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2013年10月

2013年10月31日 (木)

しばらくお休みします。



ということで旅に出ます。

ベトナムって頭のいい人が多いんやてね。
そんな賢い人に相手にされるわけないと思うけど・・・

どうしても!って言われたらお嫁にいきます。

バンコクにも行きます。
タイって微笑みの国っていいますねんよ。

おたまね。昔バンコクに行ったとき入国審査のひとに「きれい。きれい」って言われてんよ。
あとで聞いたら「キレイ」ってタイ語で「汚い」って意味やねんて。

どないやねん

ま。そんなタイやけど、
どうしても!って微笑まれたら再婚するつもりです。

そんなわけで、日本に帰れないかもしれないけどごめんね。
おたまのことは忘れて下さい。

最初から覚えてない・・って?

あんまりや・・・

更新もしないのに ボッチ 押してくれなくていいよ

気ぃ遣わんといて下さい。

いやいや。ホンマ。

  《あなた様の指が疲れます》

それでは皆様ごきげんよう。
いっちきま~~す

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2013年10月30日 (水)

過去を乗り越え生きてゆく



先日の夕刊に・・こんな記事が・・・

妻と男性を切りつけた男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕
場所はラブホテルの駐車場でございます。

男は(切り付けられた)男性の妻から連絡を受け二人で待機していた。
しかも、妻同士は友人だった

恋は思案のほかと申しますが、本当に大変なことでございました。
おたまの住む地味~~な世界では想像だにできぬことです。
いいえ。その世界。決してうらやましくなんかございません。

(幸福の神さま・びりけんさん)

313_024

かつて日本テレビ系列でお子ちゃま禁断の番組がございました。
もちろん。ヨイ子のねんねの時間に放送されます。

  「TV三面記事ウィークエンダー」

この事件。一昔前ならここで放送されるところやね。
泉ピン子さんとか桂朝丸(ざこば)はんが口角泡を飛ばしてフリップをめくるんやろね。

先日のミニミニ同窓会
(同じ中学のべべちゃん。Y君。K君。の4人で集まった)

やっぱり出ました。
●●君の話・・・・・・

彼は、性犯罪(しかも、ほんまかいな・・という内容ばかり)や、男女間のトラブルを主に扱うこの番組に登場したのです。
でへ前者のほうで・・・・

あの時の再現ドラマの俳優があまりにも本人に似ていたという話や
どないしてるんやろ・・あいつ・・
小学校から教育ママの下で勉強ばっかりしてたのに・・とか

おたま同じ高校やったやろ。どうやってん。あいつ・・とか

 知らんがな!

友達でもなんでもなかったし・・・
彼が事を起こしたのは大学生の頃やし・・・

でも、こうやって同級生が集まると、いつまでも話題に上るってかわいそうやな。とおたまが言うと。
三人に「それだけの事をしたんやからしゃ~ない!」と食ってかかられました。

おお。怖い。
いらぬことは、いつまでも覚えている同級生たちよ。

K君の「修羅場はなし」を聞きました。

彼は、中学時代からモテ男君でした。
はにかんだような笑い顔が女子中学生の母性本能を鷲掴みにしていたようです。

「結婚式でひと悶着あってな。エライことやってん」といいます。

彼は23歳で3歳年上の女性と結婚しました。
女の25歳はお肌の曲がり角とか、
25日のクリスマスケーキなどといわれた時代です。
女性に急き立てられてバタバタと式を挙げることになったそうです。

そして、その結婚式場で巫女さんのアルバイトをしていたのが
なんと。りっちゃんだったのです。

りっちゃんもおたまと同じクラスメイトです。

中学のころから「K君イ・ノ・チ」の女の子でした。

 「わたし・・そんな話聞いてへん!」


大暴れ
職場(巫女さん)放棄したから。さあ大変・・・

K君に「りっちゃんに顔向けできないようなことしてたんとちゃうの?」と問い詰めたけど
「それは、絶対にない!」と言いいます。

刃傷沙汰になったらウィークエンダーで取り上げてもらったかもね・・
●●君みたいに「暗い過去」になっていたかもね。
K君は「潔白や!」と言っていますが。

藪の中

「他人事」やからのんきに笑っていられるけど

あなた様はその、
たいがいな人生において「修羅場」をご経験なさったことがおありかしら?

人間だもの。そのトシだもの。
ひとつやふたつの修羅場を潜り抜けていらっしゃたでせうことは想像に難くありません。

ぷぷぷ。

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2013年10月29日 (火)

一期一会の二上山・おわり


   


(前日の続きです)

雄岳・雌岳からなる二上山(にじょうざん)は「ふたかみやま」とも呼ばれ、死者の魂の寄り付くところだといわれています。

「あそこは登ってはいけませんねえ。魔物が棲んでいますから・・。」と愉快そうにいわれます。

一言主神社に行ってみたいといいました。
そこの大きな銀杏の木をみてみたかったのです。

時間はじゅうぶんです。

その方の車で案内していただきました。
途中で「素晴らしい場所があるので寄りましょう」と連れて行かれたのは

大和三山が見渡せる絶景のポイントでした。

天香久山・耳成山・畝傍山。見はるかす遠景に三つの丘がありました。
もちろん三山を同時に眺めるのは初めてです。

万葉びとになった気分でした。

お別れの時間が迫ってきました。

当麻の里の名物よもぎ餅のお店に行きました。
ボランティアなのでご馳走になることはできません。と頑固におっしゃったのですが頑固さでは負けていません。「付き合ってください」と美味しくいただきました。



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お礼にと言って、この本をいただきました。
「亀井勝一郎」
国語の時間。なんだか漢字が多くて苦手だった人です。

「あそこで、私は左へいきますから」というところまで車の後ろに続きました。
分岐点ではハザードランプをつけ、窓から手を振ってくださいました。

その夜帰ってきたひっちゃん(夫)に一日の出来事を話しました。
余程うれしそうに話をしたのでしょう。

ひっちゃんも嬉しそうな顔をして「良かったな。一期一会やな」といいました。

子ども達はすでに家をでていました。
姑が亡くなり、夫婦と猫の三人家族になっていました。

誰もいない昼間、気が付けば仏壇の前に座っていました。
「おばあちゃん。死んじゃったんだね・・」

人恋しさもあったのでしょうが、あのように初対面の人と打ち解けて素敵な秋の一日を過ごせたことは、出会いの不思議をかんじます。

お元気なら90歳になられているとおもいます。
いまも、あの当麻寺の北門のところに立っておられるような気がします。

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2013年10月28日 (月)

一期一会の二上山・その2


   


(前回のつづきです)

 


以前にどこかで会ったことがある・・・・
それとも、誰か懐かしい人に似ている?

