それで、お肉を買いに行ってる間、今年初めてエアコンを入れてみました。
試運転です。
貧困にあえぐ老母がエアコンを我慢してると思われたら困るのでね。

帰ってきたら・・・
やっぱり涼しいね。うるるとさらら

お~しお~し。
あとは平凡一家の来襲を阻むのみ。

大体、前日に「明日行きます」って電話があります。留守電にしとこうかしら。
アポなしもありうるなあ。合鍵は持ってやがるいらっしゃるし・・
内側からチェ~ンしておこうか・・

もし、来たらあの高級お肉をみんなで分けることになるでしょ。
可愛い明星ちゃんだけに食べさせてあげたい。
だって、平凡一家は毎週どんだけ~~と言うくらい食って帰るもん。
どうせ1泊だけだから積もる話も沢山あるわけよ。

どうぞ、電話が鳴りませんように・・ビクビク。

ふと見ると、グッ坊の浮き輪と麦わら帽子。
今週の忘れ物だよ。
「取りに来る」っていうんじゃないだろか・・ドキドキ。

・・・・・
そういえば、先週だったか先々週だったか
でかい、土用うなぎを買ってきてくれたのよね。
「お母ちゃん。ヘルペスで弱ってるやろ。元気だしてや」と言って。
そうそう。思い出したわ。
うなぎ・・・・久しぶりだった・・・・ホロリ

やさしい。平凡夫婦。

意地悪な事いうのやめておこ。
ドアチェーンも外しておこう。

全ては神の心のままに・・・インシアラ~~


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2015年7月29日 (水)

七月歌舞伎・鈴ヶ森



はぁ~~~~あ
まず、ため息をつかせていただきやす)ごめんやしておくれやす

大阪松竹座・昼の部。もう一つの演目は
御存鈴ヶ森 (ごぞんじすずがもり)
ご存じとついてるように、知ってて当たり前ってお話です。
お芝居は知らなくても「お若えの おまちなせえやし」という名セリフはお聞きになったことがおありでしょう。
あ~たね、それだけ長いこと生きてるんやから知っておいてね。
って誰に言うてるねん。誰に怒ってるねん。

いやいや、孝太郎さんに怒ってるのと違います。
ただね、昭和54年の御園座。勘九郎(当時)の権八。羽左衛門の幡随院を観てみたかったってことですよ。ハイハイ。詮無いことです。

今、「若衆」の芸を見せてくれる人は??って考えています。
女形ではない色気。衆道の匂いのする・・(衆道とは男性の同性愛
本当の若さを持った美少年・・・

その上、この白井権八となると・・ただの美少年ではいけません。
彼は単純な不良ではありません。尋常じゃないの
常軌を逸したサイコキラーなんです。

童子の面影を残しながらも青く血なまぐさい殺気を身にまとった少年。
この後、情痴に溺れ、彼は放蕩の金欲しさにとてつもない人数の殺人を犯し最後は刑場の露と消えるのです。しかも歌を唄いながら・・

ああ。どこかにそんな子(役者)いませんかあああああ。

前置き長過ぎ。ごめんなさい。
ではあらすじ


ウ~~~ッウォンテッド!Wanted man
全国一斉指名手配になっている白井権八(孝太郎)。
彼はまだ前髪の17歳(数え年よね)です。

人を殺害して鳥取県から出奔。このお江戸は鈴ヶ森に到着したのは真夜中のことで御座いました。
鈴ヶ森というところは江戸の入り口。刑場のあったところだそうです。
関西でいうたら、粟田口みたいな感じやろか・・。雲助がたむろしてるというから暗峠(くらがりとうげ)っぽいかもね。
ここで、お約束の(?)の雲助強盗団に襲われる権八ですが、この約30人を相手に見事な立ち回り。

