映画・イースターパレード
一億二千五百万人の国民の皆様大変ながらくお待たせしました。
誰も待っていない?
そんなはずは中之島ブルース!!
といふことで、
先日、嬉しいシニア特別料金で見てまいりました
「イースターパレード」のお話をします。
「イースターパレード」1948年/米
舞台は1910年代のニューヨーク
あ。その前に奥様。イースターってご存じ?
イースター(復活祭)イエス様が磔刑ののち三日目に復活されたことをお祝いする日です
亡くなられたのが金曜日だから復活日は日曜になるのかしら(しらんけど)
そのイースターサンデーにニューヨークっ子たちは五番街にございます教会周辺へ繰り出すのでありますそうな。
時は春!飛びっきりのおしゃれをして。Ladyは思い思いの帽子をかぶるのが習わし。
あーたねえ。帽子だけお洒落ではダメよ。首から下スウェットで参加する人はいません
主催団体主導の神戸まつりやよさこいパレードの「遣らせ感」はございません。
誰からともなく三々五々・・・そぞろ歩く。
まあ、近年、渋谷周辺に湧いてきたカボチャ祭りのような?
ううん。あんなにわっさわっさしておりません。
もっと大人でエレガントなパレード(しらんけど)です。
以上イースターパレードの説明を終わります。
映画はある年のイースターパレードからイースターパレードまでの一年間の物語
ハリウッドきっての人気ミュージカルスター(フレッド・アステア)手塩にかけて育て、恋人でもあったパートナー(アン・ミラー)が彼の元から去ります。
彼女は自分だけが輝く次のステージをめざしていました。
女の野心っておそろしいわね。誰のおかげでおおきくなったんだい
悲しみの淵から彼は立ちあがろうとします。元カノを見返してやるねん!
たまたま出会った、そこいらへんに居た女の子(ジュディガーランド)に歌と踊りを仕込んでいくのです。その日がイースター。それから一年後のイースターでは・・・・
兎に角、フレッドアステアのダンスが圧巻です。
撮影時48歳。解説によると、主演予定だったジーンケリーがアクシデントのため、ケリー自身がお願いして、そのころ引退宣言をしていた先輩アステアを引っ張り出したのだとか。
ジーンケリーのダンス技術は素晴らしいけれど。フレッドアステアってなんといいましょうか「粋」なんですよね(おたま主観)
24歳のジュディ・ガーランドをさりげなくリードしながら、息もぴったんこ
しかも総天然色!1948年の作品ですよ world war の終結からたったの3年。
なんと豊かで華やかなスクリーンの世界でしょう。そら戦争に負けるわ日本。
奥様に是非ともおすすめしたい映画です。出来れば大スクリーンで(生きてるうちに)見て欲しいわ。
先だって2022年アカデミー賞の贈呈式があったけど・・・
レディ・ガガにエスコートされた車椅子の女性をYouTubeで観たんです。
プレゼンターであるその人こそライザ・ミネリでした。
ジュディ・ガーランドの娘さん。
あの、とことん長い脚を振り上げていたライザミネリです。
ちょっと胸が震えました。
長々とすみません
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