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2020年1月17日 (金)

あれから・・・



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   「工場売る話している焚火かな」
               (季語/焚火・冬)

 

1995年1月17日を境に運命が大きく変化した人がどれくらいいるだろう。
同じ年にオウム真理教の一連の事件があった。
産業界は50年以上の研究を経て本格的なAIの時代に突入する。
大震災とは直接の関係がないようでいて
あの日。あの頃から世の中が変わって行ったという実感を持つ人は多い。

焚火にあたりながら実際に話を聞いたのは「工場」ではなく「倉庫」だったが俳句的に「こうば」とした。
場所は神戸市灘区にある神戸市立六甲小学校の校庭。
体育館に入りきれない人のために校庭いっぱいにテントが張られていた。
校舎の裏手にある墓地の墓石が全て倒れていた。
「(火が)ここまで来てここで止まった」と聞いた。

  

25年前はスーパーコンピューターって言ってたっけ、仕事で少し触りはしていたけれど
25年後の自分がPCやスマホをおもちゃ代わりに遊んでいるのが不思議だ。
あの時、世の中にスマホがなくて、良かったと思う。
もちろん、災害時のスマホの有用性は承知している。
私が云うのはカメラの機能としてのスマホだ。
あれば、多くの人間が無遠慮に被災地や被災者にスマホを向けていただろう。
ビルの屋上から飛び降りようとしている人に大勢の人がスマホをむける。
そんな世の中になっちゃったのはどうして?

いざとなれば人は人のために動くんだ。人間って優しい。
と、あの時に持った感想を、持てただろうか
もしも、今なら・・・と考える。

 

  「飯握る手のひら熱き阪神忌」
             (季語/阪神忌・冬)

 


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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

遅くなりましたが・・・
ましてやこのようなお話に、
「明けまして」もないでしょうけど、
一応新年のご挨拶を申し上げます。

今年は俳句に力を入れておられるようで、
わしもうかうかしておれん!
と思いつつ昼から呑んだくれてをるぞよ。

阪神大震災から25年・・・
東日本大震災からまだ9年。
房総の台風被害からは、あんた・・・
たったの4か月でっせ!
地震被害とは比較にならんけど、
もう誰も気にしておらんわけや。

なまじ情報が多すぎると、
あっという間に流されてしまう。
そうそう、終戦時にイギリスにいた某報道員。
後に有名な評論家になった方だけど、
日本からの情報はふた月遅れの月刊誌。
その一冊だけで戦後の日本を的確に予想できたという。
情報とは、を考えさせられる逸話じゃありませんか。

投稿: NANTEI | 2020年1月17日 (金) 12時26分

★NANTEIさんへ
ぐぇ!新年のご挨拶まだでしたか・・
とんでもねぇ。ふてぇ妹で申し訳ありません。

俳句・・
とりあえず今月はこんな形でと一応考えておるわけで決して力を入れているわけでは・・
こっぱずかしうございます。

災害を体験していない世代に記憶を引き継ぐのはムリです。
だから災害時に学んだことはシステマティックに決めごと作ったり見直しをしたりしなければと思います。
例えば建物の免震基準をキチンとするとか。
小学校のブロック塀をなぜ取り壊さなかったのか・・なにも学んでいない。
神戸の製薬会社は震災後、会社の命である乳酸菌を全国3カ所に分散して管理するようになりました。そういうことでしょ。学ぶって。

情報に流される。そうですね。流れに乗っちゃわないことも大事。
むちゅかしい。
虚報を生み出すシステムは戦中の統制下では当然でその中から正確なものをとりだすって・・なんて賢い方なのでせう。
あたしなんかアカデミズム大好きで権威や権力にひれ伏す人間だから、やりやすい国民だわと思います。あかんやん。

投稿: おたま | 2020年1月17日 (金) 18時33分

本当に災害が多すぎます、自分の身は自分で守りましょう!と盛んにテレビを通じて気象庁から流れ、どこで何があってもおかしくない時代、せめて政治だけは不安を煽るような世の中にして欲しくないです!
前川さんみたいな方が一人でも多くと思っています。
サイン入りの本をプレゼントなんてすごいです。

投稿: ペコ | 2020年1月17日 (金) 21時12分

★ペコちゃんへ
もうみんな忘れっぽいので、大災害でもすぐに記憶の彼方。「忘れない」ことには限界があります。国は「忘れないうちに」対策を取ってくれないとね。

前川さんを「過去の人」にしようと国はあの手この手で躍起でしたね。
国会で前川氏という最強カードを生かしきれなかった野党の無能さには絶望感しかありません。
核心に踏み込まずトンチンカンな質問で争点がどんどんずれていった。あかんわ~。

講演会では本では踏み込み切れなかったはなしもあり面白かったそうですよ。
人をあれこれ言うのは簡単ですが長いものに巻かれて生きる社会の中で人道的に生きるというのは凄いとおもいます。

投稿: おたま | 2020年1月18日 (土) 09時16分

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