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2020年9月 7日 (月)

言わずもがなでご無礼申し上げます



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  「秋の蝉依代の弊眞白なる」
 (アキノセミヨリシロノヌサマシロナル)季語/秋の蝉・三秋

 

自分の作った句を説明するのは
と~~ても、野暮だといわれます。

 本日は

(いつもいつも)
「おたまちゃん!何言うてるかさっぱりわからんわ」
と、心で思いながら、触らぬ神に祟りなしと、スルーしようとなさるそこの奥様の首根っこを
とっつかまえ、巨体を押し倒して聞いていただこうと思います。
罰ゲームではありません。きっと奥様に良いことがありましょうぞ。

俳句には「鶏頭の十四五本もありぬべし」のような一物仕立て
異なる二つの物を取り合わせる二物衝撃という
二種類の技法があります。
「蝉」と「依代(岩)」がどないしてん!とお腹立ちの奥様。
そういうわけで、これは「取合せの句」ということであります。

 

「依代」は神様が降りて来られるもの。多くは岩とか木とか。「憑代」とも書きます。憑依(ひょうい)の「憑」です。

ちゅうても、青森県のイタコさんにご先祖さまが降りてきはるのとはちょっと違います。
西洋では「アニミズム」というそうですが、神様(神霊)が「あそこ、ちょっとエエ感じやん?」と石や木や山に憑く
自然崇拝の古神道の考え方です。

そういった場所に神社が建ち、神域として清浄に守られます。
ココには5~6世紀の古墳もあり歴史の古さを感じます。

 

で、何で「蝉」なんや?ということです。
奥の細道の芭蕉の句「閑か(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声」を踏まえた?
そんな畏れ多いものは踏まえてはおりませぬ。
ただ、この時「秋の蝉」が鳴いていたというだけのことです。

秋の蝉はエネルギッシュな盛夏の蝉と違いどこか寂し気で秋の気配を感じさせます。
清浄な場の空気と蝉の声と目に沁みるような幣の「白」
そこに「新涼」をみた・・なんちゃってね。
「つかずはなれず」というのが取合せの句には大事だと言われます。
深く考えなくてもそこら辺の景色(見るもの、聞くもの)を持って来ればいいと思います。
写生の力ってわけね。

ひたすら素直に・・

 

自句の解説というのは言い訳めいて、なんか疲れる
そして、小さな嫌悪感。
なら、いうな。でもここまで書いたからUPしちゃおう。

あ。云うときますけど、あたしこの句が決して上出来と思っているわけでは御座いません。
云わなくてもわかってる?
こりゃまた失礼いたしました。
  (京都府亀岡市出雲大神宮にて)

 


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俳句・吟行」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
台風も日本海ヘ抜けましたが、
大風!大雨で被害に遭われた方々に
お見舞い申し上げます。
何より命あっての事ですが、
この時期の停電は大変ですよね?
早い復旧をお願いしましょう!

前置きが長くなりすみません。
今日の俳句ですがご説明頂き!ありがとうございました。
私の頭🧠では??でしたよ!
17文字に様々な事?が詰められているのですね!
凄いです\(^o^)/

投稿: マコママ | 2020年9月 7日 (月) 15時52分

残暑お見舞い〜

この岩神様なんともいいお姿やわー

老蝉よ よう来はった 休みなはれ

って、言うてはるわー

投稿: ヘルブラウ | 2020年9月 7日 (月) 16時46分

見て見ぬふりして通り過ぎようと思ったのですが、、、
おたまさんの有難い解説とあらばチィット立ち止まって、
>一物仕立てと二物衝撃に、取り合わせの句
ふんふん、成る程、今後の参考にね!
しか~し、才能無しの私はすぐに忘れそうです。(>_<)
懲りずにまた解説して下さい。<(_ _)>

投稿: 熱烈 | 2020年9月 7日 (月) 19時28分

★マコママさんへ
当地も一日中強風と、時々激しい雨が降りました。台風が避けられないのは日本列島の宿命ですが、災害を教訓にして・・今回はかなり早い時期から「避難」の呼びかけがありました。住民の方の意識も高くなっているようですね。
俳句、楽しいですよ。私はこの趣味を持って良かったと思います。
出来不出来はどうでもいいのです(ほんまはアカンけど)
ミクロの世界から宇宙まで十七文字に詰め込めますよ(私はムりだけど)

★ヘルブラウさんへ
こちら、まだまだまだまだ暑いです!
このご神体はさほど大きくはないけれど、エエ感じでしょ。手前に小流れがあり大きなトンボが卵を産みにやってきていました。
「水占の恋愛成就ぎんやんま」
水うらないをしたら大吉だったよ~ん。

★熱烈さん
押し倒してやったぜ( ´∀` )
「見た儘を素直に」客観写生をうるさく言われました。最初は物足りなかったけれどうるさく言ってもらって良かったと思います。

才能のあるなしは私にはわかりませんが、好奇心のあるなしは俳句の向き不向きに関係するかも?自然に対する興味好奇心。折角四季のある国に生まれたのだから素敵な物や美しいものを発見したいと思っています。
ぶひ。

投稿: おたま | 2020年9月 7日 (月) 20時27分

秋の蝉というと、つつくほうしか蜩か。
同じかな?
この句は説明してもらわな解けません。
上級者の方なら分かり合えるのでしょうね。

あ、なるほど~いいねぇ。
ああたもなかなかのもんやね。とか。
頷き合って、そら気持ちええでしょう。

こりゃ勉強せんと無理ですわ。

ちょっとお久しぶりになってしまいました。
検査は陰性でした。ほんまヤバ怖いです。

気ぃつけてね。。

投稿: オペラ | 2020年9月 7日 (月) 22時36分

★オペラさん
検査受けられたのですか?
ということは疑惑があった??
心配されたでしょう・・
ホンマ、気ぃつけなあきませんね。でも気の付け方がわからない・・ちゅらい

蝉は、みんみんが鳴いていましたよ。
どこか控えめに。
俳句は「褒められて伸びる」ことはあまりないみたいです
鋭いご指摘まってま~~~す。

投稿: おたま | 2020年9月 8日 (火) 08時53分

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