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2017年8月

2017年8月31日 (木)

医療機器にお任せ下さい


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スーパーの中の空き店舗になっていた場所に
「なにやら」がオープンするらしい。
「テナント募集」の張り紙もヨレヨレになってきていたので何だか嬉しいわね。

ガチャピン(近所友)情報によると、オープンするのは
「鍼灸整体整骨院」だそうだ。
昔風にいえば「針お灸・あんま。骨接ぎ」でいいのかな?

昭和の御世は、個人のお家に小さな看板が掛かっていましたね。
「按摩」良い響きだったわね。マッサージよりも効きそう。

今じゃ「健康トレーニングスタジオ」と言うそうです。

clover

グランドオープンのチラシをスーパーの入り口で貰いました。
無料体験受付中という事でなかなかの賑わいです。

さすが21世紀だよ。平成だよ。
座頭の藤枝梅安のテクニックなんていらないわよ。
最新式医療機器がズラリと並んでいるのが外からもみえます。

チラシによると「会員」になって、自分の好きなコースで治療が受けられるらしいです。
入会金とか登録料とか年会費とかが要るらしい。
各種健康保険・労災・取り扱い。交通事故の慰謝料のことも専門家に相談できるんだって。至れり尽くせりやわ。

首・肩・腰・背中の不調はお任せ下さい。
毎日30分で作る健康人生。

よし。どこか痛くなったら、お世話になろーっと。
アタシの健康人生これで保証されたも同然だ。

チラシを裏返してみますれば・・
太文字

院長/○○万~○○万
 柔整師/○5万~・ 鍼灸師/○3万~・パート先生/1000円~」

       《大募集中》

と書いてある。

もう、オープンしてるのよね。確か・・・
大丈夫か?ここ。


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2017年8月30日 (水)

浴衣吟行はしゃぎけり


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コスプレ大会ではありません。

Img_0798今月の句会は
「浴衣の会」でした。

写真、加工しすぎて不気味。

clover

浴衣を着たからどうだ!
ということはないのです。

ただ、面白がってるだけ。
この残暑厳しきマッピルマにね。
じいさんばあさん。おおはしゃぎです。

 「浴衣」は夏の季語。
和服離れの現代では湯上りに着るという本来の用途ではなく、お祭りや盆踊りや花火に出かける、「夏のイベント」用という感じですね。

   「母に似し足指なりし浴衣下駄」 おたま

この日はいつもよりちょっと「張りこんだ」お弁当を取りました。

その後ですわ。

吟行と称して、お散歩。
この日の会場のA家のそばに大きな池があるのです。
銀やんまがたくさん飛んでいましたよ。

あれだけ、(外に出るな!と)五条坂の偽舞妓を罵っていたのに、不審な年寄の団体が池の周りを廻ります。
幸か不幸か中学生1名。(うちらよりもっと)おじいさん1名に出会っただけでした。
一瞬「おっ!」とされましたよ。新手の宗教か?って感じで。

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  「底紅やゆつくり過ぎる下駄の音」 おたま

底紅(そこべに)は木槿(むくげ)の通称で初秋の季語です。
写真は我が家の庭のものですが、実際にこの日見たのは真っ白の花でした。
人家の低い塀の上に、溢れるくらいたくさんの花をつけ、それは見事でした。

大阪を代表する俳人、後藤夜半の忌日は「底紅忌」と名付けられています。
   「底紅の咲く隣にもまなむすめ」 夜半

clover

Img_0799(おまけ)

色々な帯結びがあるのですね。
着付け勉強中のT子さんが全員に結んでくれました。

男性陣のうち2名は夏袴。
昔の日本人(体型)だから、それはもう、お似合いでした。


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2017年8月29日 (火)

賢すぎて面倒くさい


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ガチャピン(ご近所友)に吟行の下見に付き合ってもらった。
極々、近場です。車で5分。(ちかっ!)

