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2019年7月23日 (火)

一年前の今日・・・暑い日だった。



・・・日本列島は記録的な暑さに見舞われていた。
10日以上の猛暑日が続き、
23日には埼玉県熊谷市で観測史上最高の41.1℃を記録する。
この日、私は39℃の東京にゐた。

  

上京が決まった1か月前には、A地点で会いましょうということだった。
二週間前には、彼女の自宅とA地点の中間B地点まで出ていくという事だった。
そして、一週間前には「悪いけれど家に来てくれる?」ということになる。

Sany0051

笑うと大きな目が糸のように細くなる。笑顔の素敵な人だった。
少しハスキーな声が魅力的な人だった。
いっこちゃんに言わせると、「あたしたちの中で一番しっかりもの」だった。

「あたしたち」はオフ会仲間と言えばいいのか。
いっこちゃんの帰国にあわせて8年前に初めて出会い
私の上京に合わせて3回ほど会い、
その間に修学旅行と称して三泊四日の旅をした
彼女は私の家にも泊まってくれた。

これだけしか会っていないのに思い出話は尽きない。

  

15年前に子宮がんを患った。
やりたいことをやってみようと思い、福祉関係のNPO法人を立ち上げた。
その仕事が成果を残し、軌道に乗り、後継の人に引継ぎをした。
子どもさん達はそれぞれ家庭を持ち、
一か月前には、末娘さんの二人目の出産も無事に見届け

「十分に人生を生きた。と思っている。」
と、やさしいやさしい旦那さんの隣で、そう言った。

  

帰りの東武鉄道のホームでおじさんがおにぎりを食べていた。
「のんびりした駅だねえ」いっこちゃんと笑った。
電車が入って来たので、乗ろうとしたら、おじさんが「その電車じゃないよ」と教えてくれた。
私たちの会話を聞いていらしたようだ。

いっこちゃん!こんな小さなことまで覚えているよ。

わたしたちはその夜、彼女が教えてくれた「コートダジュール」で歌い、
干ぴょう巻を買って食べた。

  

私、あの時「UCHIDAガーゼ」のホームドレスを持って行ったんだ。
彼女に絶対に似合うはずの淡く優しいピンク。
なんともいえない鴇色。
お買い物につきあってくれたベベ子が「そんなん、あげてもシャーナイんちゃうん?」といった。
彼女は長く病院に勤めたので、きわめてクールだ。
言ってる意味はすぐに分かった。
「ええねん。箱を開けて、わー嬉しい。って思ってもらったらそれでええねんと」私は言った。

アレ着てくれたんかなあ・・
そんなことはどうでもいいです。
あのとき彼女は「わあ。わたしの「色」だ~」って言ってくれた。

・・・・・

23日に会いに行き、二時間半、いっぱいおしゃべりして笑って・・・
4日後に彼女は天国に旅立った。
それを知ったのはさらに4日後だった。

Sany0044

  

そもそもは、うばゆりさんのブログから始まった不思議で長い付き合い。
ブログをやっていない彼女がコメントを入れるのは、知ってる限り「ここ」とうばゆりさんのところ。
だから、ずーっと、うばゆりさんのブログを覗くのが辛かった。
ひょいと彼女がまた、独特の真面目な言い回しでコメントを入れているような気がして。
ずいぶんたってから、うばゆりさんも、このオフ会の事を不思議で素敵な出会いだったと書いておられた。

  

は~。ながながと書いちゃったよ。
スマイルさんごめんね。プライベートな事にも触れちゃったね。
あなたの事はこの一年、ずっと心にありました。

仲良くしてくれてありがとう。
私のブログ、好きだと言ってくれたからボチボチ続けるわね。

 


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コメント

おたまさんの温かなお人柄を感じられるこういった内容のブログが大好きです・・・

投稿: | 2019年7月25日 (木) 06時51分

(お名前ないさんへ)
自分ではそんなにウエットな人間ではないとおもっているのですが・・・
一年前の区切りということで書いてみました。

投稿: おたま | 2019年7月25日 (木) 08時14分

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