« 誰もがみ~んな知っていなければ・・ | トップページ | 身を守る »

2020年3月27日 (金)

ぼんやりと・・


 


Img_4045

 

    「 暗室に現像写真浮くおぼろ」
アンシツニゲンゾウシャシンウクオボロ)季語/朧・三春

 

 
小学生だったワタクシ(幼名こたま)の良く出没するスポットに「カメラ屋さん」がありました。
公設市場(懐かしい響きだ)の表通りに面した側の、間口一間ほどの小さなお店でした。
「写真屋さん」とは言わず「カメラ屋さん」と言ったのは
其処が写真を撮ってもらうような写真館ではなかったからでしょうか。
神戸の人だというお兄さんがお母さんと二人で暮らしていて
お母さんは和服を着て、住居になっている二階に居られるのでめったに会うことはありませんでした。

 

小学校5年生の時「コニカハーフ」を買ってもらいました。
東京出張のお土産でした。
(白黒)フィルムの一コマに2枚写せる。だから「ハーフ」
クラスにカメラを持って居る子なんていませんでした。
嬉しくて嬉しくて遠足に持って行ったよ。
あの頃、どうしてあんなにカメラが欲しかったのだろう。覚えていない。

そんなわけでカメラ屋さんに出入りしていたのです。

ヤング(死語)な若者に店をイメージしてもらえるでせうか。
ったって、このブログ周辺には、ヤングがいるわけないから説明するまでもないか!
綾小路さゆりさんが通う「富士フィルムのプリントショップ」とは、ちょっと違うねん。
あそこはチェーン展開してるんでしょ?岸本加代子さんを「店長」って言ってたし。

 

暗室に入るのが好きでした。
生暖かい空気と薬品の匂い、クリップで止めたネガフィルムがぶら下がり
薬品液を入れたホーローのバッド容器が並ぶ。
紙焼きをやらせてもらう。
ピンセットの端をもって、ゆらゆら揺すると画像が浮き上がって来る。
秘密めいた儀式のようでした。

 

お兄さん、あの頃、何歳くらいだったのだろう。
お正月に着物を着て見せに行ったら、立派なカメラで写真を撮ってくれた。
我が人生最初の「カラー写真」でござる。
お兄さんにお別れも言わず、大阪に来てしまったなあ。

季語・朧(おぼろ)
上空の湿った空気と夜間に冷えた地表の空気が交ざるために起きる春の気象現象。
「朧」は自然現象ではあるが、おぼろに霞むぼんやりした気分を含んで詠まれることも多い。
いいわね。あとは・・おぼろ・・あとはおぼろ・・
おぼろ街道まっしぐら・・・・

 

 


サイドバーのバックナンバーをクリックすると全記事がご覧になれます。
2009/9~2013/8 の記事はコチラです⇒http://nurebumi.cocolog-nifty.


 

|

« 誰もがみ~んな知っていなければ・・ | トップページ | 身を守る »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

昨日は5時出船でヤリイカ釣り、オイラ15匹、隣の夫婦のイカ釣り初めての奥方殿22匹、負けた。今朝起きると足腰が痛い、今日は大潮なので悪友とワカメ採り、明日は先輩、その孫とマテガイ獲り。
さて、オイラがまだ子供だった頃、離れを年配の写真屋のオジサンに貸していた。オジサンは独身で、軽い?ろうあ者だった。時々、カメラをぶら下げ自転車で出かけていた。オイラによく冗談を言っていたみたいだが2~3割程しか理解出来なかったのが悲しかった。そして達筆な人であった。その後、今度は高校生位の母子が借りた。息子を学校へ行かせる為に頑張って働いてる様子が子供ながらに解ったし、世の中の理不尽も少しは感じた。  嗚呼あの人たち、どうなっただろう、おぼろ、おぼろ・・・

投稿: 坂口あんちゃん | 2020年3月27日 (金) 10時25分

父が大のカメラ好きでした。
自慢の暗室でカラー写真まで現像してました。
素人でカラー現像したのはワシが初めてや!
ってよく自慢してました(笑)

私もモノクロはやってました。
職場のカメラクラブにも入り
いつも一等賞取ってましたよ!
光と影の明暗が得意で~^^

コニカハーフ!知りませんでした。
嘘です。聞いたような気がします。

父から譲り受けた愛機ペンタックス。
いつの日かレンズ共々オークションへ。。

「朧夜に甘栗剥きて深呼吸」

投稿: オペラ | 2020年3月27日 (金) 18時52分

★坂口あんちゃんへ
ヤリイカ不漁ですね。22匹!ビギナーズラックですか?店頭に並ばない昨今羨ましい。ワカメは大阪湾のが出ています。旬ですね。オイチ^^
きっと、今もそうなのでしょうけれど
国全体が貧しい頃、大人たちは頑張って生きていましたね。助け合いながら・・おぼろ。おぼろ・・
今の子どもにおとなはどのように映っているのでしょうね。

★オペラさんへ
カメラお好きなのですね。
写真をやっている人のお話を伺うと「俳句」と似ているなあと思います。
一瞬の出会いや、出会いを求めて徘徊(?)するところ。
オークション!あかんやん!

投稿: おたま | 2020年3月30日 (月) 09時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 誰もがみ~んな知っていなければ・・ | トップページ | 身を守る »