見学予定の某施設
昼食予定のカフェ(最近できたらしい)

ついでに、そのおっされな「森の隠れ家カフェ」で冷たくて甘いものでも食べましょう。というわけであります。

ところが

車を走らせてすぐ、メーターのところにへんちくりんなランプが点いているのに気づく。
「や!なにこれ!」
助手席のガチャピンが覗いて
「わ!なにそれ!」

とりあえず、見学申込書の手続きを済ませて、そこの駐車場で
「わ!」とか「きゃ!」とか言いながらエンジンをかけたり切ったり
その前に、この点灯しているマークの意味がわからない。
取り扱い説明書を取り出す。

「げ!おたまちゃん。老眼鏡無しでそんな小さな字が読めるの?」
「さいな。」scissors

それはdanger「故障警告ランプ」dangerでした。
「すぐにディラーにご連絡ください」とかいてある。

        あかんやん!

という事で、そこから車で10分のディーラーへ直行しました。

clover

車自体に問題はないが、賢すぎる脳が指令をシビアに出し過ぎてランプが点灯した。
とのことです。

それって賢くないってことじゃないの?
なんて、男前の整備士のお兄さんにあたしが言うわけない。

どうすれば・・いいのでしょう?と裕木奈江の上目遣いで訊ねると、
お兄さんは丁寧に分かりやすく説明してくださったのですが

要は、「ちょっと、アフォにしときまっさ!」という事だと、裕木奈江(わて)は理解しました。

少しお時間を下さい。ええ、何でも差し上げますわ。
怖くない。惜しくない。貴方にだったら・・・何でもできる。

あかん。あたしの妄想癖、最近、暴走気味。

で、冷たいカルピスを出していただいて
ガチャピンのご近所情報を入手したり、
500万円の電気自動車の窓に首を突っ込んだり、ボンネットをちょっと触ったりしていたら40分くらいで調整完了。

冷たい飲み物もいただいたし、
「隠れ家カフェ」は場所の確認だけでいいわ。と立ち寄ったらちょうど、お盆明けのお休みでした。めでたしめでたし(?)

(本日の教訓)
カシコすぎるのは面倒だ。
あたしの。てこにはあわん。


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海子さま。 三日坊主の二日目だす。

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2017年8月28日 (月)

反撃の五歳


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なにやかやと叱られる注意を受けるグッ坊。
父親から、母親から。

まあ。あたしたちもそうでしたわね。たとえば・・
お箸の持ち方。食事の仕方。
ひじを付かない。キチンと正座しなさい(卓袱台でしたから)
こぼさない。食べながらおしゃべりしない。残さない。
途中で、おしっこに行かない!(でへ)

口うるさく言われたおかげで、今では、いつNHK朝ドラの作法指導のお声がかかっても大丈夫ですわ。ホホ。
平凡氏!あんただってポロポロこぼして、馬鹿笑いしながらご飯食べてたわよ。五歳当時は。

clover

この日のグッ坊は違った。
食事どきのことではなかったけれど
何かの事で
いつものように右から左からの「注意攻撃」が始まると
身動き一つしなくなり、意を決したように言ったのだ。
「もういやや」
彼はキレた。

挟撃の包囲網を突破し、部屋の隅へ行き突っ伏した。
そして立ち上がり真っ直ぐにこちらを見て言った。
小兵の反撃である。

「ぐっ坊はどうし(す)れば、早く大人になれるの?今すぐ、平凡さんや真綿さんみたいに大人になりたいわ。(彼はこういう時は両親をこう呼ぶ
グッ坊だけ、なかまはずれや。5歳はチュライわ!

clover

自分の思いを持てるだけの語彙で伝える彼にちょっと感動。

出来ないことを責めてはいなかったか。
彼のペースではなく、大人の都合に合わせてはいなかったか。
知らずにやってしまった失敗を叱っていないか。
彼にもある理を推し量ったか。
何度言われても、忘れていたり出来なかったりすることってあるんだ。
大人はいいなあ。叱ってばかりで、誰からも叱られない・・

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私は自分の子育ての失敗や反省を踏まえたうえで、グッ坊が生まれたときに決めたことがある。
それは、この子が自分の意思を持つようになったら(祖母と孫)という役割ではなく(人と人)という関係性で付き合おう。ということ。
そんな意味もあって最初から名前で呼ばせている。
(婆さん扱いが嫌なわけでは決してないのです)

