2024年12月 8日 (日)

自句自解416 芒原われに・・



  

   芒原われにひとつのされかうべ
(すすきはら われにひとつのしゃれこうべ)2008・12月

 

季語・(三秋)

澤瀉屋のお家芸「黒塚」を観たあとだったのかなあ・・
もうあまりよく覚えていません。
黒塚は猿之助と、右近(現在の三代目市川右團次)で見ています。
現代アートの極みような舞台は澤瀉屋の至宝でした。
(歌舞伎の話を始めたら止まらないので、このへんで)

まあとにかく、芒原に圧倒されて作った句です 

わたしにある、しゃれこうべ(それは私そのものなのですが)をそっと芒の原に置いてみた。
そんな意味です。
この寂寞たる宇宙の只中にぽつんとある鬼女の魂・・・

本日、83回目の開戦記念日にあたり この句を出してみました。

 

ほな


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2024年12月 7日 (土)

自句自解415 「珈琲」と遅刻の・・



 

N7

 

   「珈琲」と遅刻の手套脱ぎながら
(こーひーと ちこくのしゅとうぬぎながら)2023・12月

 

恋の始まりって突然らしいですね
アタクシ、心が汚れているので
ほとんど恋をしたことがありません。
(されたことは山ほどございます)言うたモン勝ち
なので、以下、友人の古い昔の話です。

喫茶店で向かい合わせの男女。
コーヒーが運ばれてくる
気の利いた男ならここで「お砂糖幾つ?」と女に尋ねる
「結構です」といいたいけど「おっさんみたいと思われちゃいやだ」と小さな声で「ひとつ」
(「ひとつ」ってスプーン1杯・6グラムのことです)
男。こなれた手つきで女のカップに砂糖を・・・
アカンあかんのですよ。これでは恋は始まらんのです。

友人が言うには
その男、黙って砂糖壺をわが身に引き寄せ、蓋を取るや否や、壺を傾けdirect直に自分のカップにサラサラ・・
しかる後に、彼女の方に「ほら」と言う感じで壺を押しやった。
ズッキュ~~~ン         
お・・男らしぃ~~~

なんでやねん!その人、糖尿と違う?とワタクシ申しましたけど
彼女はすっかりハートのお目目を泳がせていました。

ワカラン。この世は不可解であります。

そして、本日の駄句でございますが
まず 季語・手套(三冬) 手袋のことです

 

そもそもやね、待ち合わせに遅刻するのがアカン
「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」やったら秒速で落下です。
そこは、100歩譲るとしても、真っ先に、しかも立ったままでオーダーかい?
「遅くなり申し訳ございません」が先でッしゃろ。学校で習わんかった?
そんなに珈琲飲みたかったなら遅れんと来んかい!

惚れっぽい友人は「おたまちゃん、それって男の照れ隠しよ。可愛いやん?        」という事でしょう。
そなん?
やっぱり不可解やわ。恋もアンタも。


そのまえに、高級ブランド皮手袋を身に着けるクラシックで正統派のいい男は絶滅してる・・・っちゅうねん。

怒ったり・嘆いたり・・俳句ひとつでよう遊びますでしょ・・
あたし

 

ほな


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2024年12月 6日 (金)

自句自解414 奥嵯峨や花・・



 

N6

 

   奥嵯峨や花柊に日照雨
おくさがや はなひいらぎにひでりあめ)2020・12月

 

先日、隣町へ紅葉を見に行きました。
山里にひそと佇む黄檗宗のお寺です。
なので、ちょっと異国っぽいというか中国風。
今年は酷暑からの長引く暑さで遅れに遅れた紅葉となりました。

前回、吟行でここに来たのは2017年。その時の写真をメンバーが持ってきていました。
なんという美しさでしょう!(紅葉がね)
その写真と同じ場所で同じように並んで記念撮影。
もうS子さんはいません。その場所には前回欠席だった妹Aちゃんが立ちました。

さて、↑↑この句ですが、コロナ感染拡大の最中。行けるところまで車で移動して公共の乗り物はできるだけ避けました。
句会場も個室をとってもらいました。写真を見ると全員顔より大きなマスクをしています。
でも、外出制限の中のお出掛けで、みんなとても嬉しそうです。
「やっぱり、紅葉は嵯峨(嵐山)やねえ~」と言って大はしゃぎしました。

季語・柊の花(初冬)
甘やかな香りをただよわせて、ひっそりと咲く柊
冬に咲く花、特に木々に咲く花は何とも言えない味わいがあります(あ!そんな俳句作ったわ。また出します)
私は冬の「木の花」が大好きです。

奥嵯峨の古いお家が並ぶ通りを歩いていると垣根から柊の花が顔をのぞかせていました。
今さっきの通り雨(狐の嫁いり)に濡れてキラキラひかっていました。
嵯峨野の時雨がもたらしてくれたプレゼントです。

 

ほな


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2024年12月 5日 (木)

自句自解413 「生きてるか」・・



N5

 

 「生きてるか」庭に声あり大根提げ
(いきてるかにわにこえあり だいこさげ)2009・12月

 

季語・大根(三冬)
大根は冬野菜の代表選手!真っ白でみずみずしくて、色々なお料理に使えます
俳句では、昨日とりあげました「夕焼」(ゆやけ)と同じく(だいこ)と読んでリズムを整えることがあります。

 

この頃(2009年頃)はみんな元気で、周りのお友達は張り切って家庭菜園に励んでいました。
中にはプロの農家の人にお墨付きを頂けるくらいの方も・・
あちらこちらからお野菜を頂きました(アタシ。もっぱら食べる人)
中でも心の兄。I氏は畑そのものが芸術作品みたいに美しく、作物も立派でした。
旬のお野菜をいつもいつも届けてもらいました。

それが、今季の冬野菜の収穫をもって畑を他の人に譲ることにしたそうです
寄る年波には勝てないって!
畑終い?って季語は無いです。秋収め。田終い。畑納め・・などの秋の季語は「その年の収穫を終えましたよ」という意味ですので
「もう・・畑から撤退する」というのはどういう言葉になるのでしょうね。
「墓じまい」ならぬ「農仕舞い」という言葉を最近耳にしますが、言葉としてはまだ練られていません。
そう言えば「終活」とか「断捨離」とかいう言葉もありましたね。
これは年がら年中の出来事なので季感はありませんが。


言葉はどんどん生まれて歳時記も変化をしていくのを受け入れなければいけませんが
なんだかねエ・・奥様!
景気のいい言葉はもう生まれないのかしらね。

I氏によれば未練がましいけれど(本人がそういうのよ)一畝(うね)だけは残してもうちょっとだけ遊ぶ!とのこと。
ガンバレ!

 

 

 

ほな


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2024年12月 4日 (水)

自句自解412 腹話術のをのこ・・ 



 N4

 

   腹話術のをのこ仕舞はる寒夕焼
(ふくわじゅつのおのこしまわる かんゆやけ)2015・12月

 

大阪には特別な歴史を持つ大きな公園が4つあります。
「戦災(空襲)時に市民が避難するための場」として大阪府が買い上げた土地が戦後、公園となったという歴史です
その中の一つ、豊中市の服部緑地公園で作った句です。
平和な時代がやってきて、競馬が開催されたり戦後14年目には(当時の)皇太子ご成婚記念に円形花壇も作られました。
平和っていいですね。
公園はこうでなきゃね。
(ちなみにもっともっと昔は豊臣家の火薬庫があったそうですよ)

季語・寒夕焼(三冬)
「夕焼」だけなら夏の季語です。夏の夕焼けは大きくて立派。日没時間も遅いから長い間観ることができます。
「夕焼」って夏だわよね♡って奥様!お思いでしょ?
チッチッチ。俳句作る人ひねくれているので、心が繊細なので「あわれ」で「はかない」のが好物なんです。
淡くて、短時間で、見逃しがち・・そこにポエジーを感じるわけなんだよう(人に寄るけど)

 

楽しく遊んでいた人々が一人去り二人去るころ、腹話術のパフォーマーもそろそろ帰り支度。
をのこ・・男の子のことです。
(川上のぼるさんで言えば「ハリス坊や」やね。いっこく堂さんの相方は、お爺さんっぽかったかしら)
その「をのこ」も四角いトランクの中に仕舞われるのです。
冬の夕焼けが美しい、束の間の間に・・

「ゆうやけ」を読むときは文字数(リズム)を整えるために「ゆやけ」と読みます。
「寒夕焼」「冬夕焼」の傍題になっています
使い分け、意図してま・・・せん。適当です。感覚です

「冬夕焼」の方が広がるかな?とかは思います。

 

 

ほな


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2024年12月 3日 (火)

自句自解411 通夜のミサ待つ・・



 

N3

 

   通夜のミサ待つ静けさに咳ひとつ
(つやのみさまつしずけさに せきひとつ)2004・12月

 

季語・(三冬)

句友S郎ちゃんのお母さまの通夜が町の教会で執り行われました。
天井の高いご聖堂の真ん中あたりに設えられた柩の祭壇の前でうなだれていたS郎ちゃん。
妻のM子さんが美しいお別れの詩を朗読されました。
M子さんは義母様を長く介護され立派に見送られた・・
もう20年も前のことなのですね。

S郎ちゃんは去年亡くなり、M子さんもずいぶん弱られた。
あのとき隣に座り「M子さん。立派ね尊敬するね」と話したS子さんも天国に行っちゃった。

この句、元々は
「通夜ミサを待ちをり咳をごぼしけり」
でした。当時所属していた結社の主宰に直された。直してくださった
選のとき手を入れ(添削)てくれる先生と、全く手直し無しの先生がおられます
先生の方針なんだろうけど、自分の学びのためには添削してもらえたら有難い。
選に洩れたら「ダメ」だったんだなあとわかるけど、どこがどう「ダメ」だったのかという手係りがあれば
あたくしとて、上達しなくはないんだ!(何を怒ってる?)
この考えは甘いのか?そうか?