初対面なのにそんな思いに捕らわれたことはありませんか

「中将姫の墓は少しわかりにくいですよ。よろしかったらご案内しましょうか」

私はこういう者です。といってボランティアガイドの証をポケットから取り出されました。

伝説上の女性である中将姫の墓にまつわる興味深い話や
「折口信夫は3ページで挫折しました」という朗らかな声に、
「この方に寺内を案内していただこう」という気持ちになっていました。

066

道の駅で買っていた「ちらし寿司」を持っているのですが・・というと。
「どうぞどうぞ召し上がって下さい。待っていますから・・」と言われました。

一人前を半分わけにして、一膳のお箸を二人分にしました。
小さな公園の石段に腰かけて、私たちは簡単な昼食をとりました。

周りにはだれもいません。
秋の日差しが背中に心地よく、そこだけぽっかりと異空間のようでした。

 

孝行息子が母親を負ぶって連れてくるという傘寿の松を見ながら
「私も来年は傘寿ですが、さて、息子がおんぶしてくれますかね」と愉快そうに笑われました。

付近を散策しながら色々な話をしました。
コスモスが揺れていました。

組織に属さず「個人ボランティア」として登録許可をもらっていること。
若い頃から奈良・明日香にあこがれて、いつかここに住みたいと夢をかなえたこと。
鹿児島の旧制中学で始めた弓道が京都の学校では流派が違い困ったこと。
それが生涯の趣味になったこと。・・・

自分の人生で一番面白かったことは、潰れた金融機関を立て直したこと。
好きにやらせてもらい幸せだったこと。

 

「貴女は聞き上手ですね。おしゃべりをしすぎましたね」

あまり物怖じをしないあつかましい人間だと自分のことをおもっていますが、
かと言って、他人にさほど関心があるわけでもなく、
色々と聞き出している自分が可笑しかったです。

塔や伽藍。仏像に関すること。たくさん伺いましたが、ワタクシの脳のキャパシティが限界でもったいないことだったと思います。

帰りの予定を聞かれましたので
「道路が混む前に阪神高速に乗りたい」といいました。

じゃあ、あと2時間ありますね。
どこかにご案内しましょうと言われました。

 

                             つづく

 

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2013年10月27日 (日)

一期一会の二上山・その1


   


一度しか会ったことがないのに
いつまでも忘れられない人がいます。

「一期一会」とは人との接し方の心得。

あの時の、その方も「一期一会」の心で接して下さったのではないかと思うのです。

其のころ、「折口信夫」(おりぐちしのぶ)に凝っていました。

「一山の蝉は死にけむ
       哭きふせるわれうしろにし人かへり行く」

「ぢっとして大木のもとに二人ゐる
       これをや一期のわかれなるべき」

「太秦寺」と名づけられた釈迢空(折口信夫)のこれらの歌。

恋の歌なのでしょう。

でも、普通の恋ではないようです。

身を引き裂かれるような別れ。
それを強いられなければならない事情。
別れの悲しみというより身をよじるような慟哭の歌です。

この胸に迫る別離の辛さはどこからくるのか・・。

丁度、折口の「死者の書」を読んでいました。
当麻寺の曼荼羅伝説につながる中将姫の物語です。
難解この上なく、若干持て余していましたが・・

そんな流れで、二上山のふもと、「当麻寺」を訪れました。

045

今から10年前。姑の49日の喪が明けたころでした。

季節は秋。ちょうど今頃です。
朝起きて思い立ち、車ででかけました。

運転免許は独身の頃から持っていましたが必要以外で一人でドライブなど初めてのことではなかったかと思います。

当麻寺の北門の傍にある小さな駐車スペースに車を停めました。
この細い道に入ってくるまでに墓地があり「中将姫の墓」と書かれた立札が目に入っていましたので、行ってみようと思いました。

車から降り、こんなに良い季節なのに誰一人歩いていない道を歩き始めたとき
後ろから声を掛けられました。

「どちらへいらっしゃいますか?」

長身のご老人と申し上げていい年頃の男の方でした。

姿勢の良さが印象的でした。
そして不思議なことに何か懐かしい思いがしました。

                                  つづく

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2013年10月25日 (金)

夢はふくらむ愛犬との暮らし


   


今日のお花
Dsc01658
オリエンタルリリー/高貴  くじゃく草/可憐
ドラセナ 

毎月、お花を配達してもらいます。

お花屋の(ためぐちの)お兄ちゃんに
「この頃ワンパターンやわ」と言ったら、
「うん。値段上げてもろたらな・・色々、いれられるねんけどな」って口答えされたyo。
これに、スプレーカーネーションが3本入って¥750だす。

どないだ?店頭で買うよりうんとお安いでしょ?

すごすごと、引き下がる。

昨日のニュースやけど
警察犬が初めて警察庁長官賞を受賞したそうやね。

 

もう・・嬉しいわ

 

ワンコ大好きですねん。
ああ。猫も好きやわ・・。
あ・・・あかん。どっちが好きか決められへん!

ど・どうしよう。そんなこと考えてたら胸が・・胸が苦しい

警察犬ゲルマン君(ジャーマンシェパード・オス。7歳)は女児連れ去り事件の遺留品捜査で犯人逮捕につながるお手柄をあげたそうです。(女児は無事保護された)

パチパチパチ。

賞品って何やろね。メダルかな?
賞金って幾らもらえるんやろ・・
何か買ってもらいや。ゲルマン君。

子どものころ、お隣に警察犬が住んでいました。
お隣に住んでいる人が警察犬を飼っていました。
お隣の人の飼っている犬が警察犬でした。(正)
お隣の人が警察犬でした。

大きなシェパードです。

確か、フローンと言う名前だったと思います。

この犬、よく仕事に出かけていて(いま思えば訓練とかだったのかな)
しかも犬舎が家の奥にあったので、なかなか姿を見ることはありませんでした。

犬といえば、道の端をヒョロヒョロ歩いている野良の雑種しかしらない、近所のこどもたちにとってはフローンはスーパースターみたいなものでした。

大型犬といえば

名犬ラッシー(コリー)や名犬リンチンチン(シェパード)を
テレビの中だけでしか見たことがありませんでしたもん。

名犬リンチンチンは小さな男の子と犬が騎兵隊の人と一緒に活躍するお話です。
インディアンが「悪者」という構図は気の毒だなあと・・これは大人になってから感じたことですが。

たまにシェパード犬・フローンが外に出ていると
子ども達は、アパッチ砦のインディアンになったような気分で
「アバアバアバ」と口を手のひらで叩きながら、後ろをついて回ったものです。

アホやがな!

 

あかん!今思い出しても楽しすぎる・・・

 

というわけで、

わたくし。犬を飼うことにします(キッパリ)

70歳になったら猫を飼うつもりやったけど、
70歳までにはまだ「相当な」時間があります。

もう。待ちきれません。
で、賢い子に育てようとおもいます。

はい。やっぱり犬にします。
だって警察猫って聞いたことないし・・・

ああ。どうしよう・・うちの子が表彰されたら・・
賞金って幾らなんやろ・・・

 

 

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2013年10月24日 (木)

何が体にいいのやら。


   


エミリーが、まゆ毛を八の字にして

「もう・・何を食べても美味しいねん」といいます。

結構やないの!
なんでも美味しくいただける。
こんなに幸せなことはございません。

そんな「困ったさん」の眉毛して萌え系を装ってみても
あーた。所詮アラカンやで


長澤まさみちゃんには見えへんで!

と指導をいれておきました。

彼女は健康オタクというか自分の身体に関してすごく敏感で
小指の爪の先が割れても病院に駆け込むタイプです。

だから、こんなにパクパクパクパク食べても良いのかと心配しておられます。

Dsc01656


実家から貰ってきたこの本をプレゼントすることにしました。

ちょっと古い本ですがエエこと書いてはります。

日本は世界一の長寿国と言われていますが
今、長生きしているのは「明治・大正の日本人」です

昔の人は「体にいいもの」を食べていた。

飽食の時代を生きたワタクシたちや今の子供たちが果たしてこれほど長寿でいられるのか・・
昔は花粉症やアトピー性皮膚炎なんてなかったぞ~~~という内容です。

ごもっとも。

青っ洟垂らしてる子やしもやけ・あかぎれの子は絶滅したぞ~~と口答えはしてみたものの、現代の食生活が体にとってどうなのか見直すことは大事だとおもいます。

ふむふむ

ご飯をしっかり食べ。具だくさんの味噌汁と漬物を組み合わせる

エミリー。エミリー。

カタカナ主食はほどほどに・・って書いてあるわ。

パン・スパゲッティ・ラーメン・・・・

やっぱりね。日本人ならコメを食え!やね
Dsc01657
動物性たんぱく質は魚介類を中心に・・。

肉・乳製品はできるだけ控えて・・・やて

へ~~~

お漬物や味噌は発酵食品だからとりませう。だって・・。

素直なエミリー「勉強するわ」と言って本を持って帰りました。

・・・・でもね。

テレビで「年寄は肉を食え」って言ってましたよ。
しっかりタンパク質取らなきゃいけないって。

 

お味噌やお漬物は塩分摂り過ぎるって・・

どっちが、ホンマは体にいいんやろ???

