歌舞伎・映画

2019年4月24日 (水)

永遠のミューズ・京マチ子

 



「京マチ子映画祭」に行ってきました 

京マチ子さんは1924年(大正13年)生まれ。現在95歳。ご存命です。
ワタクシの( ̄∇ ̄;)ハッハッハ母は「きょうまっちゃん」の大ファン。アンド
OSK(大阪松竹少女歌劇団)のファンでもありました。
何を思ったか、おばあちゃん(母のハハ)が付き添い、受験。(おばあちゃんも何を考えてたんやろ)
そして見事!
落ちます  

京マチ子さんはご存じのようにOSKの娘役スターとして華々しく活躍後、銀幕へデビューされるわけです。
ちなみに母の話によりますと、OSKに比べて宝塚少女歌劇団なんぞ〇でもなかったとのこと。
贔屓の引き倒しでしょうが、実際のところ人気実力ともに差があったと他のお年寄りからも聞きました。
昔の事やから、ほんまのところは判りません。好みの問題やと私は思うのですが。

Img_4583

《浅草紅団》

1952年 大映 モノクロ
監督/久松静児 原作/川端康成「浅草物語」

あらすじ)
浅草で一座を張る、紅龍子(京マチ子)は女剣劇のスター。薄倖の少女時代から今の立場になるには人知れぬ苦労が御座いました。
愛する人は戦地から帰ることはなく、しかし「必ず戻る」との思いを生涯のの支えにする覚悟です。(泣けるわ)
さて、かたや浅草レビューの人気歌手マキ(音羽信子)は街の顔役、中根(岡譲治)から借金の返済を迫られております。
中根はどん底の龍子を拾い上げて育てた養父。まあゆうたら龍子には義理があるのね。
返せないならへっへっへ体で返してもらおうか・・皆まで言わずとも誰もがみんな知っている。スケベ親父、最初からそのハラなのであります。
実は、マキには島吉(根上淳)と言う恋人がおり、彼は中根の子分にけがを負わせて身を潜めていたのだけど、一年振りに浅草に舞い戻る。
もちろん、恋人マキ、奪還のためです。
どうでもいいけど「島吉」です。シマキチ。昭和な名前。今どきレッサーパンダにもこんな名前つけないやろ。
龍子、養父に言われるまま悪の手引きをするのですが、
義理は義理。てやんでぃ!あたしゃ浅草っ子だよ!とマキ&シマキチの純愛チームに加担。
そして、大詰めで龍子とマキは母違いの・・なななんと姉妹であることが判明・・
顔役中根は、やたらポケットからピストルを出す刑事に捕まりめでたしめでたしジ・エンドであります。

みどころ)
なんといっても、京マチの劇中劇。凄艶な若衆・股旅姿・はたまた芸者姿での立ち回り。
劇だからね歌舞伎の要素も取り入れた立ち回りのあでやかな事!!!
そして100万ドルのえくぼ音羽信子さんの可憐すぎる歌姫 も負けちゃいませんぜ。姐さん(って誰やねん)
大阪松竹少女歌劇団 VS 宝塚少女歌劇団 夢の競演ってところやね。
映画ラストの正月興行シーンは見ごたえがあります。ファンサービス100点満点。

 

私ら子どもの頃、女剣劇といえば「大江美智子さん」早替わりで有名だったわね。
白黒テレビの舞台中継を見ていた記憶があります。ウィッキに寄れば(1919~2005)お亡くなりになっていました。

「根上淳さん」男前だったのねえ。昔の俳優さんってどうしてこんなに男前なんでしょ。
顔立ちが「しっかり」してはる。
今、イケメンといわれる若手男優がうっそ~と言うぐらい仰山台頭してきているけど
確かに「半分青いの律クン」佐藤健さんは美しいよ。だけど・・・
昭和の男優とタイタイで勝負できる存在感のある二枚目はちょっと思いつかないですわ。
どいつもこいつも み~んなよう似てるから名前と顔がおぼえられへん。

 

その他の出演者・・マキの経営する店の妹分に「宮地晴子」テレビ台頭時代によくNHKドラマに出ておられた。声に特徴があった。
「杉狂児」龍子の一座で働く人。私にとって徹頭徹尾、終始一貫「杉狂児」
「潮万太郎」浅草の老舗の若ボンという体でマキさんの追っかけ。ほんまに当時の浅草にはこんな人がおられたのだろうか。
五時夢の岩下尚史さんかとおもいましたよ

 

といふことで、京マチ子さんの魅力楽しめる一本でした。
昔の浅草をご存じの方は懐かしい風景が満載だとおもうのでお勧めですよ。
ちなみに原作となった川端康成の「浅草物語」で当時浅草への観光客が倍増したそうです。

