父と子の距離感
電車に乗り換えるため向かい側のホームに並んだ。
今の電車で一緒に下りてきた大学生らしい二人が私の後ろに並ぶ。
「隣にひげの男の人がいたやろ?」
「うん」
「あれ、親父やねん」
「うっそ~!なんで言うてくれへんねん!挨拶せなあかんやん!俺。めっちゃ礼儀知らずやん!」
「ほら。今、二つ向こうの列に並んでる前から二番目や」
「ああ。あの人。ビン・ラーディンみたいやな。めちゃカッコいいやん」
急行電車が入ってくるまでの間に、話はつづく。
お母さんと仲は良いが運転が荒いので叱られること
弾みで入った会社が性分にあっていたらしいこと。
「ああそれで、フレックスで今の時間で私服で髭もOKなんや。カッコええなあ。今どきやなあ」
「・・・・」
散々な言い方で父親のことを友人に話しているのだけれど
ああ。この子はお父さんが好きなんだな。と思う。
友人の褒め言葉にどんな顔をしているのだろう・・・
コチラは梅雨入りが遅くて、今が梅雨の最中。
7月なのに6月の感覚だ。
心の兄。NANTEIさんの6月詠に「父の日」の句があり
サラリと深く「父親」というものを詠まれ感じ入った。
たまたま、私も「父」の句を作っていて句会に持っていったのだが
殆どの人が「子」を「男子」と鑑賞してくださっていた。
(俳句は作者不明で出します)
「父と子の隔たりにあり蝸牛」 おたま
俳句、コツコツやってるんだけど、なかなかブログにUPできません。
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コメント
リブラです。先日何かのご縁で、お姑さまの記事を拝読して以来、文章の軽妙洒脱さに「ただ者ではない!」と脱帽。リンクを貼らせて頂けないでしょうか?
ブログを始めて2か月、全くの初心者です。おたまさまのブログは、きっと「知る人ぞ知る」と思いますが、ランキングも止められたと伺い、まだ知らない方にも見ていただきたいと、お願いにあがりました。
投稿: リブラ | 2019年7月13日 (土) 17時38分
(リブラさんへ)
ありがとうございます。
コチラはリンクフリーですのでどこに貼っていただいてもよろしうございます。
また、いつ引っ剥がしていただいてもよろしうございます。
ただ相互リンクはやっておりませんのでそこんとこご了承いただければ嬉しいです。
ランキングサイトはブログを始めた10年前にしばらく。と3~4年前に不埒な目的で3ヵ月だけ参加しました。(目的はほぼ達成したのでやめました^^)
世の片隅で脱力全開で地味に続けています。
今後ともおっきがるにお付き合い下さいね。
投稿: おたま | 2019年7月13日 (土) 21時11分