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2020年5月12日 (火)

御祭神は応神天皇



408-022

 

  「神官にお嫁さん来る柳の芽」
(シンカンニオヨメサンクルヤナギノメ)季語/柳の芽・仲春

 

普通電車しか止まらない小さな町に実家があり、駅からは小高い丘に向かって登り坂が続く。
丘の中腹に小さいながらも古い歴史のお宮があり
後継者の絶えたそのお宮に神社本庁から若い神主さんがやって来られた。
地域とのつながりを大事に色々なイベントを企画されているらしい。
標高33mの小さな丘に子どもたちやお年寄りの笑い声が聞こえるようになった。


生きていればもうすぐ95歳になる母に聞いた話では
母の少女時代のことであるが
前の宮司さん(生きておられれば100歳近い)は非常に美男子で
(私が知った時はすでに50歳近くだったが確かに美男子だった)
旧制中学から旧制高等学校へ進むエリートはこの辺りでも少数で
詰襟のキリッとした姿は周辺女子のあこがれの的であったらしい。


母の最期を看ていただいた病院で、ある日一人の老婦人に話し掛けられる。
その人は自分の婚姻のいきさつとその後の人生を私に話して聞かせてくれた。
人は語りたがるものらしい。
非常にドラマチックである。私が小説家なら書いてみたい。
長い長い物語。

結論から言えば「幸せではなかった」ということになる。
ベベ子(その病院に勤めていた)に言わせると
「あのお婆さん。み~んなにその話してはるねん
そして彼女こそ、あの、美男子エリート詰襟神主さんのお嫁さんだと知った。



なんだかんだ、あっても人の歴史は終わる。
お宮さんは1200年の歴史を継ぎ、又、新しいお嫁さんがやってきた。

若いお二人に幸多からんことを・・
この場合やっぱり「神道」でお祈りするのね。

 


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