 

ほな


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2024年12月 2日 (月)

自句自解410 弦の音凍る・・



 

N2

  

  弦の音凍る「シクラメンのかほり」
 (げんのおとこおる しくらめんのかおり)2019・1月

 

近所の小さなカフェで小さな小さな音楽会があります
アマチュアの音楽好きな人が7~8組かな?出演します。
ジャズボーカル。チェロの演奏。昔ギター小僧だったお父さん方。篠笛・・・。
音大を目指す受験生がピアノの腕慣らしにやって来ることもあります。

上手い人も、それなりの人も

常連の青年K君は、エレキバイオリン。
誰もが認める「それなり」の部に入ります。
これまた常連の客たちは、心の中で「ガンバレ!」と声援を送りながら彼の「最初の一音」を待つのです。
なかなか、音が出ません(合いません)
「すみません。夜勤明けであまり寝ていないんです」とボソッと言います
「かめへん・かめへん」(いいんだよ)という空気が流れます

そんな音楽会が月に一度開かれます。
小さな町の小さなカフェの夜の灯りの下で。

 

季語・冱つ(いつ)/三冬

歳時記では↑↑の字がつかわれています。凍つるは無い。
「〇〇凍(い)つ」という使い方はあるけれど「凍(いつ)る」とは読めないかもなあ
難しいわね、漢字って。
ここではひとまず「凍る」(こおる)と読んでおいていただこうかしら
では感じが全然変わって来るけれど。
俳句自体が大したことないのでどっちゃでもエエか!

「シクラメン」を冬の季語として扱っている歳時記もあります
この句は曲の題名なので季語ではありません。

 

そうそう。このミニ音楽会ですが、今月は我らが「ドンジャラホイ」も出ます。何年振りかです。
Rock Around The Clock で腰振って歌う!
年寄りの冷や水 ヒエ~~~ちべたい(冷たい)

 

ほな


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2024年12月 1日 (日)

自句自解409 終の日もかく・・



 N1

  

    終の日もかく在らしめよ日向ぼこ
(ついのひもかくあらしめよ ひなたぼこ)2024・11月

 

季語・日向ぼこ(三冬)


風邪をひいちゃいましてね、咳が長引いて
すっかり気弱になって、もうアカン・・オシマイや自分

と思ったときの句です。先週作りました。


おばあちゃん(姑)は風邪をひくたびに私(ヨメ)を枕元に呼び寄せて
「おたまちゃん。あーたに言って置くことがある」と始まるアレですわ。
あのときは「おばあちゃん!大層な  ただの風邪やん」と思っていたけど
この歳になるとあの時の姑の気持ちが分かります。
そそ。The End of This World この世の終わりって気分


でも、私は人に預金通帳を渡すことはない。
そこが、私と姑の大きな違いです。

あ。意味ですか?
終の日・・臨終の日ですわ。亡くなる最後の日ね
かく・・このように(日向ぼっこをしている今のように) 
あらしめよ・・居らせてください

ポカポカと冬の日差しにぬくたまり(温まり)ながら
う~ん。エエ気持ちや
        ポテチン・・・ 

 

なら。サイコー やねんけどね。
いえ、ただの風邪ですねん。大層でエライすんません。

 

ほな


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2024年11月15日 (金)

自句自解408 柿日和鴉に・・



  

    柿日和鴉にカアと啼かれけり
(かきびより からすにかあとなかれけり)2011・11月

 

季語・(晩秋)
柿日和という季語はありません。無いとおもふ。だからこれはアタクシの造語
だけれども、柿のオレンジ色がお日様に輝いているってイメージできますわよね。奥様!ね。ね。

柿の「KA」
カラスの「KA」
鳴き声の「KA」
韻律を意識してる?ですと?
してへん。してへん(;'∀') あたしそんなに賢うない。
偶然の産物です。

頭のてっぺん辺りで「カア」と鳴かれたんです。
私に向かって!
自意識過剰と違いますよ。
ほんまに(このわたくしめに)「カア」って鳴いたんです。

何か腹立つ・・まあそんな気持ちだったのでしょうね
俳句にしてやったさ!

Img_0399

 

といふことで、今月の15句終了です
次回更新は12月1日です

 

寒さに向かいます。冬の備えを怠りなく、お元気にお過ごしください。

ほな


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2024年11月14日 (木)

自句自解407 花石蕗や大工・・



  

    花石蕗や大工短き昼休
(はなつわや だいくみじかきひるやすみ)2005・11月

 

今、我が家の庭は石蕗(つわ)の花が満開です。
庭のあちこちに咲いています
石蕗って殖えるんやね。

春先には姑が庭の蕗を摘んで佃煮をよく作ってくれました。
庭の「つわぶき」と「蕗(ふき)」は別物だそうですが、おばあちゃんの作る「つわぶき」の佃煮も美味しかったです。
園芸店に売っているわけでも無くちょっとした「あしらい」扱いの石蕗(つわ)ですが
濃い黄色のその花は秋の透明な光にキラキラと揺れてそれは美しいです。

Img_8504-2

 

夫が亡くなってまなしにわが家のリフォームをしました。
彼がやけにリフォームの話をしていたからです。不思議なくらい言っていました。リフォーム・リフォームって。
ご近所友のお兄さんが工務店をされていて、おまかせでお願いしました。
本当の親戚みたいによくしてもらいました。

仕事がお好きなんだなと思う職人さんばかりでした。
庭でさっさとお弁当をつかっては仕事に掛かっておられました。
丁度今頃の季節。
高い空と明るい石蕗の花が強く印象に残っています。

季語・石蕗の花(初冬)

 

 

 

ほな


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2024年11月13日 (水)

自句自解406 海峡の渦を・・



  

    海峡の渦を雨打つ十一月
(かいきょうのうずをあめうつ じゅういちがつ)2017・11月 

 

この時、四国・内子座での歌舞伎興行を見に行きました。
地元の友だちがチケットとおすすめのお宿を手配してくれ
中村屋の兄弟をたっぷりと堪能させていただきました。
芝居小屋でみる芝居は独特で贅沢なものでした。

内子町には特別なご縁があり、もう何度伺ったでしょう。
いつもいつも暖かく迎えてくれる大好きな町です。

 

この旅は歌舞伎の観劇と、もうひとつ大きな目的がありました。
昔からお世話になっている、あるご夫婦に会う事です。
お二人とも80代半ばになられていました。

突然の訪問に関わらず喜んで下さいました。
懐かしいと涙が出る
嬉しいと涙が出ると言って。 

旅から戻り10日ほどして、Sさん(ご主人)は亡くなられました。
「元気でおってよ~」と手を握り別れたばかりなのに。
あとで妻のMちゃんが「あの時おたまちゃんに会えて、お父さんが喜んで喜んで私は幸せやった」と言ってくれました。

そんな思い出の一句です。
海峡は「鳴門海峡」 
高速バスの中から渦潮がよく見えました

季語・十一月(三冬)

 

 

ほな


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2024年11月12日 (火)

自句自解405 リスボンの路地・・



   

  リスボンの路地入口に焼栗屋
(りすぼんのろじいりぐちに やきぐりや)2017・11月

 

季語・焼栗(晩秋)

海外で俳句を詠むのはとても難しいように思います。
季題ひとつをとっても日本の土壌・風景の中にあるそれと、異国でのそれはなにか違うからです。
てな、言い訳をして旅先ではあまり句をつくっていません。
のんびりした旅程ばかりでしたので、作ろうと思えば作れたのですが。

ポルトガルでは珍しくまとめて作っていました。
さすが、サウダージの国。独特の旅情を感じたのかもしれません。
この句は、ファド(ポルトガルの民族歌謡)を聴きに行くため夕方から「現場」?へ繰り出したときの物です。
坂の下でタクシーから降りるとちょうどそこに焼き栗の屋台が出ていました。
夕暮れの風が少し冷たくて、霧のせいか湿気に包まれた灯りが美しかったです。

前日に観光客向けのレストランで、ファドのディナーショーを楽しんだのですが、
より、本物に出会いたくて地元の人に聞いた「穴場」へ
街の人達(大衆)の活気や、壁を背にして歌う歌手の暗い顔とポルトガルギターの哀切な響。忘れられない一夜になりました。

コロナがあり、そしてこの円安で・・
そうこうしているうちに旅仲間が一人倒れ・・二人倒れ・・
もう、海外旅行はないかなあ・・と思っています。

 

 

ほな


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2024年11月11日 (月)

自句自解404 薄もみぢ仰げば・・



   

   薄もみぢ仰げば揺るるイヤリング
(うすもみぢ おあげばゆるるいやりんぐ)2009・11月

 

この時ちょっとお洒落して京都高雄へ紅葉を見に行きました
アコさんとトシちゃんとアタクシ。呑み会仲間です
みんな足腰強かった。
神護寺までの道。もう、よう歩かん。
私は(まだ)大丈夫だ(と思う)けどね。

紅葉シーズンって毎年いつ頃だったんだろう。
猛暑から突然、木枯らし一号のニュースなので、なんだかわけがわからなくなりました。

 

 

そそ。きのう灯油買いました。18ℓで2240円
高い!高いけどええねん。
♫雪やこんこ(灯油巡回販売車)のオジさんから買いました。
もうエエねん。高いけど。
息子に「激安スタンドで買うて来て」って頼むの気ィ使います
腰痛持ちだから腰イワされてもかなん(かなわない)し
キャップゆるゆるで少しこぼして車内が臭くてたまらんのもかなん。
「納屋(物置)に入れといてな」といちいち言わないと入れないというのも腹が立つし
「しゃあない、自分の産んだ子や」と自分をなぐさめるのにも疲れました。
だから、雪やこんこでエエんです。3缶買いました。
お金でストレス買いました(大層な)
まだストーブつけません。12月まで我慢するつもり
それまでは、エアコンでぼんやりヌクタマッテ(温まって)おきます。
ま、寒ければの話です。
周辺のお友達は、もう、おこた(炬燵)も、ストーブも入れてるよ。
とのことです。弱虫ばかりです。

 

季語・薄紅葉(仲秋)
紅葉のし始め。薄っすらと色づきだした紅葉。鮮やかな紅葉を楽しむのはこれからです。
冬の季語としては冬紅葉・紅葉散るがありますが
実際(本日時点)我が家のもみじは全く色づく気配もありません。
周辺の山もまだ色が変わっていません。
先週、白神山地に行って来た友人も「紅葉全くしていなかったよ」とのことです。
今年は紅葉がみられないのか
灯油を買うのが早すぎたのか・・・

 

ほな


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2024年11月10日 (日)

自句自解403 山に向く机・・



  

    山に向く机磨かれ今朝の冬
(やまにむくつくえみがかれ けさのふゆ)2021・11月

 

季語・今朝の冬(初冬)
「今朝の冬」は立冬のことをいいます。
「立冬」には、これ以外に「冬立つ」「冬に入る」「冬来る」(ふゆきたる)の傍題があります。
傍題って「サブテーマ」みたいなもんね。ちゃうか!?

