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2017年9月 7日 (木)

京都ぎらい



大ヒットした話題本「京都ぎらい」(井上章一著)を読む。
京都人(だと思っていた)による京都人(ではなかった)の内部(だから、違うんだってば!)告発本!!

著者が井上センセでなければ、たぶんこの本を手にはしなかっただろう。
それほど、このお方は「京都の学者さん」と世間では認識されているからだ。
柔らかい物腰。ちょぴり皮肉を込めたジョーク。受け入れてくれそうで絶対に絶対に「それはない」
THE 京都人 って思うてましたんどっせ。

(今日のお花)

Img_0824


オリエンタルリリー/
      純潔・希少

リンドウ/正義感

ハイブリッドスターチス/お茶目

ええか 君 嵯峨は京都と違うんやで
花園も伏見も・・そんなもん洛外や。
せんせ。ガツンとこんなふうに言われはったんやね。

此の伝でいくと
山科?亀岡?宇治?なんぞは「控えおろう!」ということです。

そう言えば、昔、京都大学の裏手に引っ越した知人がいました。
彼女は御所の近くで生まれ育った人です。
「ここいらは京都と違うえ」
「え?」
「洛中は鴨川から向こう。ここいらはもともと蕪(かぶら)畑やってん。
ほら、みておみ。あの山な、明智光秀が山賊に襲われはったところやし。山賊やで。」

と言って、深いため息をつきました。
あんたは都落ちしたお姫さんか。

現在は宇治にお住まいの筆者。

・・・・宇治の分際で、京都を名のるな。身の程をわきまえよ。そんな京都人の怒号を耳にして、私は心にちかっている。金輪際、京都人であるかのようにふるまうことは、すまい。嵯峨育ちで宇治在住、洛外の民として自分の生涯はおえよう。と。・・・

涙無くしては読めません
(私も10代の頃宇治に住んだことがあります)

しかしながら宇治にすむセンセ。

「京都なんぼのもんじゃい!」といいながら
微妙に「城陽」を見下している・・・

そんな苦しい胸の内も正直に吐露されているのです。

わらいころげて
切なさ?に共感して
考えさせられて
応援したくなって、
あげくのはてに 「まあ。よろしいやん」
と、思いました。

こんなん書いてええのん?せんせ。
どうせ「京都人」は鼻にもかけはらしませんわね。
OK!
ニュアンスというか、感覚が分かる人には強烈に面白い一冊です。
そんなことこだわる?と遠い地域の方なら思われるかもしれませんね。

いやあ・・京都って・・
底なし沼 底が深いですわ。

あたしもね。ついつい
あのひと、あんなこと言ってるけど
博多じゃないからね。福岡だからね!んもーっ

などと、言うのは考えようと思っています(今のところ)


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コメント

毎年京都へ行くことになったんだけど、碁盤の目になってると言われてもサッパリ頭に入りません。
洛中洛外図屏風だって雲ばかりかかっているし…
城陽ってとこから立派なイチジクが送られてきたことがありました。美味しかったです^0^

投稿: ばんび | 2017年9月 7日 (木) 17時45分

ばんびさんへ
大谷さんでしたっけ?遠いので大変ですね。
京都市内はよそと違って町名変更をしないようです。「姉三六角蛸錦・・を叩き込んで置いたらあとはわかりやすいですよ。上がる下ルですから。
城陽はアタシの知ってるころは「町」でした。↑で書いているように宇治からバスが出てるのですが「青谷」という終点に一度行ってみたいものだと思っていました。なんか物凄い田舎のような気がして・・「市」在住の上から目線だったのでしょうか。
いちじく作ってるのですね。良いところです。

投稿: おたま | 2017年9月 7日 (木) 22時26分

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