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私には到底無理な「しつけ」は両親に任せて。
あらためて彼は「小さな人」であると認識した出来事でした。


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2017年8月25日 (金)

おそろしや生き人形


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新聞のテレビ欄がチラリと目に入っただけだから
詳細はわからないんです。
でも、なぜかワクワクする。ドキドキしてしまう朝のワイドショー「ビビット」のタイトルshock

ナゾ拡大!? 消えた生き人形作家新たな証言続々

どうよ!
続々・・ぞくぞく・・ゾクゾク・・ワクワク

どないしはったんでしょ。生き人形作家さん
もしこれがただの「人形作家」だけだったらゾクゾクは半減する。

clover

小学生のとき世にも怖ろしい本を読みました。
江戸川乱歩だったのでしょうか。明智探偵とか小林少年とか出てきたのでしょうか。そこらへんはうろ覚えです。

とても悪い人がおりまして、この人の趣味が「美少女集め」なんです。
美しい令嬢をさらって来ます(はい。令嬢です。原っぱでズロースのゴムにスカートを挟んでゴムとびをしているような野趣豊かな子ではありません)
それでもって、コレクションなんですから展示しておかねばなりません。
まるで生き人形のように・・・
その方法たるや・・・ああ。おそろしい。
小学生のワタクシ、何かをちびりそうになりましたわよ。

部屋の壁にコンクリートで塗り込むんです。
(小学生にこんな本読ませてはいけませんね)
工法(?)は分からないけど四方の壁に数体ずつ・・。
部屋の真ん中にすわって四方八方、令嬢たちを見て暮すという算段であります。
変わった趣味です(それ以前の問題やろ!)
最後の一人と言うところで明智探偵(たぶん)に捕まります。

clover

同じく小学生のときですが、世にも怖ろしい映画をみました。
三本立て55円の東映映画です。
俳優さんは覚えていません。あくまでも「っぽい」ということです。

上田吉二郎or安倍九州男(っぽい)悪徳商人が山形勲(っぽい)お殿様に貢物をいたします。
等身大のでっかい箱です。
中をあけますとなななんと・・・
田代百合子or長谷川裕見子(っぽい)お人形です。生きてます。
生き人形です。忖度です。

このあとのお人形の運命は知りません。子どもなりに、あらぬ想像はしましたが、たぶん覆面ヒーローが馬に乗って助けに来たものと思われます。
それにしてももし自分が梱包されてお城に運ばれたら・・と思うと(んなわけないやろ。とおもいながらも)恐ろしかったです。

clover

ワイドショーの見出しからの
「生き人形」にまつわる怖ろしい思い出二つでした。

それにしても「生き人形作家さん」どないしはったんでしょうね
事件に巻き込まれておられなければいいのですが。

とりあえず、今日は「ヨカちゃん人形」を作って下さったK子さん(84歳)にお目に掛かることになっています。
あの方はご無事です。たぶん。


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2017年8月22日 (火)

夢のカリフォルニア・California dreamin'


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アメリカに行ったことが無いもので、アメリカの地理がよくわからない。
デカイ国だということは分かる。
アメリカが切られ与三郎なら、日本列島なんて頬っぺたの傷くらいか?

note

夢のカリフォルニア(California dreamin') 1965
は、60年代ポップスというより、フォークロック。
我ら”ドンジャラホイ”のメンバーが深夜ラジオにかじりついていた中・高校生時代に流行った曲である。

曲の内容でございますが
何言うてはるのか、さっぱりわかりません。

noteここ、むっさ寒いわ。
そんな冬の日(on such a winter's day)に散歩してます。
もしロサンゼルスやったら、暖かくて安全やろなあ・・
カリフォルニアを夢見てる。そんな冬の日

       わからん

「ここ」ってどこ?
LAでもカリフォルニアでもなさそう。
寒かったら散歩はおやめ。
この人、寒さに耐えかねて、この後教会に入りますねん
note(stop in a church    I passed along the wway)
ここの人(聖職者)は寒いのが好きなんやなあ
(you know the preacher liked the cold)

などとつぶやきながら・・・

さらに

もし、彼女に告ってなければ(if I didn't tell her)
今日にでも(ここを)立ち去るのに(I could leave today)