「立冬」で句を作るとき、この「立冬」を含めどの季語を使うか??それがココ(右手で左腕をポンポンと叩く)の見せどころですわ。奥様

わたしも、使い方がよう解ってないんやけどね(あかんやん)

「朝」の文字が効いてますでしょ?
キリッと立ち働く主婦の鏡。その名はおたま(自己陶酔ナウ)

 

おばあちゃん(姑)の還暦祝いにプレゼントした「文机」
そんな上等なもんと違いますねんよ。
それでも、書道が趣味だったおばあちゃんは、山に向いたこの机をよく使ってくれていました。
そうそう。「光る君のまひろさん」みたいにね。(全然ちゃうけど)
おばあちゃんは、特に仮名文字が好きでした。

随分前から、我が家の処分品リストの中にこれが入っているんやけど、なんかずっと置いてあります。

 

 

ほな


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2024年11月 9日 (土)

自句自解402 階下より呼ばれて・・



  

   階下より呼ばれてをりぬ小春の日
(かいかよりよばれておりぬ こはるのひ)2023・11月

 

いえね、どのような状況、場面、situationでもエエんです。
下から誰かに呼ばれている。今まさに。
なんか、呑気な感じがしません?時はお昼間かしら
小春という季語のイメージのせいです

冬に向かう気配はあるものの、今日は穏やかで温かい日差し。そして青い空
小津安二郎の映画っぽいとおもいません?
小津作品はどれも「秋」まさに小春日和の中の風景のように思えます。

三宅邦子が娘原節子を呼んでる。「〇〇さんから電話よ~」
階段はお家の真ん中にあり、周辺がちょっと薄暗いのね。電話はもちろん黒電話。
木造家屋。木の階段です。少しギシギシ鳴らしながら原節子が下りてくる。

小春日って外を連想させる季語だから、家の外から誰かが呼んでいるのかも知れない
「〇〇~いるか~」って、スマホやLINEのない時代友は突然アポなしでやって来る
佐田啓二の悪友、高橋貞二かしら・・

それとも小さい石を窓にぶつけて「出て来いよ」の合図かもしれない
いやいや。それは夜が更けてからのしーちゃん(ご近所のお姉ちゃん)の実話
ボーイフレンドのなげる石がその日はなぜかデカくて、窓が割れたはなし。

 

 

季語・小春(初冬)
春に似た穏やかな日和。冬の初め気持ちの良い日が続く。其の期間は短くすぐそこに冬が来ていることを予感させます。

 

ウチの場合は「はよ(早く)起きや!ガッコ(学校)遅れるで~。お味噌汁さめてしまうで~。もうお母さん二度と起こさへんからな」
かな。
この場合は季語・小春は使えんな。
そんな生易しいものではない。毎日が戦争・・やった。

 

ほな


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2024年11月 8日 (金)

自句自解401 背の順にハローウィンの・・



  

   背の順にハローウィンの子の来たる
(せのじゅんに はろうぃんのこのきたる)2009・11月

 

季語・ハロウィン(秋の行事)
手持ちの歳時記には載っていないのですが、最近は季語として広く定着してきているようです。

 

病(風邪)に伏しておりましたので、世間様。あるいはテレビのニュースなどまったく見聞きしませんでしたが
今年も、どんちゃん騒ぎをやらかしたのかしらJapanese。
いいんですのよ。楽しけりゃね(なげやり)

わが家に毎年やって来ていた英語教室のお子ちゃまたちも、すっかりいい大人になられたでせう
英語教室が無くなってもうずいぶんになります

 

 

 

かぼちゃについて、ブログに書いていました⇐ココ
本日は「手抜き」でえらいすんまへん

ほな


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2024年11月 7日 (木)

自句自解400 大鍋ごと見舞ひ・・



 

  大鍋ごと見舞ひ呉れたるおでんかな
(おおなべごとみまいくれたる おでんかな)2013・11月 

 

友人が風邪見舞いにケーキを焼いて持って来てくれました。
パウンドケーキを二つの大きなカップ型で焼いています
昔、ケーキが人気の喫茶店を経営していただけのことはあり、とてもとても、美味しかったです。

大病で弱気になっているので、人様の親切が身に沁みます
「熱はないので、食欲はあるねん」
と風邪の初期から宣伝しまくっているのに、形にしてくれたのはこの方だけです。
このご恩は一生忘れずにおきましょう。

ベベ(古い友人)なんて
「ハハハハハ。変な声」と言って長電話に付き合わされた。
こっちは、声が出なくてしんどかってん。
この事も日記に書いておこう。

 

季語・おでん(三冬)
こちらでは関東煮(かんとだき)といいます。
関西における関東炊き。だから「おでん」は関東が発祥なのかしら。おでんの「でん」は田楽の「田」。だから串にさしてるのかな。
「かんとだき」は色んな食材をお鍋でドサッと煮込みます。
知ってる?あっそ。

この時、誰かがお鍋を抱えて来てくれたんやね。
その時も「このご恩は一生忘れまい」と思ったはず
なのに・・誰がきてくれたのか思い出せない。
えへへ。

 

ほな


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2024年11月 6日 (水)

自句自解399 給食のチヤイム遠く・・



  

    給食のチヤイム遠くに鴨着水
(きゅうしょくのちゃいむとおくに かもちゃくすい)2022・11月

 

友人夫婦の家は大きな鴨池から徒歩2分。
鴨池に隣接するテニスコートをひっくるめて公園になっています。
友人宅へ行くときは約束の15分前に公園のパーキングに車を停め、
「絶対に2句は作るもん」とブツブツ言いながら池の周りを少し歩くことにしています。
林の小道を上った先に小学校があるのですが、この時丁度、終業のチャイムが鳴りました
今から給食の用意が始まるようです。
鴨が高くからスーッと水面に降りてきました。
「あーた達も給食の時間?」と変なおばさん(ワイや!)はつぶやくのでした。

季語・(三冬)
暖かい冬を過ごすために寒い国からやって来る鴨。健気ですね。
ようお越し。ありったけのねぎらいの言葉をかけてやります。

 

先月も用事があり、かのお宅へ行ったのですが
家族みたいな三羽の鴨が岸でひなたぼっこをしていました。
「もう来てるの?」
「え~まだやで~」
「通し(通し鴨)かなあ」
とのこと。
鴨には鴨の事情がおありなのでしょう。国に帰らず(帰れず)ずっとこの池に暮らす鴨もいるようです。

 

 

ほな


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2024年11月 5日 (火)

自句自解398 誕生日冬林檎煮る・・

 



 

    誕生日冬林檎煮るワインの香
(たんじょうび ふゆりんごにるわいんのか)2019・1月  

 

自分の誕生日には「誕生日の俳句」を作っておきなさい。と言われていました。
なのでこれは1月に作りました。あたしは一月うまれ♡

季語・冬林檎(三冬)
漢字が詰まって、ごじゃごじゃしてるので「ふゆりんご」か「冬りんご」でも良かったかなと思っています。
ぼ~っと作っているわけではありません。色んなこと考えてますねんよ。これでも。


 

お三味線の師匠のお宅に誕生日のお祝いに行ってきました。
95歳です。
介護サービスを受けながら、二人の息子さん夫婦の見守りと、マッサージの先生と、マージャンのお友達と、美容師さんが出たり入ったりしながら自宅で一人暮らしをされています。

そうそう。昨日は頭がピンクやったわ。
綺麗な白髪のおかっぱ?ボブなんですが、シュッシュとピンクのメッシュが入っていました。
少し前まで七色だったけど、九官鳥(オウムのこと?)みたいやから、ピンク一色にしてん。
とのことです。

実は二日前に電話をいれると
「あ!おたまちゃん?」ということは判ったのですが
「電話、聞こえへんねん。もう寝たきりやねん・・なかなか死なれへんねん。ツーツーツー」
と電話が切れました。
それで勝手に、花束と鶴屋八幡のお菓子を持って襲来。

二男さん夫婦が来ておられ、ちょうど息子さん手作りの海鮮丼を召し上がっておられました。
「おたまちゃんが来てくれはりましたよ~」とお嫁さん。
な~んや!私が行くこと、話がとおってるやん!
きのうの電話ツーツーツーで、「センセ。もうあかんな・・可愛いお花も鶴屋さんのおまん(お饅頭)もこれが最後やな」とドヨヨ~ンとした気持ちだったのに。狐につままれたみたいです。

いうても、お体はもうすべて要介護。ベッドから食卓への移動だけでも大騒ぎ。
でも、頭脳は冴えわたってはります。
懐かしい話をいっぱいして、いっぱい笑って
秋のお日様の降り注ぐテラスにでて(テラスは大きな池に面しています)池をバックに花束抱えて撮影会をしました。  

頭の反射神経が抜群なんです。お顔もつやつやで。
なんかドヨヨ~ンと落ち込んだことがAFOみたいです。
「センセ。まだまだイケるな」と思いました。
とても嬉しかったです。

 

 

ほな


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2024年11月 4日 (月)

自句自解397 藷粥や稜線・・



  

   藷粥や稜線濃ゆく日が昇る
(いもがゆや りょうせんこゆくひがのぼる)2021・11月

 

咳で夜中に目を覚ますことが無くなりました
やっと咳が収まったみたいです。
お昼はときどきゲホゲホいいます。

この2週間、夜中に起きるのを計算して9時半にはベッドへ。
すると必ずや自分の咳で目ざめるのが「丑三つ時」
で、体を起こして30分ほどじっとしていて、咳が収まったらうがいをしに行って
また、寝ます(寝るんかい!)
なんか・・すぐに眠れます。

友人に睡眠トラブルを抱えている人が多いのだけど、私はおかげさまでいつでもどこでもすぐに眠れます。
これは。昔からです。
昔って?学校に行ってる頃からです。授業中もよく寝ていました(特技)
電車でつり革持ってても眠れます。
京阪電車で三条まで行って(当時は三条が終点だった)折り返して淀屋橋まで行ったことあります(この時は座っていました)
誰か起こしてくれよ。車掌さんは終点で車内点検しろよ!と思います。
当時、花も恥じらう16歳でした。どこが恥らっているのでしょう。

ああ。何のお話していたのでしょう。
藷粥ですね。寒い朝にあったかいお粥さん(ここいらでは、粥にもイモにも「さん」づけです)
眠れない奥様はもうエイやっ!と跳び起きておイモのお粥さんでも炊きながら、お日様が出るのを待たれたらいかがでしょう。
ウチは。なだらかな稜線が二階から見えるので、朝日の光の変化を楽しめます。毎日がショウタイム。
いうても、わたしはほとんど寝てるけど・・
お日様は立派。必ず昇って来てくれる。
奥様に、良い一日が始まりますよ。きっと。

季語・藷粥(三冬)
小さく切ったさつまいもを入れて炊いた粥。さつまいもがほんのり甘く。体があたたまって冬に格好のもの(講談社・新日本大歳時記より)

 

 

ほな


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2024年11月 3日 (日)

自句自解396 総菜屋にコロッケ・・



     