この様子を陰で見ていたのが幡随院長兵衛(錦之助)という侠客。
お仕事は「人入れ稼業」。人材派遣業やね。
闇の中の見事な腕前に感心して声を掛けます。それが・・・

「お若えの おまちなせえやし」 です。

「待てとおとどめなされしは・・」提灯の明かりに顔を照らすと、前髪のお子ちゃま。
ワケアリ手配中の、そのワケも飲み込んで、あんたの世話をしようじゃないかと江戸へつれ帰るのでありました。
この話はこれだけのことです。
まあ、この長兵衛さん。とってもブラックなおひと。
この後の権八の運命は・・・また別のシリーズで・・ということです。

孝太郎は二度目の権八ということだそうです。
前出のように権八の人物像からすれば,「薹がたって」いるのは否めない。それは仕方がないんです。
(今のところ顔のことは一言も言ってませんよ!)実在の権八はメタボなブサイクやったらしいので孝ちゃんでもいいんです(結局。言うとるやないか!)でもどうしても(年齢・フレッシュさからみても)類型的になるのは仕方ない。
決して、顔が素っ頓狂だサイコキラーにしてはお人好っぽいなんて・・(言ってしまった)

女形がこの役をしていますよ。という意味(慣習)で権八の着物は「ヒワ色」なのだそうです。
でも「黒」やったらあかんのでしょうか。キリッとして不気味な味わいと色気が出るようにおもうのですが、それに鳥取県出身っぽいし(鳥取県民さんごめんなさい。田舎といういみではありません)長兵衛の江戸の粋。柿色格子模様の半纏との対比もええし・・

いや。まてよ・・そう考えるのは素人かちら??
ああ。わからなくなってきました。


あと、見せ場ともいえる、だんまりの立ち回りですが、
趣向のおもしろさ・・殺し方が一人ひとり違う・・は、いかにも南北という感じ。
ですが
だんどりをこなしているようにしか見えない。
迫力がない。
ここは「鈴ヶ森」刑場という不気味な空間の漆黒の闇の中
せめて、暗闇では必死に目を凝らしてほしかった。
目が垂れてましたで・・あ。元々かあ・・

錦之助の長兵衛は大きくて良かったです。
なんといっても声がいい。安心できます。

以上。ご存じ「鈴ヶ森」   はぁ~~~~あ。

・・・・・・

昼の部は昨日書いた「ぢいさんばあさん」」とこの「鈴が森」のほかに
時蔵の舞踊がありました。

「雷船頭」
季節感あふれる題材で華やかな常磐津も楽しく江戸情緒をたっぷり楽しめました。

席は上手扉・7番でした

 


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2015年7月28日 (火)

ぢいさんばあさん



森鴎外の品格のある文章が好きです。
毎年、二日の読み初めは「寒山拾得」と決めているほどです。
「じいさんばあさん」も好きで繰り返し読んでは鴎外のエッセンスを存分に味わってきました。

大阪松竹座・七月大歌舞伎・昼の部
「ぢいさんばあさん」
はこの鴎外の小品に演出がなされたものです。

お話は・・・

単身赴任先で事件を起こしてしまった夫・美濃部伊織(仁左衛門)は「知行召放」(ちぎょうめしはなし)となり遠いところにお預けの身となります。
その間に一人息子を亡くしてしまうという悲しいアクシデントもあるけれど、妻・るん(時蔵)はバリバリのキャリアウーマンとしてお城勤め。定年後は「あんた、よく頑張ったよ」と徳川家斉さんからご褒美をもらうほどに・・
(あれから30年・・って綾小路きみまろさんか
夫も預かり御免の沙汰を得て、ふたりは懐かしの元住まいにて再会を果たすのでございます。実に37年ぶりのことでした。

わたくし、1997年。孝夫(当時)と玉三郎で、しかもこの松竹座で観ていますねん。
若かったんやね。さしたる感動はなかったと思います。
このお年頃になってしみじみ分かるこの話の良さ。
ああ長生きはするもんや。

で、前に見た時とどうも印象が違うのが
二幕目の「京都鴨川口に近い料亭」の場ですねん。
ここは、仲良し夫婦が37年も別れ別れになってしまった原因となったトラブル発生現場です。