Img_4584  Img_4585  

お母ちゃんが生きてたら見せてあげたかったわ。
ちなみに母は「京まっちゃん」の一歳下でした

        


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ギョーム連絡:パコちゃんへ。一度テストコメントを入れてくださいませんか。設定し直したので。
       拒否ならばすみませんがmailお願いします。ニフに連絡します。

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2019年1月18日 (金)

ボヘミアンラプソディ



Img_4093ここのところ、登場回数の多いヨカちゃんでぃ!
ヨロピコ。

2歳4か月、面白盛りです。

彼女は両親を名前で呼びます。
父親を○○(名前)さん
母親をココさん

ちなみに私はコッコさん
ぐっ坊はオイーチャンです。

ところが最近突然「ママァ~」と叫ぶようになりました。
ママ=母なのでココさんは「は~い」と返事をします。
ところが私にも「ママァ~」と呼びますし、あらぬ方向を向いて「ママァ~」といいます。

あかんでヨカちゃん。変やで。
変なのは顔だけにしときなさい。

そのわけが遂にわかりました。
ヨカちゃんは歌を歌っていたんです

 Mama just killed a man 
(お母さん。たった今人を殺しちゃったよ)

確かに ママァ~の後にジュッキアメンと言っています。


11月に映画「ボヘミアンラプソディ」が公開されてから
一体何人の人に「絶対に見ておいで」と勧められたでしょう。
早々と平凡氏も真綿嬢も交替でレイトショウを見に行き、強く薦められました。

音楽に関心を持ち、好きになり、よく聞くというのは10代後半くらいではないでしょうか。
クイーンが登場したころはすっかり大人になっていた私は能動的に彼らの音楽を聞いた覚えはありません。

ところが画面から(はい。年末に映画館へ行ってきました)流れてきた
キラークイーンに肌が粟立ち「ひえ~。そうだった」と
なんと、乳飲み子の平凡氏を預けていた保育所の周りの風景やお昼寝ふとんを持ち帰る自分の姿が立ち上がって来たのです。

怖ろしや。音楽で一瞬に当時に戻れるなんて・・
カーラジオから流れていたのか台所のカセットラジオだったのか・・。

映画館に行く前日にたまたまNHKでフレディマーキュリーのドキュメンタリーをやっていました。
「ボヘミアンラプソディ殺人事件」といタイトルだったかな?

ペルシャ系インド人という血。英国という保守世界でタンザニアからの政治難民が生きるという事。独自の宗教観に根差す厳格な家庭。からかわれる容姿、そしてセクシュアリティで悩み続ける彼のアイデンティティへの希求と葛藤

これらが「ボヘミアンラプソディ」だって言う人が多いけど・・
そのドキュメンタリーの中では

(母親の話)「どうしてこんな怖い詞を書いたの?」
「何となく・・・感じだよ感じ・・・」
と彼は言っていたそうです。

映画ではホモセクシュアリティで葛藤する様子が多く描かれていたけど、前日にこの番組を見ておいて良かったなと思いました。

以前にもこのブログで書きましたが日本で海外音楽のプロモーションビデオを最初に流したのはKBSのデデさんの番組です。1970年代半ばでしょうか。
残念ながら大人になって多忙を極めていた私は「動く」クイーンを見たことがありませんでした。
しかし曲はさすがほとんど耳に馴染んでいました。
(でも、I was born love you は映画で出てこなかった。なんでやろ)

今回、この映画を見てフレディの闘う(って私が勝手に言ってるだけやけど)高音のすばらしさ。品があってキラッキラする力強い歌唱に改めて酔いしれました。
そしてクイーンってさ、こんなにきれいなハーモニーだったんだなという事も知りました。

何といっても、後半20分の圧倒的なライブ・エイドは凄いです。

友人は3回見たそうです。私が行ったときは平日満員。30代40代が多かった。男女半々くらいかな。

ヨカちゃんがうたってるよ

I don't want to die

ガリレオ ガリレオ

ママァ~~ レッミゴ~

「自分とは何か」ヨカちゃんがもがき苦しみ葛藤する日が
果たしてあるのでしょうか・・・・


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2018年10月29日 (月)

松竹座・十月大歌舞伎・右團次襲名



昨日は6時起床。
朝のお仕事を済ませたら急に眠くなり、9時から12時までお昼寝(朝寝)
もうこれ以上寝てはならぬ。と頑張ってお散歩したり、ご近所マダムとお茶したり・・
夜。21時からEテレで吉右衛門の「夏祭浪花鑑」をみました。
う~ん。関西人としては浪花情緒たっぷりの方が好き。吉右衛門の団七は重厚過ぎる。
団七といえば、先代勘九郎は良かったな。スカッとしていて浪花気分もあった。仁佐様ももちろん良いけどね。でもカンクロちゃんの団七、キレッキレでよかったなあ。
今回、雀右衛門のお辰に菊之助のお梶。
これって、入れ替わってたらいいのに・・・。などと、一人ツッコミしながら鑑賞。
終われば23時15分じゃん!
大慌てで就寝。