   惣菜屋にコロツケを買ふ文化の日
(そうざいやにころっけをかう ぶんかのひ)2003・11月

 

お惣菜屋さんでコロッケを買いました。そういえば今日は文化の日です

という俳句です。⇑⇑それがどうした!だわね。
とっても散文的(叙述的)だらだらしています。

これでいいんですよ。と言ってもらいました。
20年以上前の事です
今なら、カッコつけて俳句っぽく作るんやろな。

「わかる俳句を」「心にアッと思ったことを」
「俳句は発見の喜びですよ」と繰り返し言われました
そういう教わり方をして、良かったなあと今にして思います。
なぜなら、俳句と長く仲良くやって行けてるから。

季語・文化の日(晩秋)
今日は文化の日
祖母は「明治節」って言ってましたね。

惣菜屋さん
今だったら「delicatessen」って言うの?気取ってるわね。
「deli」何とか・・そそ、デリバリーって出前のことなんだってね
何でもかんでも横文字で、やになりますわ。
しかも街からお惣菜屋さんが消えた。
お多福豆の炊いたんとか、家で作るにはちょっと面倒っちいのが買えた。

デパ地下のお惣菜(いやいやデリカテッセン)が大人気なんだとか。
聞いたことない名前のお野菜やナッツやらがグジャグジャてんこ盛りのサラダ。しかも〇〇ホテルのシェフ監修なんて表示してある
なんと!100g・498円だよ( ゚Д゚)
サラダくらい、家でつくれよ!(誰に言ってんだろ)

コロッケったってね、小判型や俵型やないですよ。なんか気取ってる。奇をてらっている
所詮イモやんけ!(おイモさんに無礼な発言。ごめんなさい)
それが一個 298円( ゚Д゚)
うそや~~~ん
関西Lady。すぐお金の話する。ごめんねごめんね

 

ほな


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2024年11月 2日 (土)

自句自解395 竹筒の投句箱・・



   

    竹筒の投句箱揺れ嵯峨野秋
(たけづつのとうくばこゆれさがの あき)2020・11月

 

ぼやぼやしていたら
来週はもはや「立冬」だそうですよ

いつ、どこに「秋」が来たのですか?
奥様ご存知?

梨も葡萄も食べるには食べた。新米も。
シュウメイギクも金木犀の花も庭に咲きました
でも・・すぐに散った。

そして、あっという間に「立冬」
秋はどこへ行ってしまったのでしょう
いやその前に秋。来た?

 

 

ノーベル平和賞に日本の被団協。
袴田巌さんの無罪確定。
嬉しい事なのにこみ上げる怒り。

核兵器禁止条約を批准しない政府と、
控訴審を断念した検事総長の発言。
あたしの国、コレ?
涙チョチョ切れて風邪引いてしもうた。

衆院選 候補者の氏名にラインを引いてみました
裏金前議員には赤鉛筆。統一教会がらみには青鉛筆
開票速報みながら、
昔々の「新潟3区のクソ度胸」を思い出しましたよ。
獄中から選挙に立候補したお人を見事!当選させちまったあそこ。
よそのことばかり言うてられません。今月はウチの知事さんを選ぶ(選び直す?)選挙があります。
わたしね、視察に行って、玉ねぎようけ(たくさん)貰うて帰ってきはっても、別に怒ってません。
淡路の玉ねぎ美味しいんです。ようけ(たくさん)やったら学校給食でたべてもろたらよろし。
それより、お人が二人亡くなってはるんです。(三人と言うてる人もおられます)
ま、悲しい話ばかりしていないで元気だそ。

 

2020年。コロナウィルス感染拡大の外出規制中に嵐山に行ってたんやね。
そうそう。直指庵にあった竹筒に投句したわ
メンバーの内三人が入選してなんか本に載せてもらいました。
⇑⇑⇑ 上の句ではなかったです。どんな句か忘れました
本も無くしちゃった。あかんがな。

 

 

ほな


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2024年11月 1日 (金)

自句自解394 庭球の音・・



  

    庭球の音十一月の山峡に
(ていきゅうのおと じゅういちがつのやまかいに)2013・11月

 

おこんにちは
奥様!おかわりございませんか?
あたくし。どえりゃあ風邪を引いてしまいましただ。
前回の風邪引きは2017年の事ですのでなんと、7年振りです。
あのコロナウィルスさえ寄せ付けなかったのにね?

熱は出なくて 36.4~36.5 をウロウロ 平熱やん!
ただ、咳が・・喉がイノチの歌手なのに・・
あ。エヘン虫がお喉に・・と思った翌日からコンコンと。
今日で2週間です。まだ咳が残っています。やあね。

・・・・・

庭球・・テニス
うちら中学生のころ「庭球部」っていうてましたね。
今は「テニス部」っていうのね。
庭球ってなんかいい響き、やってる人も高貴な感じやん?
そこらのクソガキ(うちの子ではない)なんてぜったい似合わん。
お歳を召しても続けられる。
我がドンジャラホイのメンバーも全国を飛び回っています。
高貴じゃなくて後期なのに・・・何を目指しているんだろう

売るほど土地のある我がエリア。自治体がグラウンドやテニスコートをあちこちに作ってくれています。
前は駅前にテニススクールがあったけど、今はマンションになってる。
予約を取るのが大変なくらい大人気だそうです(前期・後期の人達で)

いいところでしょ?
山々にボールの音がこだましている(ような気がする)んだよ!

 

ほな


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2024年10月15日 (火)

自句自解393 八卦見も出づる・・



  

  八卦見も出づる小春のバザーかな
(はっけみもいづる こはるのばざーかな)2023・10月

 

T_20241012122001

季語・小春(初冬)
(今月の)オシマイは明るい句がいいなあ・・と
引っ張り出して来たら、「小春」冬の季語なんですよね。

つい、こないだまで、脳みそ溶けだすような暑さだったのに・・もうです。
奥様!ついて行けてますか~~~
この3連休。駅前でバザーやってましたよ。
今はバザーっていわないのね。フリマって言うんだって!
ついて行けてない。自分。

 

八卦見:易者・占い師

・・・・・・・

エイやっ!とアチラ(旧ブログ)からコチラへ舞い戻ってきました。
よかったわ~~

これで、広告が気にならなくなりました
広告は大事だと思ってんですよ。
でもね。内容と量よね。問題は・・

これで今月の予定終了です。
次回更新は11月1日です。

 

ほな


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2024年10月14日 (月)

自句自解392 手を広げ渡る・・



  

   手を広げ渡る丸太や野菊晴れ
(てをひろげわたるまるたや のぎくばれ)2014・10月

 

10年前はこんなことひょいと、できていたのでしょうね
いやいや、今だってできますわよ。
お茶の子さいさいです。
朝飯前やわ。屁でもない(おっと失礼)

でもね。今は丸太を見ても飛び乗ろうと思わない。
まずもって、そこですわ。
足、ぐねったら(挫いたら)どないしょう・・歩かれへん
あかんあかん。よう見たら濡れてるし滑りやすそうな丸太やないの・・
あたしは、ベラ・チャスラフスカと違います(出てくる人が古すぎる?)
ヘタレ(屁2回目)のビビりになり果てたアタクシ。

もうね、水たまり見ても飛び越えようとは思わない。
迂回する。急がば回れ walk! don't run.
言うてることが婆さんや。
いやいや、動く(BBAの)知恵袋と言っておくれ

 

季語・野菊(仲秋)
野菊晴れ・・ええ言葉でしょ?アタシの造語です。
ううん。もう誰かが使ってはったかもしれません。
それはきっと、あたしに良く似た秋晴れにふさわしい(昔の)少女でせう。

「おたまさん!貴女は野菊のような人だ」
と言われたことは、一度たりともないけれど。

 

 

 

ほな


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2024年10月13日 (日)

自句自解391 十月の田んぼの・・



 

   十月の田んぼの中の墳墓群
(じゅうがつの たんぼのなかのふんぼぐん)2007・10月

 

季語・十月(晩秋)

十月の田んぼですので、晩稲(おくて)の刈取りもすっかり終わり、こぼれていた稲穂をついばむ雀たちの姿も見られなくなります。
稲の切株から再び新たな緑が萌え出して、辺り一面が緑色に。そう穭田(ひつじだ)です
大きく土が掘り起こされるまでのわずかな期間、この風景を楽しみましょう。

田んぼが広くなったので、遠くまで見渡せるようになりました。
アチコチにあるポコっとした隆起は墳墓なのかもしれません。

 

8世紀の初めに造墓規制が行われ火葬の時代がやってくるのですが
それまでの特権階級の葬法はなんてったって、このポコポコ
ここは、畿内。ヤマト王権が成立するとその権力を示す墓がこれでもかと作られます
大きなものから小さなものまで・・

ドローンに墳墓探知機が乗っかったらおもしろいですね
ハ~イ。ここお墓! これも、これもね!

 

我ら子々孫々。そんなところで、お米作ってますねん。
営々と。
人間っていいなあ・・夕焼け小焼けでまた明日
と、歌の一つも飛び出しちゃいます。

 

 

ほな


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2024年10月12日 (土)

自句自解390 二科展や回転扉・・



   

    二科展や回転扉に一人づつ
(にかてんや かいてんとびらにひとりづつ)2015・10月

 

はて?果たして
「二科展」が秋の季語になっているのでありましょうか!
今頃言う?・・・・・・・・ございました。季語でした
なんてお利口なあたくし(ホッとしたくせに)

季語・二科展(三秋)
二科展・日展・院展・美術の秋・・これらが美術展覧会といふ秋の季語の傍題になっておりやした。

美術の秋。芸術の秋ですね
この時はきっと知人の写真を拝見に行ったのだと思います
二科入選の常連さんです。もうナンチャラ会員になってはるとおもいます。

回転扉に出入りがあるたびに秋の爽やかな空気が館の中に入り込んだり、見学者の昂揚した熱気が館の外へと
まるで回転扉が秋の大気をかき混ぜているような・・

嘘ですねん。
嘘って人聞きがわるいですね。虚実ないまぜです
回転ドアは別の美術館です。俳句はうそをついてもいいんです。

天王寺の「大阪市立美術館」に回転扉はなかったです。
現在休館中になっているこの美術館は昭和の初めに住友家が大阪市に寄贈しはったもので
それはそれは、素晴らしい建物です。
中味の美術作品の多くも一般の方々の寄贈品が多く、大阪あきんどがどれだけ美術芸術に理解があったか「もうけ」を社会に還元する人達であったかとおもいます。