「彼女に告って自爆」?辛い事情があるのね。
背景が読めないわ・・・

clover

今更ながらにアメリカの地理を勉強していないことが悔やまれますよ。
カリフォルニアってオレンジで有名だから暖かいところなのよね。
底抜けに明るいイメージがあります。

ロスアンゼルスは(私だけかもわかんないけど)娯楽の都市と言う感じ。
きっと、この人もそう言ってはるから「安全」なんだ。そして暖かい。

ちなみに、サンフランシスコは学研・文化の街。
この曲が作られた時代はベトナム戦争を背景に平和運動の中心となったところで
フォークロックやヒッピー文化が世界に向けて発信されます。

そっか。「ここ」はサンフランシスコなんや!
きっと、サンフランシスコってむっさ、寒いところなんや・・

そう勝手に決定しよう。upwardrightupwardright

と、その前にこの曲をウィキペディアで調べたら・・
駆け落ちした二人がNY/ニューヨークで作った。とありました。
そこって。寒い?

もう、よくわかんないけど、

十月のヘッチバルfestivalに向けて猛練習中。

clover

(追記)
ネイティブ男子が、「ストップStopの"O"ですがね。”お”ではなく、”おとあの間”だとおもうんですよね。彼ら(パパス&ママス)はアメリカ人だから、ここイギリス式だったらおかしいでしょ。トランプ氏もきのう「すたっぷ」って発音してました。」

と。おっしゃいます。

 どうでもエエがな。
それより、歌を覚えなはれ!「木より森や!」


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2017年8月19日 (土)

寒村の恋・「老いを照らす」瀬戸内寂聴より


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「読む?」と言って友人が置いて行った本。
瀬戸内寂聴著「老いを照らす」

坊さんの説教かぁ。
「老い」や「死」に関するテーマかぁ。
と、積ん読カテゴリーにあったのを、この盆休み、ちびっこから逃れるため早めに自室にこもることが多く、たまたまベッドの中で開いてみた。

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瀬戸内寂聴(晴美)の文章は簡潔で読みやすい。
頭のいい人は無駄口をきかない。易しい言葉で深く伝える。
この人の小説より、評伝物が好きだ。上手いと思う。
本の中に、大杉栄とその周辺の人物について書き続けていたとある。
「美は乱調にあり」「諧調は偽りなり」・・・
私が20歳前後に読みまくっていたものだ。

余談だが、後年、大杉栄と伊藤野枝の遺児であるルイズさんにお目に掛かったことがある。美しい目の人だった。物ごころ付いたころからずっと公安が貼りついていたことなどを静かに話された。
(当時のミーハー気分を思い出し今深く反省している)

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話を戻す。
元気の良い内容に軽く読み進んだ本の最後の最後で、ページをめくる手を止めてしまった。

懐かしさで鼻の奥がツーンとした。

そこには多彩に交誼を結んだ人の一人として、荒畑寒村が登場し「寒村90歳の恋」のエピソードが書かれていた。
90歳の時40歳の女性に恋をし原稿用紙20枚の恋文を一日三度送り
彼女と行きたいために90歳にしてアルプス登山を敢行する。

貴女(瀬戸内)が僧侶だから話せるのだと泣きながら彼女への思いを打ち明けられた。
とある。

clover

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もう四半世紀以上も前の事だが、半年ばかりの間、ある社会運動家の事務所兼住居に出入りしたことがある。御本人は1980年ごろに亡くなっておられたが、そこは、時代がまるで1960年代で止まっているかのような雰囲気で、教科書や本でしか知らない(ミーハーの私にとってはワクワクするような)事柄が濃密に詰まっていた。

荒畑寒村の染筆が掛けてあった。
「わ!アラハタカンソン!」

実はそのとき、長年その方の秘書のような事をされていた女性から件の「寒村の恋」の話を聞いたのだった。

彼女は「お使い」で度々、東京の寒村先生を訪ねた。
ある時先生から相談をされる。「一人の女性を好きになったのだが、どうしたらいいか。思いを打ち明けたいが、もし嫌われたらどうすれば・・」というまるで少年の悩みである。
本に登場する「恋」のことである。