で、目覚めたら朝の10時です

やになっちゃう。
まだ体内時計の調整が出来ていないみたい。
頭ぼんやり。

この際。
10月頭に見てきた「松竹座・10月大歌舞伎」の記録をしておきます。
市川右近改め、三代目市川右團次の襲名披露興行でした。

まあ。アタクシ歌舞伎ミーハーすずめのおたまが何に驚いたかって申しますと
奥様!あの市川九團次が出演していたのでございますよ。
そそ。前名を四代目坂東薪車。
アタクシの大好きな竹三郎さまへ後足で砂をかけトンズラしたアイツですわ(若干の罵り言葉。お聞き苦しいと思いますがこれでも押さえてるつもり)
ぬけぬけ。おめおめと・・よくまあ関西へ
確かに長身で見栄え良く。芝居も堅実。華もある。
が。人としてどうなん?
手薄なブレーンに弱り切ってた海老蔵がホイホイ拾い上げた気持ちもワカランではないが、それって竹様に対してどうなん?成田屋宗家のお坊ちゃまは何でもありなん?
ああ。なんか腹立つ。(原辰徳、不倫騒動で一億円もまる暴に渡してたんやね。関係ないけど)

今回、彼の関西出演は、この度三代目右團次を襲名した市川右近がなぜに澤瀉屋を出たのかというアタクシの週刊誌的好奇心をぶっ飛ばす出来事でございました。

申し訳ございません。ワタクシとて人の子。腹も立てれば屁もしますわ。
内容に御不快な点は御座いませうが、ご容赦下さいませね。

ささ。お芝居の内容です。
夜の部「雙生隅田川」(ふたごすみだがわ)

二代目猿之助(前・猿翁)が舞台にとりあげ、歌右衛門がその品格と肚芸で現代歌舞伎の名品にまで仕上げた「隅田川」がベースになっています。
そう言う意味では「澤瀉屋」ゆかりの作品といえるでしょう。
そこへ歌舞伎界の革命児といわれた「(新・右團次にとって)心の父・当代猿翁」の歌舞伎への変革と多様性を、まあてんこ盛りにしたこの作品。

はっきし(り)言って。わしゃ疲れた。
見せるし魅せるせるし、たぶんはじめて歌舞伎をご覧になる外国のお客様も満足して劇場を出られたと思うけど。
これでもかというケレンをけなすほど私はガチガチの古い人間ではないけれど、どういう舞台が無形の文化として残るのか・・なんて考えてしまったよ。

まあ。楽しかったです。

右團次の愛息・新右近ちゃんの素晴らしい高音が印象に残りました。


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2018年10月 7日 (日)

訃報・朱旭(ヂュウ・シュウ)



夕刊に、主に絵描きさんが今までに「グッときたムービー」の一場面を描くコーナーがある。同時にその聞き語りを記者さんが文章にする。

今週は「初恋の来た道(2000年)」だった。
・・・まっすぐな想いや素朴な気持ちは何よりも強い。
思い出したときに、胸に美しいものが広がるというか、透明な空気や風で満たされる感じが大好きです。

と、ある。
透明な空気や風!まさにその通り。
すっかり忘れてしまっている何かをもう一度思い出させてくれるはず。

30代から40代半ばまで中国映画をよく見た。
中国語を習い、中国の貧しい村に住む子どもたちへの就学援助にも少しかかわった。はじめは中国語の勉強になると思った。
のめり込んだのは、そんなことより中国映画は何よりも
「ああ。見てよかった」と思わせる映画が多かったからだ。

チャン・イー・モーの純愛作品群。
「初恋の来た道」「あの子を探して」「サンザシの樹の下で」「妻への家路」
これらの映画でヤン・ツィイーやコン・リーのような魅力的な女優さんを知った。

「紅いコーリャン」「黄色い大地」「青い凧」のような深い思索をもたらす問題作も見た。
見た翌日、日本での上映が禁止された作品もあった。

「トゥヤーの結婚」「山の郵便配達」「胡同の理髪師」「北京好日」・・・
派手な映像ではないのに心に残る。
生きる苦しさ。尊さを伝えて味わい深い。そんな珠玉の作品ばかりだ。

そんな中国映画の中でもどうしても見たかったのに見ていない映画がある。
「心の香り」(1992)である。

この4半世紀のあいだに見るチャンスは3回あった。(10年置き位に)
1度目は何となく見逃し、二度めは入院中、三度目は旅行中の上映だった。

その主演・朱旭(ヂュウ・シュウー)さんが9月15日に亡くなっておられたとニュースで知った。
88歳。中国の演劇関係者は専門の学校で学んでおられるからだろうか、見るものを惹きつける演技力は素晴らしい。
日本ではNHKドラマ「大地の子」の主演上川隆也氏演じる陸一心の養父役で広く知られることになった。