そういえば、大阪城の中(府庁や大阪府警のあるあたりに)美術館?博物館?ありましたね。
古くて立派な建物だったわ。今どないなってるんやろ・・

流浪の民のように長い間さまよっていた珠玉の所蔵品
アタシが覚えているのは心斎橋筋と長堀通りが交差する辺り
床が軋む二階建て?見たいなところにあった、大阪市の美術館分室。
お気の毒やったわ。暗くて気分が沈むのは、しとしとと降っていた雨のせいばかりではない!
あれって、美術や芸術に理解のない知事さんや市長はんのせいやったんやろか・・
大阪府が膨大(評価額2億円を超える)な美術所蔵品を長年にわたり地下駐車場に放置(保存)していたというニュース知ってはりますか。

大阪中之島美術館、長い間悲願であった大阪の美術館が建ちました。
まだいっぺんも行ってませんねん
コロナやったからなあ・・
建物が立派すぎるんかなあ。行くのん、ビビっています。

この秋は、美術館巡りもいいですね

 

 

 

ほな


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2024年10月11日 (金)

自句自解389 ビルディングより天満宮へ・・



 

   ビルディングより天満宮へ月わたる
(びるでぃんぐよりてんまんぐうへ つきわたる)2007・10月 

 

大都会の真ん中でのお月見。
大阪市北区の天満宮(天満の天神さん)では毎年仲秋の名月に「秋思祭」という神事が執り行われます。
今年の仲秋は9月17日でした。
行けなかったけれど(きっと今年はまだまだ暑かったでしょう)
この時(2007年)も夏の暑さが残っていました。

たまたま、S子さんと大阪に出ることがあり、その日がまさしく仲秋の名月だったのです。
天満に住んでいる友人(ムーチョ)に電話をいれて
「いい席、とっといてや~」と頼みました。
秋思祭がおわり、ムーチョは痛く感激していました。
「近所に住んでるのにこんなお祀りやってるて全然しらんかった!」
そういうものなのね。
われわれも俳句をやっていなければ「秋思祭」のことは知らなかったと思います。
秋思祭は秋の季語になっているのです。

夕刻、お宮の門が閉まり、閂(かんぬき)が掛けられると、神事がはじまります。
篝火(かがりび)が焚かれ、幽玄で厳かでありながら、雅な華やかさに溢れています。
「ご近所なのに知らなかったって、もったいない」


「光る君へ」にはまっていらっしゃる奥様!素敵ですよ
月明かりの庭に雅楽の音が響き渡り、厳かな舞
鈴虫や、秋草の献上、神職の方に付き従ってお宮の周りをまわりました。
帰りには「どうぞこちらへ」と美味しいお茶とお菓子をいただきました。
「秋思祭」でググれば写真を見られます。
機会があればぜひともお出かけくださいね。

神事の間、大きなお月様がビルからビルへと移動してゆきます。
愁思祭の句をたくさん詠みました。
(今のところ)生涯で一番のお月見でした。

 

季語・月渡る(三秋)

 

ほな


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2024年10月10日 (木)

自句自解388 鵙高音寄り道多き・・



  

   鵙高音寄り道多きハイキング
(もずたかね よりみちおおきはいきんぐ)2008・10月 

 

季語・(三秋)
空が高くなり、ああ秋だなあと思う頃、甲高く「鳴く」というより「叫ぶ」ような鵙の声にますます秋意を覚えます

俳句をやる人に、鵙を好きな人って多いんじゃないかな?
小さな体なのに猛々しいワイルドな生態。
お楽しみにとっておいたであろう獲物を(たぶん)忘れてしまう愚かな哀しみ
なんて魅力的なのでしょう。
私はやっぱりあの大気を突き破るような鳴き声に惹かれます。

S_20241008185601

 

S子さんは花が好きで、里山や野原や林を歩くと「ちょっと。見て見て」と花の前で立ち止まりました。
S子さん、花を詠んだ句が多かったね。花が好きだったからね
それも、さり気ない花。道端に咲いている小さな花
ここをこうやって指先を近づけただけで花びらが閉じるんだよ
と言ってたのは何の花だったかしら・・

 

先月の納骨式の最中、アゲハチョウが一頭、ずっと飛んでいて
住職様も気づかれたようで、あれはS子さんかもしれませんねとおっしゃった。

 

食事の席で、それはお身内+他人が一人(私)の10人ばかりの会食だったのですが、一匹のハエがずっといるんです。
払っても払っても・・、あちらへ行ってはくるりと輪を画いたり、こちらへ来てもくるりと回り
「これ、きっとママだわ!」と娘さんが笑う。
みんなの思いは同じだったようです。
寄り道好きなハエさん。

蝶でも蝿でもいいから、また遊びにきてほしいです。
あらら・・ハイキングの句から変な話になっちゃいました。

 

 

ほな


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2024年10月 9日 (水)

自句自解387 刷毛おろす白き・・



  

    刷毛おろす白き鼻筋秋まつり
(はけおろすしろきはなすじ あきまつり)2019・10月

 

季語・秋祭(三秋)

「祭」は夏の季語です
もともとは鴨族の祭。すなはち京都の上賀茂神社・下鴨神社の祭である葵祭のことを「祭」と言ったそうです。
だから「夏の季語」なのね
それ以外の神社のお祭りは「夏祭」といって区別されたそうです。
で。この「夏祭」に対して、秋に行われるのが「秋祭」

はあ・・秋祭りの説明するのに時間がかかったぞ。
夏祭りは怨霊や厄神が粗ぶりませんように。お鎮まりくださいね。元気に夏を越させて下さいね
と行われ
秋祭りは、豊かに実った秋の恵みに感謝し、収穫の喜びを祝い合うのです。
春祭りは・・もうエエか。こんど機会があったら書きます

 

てなことで、オイラが村も秋祭りの季節になったよ
各各の集落ごとに大切にされてきたお宮さんがあり、それぞれ、特徴をもったお祭りが執り行われます。
獅子舞のでる部落。御神輿が練り歩く部落。特に豪華なのは村の北部にある「農村歌舞伎」
諸般の事情で変遷があったのでしょうが、今は子どもたちが歌舞伎の出し物の扮装をして村中を練り歩き、お宮さんの舞台で「型」を披露します。これらは夜に行われます。お宮の舞台はとても立派でこの地が昔から豊かな農村であったことが偲ばれます。

なぜこのルート(瀬戸内海から北へ向かう)に多くの農村歌舞伎が伝承されたかは、またの機会に書きませう。

われわれ俳句仲間は、お祭り前の楽屋(公民館)にお邪魔させてもらい、着付けからお化粧の様子を見学させてもらえました。

 

ほな


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2024年10月 8日 (火)

自句自解386 鳳仙花柄杓の水は・・



  

    鳳仙花柄杓の水は丸く撒く
 (ほうせんか ひしゃくのみずはまるくまく)2022・10月

 

季語・鳳仙花(初秋)

昨日にひきつづき「鳳仙花」の句です。
鳳仙花には「つまべに」「つまくれない」などの別の呼び名があります。
花の汁を爪の先にチョンチョンとつけて、ほらマニキュアみたい
お姉さんごっこをした思い出はございませんか?
決まって、夕方だったような記憶があります。なんでやろ。

 

きょーび(今どき)、園芸店で手軽に手に入る花の苗は華やかで丈夫でやたら長い横文字の名前が多いです。
が、子どもの頃にみた花はけっして華やかではないけれど遊びの道具になったりして身近にありました。
夏は朝顔で色水を作ったり、春はツツジの蜜を吸ったり、今頃になるとオシロイバナの種を潰して頬っぺたに付けたり・・

何処の街を歩いていたのか、もう忘れましたが
昭和感漂う路地はどの家先にも手入れされたプランターや鉢が並べられていました。
いいなあ。この風景。それを句にしました。

ここは、コーヒーポットのような、お洒落ガーデニング如雨露(じょうろ)ではなく、ラッキー池田氏のぞうさんジョウロ(古すぎてわかんない?)でもなく、ひしゃく だね。とおもふ。

ほな


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2024年10月 7日 (月)

自句自解385 鳳仙花コリアタウン・・



   

   鳳仙花コリアタウンといふ飛び地
 (ほうせんか こりあたうんというとびち)2007・9月

 

季語・鳳仙花(初秋)

俳句には「一物仕立て」と「取合せ」という作り方があります
前者は「Aについて、その事を詠む」
後者は「Bを詠むためにAの大きな世界をもってくる」
Aが季語であることが多いです。

って言うたらええのかなあ・・
上手に説明できなくて申し訳ないです。
間違うてるかもしれへんので、お気軽におせんべでも食べながら、お尻でも掻きながら、寝っ転がって読んで下さいね。奥様。

で。この句は「取合せの句」になります
しかも見事な、失敗例です
わざわざ、失敗を引きずり出してくる、なんという勇気のあるアタクシ。

鳳仙花は種がはじけ飛ぶ植物です。
その性質はこの句の「飛び地」という措辞(言葉の使い方)に近すぎます
俳句ではこれを「つき過ぎ」といいます。
反対に「離れすぎる」ばあいもあります。これもいけません。

じゃあ、どうすればいいんだ?
そこで歳時記です。
絶対にピッタリくる季語があるはずです。
専門家のおっしゃる「季語の力」を借りませう。

どってことない、この中七・下五に「素敵な季語」置けば、あ~ら不思議とんでもない句にしてくれる可能性があるのです。
はい。今でもとんでもない句です。わかっています。
私が申しておりますのはそちらの意味で「とんでもない」ではございません。

鳳仙花・・・・失敗でした。

だって。其処にあったんだもん。咲いてたんだもん。見たんだもん。
そんな事言うアタクシはお尻ペンペンのオッペケペーでございます。
お恥ずかしうございます。

 

本日は奥様の人生のなにかに、お役に立てればと
この身を挺して、ぶっさいくなものをお出しいたしました。
いつも、ぶっさいくですか?そうですか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

 

先月「いつまでクソ暑いねん 」という炎暑にもかかわらず大阪は鶴橋のコリアタウンに吟行に行きました。
上の句を作った日から実に17年振りという事になります
あの時は呑み会仲間で行きました。チャミスル・パクセジュ・チンハ・・のみまくりました。
今回はアルコールはなし。もう欲しくありません。
俳句も出来ませんでした(何しに行ったんやろ・・)

 

ほな


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2024年10月 6日 (日)

自句自解384 晩秋のタロットカード・・



親友エミリーのお誕生日だったので、お食事会をしました。
ワタクシのお支払いです(ここ大事)

山の中の小さな一軒家で美味しい懐石を食べさせてくれるところがあるのです。
駅まで板さん兼おじさんが迎えにきてくれます。
どんどん山に入っていくのでエミリー、びっくりしていました。もしかして山中に捨てられるのか?って感じで・・

