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2017年8月 5日 (土)

松竹座七月歌舞伎・夏祭浪花鑑


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昨日に続きまして、本日は「昼の部」です。
やはり一階席がいいわ。「夜の部」の席ははやんごとなきお方もお座りになる席だったけど、やっぱり一階は臨場感が違う。
「腐っても鯛・太ってもジュリー」だわ。(ワケワカメ。いみとろろ)

clover

「夏祭浪花鑑」 (なつまつりなにわかがみ)

これはもう、大坂の夏芝居には外せない演目。
こちらも、以前に書いていますのでよろしければ読んでちょんまげ
(今見てきたら、文句ばっかり言うてます。ごめんなさい)

お芝居の見せ場は何と言っても「殺し場」
殺される男が泥にまみれ、のたうち回る苦しみの中、息の根を止めるまでになんと13通りの見得をきります。
(最後は泥の中に.。o○ブクブクと沈めちゃう)
刀を振り上げ、振り下ろし、ひとつひとつのポーズをきれいに決めていくのです。
まるで13枚の絵をみているようです。
遠くで聞こえていた祭囃子がだんだん大きくなります。このBGMの効果が凄い。

歌舞伎というのはこういう「グロ」が「美」として表現されることが多いです。

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団七九郎兵衛/染五郎
一寸徳兵衛/松也
釣船三婦/雁治郎
徳兵衛女房・お辰/時蔵
団七女房・お梶/孝太郎
三婦女房・おつぎ/竹三郎

序幕、住吉鳥居前の場(アタシの見間違いか?鳥居には天王寺の文字??)
「夏祓」の立て札が立っていたりして季節感バッチリです。

この冒頭で二枚目役者の見せ場「髪結い床」の変身~があります。
さすが染五郎。江戸世話物かと思わせるスッキリとした男ぶり。
関西人の言う「シュッとしてはる」とも、微妙にちがうのよね。
染五郎の関西弁を心配していたのですが、
松也「岩下志麻があほんだら~と言うレベル」で見事にごまかし払拭され結構でした。

時蔵のお辰。女の中の女。夫の身を立てるため女を捨てちゃうんですよ。美しい顔に焼き鏝をあてる。
ちょっとそこの「ヒアルロン酸やコラーゲンで無駄に顔のお手入れをなさっている、そちらの奥様!貴女はご主人様の為にそんな事ができますか!」
「うちの人が好くのはここ(顔)じゃない。ここ(胸を叩いて)じゃわいな」
時蔵さん。もうちょっと貯めてほしかったわ~。ワクワクして待っていたのよ。
三婦・雁治郎。前ブログにあるように前回と同じお役(襲名前)でした。
あれ~コロコロしてはるの気にならなかったわ。(見慣れたのか?)

clover

この芝居の私なりの見どころは「切り替え・転換」なのね。
冒頭の「髪結い床」もそうだし、殺し場の下駄で額を割られる瞬間もそうだし、
それに、仏三昧、しょぼくれた爺さんだった三婦が、侠気の世界に戻る瞬間ね、
数珠を引きちぎりささとお召替えをして憎き一味を叩き切るぞ!と出かける場面。
そこの切り替え。「ああ。いい男だ事」と女房おつぎが惚れ惚れと見送る・・
あそこの、鴈治郎に、なんか・・物足りなさを感じました。

clover

思うのは、先代勘九郎は上手かった。ということやね。
お辰との二役は贅沢だったのね。

つくづく惜しいと思います。

clover

昼の部。もうひとつは「二人道成寺」
長唄のお囃子にのった華やかな舞踊。
ジス イズ ザ 日本舞踊 !人気の演目です。

白拍子 花子 時蔵    
白拍子 桜子 孝太郎

〽鐘に恨みは数々ござる・・

有名過ぎる、この舞踊。何度見てもいいですね。
時蔵さんばかりを目で追いかけてしまいました。
なんなの!この色香!  


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