そういえば、おたまの知り合い

地下鉄難波の駅の階段を手すりなしでスタコラ降りる88歳。

彼女は極端な「肉食女子」。

お米がきらいで朝はトースト。夜はクロワッサンって決めてはります。
三日に一度はステーキ

⇑ ⇑ この情報エミリーには伏せておきましょう。

混乱したら困るのでね。

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2013年10月23日 (水)

大坂純情伝

   


ま。今更だけど。
あたくし、8月からブログ村のランキングに参加してるわけです。
で、ボッチを押して押してと、叫んでるから

    こころ優しい皆様のおかげで
             上位に座らせてもらってるわけ(感涙)

ここは、ひとつ
おとなしいヨイ子でいた方が心証もエエし、
身のためかちら・・って、思うんやけど

そんなわけにはいかん こともあります。

おとなしいお嬢ちゃんも、もう黙ってられへん
今日は吠えさせて貰いまひょルルルル・・

 

松竹座十月花形歌舞伎・昼の部より
「新・油地獄 大坂純情伝」

最近の松竹の方針か「古典の名作」と「新作もの」を抱き合わせにした演目が目立ちます。

「新作」をもってくるのは、歌舞伎はわかりにくいと敬遠しがちな新しいお客さんの取り込み作戦でしょう。

今回は「大坂純情伝」と銘打ち、近松門左衛門の「女殺油地獄」を下敷きにした新作ものが上演されました。

ここで、まず声を大にして言いたい

ファンの裾野を広げたい意図はようわかります。
次代を背負うべき人気役者が倒れ、それを補う若手は育っていない。

ところがどっこい、このたびは人気のテレビドラマ「半沢直樹」の「おネエ」で松島屋のラブリンが注目を浴び、全国区に躍り出た。

  now get a chance !

それは結構なことです。
ちょいと前にはピンポンでスターになった中村獅童はん。
あの方にも、あれ以来、ええお役をやらせてはりますね。

もっと昔は、S42年。NHKの源義経での菊之助(現菊五郎)人気をきっかけに故辰之助。新之助(故団十郎)の三之助ブームで若いファンの取り込みに成功したものでした。

それは、結構なんです。なんですが・・・

ちょっと、勘違いしてはりませんか?
                                        
マッタケはん。

ファンを増すためには多様性を求められる。当然でしょう。

そのことと、完成された古典を予定調和に書き直し、和性ミュージカルもどきの振り付けを付ける。
それは、全く違いますやろ。

歌舞伎ファン。特にこれから歌舞伎を観ようかという人がイベント性だけにつられると思ったら大間違いでっせ。

客いじりこそなかったものの、愛之助の女性関係をネタにしたり、金融庁の主任検査監査役をパロったり・・

逆に、初めて見る人が「歌舞伎ってこんなん?」と思いはったら・・
おたま。涙がちょちょぎれます。

歌舞伎を知らない人に劇場に足を運んでもらう

その思いで「関西で歌舞伎を育てる会」(関西・歌舞伎を愛する会)が結成されたのはもう30年ほど前。
関西歌舞伎の再生に大きな役割を果たしました。
それは、大勢の役者さんの地道な努力の成果です。

役者の芝居に賭ける情熱と、興行主の短絡的な算盤さばきに大きな違いを感じます。

それは「歌舞伎」そのものを信じるか信じないかの違い。
客に向かう姿勢の違いだと思います。

今回の「大坂純情伝」・・(は大阪の古い書き方)の下敷きになった
近松の「女殺油地獄」(おんなころしあぶらのじごく)では

家庭内暴力の放蕩者のどんならん(どうにもならない)甘ちゃんのボンがお金欲しさに近所の女性を殺害する。

という話です。
はい。それだけのお話ですねん。これが和事(わごと)です。

和事の芸(歌舞伎)に理屈はいらんのです。

碌でもない男。矛盾だらけのばかばかしい話・・
近松のをんなは皆死ぬ・・・
だから面白い。理屈をぶっ飛ばす面白さ・・・

 

客が観るのは「あらすじや理屈」ではなく「和事」という空気感(風情)なのです。
そこに酔いしれる。

残念なことに新脚本は「分析をし、解説をした」
例えば、主人公・与兵衛がグレた理由づけ。
与兵衛を取り巻く不良グループの存在(あの子だけが悪じゃない)
ウェストサイドストーリーかい!

与兵衛の苦悩や悲しみ。感情にながされてしまう気弱な人間性・・・そんな解釈は観るものに任せておいたらいいのに・・

納得はさせたかもしれないが感動はさせなかった。

と、私は思います。

救いは(救いというのも変やけど)壱太郎のお吉が良かった。
お吉というのは与兵衛に殺害される近所の世話好きな女性です。

金を貸して欲しいと迫る与兵衛の心を試す場面。

客席が静まり返り息をのむ。すべての観客を自分に集中させることのできる力量。
楽しみな役者だと思う。

かっかと怒ってたら、こんなに書いっちゃってるわ
もうすぐ終わるわね。

 

今回の歌舞伎。
昼夜通して「殺し」が見どころのお芝居でしたね。
大立ち回りが滑ったところもあるけど

「油」やから仕方ない?ってか・・・

お後がよろしいようで。ちゃんちゃらちゃん。

 

与兵衛・愛之助 お吉・壱太郎 七左衛門・男女蔵
徳兵衛・橘三郎 おさわ・吉弥 文三・薪車 弥五郎・亀鶴

 


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2013年10月22日 (火)

秋の虫を愛でる


   


そういえば虫の音を聞かなくなりました。

今年は秋が短いと言ってたけど、ここ数日の空気の冷たさに、もう晩秋の気配が感じられます。

俳句で「虫」といえば、秋の季語。
そして、昔から日本人は姿かたちよりも「虫の音」「虫の声」
秋の「もの淋しさ」「命のはかなさ」といった
しみじみとした寂寥感を見出すことが多いようでございます。

 

  「広げたる手が路地の幅昼ちちろ」 おたま

 

ちちろ虫とは「コオロギ」のこと。
大阪のコリアタウン・鶴橋での嘱目吟です。
嘱目(しょくもく)とはその場で見たものを詠むことです。

う~ん「路地」のイメージは肩と肩が触れるほどの幅でしょうと、
東京在の先生はおっしゃったが「大阪はこうです!」と押し通した
そんな思いでの句です。

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鳴かない虫は姿を詠むことになります。
螇蚸(ばった)。蝗(いなご)。蟷螂(とうろう・かまきり)・・・

時々「代表句は?」と質問をされることがありますが、自分の好きな句をあげておきます。
どうせ、おおいばりできるようなものはありません。

「                   」

募金箱に近づくときの、複雑な心境。
善意と義侠心と偽善と後ろめたさと面映ゆさと自嘲がないまぜになり
哲学者のフリでもしておかなければやりきれないのです。

深い闇の中で今を限りとして鳴きつくす虫たち

秋が深まり虫の音が絶え

季節は移ってゆきます。

 

 「背負いつつ枯れてゐたりしばったかな」 おたま

 

おんぶ飛蝗(ばった)はお母さんと子どもじゃないのね。
オスとメスなんですって・・・

背中に乗ってる小さいのがオス。
オスはあまり飛べなくて、ごはんもあまり食べなくってじっとしているんだって・・

世話が焼けるわね。オスって・・・

 

 

 

 

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2013年10月21日 (月)

似たもの夫婦


   


ヨン様が二年ぶりに来日してはるねんよ
羽田で投げキスしはったんやて・・

そんなの関係ねぇ?