コロナ拡大の3年間、二人で外で食事をすることはありませんでした。
というか、お出掛けもなかったかな
彼女が我が家に来てくれて、ありあわせでお昼ご飯作って食べたくらい。それもここ一年です。
コロナ期間も月に一度は必ず彼女の旦那さんには会うので(どういう関係や!)様子はお互いにわかっていました。

 

この三年間お互い変わりました。
エミリーは雀士(健康マージャンの)になり
アタシはタロット占い師になりました
 

   晩秋のタロットカードに浮かぶ舟
(ばんしゅうの たろっとかーどにうかぶふね)2023・10月

 

季語・晩秋

 

さふいへば(そう言えば)むか~し40年近く前、梅田のビルの6階の占い師にさあ。
≪あなた。占い師に絶対向いてるからなりなさい≫って
おたまちゃん。いわれてたよなあ・・

え!そうだったけ?そんなことあったっけ?
ふらっと、そこに寄ったのか、彼女に付き合ったのか、ついでに鑑てもらったのか・・
私がすっかり忘れていたことを彼女は覚えていた。

 

久しぶりの雨で部屋から見える川は水量を増し、岩間を縫って小さな滝のようでした。
川に被さる大きな木々も雨のおかげで元気を盛り返したようです。
「今年は紅葉が早いかもしれんね」


美味しくて、良い時間を過ごすことができました。

 

 

 

ほな


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2024年10月 5日 (土)

自句自解383 独酌の佳き・・



  

   独酌の佳き晩年や秋時雨
(どくしゃくのよきばんねんや あきしぐれ)2023・10月

 

独酌とは、ひとりで酒をついで飲んでいることをいいます。

人生そろそろ一周しようかといふ人間が
静かに酒を飲んでいる
酒は一人で静かに飲むものですよ。と
有名な歌人も言うてはった。


外は秋の雨。サッと来てサッと去る時雨かもしれない。
先ほどまで雨音の中を小さな鳥たちが慌てて飛び交っていた
今は静かな細い雨ばかり
壁にもたれて、庭を眺めながら来し方をほんのちょっぴり思ふ
後悔と恥の人生・・それも笑って諾える。
そう・・この歳になって・・やっと。

これ。おっさんの句やん‼

 

ちゃいますねん。
おばさんの皮をかぶってるけど、中身はおっさんの
あたくしが作りましてん

 

 

季語・秋時雨(晩秋)
薄い光の中を細い雨が降って来る。すぐに止むであろうこの時期ならではの雨です。

 

ほな


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2024年10月 4日 (金)

自句自解382 靴袋寺縁に積まれ・・



この夏に、ワタクシが体験した怪奇現象についてお話します
題して「消えたサンダル」 

 

ある日の事でございます。御釈迦様おたま様は極楽の蓮池のふち・・チャウチャウ
猫の額のような我が家の庭に降りようとした
ところ・・ありませんの。ございませんの。


There are no garden sandals
あの黄色くて可愛い¥550(消費税込)もした庭用サンダルが・・
お玄関にも勝手口にもありませぬ。
きのう、蹴っ飛ばして家に入ったのかしら?と花壇の中も見ました
Nowhere to be found
時々、英語挟みます。ハーフなもんで(ウソやで)

 

落ち着け。いったん落ち着こう。
この事は、誰にも言うてはならぬ。と思いました。

それで、辺りに誰もいない(一人暮らしや!ちゅうねん)のを確かめ
そ~~っと冷蔵庫の扉を開けました。ありませんでした。
そこからは狂ったように押入れ、箪笥のひきだし、お鍋とお鍋の間と探しました。
やっぱりありません。

わたし。まだ・・キテへんわ。大丈夫や。と安心したモノの謎は深まるばかり

後日、心の広い懐の深い友人を選び「サンダルが消えた」と言いました
彼と彼女(夫婦)は意外にも「承知!」といった様子で
「NHKでやってたわ」「タヌキよタヌキ。狸やわ」と一つのWordを三回繰り返しました。
サンダルを集める狸がいるそうで、
スマホで「ベランダ サンダル 消える」と検索したら画像付きでダ~~~~と出てきました。

でもね。サンダルって2個で一足でしょ。行って帰って行って帰って運んだのか。夫婦の狸やったのかいまだに信じられません。
信じられないのはそこのところであります。
はい我がエリア。狸は居ますふつーに。イノシシも鹿も。
ウワサだけど熊も・・

 

キャ!俳句忘れるところやったわ
本日の俳句は

 

   靴袋寺縁に積まれ秋彼岸
(くつぶくろじえんにつまれ あきひがん)2005・10月

 

季語・秋彼岸(仲秋)
単に「彼岸」といえば春の彼岸をいいます。秋分の日前後のお彼岸には「秋」をつけます

お参りの人で賑わう秋のお彼岸。特に大きな寺院では法要やお墓参りの人達でいっぱいです
この日は多くの善男善女が本堂に上がって参拝。
靴を間違えないように、お寺さんが用意された靴袋に自分の履物を入れて持ち歩きます。
お寺の縁にはたくさんの靴袋が用意されていました・
賑わいの景が描けたかしら?自分でいわないの!

 

ほな


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2024年10月 3日 (木)

自句自解381 吾を待つ母・・



  

  吾を待つ母コスモスの畦に立つ
(われをまつはは こすもすのあぜにたつ)2009・10月

 

季語・コスモス(仲秋)
歳時記にはコスモスの傍題として【秋桜・あきざくら】とあるにはあるのですが
「コスモスはコスモスとして詠むように」との飯田龍太先生のおことばを待つまでもなく
「秋桜」って呼び方は何となく好きになれずにいます。
コスモスはコスモスやろ!って思うんです。
明治以降、日本に入ってきた外来種に、ムリクリ日本的情緒をおしつけてる?
百恵ちゃんの功罪?(百恵ちゃんは好きだけどね)

奥様!あたし何言うてるか解らへんでしょ(汗)
ここ。そんなぶろぐですねん。ごめんね。

L_20241002093101

この句を「彼岸で待つ母」と読んで下さった方がいました。
ありがたいことです。
俳句って外に出したら、もう他人みたいなもんですねん。
(やっぱり、何いうてるかわからんでしょ)
好きに読んでいただくのはとても光栄なことです。

現実には( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。母はこの時存命でした。
2012年に亡くなりましたよ。
そうやねえ・・今?
アチラの国で待たれていたら
かなわんなあ。気せわしおすなあ(差し迫っている)
と思ふ。

 

俳句は基本五七五で作ります
上↑↑ の句は七五五です
それも、アリですねんよ(たぶん)

 

ほな


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2024年10月 2日 (水)

自句自解380 稲実る畦・・



 

   稲実る畦行く郵便配達人
(いねみのる あぜゆくゆうびんはいたつにん)2004・10月 

 

季語・(三秋)
今の(手垢の付いた、汚れちまった)私なら
「稲実る」なんて置かないだろうな。

句の中に「実る」「行く」と動詞が二つも入ってる。とか
「稲実る畦」ってだらだらしすぎやわ。キレなきゃ。とか
いじくりまわすと思う
いじくる?賢そうに言えば「推敲」っていうのか?
例えば「稲雀」「豊年や」なんてカッコつけてちんまりとまとめてしまうんだ。
「稲実る」のほうがうんと好き!と今なら思ふ。句として熟成されていなくても・・

 

初学の(俳句の勉強を始めた)頃は、「見たものをそのままを詠みなさい」とそれはそれは言われました。
叩き込まれました。「モノを詠みなさい」って。
そのうち、気持ち(心)をモノに託せるから・・って

長年学んできて、そのようになれたかどうかは判らないけれど
今の私(上述のとおり)なら、小手先で疵(と、思っているモノ)を治すんだろうな。
やだ。やだ。
素直なあの頃に戻りたいよ~
こんな女に誰がした~~誰もしてへん。自分でなった・・

 

稲が刈り取られる前の田園風景は美しい。
特に山間部である当地は、なだらかな傾斜にそって丁寧に作られた田んぼの上方から柔らかな風が吹く。
実った稲の香り。ゆっくり波打つ黄金色の稲。裾の方を郵便屋さんのバイクが走っている
そんな風景を詠んだ素直だったおたまちゃん。
なんか文句ある? 

 

 

ほな


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2024年10月 1日 (火)

自句自解379 台風の中心・・



  

   台風の中心にをりパンを焼く
(たいふうのちゅうしんにおり ぱんをやく)2017・10月    

 

季語・台風(仲秋)
十月に入ったけれど、この後も大型台風、やってくるのでしょうかねえ。
台風の進路、なかなか読めませんでしたね。
北西へ進路をとっていた台風が例年ならば北東に舵を切るはずが、迷走しまくる。・・おいおいそっちかい?
これって、海水温度が上昇したせいらしいですよ(お天気お姉さんの受け売りです)

 

どんなに大きな渦巻き(台風)でもその中心は無風であります
台風の眼なんて申しますでしょ
暴風雨の真ん中の静寂・・
だ・か・ら・・
【台風の中心で〇〇している】
という俳句なんて、誰もがみんな思いつく

だって、静かだし、あたしの心は落ち着いているわ。
心頭滅却すれば火もまた涼し? ちょっとちゃう?
対岸の火事?他山の石? いやいや。全然ちゃうし・・
嵐の前の静けさ? そんなところ


平凡な発想ということですわね。

これじゃあ、アタシの「パンを焼く」なんて平凡極まりない。
でも、本当に焼いたんだから仕方ない。

とふてぶてしい事、2017年当時のブログにも書いておりました

 

ほな


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ごあいさつ



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                         新着記事はこのつづきにあります


二年ぶりにこちらへ帰って参りました
皆々様におかれましては、恙なく機嫌よくお暮しでいらっしゃいましたでしょうか。

この二年間、あちら(旧ブログ)で自分の俳句を恥ずかしげもなく機嫌よくおっぴろげておりましたが
このたび、こちらへ引っ越すことにしました。
(ココログのフリーからベーシックへのプラン変更ですどちらも無料ですが、こちらには広告が掲載されません。
ま・そんなこと奥様にはど~~~でもいいですか?えらいすんまへん)

 

自句自解1~378 につきましてはそのままアチラに置いていますので
よろしければ、覗いてやってください。   

月の内15回更新(ほぼ月の前半)を目標にしています


ありがと。

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2022年12月 6日 (火)

あちらでやっておりまする

 

おたまちゃん何処?
何処なのよ!