宴席にやってきた同僚・下島甚右衛門(歌六)を伊織が手にかけてしまうのだけど
前回の印象では・・

嫌味な下島甚右衛門(1997・左団次)の罵倒を伊織(以下・伊)は耐えに耐えるのだが他の同僚が我慢ならず刀に手をかけようとするのを(伊)必死に止めようとするのを下島が挑発して(伊)の刀を取り上げる⇒ので(伊)は思わず(ここ大事)その刀の柄に手をやる⇒すると、ありゃまあ、刀が抜けて⇒無意識のうちに斬りつけてしまった。

というふうな流れだったとおもうのです。
ところが今回はその部分がとても、あっさりしているような感じをもちました。
カッとしてバサリみたいな・・・

それは、一幕目で伊織が弟・久右エ門(錦之助)の短気を諌めたことを「浮き上がらせる」ための演出(あ~たも短気じゃん!)なのかと深読みしてみたけど、切りつける必然性の濃いほうが観客は納得すると思います。

もう一つ細かいことだけど一幕目に戻って、最後の場面。
江戸を経つ前日になるのだけど、桜に突っ伏して泣くのか!?
まだ、号泣は早いでしょ。
気力も充実した働き盛りが一年の別離の寂しさを表現するのは泣かずとも後姿だけのほうがかっこいいのにと思いました。あの場面、ちょっと唐突。

しつこいけどもひとつ。いい?
これは原作を読んでいるのでそう思うのかもしれないですが
甥夫婦(隼人・米吉)が吊るした短冊の扱いがあっさりしすぎる。
伊織は和歌のたしなみのある人。いくら老眼でも気づくやろ。歌は真っ先に読みたいやろ。

あ~~あ。重箱の隅つついてしまいました。
いいんです。仁左衛門様さえ観られたら・・・でも、つい・・

歌舞伎のカップルあまたある中で(たぶん)合計年齢が最大?
(原作では再会時。夫72歳。妻71歳)
どうぞ末永く仲良く。お互いを大切にやさしく、ままごとのような可愛い暮らしを続けていただきたいと祈った次第です(お芝居なのにね)

・・・・・

おまけ)隼人・・錦之助(前の信二郎)の長男だそうです。
平成生まれ。固さが取れるのはこれからの課題?
折角の名門に生まれはったんやから頑張ってほしい。

 


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2015年7月25日 (土)

人間国宝・夏芝居



ブログをやっていて、良かったって思うこと。

それは、歌舞伎の観劇記録を残していることです。

自分のブログを読み返すことはあまりないですが
唯一「歌舞伎・映画カテゴリー」だけはたまに読み返して「そうそうそうやった・・」とニヤついたり、腹を立ててお膳ひっくり返したり・・・
最近は怒ってばかりやけど、それでもいいんです。好きやから。

ブログにUPしなかったものが結構あります。
全部書いておけば良かったと後悔。

残念なのは2009年にブログをやり始める以前のものは全て記憶頼り。ということです。
番付を買いそろえているわけでもありません。
こんなに長く観つづけるとは思わなかったです。
30年前に観たものでも、鮮明なものもあります。
でも大方はうすらぼんやり。記憶のかなた・・悲しいわね。

台風の日。大阪松竹座七月歌舞伎・夜の部を観てきました。
仁左衛門様です。
南北物の期待が大きすぎたので少し物足りない。
いえいえ、仁左衛門さまのせいではありません。

来週、昼の部を観に行くので、そのあとでまとめて、観劇記録をUPしようと思います。

夏(七月)歌舞伎と言えば、昔は道頓堀の中座でした。
若手の舞台という印象が強いですが、今や人間国宝の興行ですからねえ。
頭を切り替えなきゃいけません。


2012年7月 吉右衛門の「渡海屋/大物浦」です。
この時の吉右衛門良かったわ~~~

そうそう。仁左衛門丈の人間国宝のニュースの前日に観に行ったのでしたわ。
台風近しということで洋服で行ったのですが
来週は和服にしようかなあ・・・

 

考え中・・考え中・・・

 