もう・・奥様ったら!
あなたの移り気にはついて行けないおたまです。

おはようございます。

しかし、ナニやわ。話はかわるけど、
夫婦というものは似てくるものやねえ。
というか、似たものを相手に選んでしまうのかしらね。

昨日、道でスギモッさんご夫妻に出会いましてん。
悪いけど・・・

 

   吹いたわ(´,_ゝ`)プッ

 

同じもの食べて暮らしてたら似てくるんやろか・・
なんかもう・・そっくりやねん。ご主人。

あれは、
妻が夫に似てくるのと違うね。

夫が妻に同化されるんやわ・・

それだけ、妻が強いってことなんやろか・・

さらに、驚いたことに抱いてる犬まで似てる。

犬は飼い主に似るってよく聞くけど、あんだけ似たらアカンやろ。
もう。スギモッさんの奥さんが産んだとしか思えないぐらいの「似」よう。

チワワやねんけど「この子イギリスから飛行機に乗ってやってきてんよ」とおっしゃる。
「だからイギリス人やねん」???

「イギリス犬」やろ!と思ったけど黙っておいた。

Imagescabienqw知り合いに
物凄く綺麗なマダムがおられます。

 

70代半ばだけど美しい。
色白で、おっとりした雰囲気が上品で、お若い頃はさぞかしお美しかったろう・・と想像できます。

 

この方、実は・・・・

⇑ ノンちゃん(もちろん南海時代の)とのお見合い話があったそうです。

知り合いの弁護士さんが話を持ってこられたそうですが、お父上が「野球選手は水物だから」と反対されました。

話がとんとん拍子に運んでいたら・・・

今頃、あのマダム・サッチーのようなお顔になってはったのかしら・・・なんてね。

ま。そんなことはどうでもええねんけど。

もしも、もしもやで。

おたまが、ヨン様のヨメになるとするやん?

だから・・・もしもって言うってまっしゃろ

そしたら、あんなツルッツルのピカッピカになるんやろか。
夫婦やモンな。

 

  ・・・・・エエ 感じ やな・・・

 

そして、二人して永遠の微笑みは・・・・絶えることなく・・

怖いですか?そですよね。

 

 

 

 

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2013年10月20日 (日)

十月花形歌舞伎・夏祭浪花鑑

   


大阪松竹座。十月花形歌舞伎を観てきました。

まずは夜の部。
「夏祭浪花鑑」(なつまつりなにわかがみ)

 

十月の「夏祭」というのは微妙だな。
南座の顔見世で「鳴神」やるようなもんだな。
とぶつぶつ言いながらやってきた松竹座。

この日は「有難い?ことに」日中温度30度近くあり、なんとか気分を盛り上げることが出来ました。

あらすじは

三人の男が忠義のためにどんならん主君筋の息子を守り抜く。男をかけて義を通す。
女房達も必死で夫をささえる。そいうはなし。

みどころは

その①なんといっても「殺しの場」
殺るも殺られるも血まみれ泥まみれ。究極のグロの美を堪能

その②男のかっこよさ。男侠(おとこだて)に惚れ惚れ

その③それに負けない女侠(おんなだて)

  のはず・・なんだけどね。

この芝居。とっかかりに客にため息をつかせる見せ場がある。

長らくのムショ暮らしでレゲエのオヤジ化した主人公・団七九郎兵衛が髪結床から出てくる瞬間である。
目を見張るほどの男っぷりに変わっている。

「誰でもねえ。おれでえす」と見えを切る。

キャ~~~。かっこいい
この人この人が今からお芝居始めるんだ。
いよっ!待ってました

 

とならなきゃいけない。

残念ながら愛之助に「ハッ」とできなかった。
というのも、レゲエっぷりがすがすがしすぎるよ。
ほんまにラブリンなの?というくらいの汚れに徹しておいてもらいたかった。

芝居の冒頭からこれだけ愚痴ってたら、先はどうなることかと思うけど、
ブログの「歌舞伎カテゴリー」は備忘録だから、淡々とつづっておきませう。

最大の見せ場「殺し場」なんだけど。

団七の総刺青の裸身に真っ赤な褌。

一つ一つの見得を決めながら死へと追い詰めてゆく。
泥の中にのたうち回るのは舅・義平次
祭囃子を背景に血汐に赤く染まってゆく団七の身体。

 

ホンマは、ぞくぞくするええところなんやけど・・・
さまざまな見得の連続に客席が目を奪われるはずなんやけど・・

一つの見得で客席が「ふ」と一息ついてから次に着手してほしいもんだ。
専門的に言えば。「間」が悪い。

凄惨さに欠ける。
なんで?なんでやのん。泥が足りんの?血が足らんの?
泥田から上がった義平次になんで笑いがおきる?

それは、観客のせいなの?
「半沢直樹」でラブリンを知ったという、歌舞伎ビギナーの勘違い?

本水(ほんみず)のところ(井戸水で汚れた体を洗う場面)でも、団七!もっと思い切って水をかぶらんかいな!
客席に泥と血汐のにおいを感じさせて欲しいよ。

そうそう。話はもどるけど、団七が舅にキレル瞬間。
あそこもあっさりしすぎ。
舅に雪駄で眉間を打たれる。
舅ゆえに耐えに耐えてた団七が眉間の傷から出た血を見た瞬間・・。

あそこで場面が転換するわけだから。
キチンとキレてほしいです。
そうじゃないとあとの説得力がない。

さらに、ぶ~ぶ~と続きます。
ごめんね。もうちょっとやし・・・

あと、いろいろ書きたいけど
三人男のうちの一寸徳兵衛。中村亀鶴は(当然かも)亀鶴の息子さんなんだ。
先代亀鶴は天王寺屋を名乗っておられたが、今回の番付では八幡屋になっていますね。

私の贔屓だった富十郎の母親違いの弟の子どもさんということになるのかしら・・
この方。とにかく口跡がいい。役者は一に声です。
姿もいい。

なんなら、愛之助と変わって団七やらせてもらえばよかったのに・・

伯父・富十郎も力があるのに長い間役が回ってこなかった。
歌舞伎の世界ってそういうこと。

三人男の三番目は。釣り船三婦。翫雀さんでした。
年はとっても、昔鳴らした男侠(おとこだて)。
やっぱり、いい男はいつまでたってもいい男だね~。
と目を見張らせてくれないと駄目やん。

 

そんなにコロコロしてたら・・・アカン。

 

仏のさぶが数珠を捨てさっと着替えてチンピラを追っ立てる場面
あそこで、男の色気大放出で客をくらくらさせないとアカンでしょ。

じいさんと思ってたけど、やるやんって・・

この芝居。
絵画のような凄惨な場面。歌舞伎ならではの様式美。
スカッとした心地いい男だて。

歌舞伎の醍醐味を堪能させてくれるはずの演目なのに・・

物足りなかった。不満足。

20年前(H4・7月)今は無い道頓堀・中座で「夏祭浪花鑑」を観た。

団七九郎兵衛・中村勘三郎(当時勘九郎)
一寸徳兵衛・坂東三津五郎(当時八十助)
釣船三婦・市川左団次

で、みた。

頬に焼きごてを当て女の心意気を見せたお辰は勘九郎の二役。

(うちの人が好きなのはココ(顔)じゃない)
ポーンと胸を打ち「ここじゃわいな」
胸のすく場面だ。

団七の女房お梶は、元気だった沢村藤十郎が演じている

当時の勘九郎は今の愛之助と同年代だ
どうしても比較してしまう。
大阪が舞台の芝居でありながら登場人物は江戸の世話物のスカッとしたいなせな部分を見せて欲しかった。

今、歌舞伎は手薄な「時期」なのかなあと思う。
仁左衛門も病気休養のニュースがはいってるし・・

団七・愛之助 徳兵衛・亀鶴 三婦・翫雀 お辰・吉弥
お梶・壱太郎 義平次・橘三郎

 