「心の香り」
真綿嬢が色々探してくれたがDVDになっていないようだ。

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2018年7月15日 (日)

大阪松竹座七月歌舞伎・高麗屋襲名興行



(クソ暑苦しいなか、ようお越し
  今日のボロ具・ブロ愚は 長いです。体力のない方はUターンしてね)

七月初めに大阪松竹座「七月大歌舞伎」へ行ってきました。
高麗屋の襲名興行です。

昼の部はまず舞踊「廓三番叟」(くるわさんばそう)
安定の孝太郎と踊り巧者壱太郎
二人による目出度くも、それでいて浪花らしいはんなりさのある演目での幕開けでした。

引き続き、菅原伝授手習鑑より「車引」(くるまびき)
これまた慶時には欠かせない華やかな舞台。
又五郎の松王。梅王に鴈治郎。そして鴈雀の桜丸という、今の歌舞伎界を引っ張る中堅どころの勢揃いで見ごたえあるりっぱな「車引」でした。
ちなみに杉王丸は種之助クン(オバチャマ応援してるよガンバ!)

さてさて、お次は「河内山」
松本幸四郎改め二代目松本白鸚の河内山宗俊です。

現代劇・テレビ・翻訳劇・ミュージカルと新劇の世界ではキラッキラに輝くこのお方ですが、はて?歌舞伎の舞台では納得させられたものが無いというのがワタクシの率直な感想です。
口調良く、音吐朗々・・しかしどこか違う。抵抗を感じる。
妙に深刻なんです。しんどいねん。
思うに、頭が良すぎるんやと思います。皮肉に聞こえますか?

目出度い襲名興行に水を差してはいけません。
次、行きます。
(河内山のあらすじ知りたい方はコチラ

私が、市川染五郎改め十代目松本幸四郎(以下染五郎と書きます)を初めて見たのは
今はない道頓堀中座の開演一時間前の楽屋口の横の電信柱の影からでした。
怖いですねえ。(今やったらあんなとこによう立ってません。暑いし・・。若かったんですねえ)

洗いざらしのジーンズに少し撚れたTシャツ。細い細い男の子がやって来ました。
当地大阪、初上陸初お目見え。当時19歳の染五郎です。
今から27年前の夏のことでした。

この日の舞台をよく覚えているのは座席が凄く良かったからです。
「左一番」。この席で仁佐衛門さまの荒川の佐吉に大泣きしました。
800席ばかりの小さな小屋の「左一番」!ものごっつい臨場感ですわ。

この時染五郎は絵本大功記の武智十次郎と、もう一本にも出ていますが、記憶に全くございません。当時ブログもやっていませんでしたので記録にも残していません。

で、当時の染五郎については言葉が悪いですが「海の物とも、山の物とも」が大方の歌舞伎ファンの見方だったのではないでしょうか。

14歳で舞台ハムレットの主演に抜擢されたときは「やっぱりね、パパの道(翻訳劇)に進むのね」と思われ、
しかしながら歌舞伎でみせるひ弱で健気な演技が年頃にも見合って、「真女でいけるんじゃね?」とおもわれ、
たまには「つっころばしもいいかもね」などという具合。
いいじゃん。義経で。それで当ててもそれはそれで素晴らしいよ。

いずれは弁慶役者になどとだれが想像したでしょう。


ここで少し「勧進帳」にふれておきましょう。
(今日のblog 長いって言うたでしょ

脚本・演出・地唄・・全てにおいて優れる、THE歌舞伎ともいえる「勧進帳」
ストーリーはご存じのとおりで、端折りますが
幕が上がると正面に松羽目の舞台。五色の幕。
雛段に長唄。下段には裃のお囃子方。
もう。これだけでワクワクです。
それはなぜか。今から始まる地の長唄が名曲中の名曲と知っているから。

歌舞伎の「歌」や~。

(細かい話をしたら終わりそうもないのでひとつだけ)
私は前々から疑問に思ってることがあります。知っておられる方がありましたら
ここ⇓(下にテロップ流れる)まで

弁慶が一世一代の張ったりをかまして勧進帳を読み上げますね。
この時富樫が覗き込む所作があります。
今回の仁佐様はハッとして小さく納得の演技だったとおもうんです。
勧進帳は何度も見ていますが、この時弁慶、とっさに巻物を隠し束に立って「あかん!バレてもたんとちゃうやろか」と言うふうに上手を見上げる。今回はそこが無かったような。見落としたのか?
私の疑問と言うのは、この時点で富樫は「義経一行と見破っていたのか」
ならば、そのあとの、耳打ちからの「しばし待たれよ」が不自然でしょ。
覗き込んで白紙とわかったものの、そこまでの確信がなかったのか・・