      「幕間の夏帯の鯉席を立つ」 おたま
         (マクアイノナツオビノコイセキヲタツ)季語・夏帯

 

 


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2015年7月24日 (金)

ドライバー人生の展望



最近、車の運転が面倒でしかたがない。

ハンドルが重い。ブレーキ踏むのが面倒くさい(コラコラ)
道路が混んでいたり、駐車場が見つからなかったり・・

自動車の免許を取ったのは嫁入り前の結構な大昔です。

可愛がってくれたW氏に勧められました。
(いっこちゃん。さん。アタシの愛人じゃないし

「おたまちゃん。ワシみたいなマエモチ(前科者)でも、国家は免許くれるねんで。とっとき!」と説得力のある勧め方でした。

当時、両手に余るボーイフレンドがおりましたヒューヒュー
その中でも車好きのSやんが休日のたびに空地で運転を教えてくれました。
或る時など泥んこの窪地にはまり、通りすがりのトラックに引っ張り上げてもらったことがあります。
Sやんはドライバーさんに「煙草代」を渡していましたが、おたま。見なかったことにしました。なんてひどい女だったのでしょう。
今ここでSやんに謝りたいと思います。ゴメンナサイ。

そんなことで自動車教習所では教官に「あんた。乗ってたやろ」と言われ。スイスイと合格しました。

あの頃貰った免許証は自動二輪にも乗れたのです。
自動二輪車って125cc以上でしょ?
250にも、400にも、ナナハンにだって乗れたってことなの?
月の光に乗ってやってくる、女月光仮面かあ・・かっこいいな。

時々考えます。まぼろし探偵や月光仮面のバイクって何ccやったんやろ・・って。
まぼろし探偵は16歳以上なんや・・って。

今。持っている免許証は「中型免許」というそうです。
これで、8t程度の積載トラックに乗れる?
まあ、トラック野郎になる予定はないのでいいんですが・・。

結婚してしばらくして、知人が車を1万円で譲ってくれました。
夫婦のマイカー第一号です。
車の中に100円落ちていたので9,900円で買ったことになります。

これがその後、保育所の送り迎えに大いに役立ちました。
後部座席に籐のゆりかごを載せ、そこに赤ん坊を寝かせて運転しました。

この様に必要に迫られて運転をしてきたので
運転を楽しむという部分は希薄でした。

友人のように「気晴らしにそこいらへんをドライブしてきた」という経験はゼロです。

今、やっと38歳になって「レジャーの為、楽しみのための」運転でもやろうかい。というお年頃になったのに、運転が面倒くさい。何よりも運転が楽しくない。
これは、マニュアル車からオートマチック車に切り替えたころから感じています。
生意気だけど
エンジン音を聞き分けながらシフトをあわせたり、坂道発進の半クラの微妙な噛み具合に揺れたりそういうのがなくなり・・・もう、ほんま楽しくないです。
ナビ子さんのお蔭で道も覚えなくなりました。

ゆうても、おたまの住む街は車があった方が便利な場所。
役場も図書館も大きな病院も歩いては行けません。

もちろんバスはあるけど、アパッパのノーメイクでは乗れません。
(アッパッパってご存知?)

その点、車はお気楽パンツ一丁で乗ってます。
・・・・・・・・嘘でっせ。

あとは、お抱え運転手をキープするか、
           引きこもるか
          引っ越すか


三つにひとつです。


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2015年7月23日 (木)

大人の階段ハイタッチ



  

 雲古 って言えた 
       
ウン○ って言えた 

 

天晴れな子の子。グッ坊。イエィ

当たり前でんがな・・三歳でっせ。何て言わんといてね。
ウチでは赤飯炊いて花火でも打ち上げるほどの祝い事ですねん。

正確には、言ってません。
どないやねん!言えたんとちゃうんかい!