めげずに「昼の部」もアップしまっせ

 


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2013年10月18日 (金)

ピンクのタオルでコーディネート

   


お三味線の師匠がよく言っておられますが。

街へ出かけたら、
あ。可愛いな。綺麗だな。と思ったもの・・・
ハンカチ一枚でもいい。お花一本でもいいから
買って帰るの。

嬉しくなるって、元気の素よ・・・・

大阪に出たときタオルを一枚買いました

Dsc01650_2


Dsc01651二重ガーゼになっています。

うさぎさんの生成りの顔が可愛らしい。
ガーゼの網目が何とも言えない味を出しています・

トイレ用のタオルにするつもりです。

いえ・・・・・。

でした

この家を建てるとき、夫ひっちゃんはメチャンコ張り切っていて、何でもかんでも自分で決めてゆきました。

唯一、おたまが口をだしたのは

「便器はピンクでお願いね

というものでした。

一度リフォームをしましたが、「便器はピンク」
床も壁紙も「便器」に合わせてもらいました。

我が家のトイレにピッタリの「タオル」

でも・・・・・・

その前に

  首に巻いてみることにしました。

今日は、薄いピンクのTシャツにグルリ・・
ヤクルトレディに褒めていただきました。ハハハ。

Dsc01653
ユニクロの綿シャツにもぴったりでございませう?

これに、濃紺のクロップドパンツ
でも履いたひにゃあ
だあれも、便所の手拭いとは思いやせんぜ・・・
旦那・・

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2013年10月17日 (木)

秋の夜長の長生き話


   


不思議な話として
人は亡くなる前に「会いたい人」に会いに行くって聞く。

 

030

べべちゃんから電話があり
「なあ。おかしいと思わへん?あの子ら(Y君とK君)そろそろなんと違う?私らにしきりに会いたがってたもん」

それなのに・・

 

申し訳なかった。
おたま。こんなババ~になっていて・・・

いや。あやまることはない。
ババ~の中では可愛いほうだ。

「それは無いと思うよ。そういう話は亡くなったあとで、そういえばあの時・・ということだから、今、話題にしている時点で(ない)と思う」と言った。

おじいちゃんは亡くなる前。
1か月ほどかけて息子や娘の家を順番に訪問している

昨日、話題にしたMちゃんは、
別に用事があったわけではないのに、電話があり、なんとなく電話を切りたがらなかった。
その時点でまさか、Mちゃんが天国にいっちゃうなんて、本人も知らなかっただろう。

ひっちゃん(夫)は6月に亡くなったのだけど、5月の連休に突然「何かTさんに会いたいねん」と言った。

過去に仕事で接点があっただけの人だった。
日本国がバブリーな時代。よくゴルフで遊んでいた。
よほど響きあうものがあったのだろう。

そういうわけで、5月にわざわざ神戸までTさんに会いに行っている。

不思議なことに数週間まえには親友はじめ仲間や後輩とも出会っている。

「あれは、挨拶に来てくれてたんやなあ」とみんなが言った

なあ。べべちゃん。
私らしょっちゅう、会うとこな。
いつが「別れ」になるかもわかれへんし・・・

うん。わたし、おたまちゃんが死んだら絶対悲しいわ。
死なんといてな・・

うん。大丈夫。私のほうが長生きするし・・

いやや。私のほうが長生きしたい・・・

あかん。私が長生きする・・

お願い、おたまちゃん。先に死んで・・

 

⇑ ⇑ ⇑

これで、ホンマに友達と言えるのか!

みたいな会話がえんえんと続く秋の夜の電話でございます。

2010/10月。べべちゃんと九州旅行をした。
門司港で母の土産に「万華鏡」を買った。

母は気に入り、最後の病院にまで持ち込んでいた。

上の写真はその時の「雨にけぶる門司港」

 


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2013年10月16日 (水)

同級生Ⅲ罰ゲーム


   


「過去」・・・・・

  女は上書きし

  男は「名前を付けて保存する」

もう・・・ええやん。
懐かしいこともな~~んともないわ。

と言ったのに、わ~わ~言うので「ミニミニ同窓会」をやった。

あまりに「いやや」というと「おたまちゃん。あまりの変貌ぶりを知られたくないんや」とべべちゃんがいうからね。

「そんなこと、あるかいっ!」と重い腰をあげた。

メンバーはべべちゃん。Y君。K君。の四人。

皆、同じ中学校の卒業生だけど、おたま以外の3人は小学校も一緒。特にY君とK君は7歳(小学校入学式の日)から今日までの付き合いである。

べべちゃんとはしょっちゅう会っている。
Y君とは亡くなったMちゃんのお参りで、二年前に会った。

(Y君の記事はコチラ
   果てしなくおヒマな方だけお読みくださいませ)

K君とは実に40年ぶりである。

Dsc01631 Dsc01628

こじゃれたお店で食事をして

Dsc01636近くにある「一休寺」に連れて行ってもらった。

 

一休禅師が最晩年を過ごした寺である。

 

Dsc01634


このモザイク野郎がY君。
昔ながらのアイビールック健在でございます。

「ラコステShop」なんてまだあるの?と言われながらの
上下・ラコステ

なんか・・ず~っと。お腹を抱えて笑った。

この日のハナシだけでブログネタ10個にはなる。

K君が「改札口から出てきたとき”えっ!”って思ったけど、しゃべったら、おたまはおたまやな」と言った。

”えっ!”ってどういう意味?どういう意味ですかああ

で、「Y君の記事」にあるトンデモナイ写真。
持って来よりましたでもう・・・信じられへんわ

罰ゲームか!これは・・

そして、男子二名。微に入り細にわたり「しょ~もない」ことをよく覚えてる。
まだ、ボケてはいないらしい。

やはり、過去を「名づけ保存」してたみたい。

年に一回くらいは会おうぜ!
と、彼らは嬉しそうに言ってたけど・・・

「上書き保存」組は・・もう、エエがな・・

楽しいのは楽しかったんだけどね。

でも。同級生は・・やっぱり良いものですわ。


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2013年10月14日 (月)

アチラのお客様からです


   


一度は経験してみたい。(だってだって女の子だもん
といえば・・・・

 「アチラのお客様からです」って

牛乳飲んだらNGやなって感じの口髭のバーテンがそっと差し出すカクテル

A_434

この場合。コチラは当然
ワケアリ。寂しげな横顔の美女なわけですよ。

さしずめ、篠ひろ子か・・古っ!
最近の女優さん。知らんからね。あ。鈴木京香でもエエな。

ひろ子。もしくは京香は
80年代名残のワンレンを搔き上げ、暗いカウンターの隅に目をやる・・

     いい男!