そこらあたりがもやもやもやもやしてますねん。

ま。そんなわけで、
弁慶幕外の飛び六方ですわ。
幕がスーと引かれ、自分でもようわからんのですが期待感と不安感が入り乱れ「やってごらんなさい」って少し意地悪な気持ちもあり~の。

いいのよいいのよ。あの富十郎だってソビエト公演のとき(ほんとにお気の毒な事情で)尻もちをついたのだから・・・

富十郎と言う戦後最高の実力をもってしても弁慶になる道のりは長かった。
一門一家に収まり切れない天才には腕の振るい様の無いのが歌舞伎の世界なんだ。
私は富十郎の壮観な舞台を観て歌舞伎ファンになった。

染五郎ちゃん。良かったね名門で。
ささ。やって御覧なさい。飛び六方
(やっぱり。意地悪)

いえね。
今回の舞台。期待以上の予想の埒外の良い弁慶だったのですよ。
仁佐衛門・富樫の胸を借りてのびのび頑張ってね。くらいに思っていたワタクシ
嬉しく裏切られました。

熱演でした。好演でした。胸がジンとしました。
力感あふれる素晴らしい弁慶でした。
細かいことを言えばきりがありません。
ワタクシも何様でもありませんし・・

富樫の力量に支えられた幸運も含めて、彼の度胸の良さと芸に打ち込んできた結果のたまものであると私はおもいます。
うん・及第点やで。ってアタシ何様?

(長々とご無礼しました)


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2018年1月22日 (月)

坂東玉三郎を考える



今日こそは行こう!と思っていたのに
シベリア大陸から-60℃の寒気団がやって来るというニュースにビビって
結局、ストーブの上で蕪と鶏肉を煮込んだりしている。

案の定みぞれが降って来た。
これでいいのだ。間違いない。ほんまか?後悔していないか?

大阪松竹座新築開場二十年で初めて「初春」を欠席した。
今年は坂東玉三郎の舞踊公演である。
舞踊ってむつかしいんよね。
特に玉三郎のような心理主義の踊りは知的素地がスカスカのあたしなんか
「きれいやなあ」とポカンと口を開けてみているだけでいいんやろかとおもってしまう。

そんな理屈いわんと。目のお正月を楽しむだけでよかったけど
ちょっと、勉強してから見たい・・なんて思ってしまった。

しかしっ!お臀部がもぞもぞする。

やっぱ。明日行こうかなあ。

人は玉三郎を「天才」という。
傑出した美貌と技芸で女形としての地位を築きあげた。
しかし、万人が認める第一人者で在りながら、彼は歌舞伎界の頭領には成りえない。
だからこそ、歌舞伎以外の世界に目を向けたのではないか。
ひたすらに一本道を歩き通し頭領の位置に押しあがった歌右衛門にはなれないのだ。

歌舞伎ファンとしては純粋に歌舞伎の芸の道だけを進んでほしい(もったいない)と思ったこともあったが、そんなこと心配しなくとも彼は「美しい才能に恵まれただけの人」ではなかった。
努力と深い洞察と哲学者のような論理的な思考を持ち合わせた、やはり「天才」なのだと思う。

Img_0672


NHKEテレ「にっぽんの芸能」特集回
「伝心~玉三郎かぶき女方考~」を見た。再放送も見た。

「京鹿子娘道成寺」が玉三郎の解説でほぐされてゆく。
芸の神髄を惜しげもなく伝えてくれる。

恋をした女の「恋のバリエーション」という見方しかしていなかった私は。顔面真っ赤!恥ずかしい。思わずテレビの前で正座しちゃったよ。
特に、恨み・・それは男への恨み、恋をしてしまった自分への恨みだけではなく、「時間」への恨み。誰にも平等に与えられた時間への恨みだという解説に感動で立ち上がれなくなった。
老子だよ。「道」(タオ)を語る老子だよ。玉三郎さん。

ゴーン。ゴーン。
玉三郎だけに聞こえる鐘の音。
鐘に恨みは数数ござる
そうなんだ。鐘って時間だったんだ。

恋に落ちる。ということ。
それは「恋をする」という事とは違う「落ちる」ということ。
といいながら清姫の手拭いを肩口から落として見せる。
そっか!「恋は引力」かあ。φ(..)メモメモ

透明感のある気高い踊り
やはり、見られるうちに見に行っておこうかな。

今年一年。生きる張り合いが出来ました。
今後。年間数回の放送が予定されているそうだ。
四年前から既に40演目の収録済み。

NHK。恨み言いたいことは数数ござるが
やっぱり。エエ仕事しはるわあ。

惜しむらくはウチ、録画機能がないんよね。


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2017年9月11日 (月)