 「なんか ムズムズする」 って言いますねん。

すると、お母ちゃん「来た?来たのね!」とトイレに連れて行き
姫路城(おたま家)内に響き渡るような声で

 おめでとうございま~す。ポンポ~ン(花火の音)

と叫びます。

個室から出てきた勇者は、額に汗をにじませ
茫然自失の表情ながら親の親・おたまにハイタッチイエィ

お手々洗ってからにしてね。

大層でしょ?やれやれです。
だいたいやね、自分に都合の悪い場面では
「まっ。それはそれとして・・・」切り替えるほどの口達者でっせ。いつまでオムツしてるねん。という話ですわ。

大は「なんかムズムズする」
小は「出る!」

と言うそうです。なんか泣けてきますわ。健気で・・
トレーニングパンツのアンパンマンを泣かさないと決意してるそうです。

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                (ぐっ坊・イメージ)



連休。当然のごとく三泊四日のご滞在。
賑やかで疲れるけど、俳句をひとつふたつ落として帰るので、まあ許す。

 

  「裸子の母の腕抜け父を抜け」 

   

そういえば、天花粉(シッカロールって言ったっけ?)なんてつけなくなりましたね。
天花粉は夏の季語です。汗疹(あせも)も季語ね。
そっかあ~~~。あせもの出来る子がいないんだ・・

グッ坊は生まれてすぐからベビーローションでお肌ケアしてもらってます。
ベビーローションは一年中だから季語にはなりません。

行水は我々の子ども時代ね。これは季語です。
ムトウハップは季語じゃないわね
ムトウハップ・・・ご存じない?若ぶってます?

誰に聞いてるの?

 


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2015年7月22日 (水)

驟雨(しゅうう)



驟雨と聞いて思い出すのは・・・・・

成瀬巳喜男の映画「驟雨」(佐野周二・原節子主演)
平凡なサラリーマン夫婦のさりげない日常がリアルに描かれる魅力的な作品である。
(確か前ブログで感想を書いた。古い邦画大好き

もう一つが小説「驟雨」 吉行淳之介の初期の小品である。
遊戯であるはずの娼婦との付き合いに深く踏み込みかける青年の「揺らぎ」が描かれる。
女の部屋から見下ろす街のたたずまい・・・「街にあふれている黄色い光の中を煌めきつつ過ぎてゆく白い条(すじ)」驟雨である。
彼が俯瞰しているのは虚構の街なのか自分自身なのか・・・

驟雨・・・・・夏の通り雨。
強い日差しの残る中を夢のように駆け抜けてゆく通り雨。
短い時間の中の激しい一瞬。

「驟雨」という言葉を知ったのは18歳の夏のこと。
友人の手紙だった。
「夏の通り雨を驟雨とよぶそうです」と書きはじめられていた。

そのまた別の友人が今まさに「驟雨」の状態なのだという。
晴れていたかと思うと激しく降り出す夏の雨。

「驟雨」の彼女は初夏に出会った一回り年上の男性に恋をしその秋に結婚した。
「恋」は一瞬に訪れ一瞬に完結するものである。という幻想を我ら同級生に抱かせてくれた。

Photo_2
(ゴッホが模写したことで有名な広重の江戸百景。空が暗いので驟雨というよりも夕立です)

驟雨と夕立は気象条件は同じでも、感覚の違いがある。
季節の移ろいに敏感な日本人独特の感性だろう。

驟雨は夏の季語になっている。
春のころなら「春驟雨」。梅雨のころなら「梅雨驟雨」という使い方ができるそうだ。

   「ヘルペスを持て余したる梅雨驟雨」 おたま

はあ~~~。夏の恋には程遠く、色っぽさのかけらもない


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2015年7月21日 (火)

神域が売られる?!



めっさ。むっさ。もっさ

ショックです。

http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/spa-20150720-890371/1.htm

神も仏も無いのね。

依代に神様が降りて来られるという、古神道を理解しているわけではないけど実際にその場に行くと「そうなんだあ」と思います。
霊気がちがう!(あなたは修験者ですくぁ!)

