天の川
今月の句会。兼題は「天の川」
初秋の季語です。
初秋 !!
今日。8月7日(今年は旧暦6月26日)は立秋ですねんよ。
そして月遅れの七夕であります。
朔(新月)に向かっているのできっと天の川が綺麗に見えると思います。
当地では天の川、よく見えますよ。
夫が亡くなった年。平凡氏と山の上にあるゴルフ場の駐車場に天の川を観に行った事があります。周囲に街灯のない観察の穴場です。
かれは3歳くらいから不思議なほどに星が大好きでした。
天の川を挟んでベガとアルタイルが光っていました。
デネブと結べば夏の大三角形。
南に低く光るのはさそり座α星のアンタレス。
人間でいうたら物凄いお年寄りやねん。もう死に近づいている・・
星の見え方。伝説・・
「星の事よう知ってるし、ピアノは弾けるし、女の子にもててかなわんやろ」
と言ったけど返事はありませんでした。
きっと、暗闇で鼻の穴を膨らませていたにちがいありません。
「天の川母の煮しめの味濃ゆし」 おたま
母も母の作った煮しめの味も遠い遠いものになりました。
お菜っ葉を炊いただけ、魚を焼いただけ、サッと作ったあえ物・酢の物。
なのに実家に帰った時に出してくれるものはなんでも美味しかった。
この句、「天の川」でなくても他の季語を持って来ても成立する。
「季語」が動く。といいます。
「天の川」がピタッとはまればいいのですが、我ながら微妙
「講義いま最後の皇帝天の川」 おたま
今中国史の勉強会は元の追撃に徹底抗戦の構えを見せていた南宋軍が遂に海の藻屑と消えたところです。幼い帝は丞相に背負われて海に身を投げます。南宋の滅亡でした。
歴史とは人の死の積み重ねやなあ。としみじみ思います。
この句ね。「講義」と「講座」で迷っています。
講義だと学生さんみたいで多くの学生は天の川の夜には勉強しないですよね。
講座なら老人大学みたいでエエ感じやん?講座にしとこ~っと。
「いま」がもひとつかもね。
グダグダ考えて迷宮へ。これも又楽しい(負け惜しみ)
と、いうことで、「天の川」これくらいにしといたる。
は~~~っ
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コメント
天の川、見えるんですか?いいなあ~
火・木・土は何とか見えてます。
火星人来なかったですね。
七夕は月遅れのほうが星空が奇麗に見えますよね。子供の頃は短冊を結ぶのに庭の棕櫚の木の葉を細く裂いてこよりの代わりにしてました。
投稿: ばんび | 2018年8月 7日 (火) 08時22分
へえ~棕櫚ですか。
私の中では棕櫚の木のあるお家はお金持ちなんです。
「邸宅の一部をカフェに棕櫚の花」おたま
なんちゃってね。
ちょっとレトロな感じの由緒正しいお金持ち。
今日会った友人の田舎(四国)では本日。大々的な七夕まつりがあるそうです。
夏休みに入ると子どもたちは毎日毎日、競い合って七夕飾りをつくります。
提灯・さいころ・短冊
大人が山で切ってきた大きな竹にそれらをつけて町内の軒はそれは見事なトンネルになるとの事。
観光化されていないこんな風習がいつまでも残るといいですね。
投稿: おたま | 2018年8月 7日 (火) 21時36分