理想の老人ホーム



我ながら、どっぷり中高年→老人になったもんだと思うのが
テレビ朝日系のお昼のドラマ「やすらぎの郷」を楽しく視聴していることだ。

初めは番宣での豪華出演陣に興味を惹かれ見始めたのが
出演者の魅力はもちろんのこと
コチラを飽きさせない脚本と、随所にちりばめられたクスリと笑える仕掛けに、重箱隅子としてははまっている。

我が家には録画機能がないので、見られなかったときは翌日のネット放送を見るくらい熱心である。

当初から、「う~ん。どこかで見たような聞いたような老人ホームだなあ」と思っていたが番組も終盤近くになって、やっと気が付いた。

テレビの方は芸能界のドンと言われた男が財団法人を設立して運営する老人ホームである。
入居者はかつてテレビ界に貢献した人達に限定される。
海の見えるたぶん元ゴルフ場であっただろう敷地にその施設はある。

方や私が勝手に「似ている」と思いだしたのは

英国の素晴らしい田園風景に溶け込むように建つ老人ホーム。
著名なオペラ作曲家(ヴェルディがモデルだそうだ)が私費を投じて設立し彼の巨額な著作権料で運営されている。
入居者はかつて音楽界に身を置き貢献してきた人達である。

「カルテット・人生のオペラハウス」
        (2012・英/監督・ダスティホフマン)

主演はマギースミス
(NHK放映の人気ドラマ「ダウントンアービー」で前グランサム伯爵夫人バイオレットを演じたあの、マギースミスである。誇り高く、そのチャーミングな毒舌がなんとも魅力的だった)
他の出演者は引退した実際の著名な音楽家たちが大挙出演されている。

前ブログのコチラで取り上げていました。
よろしかったら読んでください。

どちらも人生の最終章の話であり、登場人物の来し方を重ね合わせながら「老い」を考える作りになっている。

映画の方はホームが資金難に見舞われ(だって・・著作権って50年だっけ?)入居者たちの奮闘がはじまるのだが、テレビの方は今のところその(資金難)懸念はなさそうだ。どんな落としどころなのか、あと少しの回を楽しみにしよう。

テレビ人でも音楽家でもないワタクシだが
4年くらい前まではお魚の美味しい博多の老人ホームに入るのを夢に見、周りに「行くぞ!」と宣言していたけど、
な~んか、面倒くさくなっちゃた。
もう・・ここでいいか!なんてね。


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2017年8月 5日 (土)

松竹座七月歌舞伎・夏祭浪花鑑



昨日に続きまして、本日は「昼の部」です。
やはり一階席がいいわ。「夜の部」の席ははやんごとなきお方もお座りになる席だったけど、やっぱり一階は臨場感が違う。
「腐っても鯛・太ってもジュリー」だわ。(ワケワカメ。いみとろろ)

「夏祭浪花鑑」 (なつまつりなにわかがみ)

これはもう、大坂の夏芝居には外せない演目。
こちらも、以前に書いていますのでよろしければ読んでちょんまげ
(今見てきたら、文句ばっかり言うてます。ごめんなさい)

お芝居の見せ場は何と言っても「殺し場」
殺される男が泥にまみれ、のたうち回る苦しみの中、息の根を止めるまでになんと13通りの見得をきります。
(最後は泥の中に.。o○ブクブクと沈めちゃう)
刀を振り上げ、振り下ろし、ひとつひとつのポーズをきれいに決めていくのです。
まるで13枚の絵をみているようです。
遠くで聞こえていた祭囃子がだんだん大きくなります。このBGMの効果が凄い。

歌舞伎というのはこういう「グロ」が「美」として表現されることが多いです。

団七九郎兵衛/染五郎
一寸徳兵衛/松也
釣船三婦/雁治郎
徳兵衛女房・お辰/時蔵
団七女房・お梶/孝太郎
三婦女房・おつぎ/竹三郎

序幕、住吉鳥居前の場(アタシの見間違いか?鳥居には天王寺の文字??)
「夏祓」の立て札が立っていたりして季節感バッチリです。

この冒頭で二枚目役者の見せ場「髪結い床」の変身~があります。
さすが染五郎。江戸世話物かと思わせるスッキリとした男ぶり。
関西人の言う「シュッとしてはる」とも、微妙にちがうのよね。
染五郎の関西弁を心配していたのですが、
松也「岩下志麻があほんだら~と言うレベル」で見事にごまかし払拭され結構でした。

時蔵のお辰。女の中の女。夫の身を立てるため女を捨てちゃうんですよ。美しい顔に焼き鏝をあてる。
ちょっとそこの「ヒアルロン酸やコラーゲンで無駄に顔のお手入れをなさっている、そちらの奥様!貴女はご主人様の為にそんな事ができますか!」
「うちの人が好くのはここ(顔)じゃない。ここ(胸を叩いて)じゃわいな」
時蔵さん。もうちょっと貯めてほしかったわ~。ワクワクして待っていたのよ。
三婦・雁治郎。前ブログにあるように前回と同じお役(襲名前)でした。
あれ~コロコロしてはるの気にならなかったわ。(見慣れたのか?)