Dsc04824Dsc04826

 

 

 

 

 

 

この岩の裏手、少し上った場所に磐座があります。

写真はこの5月に撮影

Dsc04827

目的は参拝というより、この「石」だったのですが

宝塚ホテルは壊される
心斎橋大丸も改装(外観は残すらしい)
勿体ないと思うんだけど

この話(越木岩神社)は全く違うでしょ。
神域を侵す!?

もう四半世紀も前。
「戦争遺跡」を訪ねていたことがあるのです。
西宮で思い出すのは甲陽園の旧陸軍地下倉庫
新興住宅地の中にそれはありました。

たしか税理士さんかどなたかのお家の路地(私有地)をご好意で通らせて貰いました。
あっと驚く「戦争の歴史」がこんなところにあったなんて・・
ここまで宅地開発が進んでいるのか・・
驚きとともにショックでした。

越木岩神社もその地下壕も。たまたまこの二か所は西宮市ですが、西宮の開発業者がどうこうというわけではないです。
侵してはいけない場所、残すべき場所というのはあるはずです。
それを判断し保存するのはどこの責任なのかなあって思っています。

⇑ ⇑ 五月に訪ねたこの「石」
備中松山藩の家紋が刻まれているわけですが
大阪城築城の際、どうしても持ち出せなかった・・

 

「神様」があかん!

 

と岩はった(シャレだよ。ふ。)らしいでっせ。

 


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2015年7月15日 (水)

さようなら・・懐かしの宝塚ホテル



宝塚ホテルの取り壊しが決定されました。
老朽化のため移転ということですが残念です。

ヨーロッパ風のクラシックな外観にエレガントな内部。それでいて気取りがなくて暖かい。
我々、阪神間の住民にとっては馴染みが深く、このホテルにまつわる思い出が沢山あります。

ということで今月の飲み会は、この宝塚ホテル屋上ビヤガーデンへ行くことになりました。

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え~っと。右がトシちゃんのジョッキ。左がアタクシのジョッキ。

ビヤガーデンなのにビールだけじゃない。
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日本酒。焼酎。ワイン。外国の瓶ビール・・
ノンアル系。ソフトドリンク・・

 

種類が多すぎてドリンクバーで迷いに迷う。

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飲んだのはサントリーのモルツザドラフト×2。ハードシードル(美味しい!)それから・・それから・・

遠い青春の日々

ミニスカおネイチャンが台の上でゴーゴーを踊っていた・・・
ああ。あれはまぼろし・・・梅田・富国生命の屋上だっけ・・

それに比べて

賑やかな音楽やジョッキやお皿を運ぶ音やらの喧騒ナッシング
今どきのビヤガーデンって自分で汲みにいくんだよ。

ま。ウチラ熟年には落ち着けていいけどね。
会話も聞き取れるし。別に耳が遠くなってるわけじゃない。

ああ。武庫川から吹いてくる風が気持ちいい。

宝塚ホテル
思い出が一杯だようと泣きながらジョッキをグイグイ。

Dsc05018_2


東側出口

 

右手に見えるお写真は

 

Dsc05016
スターさんでございます。
キラッ キラッ キラッ

 

Dsc05014

こちら、「すみれの間」
その筋の方のための専用ロビーで御座います。
ここでスターさんが寛がれるのね。

もちろん、関係者以外立ち入り厳禁!

帰りは南口駅から宝塚駅まで一駅を散策しながら帰ろうということになりました。
ところがところが、今や高い建物が立ち並び、そういえば花の道もすっかり変わりましたものね。
どことなく、田舎の風情を残していたのどかな「タカラヅカ」ではありませんでした。
悲しいよ~~。宝塚ホテルありがと~~。
(酔っぱらってます)

 

Dsc05011_2(おまけ)

 

嬉しそうにジョッキを運ぶトシちゃん

 

 


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2015年7月14日 (火)

貴方はどなた?