寂聴さんによると「貴女が僧侶だから・・」とおっしゃったと言うが、寒村先生は年に数度しか会わない顔見知りの若い(当時30代)女性にもあふれる思いを打ち明けておられる。

彼女のその時の回答は「言っちゃえ!言っちゃえ!」だったそうだ。

「老いてなお、熱烈な恋に身を焦がすその姿には、「恋と革命」の時代を生き抜いてこられた革命家の気骨、パワーを感じました」(老いを照らす)

彼女も全く同じ感想を言っておられた。加えて「あんなにピュアで魅力的な人を知らない」と。
本の中では触れていないが、お相手の女性の情報も少しお聞きした。

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思いがけない時に思いがけないことで記憶の扉が開く。
私の30代終わりから40代の始め。
何でも知りたがりで、キョロキョロしていたあの頃。
吸収できたのか実になったのかそれは疑問ではあるが
何だか、楽しくていきいきしてたぞ。じぶん。
と思ふ。


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2017年8月12日 (土)

夏子さんの夏


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母ほども年の離れたその人を
「なっちゃん」と親しく呼ばさせていただいた。

初めて会ったのはもう20年前、なっちゃんはすでに少し背が丸くなっていて、ちんまりした方だった。茶道と華道の先生をしておられた。
結社誌の誌上でしか知らない私にとても親しげに接してくださった。
大勢で神戸に遊びに行き神戸港から四国へ帰る一行を見送った。

なっちゃんの住むまちへはもう、何回行ったことだろう。
そのたびに私たちは仲良くなった。
「遠くに離れていても私たちはお友達です」と夫が亡くなった時貰った手紙に書いてあった。
なっちゃんのご主人が亡くなられた直後再会した時は、遠くから駆け寄って来られ抱き合って泣いたり笑ったりした。

そんななっちゃんが体を悪くして入院したと聞いた。
なっちゃんの近所に住む古くからの俳句仲間は都会に住む息子さんと交流がなく、「お見舞いにも行きようがないのよ」と言っておられた。
年末に、その息子さんから喪中欠礼の葉書が届いた。
家の処分が始まったことで初めてなっちゃんの死去を知った仲間たちも呆然としていた。

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なっちゃん。この秋ね、またそちらへ行きますよ。
俳句じゃなくて、歌舞伎。
○○座にお芝居が掛かるんだよ。
行ってもなっちゃんはもう居ないのね。
なっちゃんが作ってくれたラベンダーのブーケね
今でも箪笥の中でいい香りがしていますよ。
夏子だから、夏に強いのよ。と言っていたなっちゃん。
今年はとっても暑いですよ。

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女学生の時、教師に恋をした。
子を身ごもり、そのことを何もかも呑み込んでくれた人の元へ嫁いだ。

私の知る、おとなしくて恥ずかしがり屋のなっちゃんにそんな情熱的な人生ドラマがあったことは、なっちゃんの生前に他の人から聞いていた。
「おたまちゃんがね、泥んこの坂のところで手をつないでくれたのよ」
四国に帰るたびになっちゃんがいつも同じことを話す。と愛ちゃんが笑っていたっけ。
楽しい吟行の思い出だ。

なっちゃん。夏のなっちゃん。
今年はとっても暑いですよ。

会えるかどうかわからないけれど、兎に角、秋には会いに行きます。

      「思ひきり鳴らす月夜のタンバリン」 夏子


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2017年8月11日 (金)

かなかなかな


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かなかなの声で目が覚めた。
え?かなかな?そうか立秋を過ぎたのだもの。

時計を見るとまだ5時前。
レースのカーテン越しの外はほんのり明るい。

季節は確実に移っているようだ。
少し前の5時。外はすでに十分に明るかったものだ。
辺りが静かなのでかなかなの声は笑ってしまうくらい大きい。

蝉の中で最も美しいといわれる鳴き声。
実は今年すでに聞いた。

「蜩(ひぐらし)が鳴いている」たまたま来ていた平凡氏がいう。
「ええ?もう?」
じっと耳を傾けるとかすかにカナカナカナと聞こえた。
台風の近づいた夕方、風音や木の葉のそよぐ音に交じってかすかに。