と抗議がございました
ありがと。

こちら
おたまの未亡人日記 (cocolog-nifty.com)

でチマチマやっとります。
俳句に特化してます
誰が興味あるねん。
皆さま興味ないとおもいます

良かったら覗いて下さい
月に15本くらいは書きたいと思うています。
今のところ50本を越えました。
結構楽しいです。

久しぶりにこちらに来ました。
botがグルグル回ってるだけやろと思っていたら
沢山の方が(まだまだ)覗きに来て下さっているようです
ごめんなさい。心苦しいわ(いや。ほんま)

と、いうことでお知らせでした。

              おたま敬具

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2022年7月29日 (金)

しばらくブログを休止します

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おたまちゃんはどこ?

 

 


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2022年7月28日 (木)

夕立と縁談



今月の俳句の兼題は「夕立」(ゆうだち)
文字数の都合で(ゆだち)と読ませることもある。
自分の句はWordで管理しているのだけど、これがとても便利で語句を入れると一発検索ができる。
で、「夕立」
意外や意外!過去に一句も作ってはいなかった。
あらま。そうだったっけ??

 

  「遠くより耳喜ばせ夕立くる」

⇑ どうでもいい句
(気に入った句は句会にだしたよ

 

思い出したのが花も恥じらう若き日の出来事。
お勤め帰りのことでした。
駅から家まで結構歩くんです。
同じ電車で降りた人が同じ方向に帰ります
突然の雨。ポツポツと来たかと思うと急激に強く降ってきました。

私はたまたま。傘を持っていました。
前方をスーツ(当時は背広と言った)姿の男性が速足で歩いておられます。
もう・・土砂降りです。

思わず走って行って傘をさし掛けました(この頃までは私もいい人だったのよ)
「(私の)家がすぐそこですから、傘を持って行ってください」といいました。
で。我が家まで来て、大きな傘に取り替えてその人に渡しました。

・・・・・・・・・

翌日、勤めから帰宅すると母が
「昨日の方が菓子折りを持って傘を返しに来られた」と言いました
返って申し訳ない気がしました(昔の私はいい人だった)

話はそこからが面白いのですが
「今どきにない良い娘さん(私の事だよ)ですね。もう、どなたか決まった方がおられるのでしょうか?ぶしつけですがウチの会社に是非とも引き合わせたい者がおりまして」
と、おっしゃたそうです。

奥様!「ご縁」ってどこに転がっているかわかりませんわね。
傘は貸すべし(人生訓)

残念なことにその時はもう結婚が決まっていたんです。ちっ!
「そうでしょうねえ。あんな良いお嬢さん(しつこいけど私の事です)ですからねえ」


 

この話を当時のひっちゃん(のちの夫)にすると
「暗がりやったんやろ?」といいました。

確かに大雨すぎて顔は、よう(よく)見えんかったけどな 

 

夜の7時くらいだから「夕立」とは言わないのかしら
でも、雨が取り持つ縁ってよさげやん?
突然に思い出したエピソードに
ああ。違う人生があったんとちゃうやろか・・
など おもはるるもいとをかし

 


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2022年7月19日 (火)

「堀川波鼓」あらすじと感想

 



6月は私の好きな役者さんが続けて亡くなられました。
五代目坂東竹三郎。美しい容姿、主役を盛り立てることのできる力量、ベテランの心。関西歌舞伎には無くてはならない方でした。
六代目澤村田之助。一級品の実力者が常に日の当たる場所にいるとは限らないのが歌舞伎の世界。観劇ビギナーの頃から好きだった人。とにかく品位があった。芝居に厚みをもたらし、この人が登場すると舞台の空気が変わった。人間国宝。

昨日の続きです。さくっと終わりますのでお付き合いください

「堀川波鼓」(ほりかわなみのつづみ)

夫・小倉彦九郎(中村勘九郎・仁左衛門代役)は江戸詰めの単身赴任中です。8か月にもなるのよ。
もうじき帰ってくることになってるんだけどね。
帰りを待ちわびる妻のお種(中村扇雀)庭の松の木に掛けた夫の着物に縋りつき「ひ・こ・く・ろうどの・・」と身もだえる。
私は修道尼でも修行僧でもないけどちょっといわせてもらえば
お種さん。あーたのそう言う姿が危ういのよ!先が思いやられるわ・・
武士の妻なら妻らしくシャキッとせなあきまへんえ。
おゆらさん(彦九郎の妹・片岡孝太郎)を見て見なはれ。勇ましいのなんのって( ´∀` )

そんなお種の前に現れたのが、弟・文六(片岡千之助)の鼓の師匠・宮地源右衛門(中村隼人・勘九郎代役)
空閨をかこつ人妻VS家庭教師(エエ男です)
もう話キマリでしょ。(by池内淳子・美徳のよろめき)
聞こえてくる曲は能「松風」。恋に狂う海女松風の鼓と謡。もうシチュエーション出来上がってるし。

飲ませた男がわるいのか 酔った女がバカなのか
お種さん、常日頃から寂しさを紛らわすために家庭内飲酒をやってはったみたいね
飲んで乱れることがわかっている妹・お藤(中村壱太郎)と文六はもうはらはら。

ココから話はテンポあげるよ

それはアカンやろ!と思うけど、そこはお芝居。お藤と文六は実家を辞す。からの
家庭教師は別間に下がる。この家には人妻と家庭教師の二人きり(今ココ)
そこへ登場したのがお種に横恋慕する磯部床衛門(中村亀鶴
しつこく口説かれるわちゃわちゃを聞きつけ家庭教師源右衛門は咳払いならぬ謡いを始める床衛門あたふたと逃げる
ここからがもっとアカンやろ!と思うけど
お種さん不義の疑いを晴らすため源右衛門に酒をすすめる(なんでやねん)
もつれるように二人は別間に・・・
「身を汚したか浅ましや」とわが身を責めるも遅かりし由良之助だ!
そして戻って来た床衛門と鉢合わせ 

・・・・・以下省略


このお芝居、孝夫・雁治郎(当時)で観ました。
多分、四半世紀ほど昔。
同じ芝居でも自分の年齢に関係するのか感想が全然変わってきます。

取り返しのつかない過失、それが酒のせいであるならば悲しい。理性を狂わせるほどの酒のおそろしさと人の弱さ。
昨日まで貞節な妻だったお種があわれです。
25年前に見た時はこんな感想はなかった。雁治郎(のちの藤十郎)が官能的すぎて
何だか嫌だなあ・・(同性としての嫌悪感)と感じた記憶があります。

今回の扇雀のお種もグラマーで肉感性はあるものの、パパ・先代雁治郎はそこの辺り(なんか嫌や感)が圧倒的だったのだと今にして思ふのであります。

 


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2022年7月18日 (月)

七月松竹座・堀川波鼓



人差し指で涙の粒をポンと弾いて
ささ。観劇記録の始まりで~いっ!

 

「堀川波鼓」(ほりかわなみのつづみ)

近松(門左衛門)作品の姦通劇のひとつ
カンツー どうよ奥様。この響き。

「フ・リ・ン」に比べ、えぐ味が増しますわね
これをやっちゃあ・・奥様もおしまいよ。
お気を付け遊ばせ

市中引き回しの上、張り付け獄門に処せられますねん。
たとえ、彼氏さんと逃げたとて、夫が追いかけ回して始末しちゃってもOKということなっておるのです。二人ともだよ。
このお話、原作では 妻を盗られた男、その妹等が一家打ち揃ってそれ「女敵討ち」(めがたきうち)をやるのですが、今回はそこはカットでした。
こっち(私も)「はいはい。もう結構よ」と言う気分だったので全然怒っていません。

姦通罪ですがね。そもそも女房は夫の持ち物であり、それを盗られるのはめちゃカッコ悪い
「うちのヨメはんに何してくれてんねん」と、男の沽券が・・という考えがあるのです。
でもね。それはお侍さんや有力町人の間の話で、江戸も後期になりますと示談で済ますケースが多かったようです。
命までは取らんとな。奥様!庶民でよかったね。

いやいや。あかんのです。この法律(女は男の所有物)は明治以降、敗戦後の昭和の御世まで生きていました。
妻の浮気には姦通罪が適用されるが夫の浮気は不問。とされたのです。
そんなAFOな話がありますかいな。それは男女平等の憲法違反であるとして戦後1947年についに削除されます。
v( ̄Д ̄)v イエイ
奥様。そんなに喜んではいけません。


姦通罪は無くなっても、「不倫は法律違反です」(キリッ!)
助け合い、互いを裏切らないという契約をするのが婚姻です。
と、不義密通経験など全く無縁のワタクシ。ここに強く申し添えるものであります。


前置きが長くなっちゃったわね。
おはなしは・・
なんか長くなったので明日にします。

疲れちゃった。
何か、後味がよくない、主人公に肩入れできない暗~いお話です。


近松三大姦通劇のうち「大経師昔暦」は
かの有名な映画になりました。
こちらは不運な偶然の重なりが悲劇を呼んで気の毒でした。
映画鑑賞記録があったので、おひまなら覗いてね。
クソ忙しい?ごめんちゃい。

映画「近松物語」(ここをクリック)

 

 


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2022年7月17日 (日)

いえいえそれで良かったのですけどね



奥様にお尋ねします。
奥様は「はらわたが煮えくり返った」ことがございますか?