スクリーンやテレビなどで初めて見たとき、強い衝撃を受けた俳優さんが二人います。

えっ?この人誰?誰?なんという俳優さん?って。
うまく表現できないけど強く心に残った方々です。

夫が亡くなった年の暮れか、その年明けかだったのでもう10年も経ちますが、平凡氏と大阪へ行く用事があり、用事は午前中で済んだので映画をみました。
息子と映画なんて彼が小学一年生のとき観た「グーニーズ」以来でした。

「パッチギ」

その年のキネマ旬報の賞をとっていました。
自分の10代とジャスト、リンクするので興味深い映画でした。

あの頃の男子って「バカ」ですねえ。
おたまの周辺の男子もすぐ喧嘩してました。
メンチ切った(目と目があった)という893な理由だけで。
「パッチギ」ってそんな映画なんです。

バチキ(頭突き)のことなんや「パッチギ」って・・と初めて知りました。

で、
映画の中に出てくるテレビのブラウン管の中で「野口ひでと」が歌ってるんです。
(そう。グーニーズのシンディローパーのように)

野口ひでと。人気GS「オックス」のボーカルです。
「オックス」というだけでその時代が蘇るんだからすごいです。
なぜに女の子たちは絶叫し失神していたのでしょう。
一種の「酸欠」やね。

思えばあの頃の我ら女子も「バカ」でしたねえ。

で、前置きが長くなったけど、この「野口ひでと」役の俳優さんに、目が釘づけになりました。
いうとくけど、おたまはオックスファンでも赤松愛ファンでも野口ひでとファンでもなかったです。

なんというか、「誰?」「この人誰?」です。
強く印象に残りました。出演場面は、ごくごく短かったのにです。

Yjimage
(出典・yjimage)

う~~ん。見た目。草食系
その後主演作品などで数々の賞を取っておられます。
CMにも沢山出ておられるのですが、あれも、これもこの人だったの?という印象。

それもそのはず彼は「カメレオン俳優」といわれるほど演じる役柄に合わせ全く違う顔を見せるのです。

だって、野口ひでとにしか見えなかったもの

以前、「徹子の部屋」に出演されていました。
木下恵介生誕100年記念映画「はじまりのみち」に主演されていた時です。
とても、透明感のある素敵な素顔でした。

加瀬亮の魅力に琴線をブルンブルンとふるわせたいあなた!
http://matome.naver.jp/odai/2137830251438297501

⇑こちらを参考までに貼り付けておきます。

おたま嬢。高校生のみぎりに
衝撃を受けたもう一人の人(女優さん)は又の機会に。


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2015年7月10日 (金)

梅雨前線停滞中なり



一年の半分が終わっちゃったよ。
早いですねえ。
[光陰の如し]だっけ?

Dsc04957


昨日は地元の句会でした。
毎月、大阪から車でやってきていたAさんが昨日で抜けられました。
多忙でスケジュールの調整がつかないとのことでしたが
掛け持ちしていた三つの句会のひとつを「断捨離」されたというのが本当のところだと思います。

武者修行というか、色々なところ(結社)を知りたいのは特に初学の多くの人の思うところです。

俳句は主宰(指導者)の俳句に対する考えや、向き合い方でそれぞれの結社の色彩があります。

まずは自分の好きな指導者を見つけて結社に参加するのが理想だけど、
多くの人は「俳句」や「結社」を全く知らないまま、何かの縁で参加することになるようです。

俳句は「座」の文芸であるといわれます。
力のない自分はやはり縁のあったこの「座」で、もうしばらく揉まれてみます。

・・・・・・・・・・・・・・

L


俳句とは全く関係ありません。

私には「師」と呼ぶ人がいます。
自分の人生の最大の幸せはこの人に巡り合ったことだと思っています。

一つの質問をされます。テストです。
答えます。

もっと簡単に言え。といわれます。
答えます。

もっと簡単に。
答えます。

もっと、もっと・・・・

追い詰められてでてきた言葉は自分が自分のキャパでしか理解し得ていないもの。
それが、今の自分にとっての真実。

師の言葉をなぞるのでもなければ本に書かれていることでもない。自分の血肉となっているものを答えよ。ということです。
頭で考えたことと、身をもって知るということは全く違う。