う~ん。誰にしとこかな・・・

藤達也か・・・・古っ!。別にタイプじゃないけど・・
なんか、ギリギリの感じがエエなあ。

昨日は呑み会でした。
場所はいつもの駅前。小料理屋です。

メンバーは
お嬢様奥様のアッコさん。テキトーなトシちゃん。おたまの3名。

この日は、今度の(酒の勢いで決まった)旅行の打ち合わせも兼ねております。
酔っぱらう前に旅行代の集金をしました。(やっぱり、幹事はしっかり者のおたまちゃんになってんよ。プンプン)

で。宴もたけなわのころ。
店のオネイサンが一升瓶とグラスを三つ抱えてやってきました。

 「カウンターのお客様からです・・」

げ。

ま・まさかの 「アチラのお客様からです」や~~~
しかも、おたまの好きな「秋鹿」

いつも陣取る、奥の小上がりからはカウンターはもちろん、店内が見えない。

え?え?どなたかしら・・

お嬢様奥様アッコさんが、キャラから大きく外れた一言。

「わたくしが目的なのかしら・・・」

結局、最年少しっかり者のおたまが「パシリ」でお礼を申し上げに行く。
カウンターに行くまでもない。ニコニコ手を振ってるのは

な~~~んや

 句仲間の S郎ちゃんやおまへんか!

ご馳走して貰って「な~んや」はないけどね。

「おたまちゃん、嬉しそうにひょこひょこ入ってきたなあ」
ほっといてくれ。

そういえば、店に入るとき、珍しくカウンターに3人の殿方が座っていらっしゃたわ。

コチラでご一緒しませんか?
と、申し上げたが
「今。おもしろい話で盛り上がってるから・・」
断られた。

藤達也ではなかったが

これで、「アチラのお客様からです」は経験したわけだ。

藤達也ではなかったが

嬉しいものやね。

藤達也ではなかったが・・・・

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2013年10月13日 (日)

里山のダリヤ園


   


今月の吟行は兵庫県川西市にある「黒川ダリヤ園」です。

「日本の里100選」にも選ばれているこのあたりは
その昔、炭焼きが盛んでした。

繰り返えされる伐採のため、ポッコリと可愛い樹形となったクヌギの木をあちこちで見ることができます。
1620_2

 

「川西」という自治体が全国に4つあり友好都市になっているのですが、なかでも「山形県川西町」がダリヤの生産地だそうで。

 

そのご縁で

 

「ダリヤ植えてますねん」

619

 

 

植えてるだけで出荷してません

 

「植えてるだけですねん」

    

「園」といっても「植えてるだけ」やから入園料なんて貰ってなかったけど、結構お金がかかります。だから、今年初めて「協力金」をお願いしてます。

1605

 

人の良さそうなおじさんが申し訳なさそうにおっしゃる。

 

もともと、稲作をされていた緩い棚田。

 

あたりはのどかで美しい里山の風景が広がっています。

 

 

俳句ではダリヤは夏(晩夏)の季語。
陽暦7月半ばから8月半ばの花ということになります。

この日の日中気温30℃。
10月でも十分にふさわしいダリヤです。

いただいたパンフレットにも植物の本にも「ダリ」と載っていますが
歳時記の多くには「ダリ」で載っています。

 

 「恋人とポンポンダリヤまでの道」 坪内稔典

 

先日のコスモス同様、近年の渡来品であるダリヤを詠めば現代的な句になります。
オノマトペの達人、稔典さんらしく恋人たちの明るく弾む気持ちがよく伝わります。

603

なんとか、提出はできたけど。「ダリヤ」・・難しかったです
1595

 

  「しぐるるや閂固き分教場」 おたま
   (シグルルヤカンヌキカタキブンキョウジョウ

 

ダリヤ園の近くに明治37年に建てられたという木造校舎がありました。
現在は公民館として利用されています。

 


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2013年10月11日 (金)

大丸饅頭を知っていますか


   


あなた様は「大丸饅頭」をご存じでせうか?

だいまるまんぢゆう
Dsc01587

白餡が基本ですが、こしあん、つぶあん、
さらには、季節限定の「栗餡」がただいま発売中です

梅田(大阪)に出たら、必ず買って帰ります。
おみやの定番

何が気に入っているかと申しますと

 

(まずは、この容姿)

 

参った!としか言いようのない・・

 

最小限のフォルムで最大限の美」(by ジル・サンダー)
まさに無駄のない完璧な美しさ!

 

中央には創業より300年にわたり守り抜かれた「丸に大」の商標マークの焼印が押してありますよ~~(見ればわかるってか・・)
か…可愛い

 

(次にサイズ)
それ以上でもそれ以下でもない。
考えに考え抜かれた
直径約5センチ。高さ2センチという。

 

おちょぼ口のお嬢様にピッタリ、ジャストフィット。

 

わたくしは、これを四半分に割っていただく。
うん。お口に入らないから・・・

 

(そしてもちろん、お味)
しっとり感のあるふんわりした生地は甘すぎず
厳選された豆で作られた餡がこれまた上品な甘さ

 

売り場。いや、大丸百貨店に入ったとたん、この甘い香りに魅了される。

 

(さらに、楽しい自動機械)
ガッチャン。ガッチャン。ガッチャンこ。
楽しすぎる。
ガラスに75分くらいはへばりついて見ていたい

 

   味の回転木馬や~~

 

(ついでに可愛いネーミング)
大丸饅頭(だいまるまんぢゆう)・・素朴だ!

 

それでいい。それでいいのだ。

 

ズッパイングレーゼ。
フファリアテッレ。
シュトゥルーデル。
何やねんソレ。何を食わされるのがドキドキする。

 

(とどめは、嬉しい価格)

 

 @42円

 

50円でもなければ45円でもない。
42円という。奥ゆかしい価格設定。

 

誠心誠意割り出された、この2円という端数。
大丸の心意気に泣けてくる。

神戸大丸は阪神淡路大震災で大打撃を受けた
当時の新聞には必ずと言っていほど、痛ましい大丸百貨店の写真が載っていたものです。

元々、神戸大丸だけで販売されていた「大丸饅頭」

だから、大丸饅頭は復興のシンボル
元気のしるし。

ということで、
「大丸饅頭」が大好きです。

あと・・この大丸饅頭に足りないもの・・・

それは「歌」ではないだろうか

 

私財を投じて一般公募したいと思ってます。
来月、郵便局の半年定期が満期予定
マダムのへそくり。

ゴンチャロフチョコレートや
パルナス製菓に負けないくらいの力作待っています。

 

 


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2013年10月10日 (木)

花言葉は乙女の純真です


   


秋の爽やかな風に揺れるコスモス。
白やピンクの可憐な色。

特に女性に「コスモスが好き」という人は多いのではないでしょうか。
1608

ところが、このコスモス俳句になりにくいのです。

明治以降、日本に入ってきた外来種であるため、日本の風土(抒情)に十分に馴染めていないのかもしれません。

つい。青い空や爽やかな風を詠んでしまうのです。
コスモスが風に揺れるのは当然のことであり、面白くないそうです

 

「コスモスの押し寄せてゐる厨口」 清崎敏郎

 

コスモスを詩人ならではの切り口で読んだ句です。
台所の裏に一株だけ植えたコスモスが、いつの間にか

  「押し寄せてゐる」

弱弱しく風に吹かれているように見えて、

コスモスは「強靭」です。

風に倒され、地に着いたそこから根を張り、増え続ける。

強い繁殖力。その勢いに驚く作者。
コスモスにある意味「獰猛(どうもう)性」を感じるのは男性の視点だからでしょうか。

 

「コスモスや彼女意外にしたたかよ」 小河美沙子

 

これはもう、ストレートな・・・つぶやきが「俳句」になるのです。

可憐(と思われている)で、例えれば少女のようなコスモス
同性だからこそ、コスモスの本質が見えてしまう。

この句は多くの歳時記に取り上げられています。

著名俳人の後に続けるのは気が引けるが
最後に句をば・・

平易明快でさらりと肩肘はらずに自然に日常を掬い取って
そのままを自分の言葉で

詠みなさいと教わってきた

 

