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2018年7月12日 (木)

おじさんのかさもいいけど帽子もね


baseballbaseball


ずいぶん前に

   「赤信号に集まってきし日傘かな」 おたま

という句を作ったことがあります。

季語は「日傘」。傍題として「白日傘」も季語になっているのですが、それをやっちゃうと「赤」と「白」であざとくなります。奥ゆかしいワタクシ(自分で言う)
映像は読む方にお任せするのが俳句ですねんよ。

clover

それでもって、たいていの人は、この日傘をさしているのは「女性」だとイメージされるのではないでしょうか。
それが、あ~~た。最近は違いますねん。
紳士の日傘。見かけるようになりました。
せんだっては心斎橋でおっ洒落な若者の黒日傘を目撃!
へ~。そうなんだ平成末期。

clover

「夏帽子」という季語があります。
最近では「夏にかぶる帽子」で作句される方が多いですが
本来「夏帽子」といふのは、男性の物
背広に帽子が一般的な服装だったころ、夏にはパナマ帽、カンカン帽に替えた。
それが、「夏帽子」なのです。
磯野波平。いまいずこ。

私の大好きな句に

    「君だったのか逆光の夏帽子」 金澤明子

が、あります。
なんと!ゾーハイ(俳句やっててWEBなさる方はよくご存じの)に取り上げられていました。
ここでの解説は、「近づいてきて、下にある顔がやっと見分けられた。気心の知れた友人」とあります。

私の解釈は、ちゃうねんな。
逆光は夕日です。現実の夕陽でもいいし、夢の中かも知れない
そこに「夏帽子」(もちろん紳士の)のシルエットが浮かぶ。
どこか懐かしい。誰だろう。今は亡い父?兄?それとも・・
向こうからやって来た。ああ。貴方だったのだ。という思い。

私はつばの下というよりその夏帽子のカタチ・懐かしさを重視しました。

金澤さんは関西の某老舗結社の同人でした。
今はいらっしゃらない。もう俳句をお辞めになったのか・・

clover

今の時代、「夏帽子=夏にかぶる帽子」で考えればいいのだろうけど
こんな素敵な句にであうと、
自分も「夏帽子」で作ってみたいなとおもいます。

おじさん!(お兄ちゃんでもいい)
日傘ではなく、帽子を被ってくださいませ。
お・ね・が・い。

Img_2591

Img_2592右下:明星氏の歯形

最近のと違いますよ。最近やったら
怖いがな。



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コメント

shadow
夏帽子・絵本に見つけ・マゴ歯型・・
他の季語を知らないので・・
これでは小学生の作文ですね・・

投稿: | 2018年7月14日 (土) 19時24分

baseballshadowさんへ
私のやってるところでは俳句は
5・7・5で詠む
季語を入れる
というのがお約束ですので、ちゃんとルールにのっとられておられると思います^^
ただ、御句では私のブログを見たきわめて一部の国民にしか訳が分からないのではないでせうか。
な~となく。ぼんやりと多くの人に情景状況を解ってもらう事が俳句では大切になってきます。
表現とは伝えることだからですわオホホ。

遠雷(えんらい・とほかみなり)という夏の季語があります。音だけ聞こえてまだ雨はやってきていません。どこか遥かな感じのする季語です。
「遠雷や絵本に残る子の歯形」
と作り直してみました。
えへ!誰を気取ってるねん。私。

投稿: おたま | 2018年7月15日 (日) 14時36分

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