それが学ぶということだ。と、とことん叩き込まれました。

・・・・・・・・・

俳句、停滞中なり。
「教え」はすべてに通じていることを
再認識する。梅雨の底。

どっぴゃ~~。


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2015年7月 9日 (木)

小雨降る径



はあ~~っ
切手を貼らずに投函しちゃった16時10分

やれやれだぜ。

次の集荷時間。16時25分ごろ。だそうだ。
ポストの前でミスターポストマンを待つことにする。

その前に、家に切手を取りに帰る。
昔はポストの前には煙草屋さんがあって、切手なんかも置いていた。
不便な世の中になったものだ。ブツブツ。

ポストの前で待っていたって、渡してくれなくて郵便局まで行かなきゃいけません。と聞いたような記憶が・・・
この日は土曜日。郵便局はお休み。それってあちらの都合
この郵便物。月曜日締切なんです。必着はこちらの事情
ラッパー並みに韻を踏んでやったぞ。いや。踏んでないし。

一応頑張って待ってみよう。

それに最近、ポストマンって局の人じゃなくて委託かなんかの人じゃないの?うち、ヨレヨレのじいちゃんが配達してるよ。いかにも定年後再就職みたいな。
そのジャンル、丸め込むのなんて簡単だい!

 

雨が降ってる。
街路樹の南京ハゼ。今花盛りなのね。
柳の花みたいだ。こんなにきれいなんだ。
若い緑が、雨に濡れていっそう鮮やかさを増す。

柳(っぽい)の木の下で傘さして立っているババア幽霊
失礼ね。それもいうなら「僕のマリー」でしょうが・・・

雨の中でフランス人形抱いている
それも、ようわからんシチュエーション

 oh yes wait a minute Mister Postmann
(ちょいとお待ちよ郵便屋さん)

ポストマンがやってきた。
単車じゃないんや。赤い軽自動車で・・生意気だ。
いや、そんなことを言ってはいけない。

ここの呼吸が大事。彼の吸う息に合わせて言った.
「切手を貼り忘れたんです」
 please mister postman,look and see
(そのバッグの中を見てくださいませんか)

あたしの目力におののきつつ
「これですか?」と一番上のを出してくれた。

そうとも。ミスターポストマンに隙を与えず、ハローキティちゃんの82円切手をペタンと貼ってやったよ。
間髪入れずってやつさ。

あ~あ。やれやれ。

静かな雨が街路樹を濡らしています。

 (小雨ふる径)

 

静かな雨  並木の雨
あなたを待つ 胸に降る

     流れる歌 懐かし歌
     夢をささやく あのメロディ

        いつの日にか また逢い見ん
        あふれくるは 涙

 

こんな素敵な歌を思い出したので歌いながら帰りました。
タンゴはいいね。タンゴは。甘く切ないコンチネンタルタンゴ!

雨の日も 風の夜も 忘れ得ぬ君
今宵こそ 君と逢う 希望に燃えて

 

        (曲・Henry Himmel 訳詩・薩摩 忠)

 


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2015年7月 8日 (水)

白いブラウス



お久しぶりね~ぶりぶり~

孤独死?   してないわよ

おあいにく様でした。


白いブラウスをプレゼントしてもらいました。
Dsc04996

清純な人だけが
着ることを許されます。

 

おたま?

 

もちのろん
OKざます。

 

驚くなかれ
手仕事です。

はい。
ジェシカ(たぶん)が心を込めて作ってくれました。

Dsc04995

Dsc04997


カフスの部分に
ジェシカ(たぶん)のマークが刺繍してあります。
もちろん、ここも手仕事です。

 

 

このブラウスにディープブルーのスカートをはいて行ってきます。
どこに?って

X
告解室(懺悔の部屋ともいう)にだよ!

何をしに?って
Z_2

反省するんだよ。こん中で・・・
神に赦しを乞うのです。

浄土真宗じゃなかったか?ですって?
ピンポン。それはそれとして・・・

ああ。心が洗われるわ。

ジェシカ!ありがとう・・・
このブラウスで
おたま。生まれ変わります。

 


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