« Hay Paula ヘイ・ポーラ | トップページ | 母の日の果たし状 »

2019年5月11日 (土)

葉桜が美しい



いつからでしょう新聞の「桜だより」が情緒もクソ何もなくなったのは。
昔は「蕾固し」から始まり「蕾ふくらむ」「蕾ほころぶ」・・
ずっとあって、「落花盛ん」「散り果て」「桜しべふる」「葉桜」という表現だったと思います。
とても残念。あたしが新聞社社主なら元に戻す。


で、今月の兼題は「葉桜」であります。
あれほど咲き誇った桜が、ちょうど今の時期、きらきらとした生命力で再び見る人を惹きつけます。
明るい五月の空に透ける「葉桜」はすがすがしい初夏を感じさせながら、
どこかに「春愁」の気分を引きずっています。

な~んちゃって。

     葉桜に触れて行きたる弓袋

2008作・もう10年ほど前ね。
青春18きっぷでガチャピン(ご近所友)と岡山方面へ行きました。
吉備大社での光景です。弓道場でもあったのかな?

・・・・・・・・・

 

     葉桜のうしろ明るき神戸港

2014作・神戸大学の正門の広い階段を上りきったところで後ろを振り向いたときの景色です。
キラキラと光る海。授業中の構内は静かで、しかし若い人達の希望が充満している場所でした。

・・・・・・・・・

 

⇑ ⇑ どちらも素直に詠めたと、自分では納得の句(でへ)

 

兼題が出たら、同じ季語で作った自分の句を調べてみます。
その時の状況や、心持ち。そばに居た人、会話などがすぐに思い出され
これが俳句のとてもいいところだと思っています。

ところが

頭の中で考えて作った句にはそれがありません。
上手い事できたわ~と自己満足しても、決して自分の思い出深い「好きな句」にはならないのです。

 

 葉桜や入りてすぐ出る小間物屋

 葉桜や膝に分け合ふ菓子いろいろ

 葉桜やかつて駅には伝言板

 

きっと、こういう景色は経験している(だから詠む)のだけど
自分にとって想像の句は想像でしかありません。
それでいいのですよと言われる指導者もおられるけど・・

Img_4504
(今年の桜。今頃は・・)

(やっぱり現場主義にもどるっちゃ!あたしゃさすらい刑事か・・)

残りの兼題は「茉莉花」「麦の秋」
ジャスミンの香りを求めて・・麦畑を探しに・・・
行かなくっちゃ。

 

      


サイドバーのバックナンバーをクリックすると全記事がご覧になれます。
2009/9~2013/8 の記事はコチラです⇒http://nurebumi.cocolog-nifty.


|

« Hay Paula ヘイ・ポーラ | トップページ | 母の日の果たし状 »

俳句・吟行」カテゴリの記事

コメント

新聞の桜開花状況の言葉いつの間にか消えましたね。「落下さかん」と「散りはて」が好きです。俳句は作らないけど、花吹雪と花びらが側溝の網に引っかかって溜まっているのが好き。葉桜は虫が…。桜餅の手作りセットがそのままになってたのを思い出しました。新茶が来たから作らなくっちゃ💦

投稿: ばんび | 2019年5月11日 (土) 14時01分

(ばんびさんへ)
自分を桜情報にたとえると、「花吹雪」ってところ^^。もうやけくそって感じかしら。
側溝の網に引っ掛かっているのは「花屑」それはそれで美しい。流れ出すと「花筏」
いい言葉がたくさんありますね。
桜餅は横浜の友人宅で出してもらったとき関西の桜餅と全く違うので驚きました。
こちらはピンクに染まった道明寺粉を使います。ばんびさん地方だとどちらになるのでしょう。

投稿: おたま | 2019年5月12日 (日) 08時20分

うちは道明寺ですが、クレープみたいな長命寺も好きです。お菓子屋さんで売られてるのは7対3くらいで道明寺系です。

投稿: ばんび | 2019年5月12日 (日) 14時23分

(ばんびさんへ)
やはりどちらもあるのですね。
その「長命寺系」というのは一度しか食べたことはないのですが「桜餅」として食べると脳内が混乱してしまいます。
もう。桜餅といえば・・と叩き込まれていますから・・せっかく「お餅」感を期待していたのに・・・
砂糖と思って塩を舐めたときみたいな。
これは皮の破れた「桜饅頭」だ「餅ではない」と言い聞かせて食べれば良かったです。

投稿: おたま | 2019年5月13日 (月) 08時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Hay Paula ヘイ・ポーラ | トップページ | 母の日の果たし状 »