この芝居の私なりの見どころは「切り替え・転換」なのね。
冒頭の「髪結い床」もそうだし、殺し場の下駄で額を割られる瞬間もそうだし、
それに、仏三昧、しょぼくれた爺さんだった三婦が、侠気の世界に戻る瞬間ね、
数珠を引きちぎりささとお召替えをして憎き一味を叩き切るぞ!と出かける場面。
そこの切り替え。「ああ。いい男だ事」と女房おつぎが惚れ惚れと見送る・・
あそこの、鴈治郎に、なんか・・物足りなさを感じました。

思うのは、先代勘九郎は上手かった。ということやね。
お辰との二役は贅沢だったのね。

つくづく惜しいと思います。

昼の部。もうひとつは「二人道成寺」
長唄のお囃子にのった華やかな舞踊。
ジス イズ ザ 日本舞踊 !人気の演目です。

白拍子 花子 時蔵    
白拍子 桜子 孝太郎

〽鐘に恨みは数々ござる・・

有名過ぎる、この舞踊。何度見てもいいですね。
時蔵さんばかりを目で追いかけてしまいました。
なんなの!この色香!  


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2017年8月 4日 (金)

松竹座七月歌舞伎・盟三五大切



もう8月なんだ・・暑さに負けず先月の観劇記録をサクサクと書いておきましょう。

七月松竹座・夜の部

盟三五大切(カミカケテサンゴタイセツ)

「エロ・グロ・ナンセンスの巨匠」四世鶴屋南北のご存じパラレルワールド。
残忍で怪奇。そして陰惨・・こんな南北劇にゾクゾクするワタクシっていったい???
などといふ疑問は横におきまして。
夏に南北はよく似合う。いいねボタン100連打。

我らが仁佐様。垂涎の色悪でございます。
三回目六年ぶりの演目となります。

もちろん、六年前も観ておりますよ。
観劇記録はブログにもアップ。しかも①②③回にわけて!
(おヒマなら見てよね。私待ってるわ)

「五大力」「仮名手本忠臣蔵」という二つの物語が背景に大きくありまして、そこへ「四谷怪談」を少々ふりかけます。
南北の特徴である「ないまぜ」という手法なのです。
そのことを解ったうえで、このお芝居を観た方が面白いっちゃ、面白いのですが、本日はお時間、紙面、体力に限界もありますれば「さっくりと」あらすじのみ、紹介します

あらすじ

源五右衛門仁左衛門)は芸者小万時蔵)の色香におぼれ,彼女の亭主である三五郎染五)にハニートラップ(美人局)を仕掛けられ大金をだまし取られてしまう。
源五衛門、実は赤穂浪人でその金はリベンジ(討ち入り)メンバーになるための大切な百両。
そら怒るわね。「武士でありながら色香に惑わされ情けない」のは自分だってわかっていてもね。
そこで仇討ちですわ。
陰惨な五人斬りダークな色香を放つ仁佐様最大の見せ場。
冷血なんてものじゃないわね。サイコ(うん)に代わっていく凄み。
小万ちゃんなんて切り刻まれちゃう。
話は戻り、三五郎・小万夫婦も実を言えば赤穂関係者。
だまし取ったこのお金だって、討ち入りに使うためのものだったというオチであります。

今回ワタクシ目。病み上がりで集中力を欠いていたのか、座席(2階一列真ん中)の所為か、正直なところ、全身全霊でのめり込めなかったわ。

六年前あんなに感激した「五人殺し」
あの月夜の丸窓から忍び込む源五衛門(仁左衛門)の影にあわや失神しかけたおたまなのに・・
なんだか丸窓がもっともっと大きかったような印象があったのに・・
そして、仁左さま・・言いたくないけど・・
「年いかはった・・」の感は否めないのでございます。

小万良かったと思います。時蔵で江戸芸者のやや伝法な感じとか、アタシちょっとしたたかよというふうで。
前回は芝雀(当時)だったけど、愛らしすぎてとても人をダマクラカス女に見えなくて残念でした。
三五郎も良かった。其の内、源五衛門を演られるのかしら。
源五衛門の若党で忠義一徹の六七八衛門松也
いい役されました。この芝居の中で好感度100%の役柄ですもの。
これは前回は薪車(現・九團次)でした。
歌舞伎界の裏事情は知らなくてもいいかも知れないけれど、折角関西で力をつけられていたのに残念だわ。義理が廃ればこの世は闇だ。とあたしは思うよ。
市川宗家のためにもどうなのかなって・・。
どうだっていいや!ファンじゃないし。