わたくし。煮えくり返っております。
否。煮えくり返っておりました。
が。少し落ち着いて参りました。とどのつまりワタクシの不徳の致すところだったのでしょう。
ええ。もういいんです。
私の不幸はあの、トイレの水漏れから続いていたのですわ。
ぱはっぷす。

 

松竹座七月歌舞伎へ行ってきました。
なんと!2年と半年ぶりです。
歌舞伎観劇歴約40年のうち、こんなに空白の時間を過ごしたのは初めてです。
はい。コロナにびびってましてん。でも行きたい!
仁左衛門さまのご出演。もうそれだけでありがたや。
ところが
チケット入手の、その日の夕刊に
「仁左衛門丈。体調不良のため休演」との報。


どれだけガッカリしたか。それやったら行かへんのに・・・
暑いし、遠いし、コロナ感染者増えてるし・・


でもね・・せっかく行く気になってたんやし・・
チケット取ったし・・
気持ち切り替えよ。仁左さま。ゆっくり休養なさって~~~

と行ってきました。
のですよ。

そして、ほんの先ほど、あたくし
知らなきゃ知らないままで居たかった「事実」を知ってしまいましたの。

仁佐様。14日夜の部より ご出演

ぬあんですと!!
アタシが観に行ったの13日やん!
な・・なめとんのか(オッと下品な言葉を使ってしまいました。お許しください)
⇑ ⇑ ⇑ ⇑ ⇑   こんな風には決して思っておりません。

回復されて良かった。でも大丈夫ですか?ご無理をなさらずに。
何なら、この際ずっと休演でもよろしかったのに。

・・・・・

実は鑑賞レポートを書こうとして、このニュース知ったんです。
でも、今日はやめときます。

なんか・・疲れた。

 

 

 


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2022年7月16日 (土)

六甲山頂レストランにて



神戸市立六甲山牧場では
子牛にミルクをやったり、乗馬をしたりと楽しい体験教室もあります。
レストランでは牧場で作ったチーズメニューが人気です。

Img_8148

日替わりランチは一日5名限定とのこと。
この日の吟行メンバーは6名。

頼もしき「前のめり人生食いしん坊万歳」のT子さんが交渉してくれました。
「6人なんですが・・・」
男前で若くて感じエエ。三つ揃ったシェフが厨房から出て来られ
「がんばります」と言って下さいました。

ハンバーグの上に工場で出来たご自慢チーズをたっぷりと。
夏野菜たちがチーズの海に溺れているよ。うひょひょ。
ホエイ(乳清)入りのパンとかぼちゃのジャムもとてもおいしかったです。

食事を待つ間
注目の集まっている統一教会の話になりました。

今は「世界平和統一家庭連合」と言うそうですが。その前は「世界基督教統一神霊協会」といいました。
「基督」と「霊」の文字が抜けるには事情があったのでしょうね
我々の世代には「統一教会」というより「原理運動」「原理研究会」のほうがピンときます。

友人がある学生サークルに入って「救い」に行ったがだめだった。
とは、ウチのメンバーの体験談。40年以上前のことです。

梅田の陸橋の上で押し付けるように一本の花を売っていた若いひとたち。
北海道のこんぶを売りに一軒一軒回っていたグループ
原理運動をやっている人達は真面目そうに見えました。

霊感商法で多宝塔を購入した知人がいます。
話を聞いたとき「そんな人がほんまに居るんや」と思いました。
300万円だったそうです。

・・・・・

「貧・病・争」人間が克服すべき課題は終わることがありません
克服の手段が信仰であることを否定するものではありませんが、今回の事件、大変辛い話です。

統一教会に限らず新興宗教と政治家は結びつく。
信仰ではなく利害で。
支持基盤の確保が至上命令である政治家にとってはバラ色の大票田。
今回の事件で政治家と宗教の関係に改めて思いをいたし・・

この話はこれでおしまい!

 

さあ。ランチタイムです。

 

 

 


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2022年7月15日 (金)

六甲山上へ



天気予報は大雨

曇天を見上げながら、出発ぎりぎりまで「どうする??」と言い合っていましたが
「持ってる」男が今日の幹事だからと予定通りにGO!
降ったらこの人のせいにしちゃおうと思います。

Img_8142

裏六甲から山頂への道は大規模な土砂崩れ工事をしていました。
あじさいはまだまだこんなに綺麗

事前にお願いしていたスペースを貸してもらい定例句会
そのあと付近を散策して吟行句を作ります。
雨はまだ降っていません。
瀬戸内海が見える。
夏の霧がゆっくりと山肌を上ってきます。
天然ミスト。清浄な空気をいっぱい吸い込んで・・

 「六甲の端に吾立つ五月来る」

(たまたま五月に作った句
やはり六甲山はみんな好きですね。来て良かった。

「傘をさした方がいいかな」程度の雨が降ってきました
本日、羊さんは小屋の中です

Img_8151

牧場で見る普通の景色より、こちらの方が俳句になりやすい(はず)
誰かが「べ~べ~」と呼ぶと、敏い子が一匹(一頭?)やってきました。
か・・・可愛い

更にお散歩
ときどき「高原のお嬢さん」を歌う。
その映画みた!と言う人がいて、
青春って「青い春」って書くのね。とつぶやく。
わけわからん!

近くの四阿(あずまや)で吟行句の発表です
空模様が気になったのか(それはいいわけ)絶不調。
みんな似たり寄ったりの句になってしまった。
同じ景色を見て作るのだから、独自の視点を持たなきゃね(自分に言うてます)

夏の霧・あじさい・戻り梅雨・・・全員おおかぶり


私は「牧の柵」と「ミルク缶」で作りました。

いまいち。

 

 

今朝。我が家の庭で今年初めての蝉の声。
いっせいに鳴き始めました。


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2022年7月13日 (水)

おさななじみのおもいでは



どれくらい前になるのだろうと思ってメールボックスを開けてみた。
2018年の夏、私はその人にメールを送っている。

「突然のメールで失礼いたします」と。

 

何かを買ったり、小さな旅の費用にしたりしていたが
子ども達からもらう年玉が結構貯まり

形で残るモノ。そうだ!パソコン用の小さなデスクを買おうと思った。
撫でてみたくなるような、新品なのに使い込んでいるような、そんなぬくもりのあるものがいいなあ。

Dsc03455


ネットサーフィンをしているうちに
あるデザイナーズチェアのページにたどり着き、作家の名前に目を止めた。

「ん?」が確信に変わっていく。

私は13歳で福岡から大阪に引っ越した。
20歳の頃、大阪で一度再会したことがある。彼は金沢の美大に通っていた。
7歳で出会った幼友達。
何通か手紙を交換した。
内容は他愛のない事だったと思うが、色鉛筆でささっと引いた線。詩のような文章。デザインのような文字。
彼の手紙がとても美しくて、私は少し怖気づいたのかもしれない。交流はそれで途絶えた。

「貴方はHちゃんではありませんか?」

私の問いに驚くほど速く返信があった。
「そうです。H坊です!!」と

彼は家具デザイナーになっていた。
学校を出て、ある著名なインダストリアルデザイナーの元で修業をし30代半ばで故郷へ戻った。
今はデザイン事務所をやりながら学生たちに教えている。YouTubeをあげているので見てくれという。
そこには7歳から全然変わっていないHちゃんがいた。


近況を教え合い、昔話をする

その中で我々は7歳より以前に会っていたのではないかということになる。
私は幼稚園に入園する前の半年ほど保育所に預けられた。
大人ばかりの環境を親が心配したようだ。結局泣きわめいて手に負えないのでやめさせられるのだが。
Hちゃんはその保育所に通っていた。姉の大事なモノ(首飾り)を持ち出し、好きな女の子にプレゼントして、親からこっぴどく叱られた。その女の子が「私」ではなかったか。と言うのだ。
いいやあ。そんないい思いをした覚えはないけどねえ・・・
昔すぎてわからない

そして、20歳のころ大阪で会った記憶はあるけど、どういう経緯で会えたのかがわからないという。
それはね・・
それも昔すぎてわからない

夫の法事をしたときの家族写真を送った。


「〇ちゃん(私の事)が幸せそうで良かった」

ありがとうHちゃん!

 

いつか逢うことがあるかなあ・・
大病の後遺症でリハビリ中だというYちゃん。貴方の従弟。覚えてるよ。
元気いっぱいの男の子だったYちゃん。
いつもニコニコしていたHちゃん。

2人が酒を酌み交わしてる場面をみたい。
懐かしい博多弁を聞きたい。
あそこの公設市場の復元図を三人で描いてみたい
下駄屋。お菓子屋。漬物屋。魚屋。貸本屋・・・

 

 


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2022年7月11日 (月)

気分はちょっちブルージー



自民党が過半数の議席を獲得して参院選が終わった。
この9か月間の岸田政権の答え合わせが出たのだと思う。

大きな疵のない、慎重ともいえる政権運営に対する評価である。
次の総裁選を乗り切れば(まあこの結果ならノーマンタイだけど)この3年は選挙もないはず。
落ちついた着実な政治で国民おたまを安心させて下さい。

でもね。派手な疵だらけの前政権がアレだけの長期だったのだから
何がよいのか正しいのか。政治の世界は複雑怪奇です。
衝撃的な幕切れで一切の事柄が不問に付される。検証の無いままの強制終了なのだとすればいたたまれない。
怒りの持続、心のもやもやは美容にも精神衛生にも悪いからその内忘れちゃうんだろう(私の事です)

てな、今朝の感想です

ストレッチ教室と同じ建屋が不在者投票会場になっていたので前日、ついでに行きました。
Iさんんも同じ考えだったらしく、バッタリと鉢合わせ。
昔は色々理由がないと行きにくかったけど、「ついで」にやっとこ!で行けるようになって良かった。
「コロナ感染拡大」という事情も後押ししてくれたのかしら、選挙前投票をする人が多くなりました。
だから・・昔みたいに投票啓蒙グッズ・・ 
「ティッシュ」とか「うちわ」とか「ボールペン」とかが貰えない

と嘆きながらストレッチ教室に参りましたのよ。

この日はうちらのリクエスト曲が流れる。
え~っと。何をリクエストしていたのだっけ??

 

「COME SUNDAY」 アビー・リンカーン
⇑⇑ クリックでYouTubeへ

 

デューク・エリントンが作った数ある名曲の中でもお気に入りの曲です。
労苦の多い日々。それでもいつか日曜日が訪れますように


ソウルミュージックの底流には自分の境遇に対する悲哀がある
   This is ブルース  
もう・・・沁み込みますわ。

blues って blue の複数形なのねって今更ながらに思ふ

 

 

 


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2022年7月 8日 (金)

やれやれな選択



Img_8141
庭の姫檜扇(ヒメヒオウギ)


植物図鑑では「檜扇」と表記されていますが
俳句では「射干(ひあふぎ)」と使われています。
なんでや!   ・・・ わかりません。

大正期に入って来た外来種とのことですが、この花の真っ黒な実を「ぬばたま」と呼ぶんです。
ぬばたま・・奥様ご存じかしら?
「黒」「夜」「髪」にかかる枕詞です。
枕詞って あかねさす~~とか いにしへの~~ってやつでしょ?
「やつ」って言い方も、どうだか!だけど。

和歌って大正時代のず~~~~っと昔からあるんよね・・・
けったいなハナシやで。しかし。
ええ加減なこっちゃ。とこの花を見るたびおもいます。

 

 

何が正しいのか。何がベストか。誰を選べばいいのか

そうです。参院選挙です!(話飛んでるよ)

昨夜、政見放送を見ていました。
面白すぎる。何をいうてるのかわからん。
この人なんで天狗のお面かぶってはるんやろ・・・
昔から政見放送を見るのが大好きです。


シェゲナベーベーとしか言わない人も昔おられました。
最近は「あんまり」な事を言う人の話には制限がかけられることがあるそうですが
昔は100%天然素材でした。
楽しい・・・そして┐(´д`)┌ヤレヤレだぜ。

立候補の自由が保障されているのは素晴らしい事です
あたし・・試されてる・・と思ふ

しっかりしなきゃ!

Img_8140

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