⇑なんてね・・。

言い訳がましく前置きするのが「したたか」かもねでへ。

 

 「吾を待つ母コスモスの畦に立つ」 おたま
   (ワレヲマツハハコスモスノアゼニタツ)

彼女に「したたかさ」があれば違う人生を歩んでいただろう
賢くはないが、人は好かったかもしれない。
母が亡くなって2年になります。

 

 


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2013年10月 9日 (水)

シンデレラになれるわけがない


   


TV「おはよう朝日」の今朝の星占い
「エレガントをこころがけて吉」という一言アドバイス。

魔が差したとしか言いようがないが

下駄箱から長い間履いていなかった靴を取り出して履いた。
う~ん。エレガントだ

玄関の鍵をかけ、10歩で後悔し始めたけど、もう遅い。

バスがやってくる

Dsc01591

いつものところでいつものようにエミリーが立っていた。
にっこにっこしながら言う。

「私ら、プ~と言えばピ~やな

それも言うなら「ツーと言えばカー」でしょ。

この日は松竹座に歌舞伎を見に行った。

なぜ。プ~と言えばピ~なのか・・
彼女からは「チケット取れたよ」という連絡しかもらっていない。
どこで、何時にと約束しなくてもプ~と言えばピ~で

おたまが、現れたからだ。

ああ。なんて律儀なんだよ。
靴を履きかえに戻ればよかったのに・・

ハッキリした時間の約束なんてしてなかったやん。

痛いよ。小さいよ。この靴

「ねえ。この年になっても靴の文数って変わるんかなあ・」

「そんなわけあらへんやろ。腹回りは変わっても・・。
それに文数(もんすう)って何やのん。トシがバレルよ・・」

「エミリーこそ、腹回りっていうの、やめなさい。
ウエストサイズでしょ?でしょ?」

ということで、観劇4時間は靴を脱いだままでした。

・・・・・そして・・・・帰りましょう・・・と。その時

は・はいらない・・・・
靴がはいらないよ・・・・

シンデレラのいじわるなお姉さん達もこんなふうだったのか!
ええい!無理やり突っ込んでやるぅ!

無理に突っ込んだが歩けない・・い。痛いよ~

これは拷問か!

涙無くして語れない「纏足」(てんそく)の歴史を思う。

女に生まれた哀しさ。辛さ・・・・
男のばかやろ~~~男はみんな敵だ~~~~

そんなことを毒づいている場合ではない。
このままでは、家にたどりつけそうにない。

「ビーサンでもエエから買いに行く!」

さすが、心斎橋です。20時過ぎてもお店は開いています。

Dsc01594

ああ。やれやれ

逆に、ビーチサンダルは売ってなかったよ

デザインとか好き嫌いとか言ってはおられない。
歩ければいい
なんと、お値打ちの¥1,500

気に入った!

本日の教訓

星占いはあてにならない。
が、
靴で天気は占えるかも。

 「靴投げて占う天気鵙高音」 おたま
  
(クツナゲテウラナウテンキモズタカネ)

どこがエレガントなんざんしょ

 

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2013年10月 8日 (火)

自分史

     


今年に入ってから・・、特にこの夏

たくさんの本を贈っていただいた。

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受贈本の多くは句集とそれに関する本です。

自分の本(句集)を出す。
これは、文章・俳句や短歌などに携わる人なら夢でしょう。

上の写真の中に、俳句とは関係のない、
「自分史」が一冊あります。

「自分史」が世間に広まりだしたのはここ25年のことだそうです。
映画「ルーツ」がテレビ放映されたのがブームの起こりだとか。

自分の生きた存在証明

知恵を後世に残したい

子孫への伝言

事実を明白にしておきたい

本になる喜び

過去を検証することによりこれからの生き方を探る

 

これらが自分史を出される主な理由にあげられています。

 あたくしの場合です。

 

 生きた存在証明) 忘れちゃってください!お願いだから

 知恵を後世に伝えたい) 知恵。あるわけない。

 子孫への伝言) ない

 事実を明白に) されたら困ることばかり。

 本になる喜び) 中身がないからね。お恥ずかしい

 過去の検証) まずい話がぽろぽろと・・

 これからの生き方) もう・・このままでよろしく。

こう考えると
あたしの人生暗くはないけどトホホだわね。

「自分史」を頂戴することがあります。
全て男性です。

お葬式の引き出物で渡されたこともあります。

昨今は仕事の上でも生活の上でも男女の差がなくなりつつあり、又それを目指す社会でもあるわけですが、
我ら世代やそのまた上には「男の仕事」がありました。

社会的なかかわりを持つという意味では男性のほうが多くのステージを与えられました。

「男はつらいよ」です。

頑張った証として「残したい」と思われる方も多いでしょう。

で、頂戴した当方ですが。

そういうことを。鑑みると
この本。あだやおろそかにもできないし
といって、あまりよく知らないおじさんのストーリーに
さほど関心が湧かないし・

どうしたらいいですかね?
読書の秋です。ゆっくり読ませていただきませうか。

 

 


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2013年10月 6日 (日)

秋の実りに囲まれて


 


 

 「深吉野の秋果とりどり道の駅」
  (ミヨシノノシュウカトリドリミチノエキ)

高い山に囲まれた、奈良県吉野。
「道の駅」には、まるで、四方の山から降りてきたように
色とりどりの秋の味覚が並んでいた。

梨・桃・柿・栗・・・・

「実りの秋」って素敵な言葉だ。
特に稲が豊かに実った秋を「豊年」「豊の秋」という。

 

 「豊の秋気球ゆっくり降りてくる」
  (トヨノアキキキュウユックリオリテクル)

 

秋晴れの下。
黄金色に輝く稲田を目指して気球が降りてくる。
豊作の喜びを一緒に祝ってくれているような気球。

秋の収穫作業が終わると、
田の神様に感謝し、一年の労をねぎらう。
それが「秋収め」(あきおさめ)。

 

 「トラックにトラクター載せ秋収」 
  (トラックニトラクターノセアキオサメ)

トラクターがまるで最後の収穫物のような・・
農家に束の間のくつろぎがやってくる。

外出から帰ると玄関先に置いてあった
枝豆とダリアの花とカボスが5個
Dsc01572

カボスが入っていたので「Nさん」だとわかる。

秋の実りのおすそ分け。

少し足を伸ばすと、のどかな田園風景が広がる
こんなところに住んでいると秋の季語には事欠かない。

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それと俳句ができるかどうかは・・・別
それがつらいところですね。

 


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2013年10月 4日 (金)

倍返しされるの巻


   


ついにMDコンポが壊れました。
パナソニックが松下産業株式会社・オーディオ事業部といってた頃のしろものです。
もちろん日本製。

Dsc01559Dsc01561


とっても大事にしてたのに。
お気に入りのブラウス地で作ったカヴァーも掛けていましたの。

東京の次男・明星氏にメールをいれました。

「壊れた!買うて

だって、いつも「何か欲しいものない?」って訊いてくれるからね

折り返し「どんなのがいいか」聞いてきたので
「音のいいやつ」といいました。

Dsc01574先ほど到着しました。

プチプチをはずすと

Dsc01575


くまちゃんの包装紙だよ

包装紙を丁寧にはがすと・・・・・・・・・・・・・・・

Dsc01577ウォッ

ケンウッドだ

Dsc01579

只今、開梱中。
わくわく。ドキドキ

Dsc01584Dsc01585
にゃんだ?これは?  よぐわがんね

ジャジャジャ~ン

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明星氏!お母ちゃんは・・う・う・嬉しいよ

⇓ ⇓ こんな、紙っきれ。破いておくね。
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うん。母ちゃんが小さい人間だったよ。

↓押して帰ってね。ぷ

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2013年10月 3日 (木)

美容室でのおしゃべりは


   


滝川クリステルでお願いします。
と言ったのに。

ゲゲゲの鬼太郎になった、おたまです。

おはようございます。

 

髪を切りました。

 

いいんです。別に滝クリ(略す!)のファンではないし
だからと言って鬼太郎好きでもないけど・・。

美容室にも「カルテ」がおいてあるのね。
病院みたいです。

「あ。おたまさん。三か月ぶりですよ」って
ちょっぴりお咎め口調。

「今月ですね、ドイツに行くの・・」
そんなことまで書き留めてあるんや。

接客業は会話が大事。
たぶん、コチラに気を遣って話し掛けてくださるのでしょう。

長い付き合いで、打ち解けている関係なんだから

もう・・そっとしておいて・・・って言いたい。

こんな、やんわりした言い方では分かりにくい?

