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2019年2月14日 (木)

おため 御多芽



「一度見始めたら何となく癖になる」のが韓国ドラマ。
特に面白いわけでも好きな俳優さんが出ているわけでもなく
たまたま、お昼ご飯の時間だったり、おやつの時間だったりに何気に流れている「おっさんチャンネル(サンテレビ)」

お昼間、家に居るときだけなのであらすじも飛び飛びなんだけど

韓国ドラマを見ていると胸がキュンキュンすることがある。
子どもの頃の風景がよみがえることがある。
私は韓国人ではないけれど、そこで暮らしていたのではないかと思うことがあるの。
時代か?九州という土地柄か?

子どもが、じゃんけんをしている
チョキは親指と人差し指を出すピストルのカタチ。

意地悪な子が棒の先で地面に線を引く。
ココからこちらに来てはいけないという。
線くらい足で消せばいいのにそれが出来ない女の子。

ケンケンパ。ケンケンパ。
地面に描かれた四角い升目は、子どもの頃に遊んだのとまったく同じだ。
なるべく平べったく丸い石を探したっけ。

しもやけの足の小指を木綿糸でクルクル縛って、燐寸の火であぶった針でチクチクやると、真っ黒の血が出てくる。
お医者さんごっこでやったようなぼんやりした記憶。

自転車の籠から栗の実が落ちて、主人公の女の子が拾う。
ジャンパーの前を引っ張って袋のようにして・・。
カンガルーの袋のような即席のポケット。

ああ。そうだったわ
子どもの頃、お使いによく行かされた。
ご近所に何かを届けたりした。
おすそ分けはご近所付き合いの日常茶飯事だったのだろう。

そこのおばさんは、「はい。 おため」と言って
お菓子を紙に包んでくれたり、私のスカートの裾を袋のように持たせて
中にお蜜柑を入れてくれたりした。
私は昔のサザエさんに出てくるワカメちゃんのエプロンみたいなのが欲しかった。
あれなら、「おため」が沢山はいる。

おため 漢字で御多芽 と書くらしい。

Img_4254
結婚の祝儀などを貰ったらその場で包んで、金額の一部を返す、関西の風習。
とウィッキペディアに出ている。
確かに御祝儀返しにおためを渡すが、さすがに現金で返したことは無い。
半紙や昔なら匂い紙(チリ紙)をノシで包んで形ばかりのお返しをするのである。

この風習が広く、こどものお駄賃(足代)として残っていたのではないか。
母は関西の人間だったので「おため」と言う言葉は耳に馴染んでいる。

今の暮しの中で、どこかの子どもがお届け物をしてくれることもなければ
そもそも、近所に子どもがいない。


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ちびたま時代」カテゴリの記事

コメント

「おうつり」という言葉を使ってました。
お駄賃は半紙に包んだお菓子、お祝いを頂いた帰りには「マメで丈夫に」と豆や麻(もう知る人も無く?)とか。
お祝い事には鰹節や抱き合わせの半紙が付き物でした。
おたまさんのお蔭で懐かしく思い出しました

↓愛が溢れてます!

投稿: 熱烈 | 2019年2月14日 (木) 20時05分

おためって初めて聞きました。
お返しをその場でもやってないです。
子どもが外で遊ばなくなりました。
たまに外にいる子は一人でサッカーボール蹴っているか、集団でいる子は座ってゲーム機見ています。ケンケンパの白い線は特別な石を持ってる子が描いてくれました。あれ、なんて言うんだっけ…。

投稿: ばんび | 2019年2月14日 (木) 22時13分

子供の頃、度々お使いで色々な家に行きましたが、行くと必ずお菓子をくれる家がありました。道を挟んだ真正面の大きなお寺でした。くれるお菓子は落雁と決まっていまして、あれだけは当時も今もノーサンキューです。今でもお寺さんへの貢物って落雁??。
先日、オイラが赤ニシを届けたお宅の小1年位の女の子が揚げたてのワカサギの天ぷらをお使いで持ってきましたよ。千葉県でもワカサギが釣れます。

投稿: 坂口あんちゃん | 2019年2月15日 (金) 00時16分

熱烈さんへ
言葉は違っても関西以外でもあったのですね。もうお豆さんを炊く人も朝から鰹節を掻く家も少なくなりましたね。麻は布巾にでもしたのかな?
日本人の言葉遊びってなかなかのセンスやとおもふ。
「おうつり」の心をパソコンで調べたら「共食」神様にいただいたものをみんなで分け合うとありました。
子どもの頃、ご飯のお替わりをする時は、お茶碗に一口だけご飯を残しておく、と言われました。あれも「共食」の精神だったと、初めて知りました。
今、そんなことしていませんけどね

↓ 湯たんぽ蒲団の外に蹴りだしておった。
暑かったんや・・・

ばんびさんへ
「ろうせき」って言いませんでしたか?
ろうせきはコンクリートの上で使う。
当時は道路も土だし原っぱもあったし、もっぱら釘や棒で線を引きました。
今は釘や棒なんて落ちていないし
地面がない。ビー玉の穴を掘ろうにも掘れない。陣取りの線も引けない。
そんな事より、外で遊ばない・・

坂口あんちゃんへ
落雁って子どもの頃に「美味しい」と思った記憶がありません。もそもそしてるし
あれはきっと作り方が間違ってるんだわ。
サッカリンとか入っていたかも。
大人の今は和三盆の上品な甘さもわかるし、ホロホロと口の中で広がる美味しさがわかるお年頃になりましたわ。へへ。
あんちゃんはいつも美味しいもの食べてるのね。アカニシってニシ貝のことなんですね。
あたし食べたことないです。
ワカサギはある。
釣った横で天ぷらにしてるのをテレビでみました。一度経験してみたいっす。

投稿: おたま | 2019年2月15日 (金) 11時17分

結婚のお祝いの時ぐらいですが、へぎ(片木)に乗ってる金封を別室にもっていって、こっそり金額を確認し、その一割をおためとして返しますねん。いやらしいでっしゃろ、
京都!

投稿: fukuchannaiai | 2019年2月15日 (金) 11時40分

fukuchanさんへ
それ、よう聞きますね。
自分では、したことも、されたこともないのですが・・
昔は結婚式より前の日にご近所や親せきやらが家に御祝儀を持ってきた。その数が半端なく多い。後日の返礼の手間を省くためにその場でお返しをした。多い少ないの隔たりがあってはいけないので一律何割と決めた。そのために袋の中身を確認する必要があった。
とても合理的な考え方です
京都人に100%の好意を寄せて、以上のように考えてみました。
まあ、情緒には欠けますけどね。

もう少しで、「おたま」を「おため」と書くところやったわ

投稿: おたま | 2019年2月15日 (金) 12時31分

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