夜の部はこの「盟三五大切」の前に
舞踊「舌出三番叟」(しただしさんばそう)

中村雁治郎・壱太郎父子による長唄舞踊です
季節外れと言えば季節外れだけど
大阪松竹座新開場二十周年にふさわしくおめでたく、
長唄。いいですねえ。明るくて気持ちがよろしい。
壱太郎さん相変わらずのグッジョブでした。


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2017年6月26日 (月)

妻は告白する



貴女はザイルに括られ絶壁をゆらゆらと揺れています。
上には密かに思いを寄せる若い男性。岩場に着地しています。
そして、下では年の離れた夫が岩場につかまろうと、右に左に大きく体を揺らしています。そのために貴女の胸は苦しく締め付けられてゆきます。

今この三人は一本のザイルで繋がる運命共同体なのです。
若い男性が二人を引き上げるのは不可能です。

さて貴女なら、どうしますか?

結び目の上を切れば自分と夫は真っ逆さまに谷底へ転落します。
結び目の下を切れば夫が谷底へ・・・自分一人なら上の男性が引き上げてくれることは可能です。
このままの状況が続くと遅かれ早かれ自分と夫の命は尽きてしまいます。

「自分はいいからおたまちゃんだけでも助かって!早く下を切りなさい!」
ってひっちゃんやったら言うんやろな・・・
と、エミリーは言いました。
あーた。人の夫をそんなに良く思ってくれてたん?

で。お宅やったら?
うちのお父さんやったら私が苦しくなっても、締め付けられて血が止まりそうになってもブルンブルン揺れて助かろうとするわな。
私、助かる可能性があったのに、あの人のせいで道連れにされるねん。
腹立つわ
あ。その前に一緒に山になんか行かないけどね。

「妻は告白する」
監督・増村保造  1961/大映 モノクロ

大学教授(小沢栄太郎)に手籠め(古っ!)にされ妻となった女(若尾文子)は忍従の日々を送っている。教授の元へ出入りする製薬会社の営業マン(川口浩)は彼女に同情はしているが婚約者(馬渕晴子)もおり、(この時点では)プラトニックな関係である。
そして、↑↑山の事故になる。実は教授は嫉妬心から山の経験の浅い営業マンを懲らしめてやろうという魂胆なのであった。

まあね。小沢栄太郎が絵に描いたような横暴無比なエロ親父で
これやったら、「ザイル切ったれ!」って。観客は思う(たぶん)

妻は皆さまのご期待通りザイルを切って夫を落下させる

それは殺人であったのか。自己防衛であったのか・
事故前に妻は若い男性の勧めで保険に加入していた。
あまりものタイミングの良さに疑惑は膨れる一方である。
敏腕弁護士(根上淳)のおかげで裁判に「シロ」判決が下るのだが・・

P

社会モラルって時代で変わるんですね。
1961年ですからね。半世紀前ですわ。

傷者(古っ!)にされて泣き寝入り。ヨメになって隷属。って。
貞淑な妻なら夫の死に殉ずるべきやろ。って。
勝負に出たあややに本物の愛を見た(馬渕晴子)って。

みんなまとめて・・どうよ? 

映画の見どころは事故後の若尾文子の変貌。

元々、好意を抱いていた隊長・川口浩に果敢にアタック!
その執着ぶりが半端ないのでございます。

ずぶ濡れになった和服のあややがオフィスを訪ねるくだり・・
濡れた髪からは雨のしずく・・ロッカーの影から彼を見つめる
ジト~~~。どんなホラーよりも、ここ・怖いよ~。

増村監督の最高傑作ともいわれるこの作品で若尾文子はお嬢さんスターから演技派女優としての道を歩くことになる。

今の世の中
もっともっとエゲツナイ事件が起きてるし、我々はそんなニュースを目にしてる。
「悪」に慣れちゃったのねあたし・・・。

結局あややは男の会社で服毒(いや~ん。彼のあとのこと考えなさいよ。)
保険金は「婚約者との新生活に使って!」という遺書
あ・あほなこと言いなさんな。そんなお金使えますか?

あやや。「悪」なら「悪」になり切れたら幸せだったかも。
でも、結局「男の愛」にすがる貴女が可哀想。

平成も30年も経って、そんな純情な女っていないわよ。
って、汚れた感想をもちました。

????

でも。この感想ってもしかして、全くのトンチンカンかもしれない。
全てが計算された、あややの復讐劇だったとしたなら・・

こ・怖いよお~~


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