 

    「黙って切れ!」

 

と、心で叫ぶ。

でも、いいお兄ちゃんだし・・それに刃物もってるし・・

技術やセンスは申し分ない。
たとえ「鬼太郎」でも、それはモデルのせいです。

時々、鏡越しに若いスタッフが顔を覗かせる。

「いらっしゃいませ。伸びましたねェ(髪のこと)」
「差し色のバッグ買いましたよ・・」

そう言えば、三か月前バッグのハナシしていたんだっけ

それもカルテに書いてあるのね

わ~。大変だ~。美容師さんも。

美容室での雑談が苦手だという人、結構多いです。
友人は「寝たふり」しておくといいますが、

なんだか、それも悪くって・・・

帰り際、「じゃあ、ドイツお気をつけて・・」と言われたので

 

「ドイツね、延期になったの。」
「代わりにベトナムに行ってきます」

 

しまった。
また、いらんこと言うてしもうた。

メモメモ。急いでカルテを訂正してるだろうな。

ついでに書いといてね

 

 滝川クリステル 失敗無理!  って

 

      (切らなきゃ良かったのか・・後悔先に立たず)

 


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2013年10月 2日 (水)

記録更新のカギを握るもの。

 


イチジクが美味しいですね。
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ケーキやタルト。ワイン煮や甘露煮。
ジャムやスムージーでもいいし
生ハムを巻いて、お洒落なサラダ・・・・

でも、一番おいしい食べ方はなんといっても

  もぎたてをそのまま・・・・

子どものころは、この上品な甘さというのが分からず
お気に入りベストテンにも入ってなかった「いちじく」

でも、30歳をとっくに超えた今は一番好き

幸田文のエッセーだったかな
小学校で、友達がお弁当箱のふたをとると、
ご飯の上に赤い棒切れのようなものが載っていて、
友達はそれを少しずつかじりながらご飯をおいしそうに食べる。
それがうらやましかった。
というのを読んだことがあります。

赤い棒は「タラコ」の焼いたもの。昔のことだから着色されていたのかもしれません。

子どものころ「どうして大人はこんなもの食べるのだろう」と思っていた「タラコ」
何だか臭いし、塩っ辛いし、見た目も、食感も変だし。

それが・・今は大好き

中身を出してマヨネーズと数滴のめんつゆと合わせたら、
湯がいたエノキダケ・三つ葉を和える。

お酒のおともの出来上がりです。

年をとると食べ物の好みが変わるとよくいわれます。
脂っこいものが欲しくなくなったり・・・

体調や生活習慣の変化にともなって嗜好も変化していくのね。

そして、嗜好の変化は
人の能力を引き出す・・・・・・かも。

ということは、この期に及んでも
まだまだ、未知の世界が広がってるのですわ

今朝の朝刊「武士の侍」に
84歳でハンマー投げの日本新記録(全日本マスターズ陸上競技選手権)を出した女性の記事が載っていました。

さらに「85歳クラス」次のチャンス。
記録更新に挑まれるようです。

この方、50年間の専業主婦生活を経て、76歳でハンマー投げに出会ったといいます
普通、76歳からハンマー投げる?

それでね。興味あるのは

年齢とともに、
大好きだったおはぎは嫌いになり
大嫌いだった酢の物は好きになった。

っておっしゃるのですよ。

ハンマー投げとおはぎと酢の物にどのような因果関係があるのか
自分が賢い人間だったら、研究してみたいところです。

そういえば最近

堅焼きせんべいより、ぬれオカキを好むワタクシ。

これはあきらかな嗜好の変化。

三段跳びくらいちょろいかもしれないにゃ。

・・・・・・・・・・・

 


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2013年10月 1日 (火)

姑が遺してくれた・・・


       


自治会の集まりにでかけました。
持ち回りの当番に当たっているのです。

この新興住宅地も開発から40年近くたちました。
人の入れ替わりもはげしく、

自治会の単位としては家庭数が多すぎるので、
付き合いが希薄なのは、仕方がないのかもしれません。

出欠の名前をよばれ返事をすると。
前の席に座っておられたご婦人2名が振り向かれました。

「おたまちゃんですか?」

下の名前で、しかも「ちゃん」付けである。

お顔に見覚えがない。
そして、思いがけないことをいわれた。

「お宅の、お母さんがいつも、喜んではりましたよ。お嫁さんが優しくしてくれるって・・」
「いつも、おたまちゃん。おたまちゃんって」

初対面の私に好意にあふれたまなざしで言われた。

 

老人会でご一緒されたらしい
姑は書道が趣味で毎週お稽古にでかけていた。

喉の奥がクッとつまり、泣きそうになった。

おばあちゃん。そんなこと言ってたんや・・・

 


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賢い人だったので、そういう風に他人様に話をしていたのだろう。

姑とヨメが結構上手くいってるというと「きれいごと」と思われるかもしれないが、ウチはまあまあ、だったと思う。

 

おばあちゃんは辛抱強い人だった。

謙遜を差っ引いても、冷静に考えてみても
おたま。「いいヨメ」とはいえなかった。

マイペースで思うとおりに暮らしてきた。

譲ったり、我慢してきたことは、こちらより姑のほうが100倍多かったに違いない。
姑で苦労をしたおばあちゃんは「おたまちゃんが可哀想だ」といつも言っていた。
姑と同居して・・という意味だ。

そして、常に私の味方だった。

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源氏物語をコツコツと半紙に書き写しては、お手製の小さな本にしていた姑。

 

 

 

お互いが無理なく、機嫌よくしていたいとは思っていたけど、それは自分のためであり、姑一番に考えていたわけではない。

「優しいお嫁さん」といわれても身に覚えはない。
心からそう思う。

最後は夢の世界に生きた姑だったけど、最後までヨメ・おたまのことは頼りにしてくれていたと思う。

亡くなる前日の夕方、病院を出るとき、
「もう帰るね」というと

大きく目を見開いて
「おたまちゃん。あんた。綺麗やなあ」と言いました。

「おばあちゃん。何を言ってるの・・」と笑いました。
姑が呉れた最後の言葉になりました。

ひっちゃんと結婚するとき「一人息子のヨメって大変やで」って、先輩に言われたけど、
渡る世間に鬼はいなかった。

おばあちゃんが亡くなって10年。

おばあちゃんのことを覚えていて下さる人がいる。
おばあちゃんの話したことを覚えていてくださる。

くすぐったいような、やるせないような気分だけど

おばあちゃんの遺した言葉が私の胸を温かくしに

帰ってきてくれたと思った。

 

 

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