彼は耳フェチで、きれいな花や美しい女性よりも「音」に心を鷲掴みにされるそうだ(ほんまかいな)
特に蜩はベスト3に入るらしい。

初秋の少しひんやりした空気の中を美しい声を響かせる蜩。
決まって曇りがちな早朝か夕方の林や森で。

「ひぐらし」と言ってみても「かなかな」といってもどちらも寂しげで良い。
一斉に大合唱をするのではなく、あちらで・・こちらで・・
(たぶん)孤独に鳴くのも大いに結構である。

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(今日のお花)

グロリオサ/栄光

オリエンタルリリー/純潔

ロベヤシ

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という事で、

今月の兼題は「秋の蝉・蜩」
なのです。頑張ります。


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2017年8月10日 (木)

はだかについて考えるの巻


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お暑うございます。

こんな格好でご無礼いたします。
と、いっても見えませんわよね。

アチクシ、ただいま(想像なさるだにおぞましいと思ふのですが)
   全裸に近いgoodざんす。

辛うじて、イチジクの葉っぱを3枚使用しております。

ウソでっせ!

clover

で、お盆一枚ででんぐり返りをなさる芸人さんですがね。
「あんなのはゲイじゃねえ!」と歌丸師匠がご立腹なさっているそうですね。
ゲイじゃねえ!のゲイは芸です。ややこしくてすみません。

先だって、たまたまグッ坊とテレビを見ておりまして。
思わず「ばかばかしい・・」というワタクシの好意的なつぶやきを彼は聞き逃さず、
其の後もかの人がゲイをなさると、グッボウが「ばかばかしい・・」と申しますので。

ガツンとたしなめておきました。

「この人はコレでご飯をたべてはるの。いわゆる、ママの種や。一生懸命にでんぐりがえってはるんやで。そんなこと言うたらあかん」

さりながら。歌丸師匠ではないけれど、わたくしもそれは、「お座敷でする芸」なのではと、思わないでもありませんがね。
ただし、清潔感のあるご容姿なので、まだ電波にのせられるのかしらね。
あれが●●さん(きっちゃないおやっさん)やったら、視聴者が暴れるとおもいます。

Japan is a peaceful country いや。ほんま!

clover

アチクシ、一度だけ「ストリップ」を見たことがございますの。
結婚前、「おたまファンクラブ」の独身男性4名に連れて行ってもらいました。
梅田にある、地下を下りていく小さなお店で、あまりにも小さなお店なので、お姉さんと50センチくらいしか離れていないの。
感心しましたわ。
さすがお金を頂戴するわけですから、それはもうきれいなお体。
お姉さん。ダチョウの羽根の扇一丁を振り回し、とても素敵でした。
皇太子殿下というあだ名の清く正しく真面目な理系エリート先輩が「おたまちゃん。こっちにいらっしゃい。よく見えるからheart04」とかぶりつきの席を譲ってくださったのも懐かしい思い出です。

clover
人間が「裸」を恥ずかしがるようになったのは
アダムとイブが禁断のリンゴを食べたからだそうですね。

この間、NHKのアーカイブスを見ていたのですが、
アチクシその説(アダムとイブ)に疑問をもちました。
今から50年くらい前の映像ですが、「温泉と日本人」みたいな内容で、
多くの温泉は混浴が当然。
温泉そのものが「御神体」という考えの某温泉では、それはもう、胸に感動のさざ波が押し寄せるような、男女のスッポンポンの映像が流れました。

恥ずかしがることが「恥ずかしい」そう思ったのでした。

作家佐藤愛子さんのおとう様だか、お兄様だかは忘れましたが、家庭内で着用なさるのは「うちわ一本」のみ。夏などは、うちわを扇ぎながら「やあ。いらっしゃい。」と玄関までお客様を出迎えられたそうです。

果たして、自分が其処までの大物になれるのか。
試す勇気もないまま、暑い日々は続くのでございます。

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G氏。五年前。
一部モザイク処理

いやん。
はじゅかしいぞ。


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2017年8月 9日 (水)

たくさんの日々


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年寄りと申しますのは同じ話を何度も致しますね。
い~え~。あなた様の事ではございませんわ。

ひとつ前に書いた「海の響きをなつかしむ」の話をどこかに書いていたかも知れない。
そんな気がして「前ブログ」の「チビたまカテゴリー」を見てきたのだけど、どうも無さそうなので、今日書きます。
前に読んだで~という方は知らぬ顔して、もいっぺんお付き合いください。どうせ、暑さついでです(関係ないけど)

clover

4年生だった。・・もうすぐ5年生になるという春の日。
学校から家に帰ると玄関先で二人の修道尼と母が話をしていた。
当時、私が熱心に通っていたカトリック教会のマドレーでは無かった。
この方たちは数冊の本を携え、それを売りに来ておられた。

「このお話の主人公は中学2年生なので、貴女より少しお姉さんだけど・・」と一冊を取り出され、母はそれを買ってくれた。

Img_0771すっかり古くなり
汚れてしまった。

表紙をあけると
少女だった私の字で大きく
5年2組 ○○おたま

と名前が書いてある。

Img_0768 Img_0767


中学2年の女の子の春夏秋冬がさりげなく穏やかなエピソードを挟んでつづられている。
まだ見ぬ「14歳」へのあこがれだったのか、コンビーフの缶詰をスーツケースに入れてベルリン経由でパリに家出を企てる彼女の小さな弟に共感したのか・・
たぶんその美しい文章に惹かれていたのだと思うけれど・・

兎に角、わたしはこの本を大人になっても妻になっても母になっても引っ越しを繰り返しても、大切に手元に置いていた。

そしてこの作者が他にどんな本を書いておられるのか、どんな人なのか知りたいと、強く思っていたがその機会はなかった。

今ならパソコンの検索一発で出てくるのだが、
それどころか名前の読み方さえもわからず、これはうんと、大きくなってからだが、もしかしたらこの人は女の人かもしれない(それまでは男性だと信じていた)そして今では主婦になって、もう小説など書いておられないのかも知れない。などと思った。

Img_0769 Img_0770
挿絵も大好きだった。

clover

40年の月日が流れ、図書館から借りてきた一冊の本
小沢昭一著「俳句武者修行」の中で「小長谷清実」という文字を見つける。
俳優・小沢昭一は「変哲」という俳号を持つ俳人でもあり、本では道場破りよろしく、あちこちの句会に出席する様子がエスプリの効いた文章で書かれていた。
其の中の一つ、詩人ばかりの集まりである、ある句会のその日の参加者の中に小長谷さんがおられた。

ああ。この人は「詩人」だったのか。やはり男性だったのか。そして(変なハナシ)ご存命だったのか。図書館にあった本で調べると日本現代詩人会に所属しておられた。
色々な思いが巡り、私は「現代詩人会」の住所に手紙を出していた。

「落手しました」と長いお手紙をいただいたのはそれから間もなくであった。

この本はまだ、学生だった頃に大学の先輩であった「いのうえひさし」氏にすすめられて書いた、ご自分にとっては初めての本であったこと。
手元には、数年前に神田の古書店で見つけた一冊があるだけで、書いたことさえ忘れていたこと。
40年もまえに読んでくれていた小さな女の子がいたこと。
その事に驚き「オロオロと途方に暮れています」と書いてあった。

私はこの時の嬉しさを夫・ひっちゃんに話した。
彼はうんうんと頷き、「おたまちゃん。良かったなあ。ほんまに良かったなあ」と一緒に喜んでくれた。

clover

手紙と一緒に現代詩人叢書集や、ちょうどその年に出された絵本を贈って下さった。
小長谷さんは大学卒業後「電通」に勤務され、1970年「希望のはじまり」1977年「小航海26」でH氏賞を受賞されていた。
そして、詩集「わが友、泥ん人」で現代詩人賞を受賞される。
新聞記事で知った私は我が町の地元のお酒を送った。

御礼状が来て「酔っぱらっているので重複して出しているかもしれない」と書いてあったが、確かに2枚の葉書が来た。
そして、詩集「わが友、泥ん人」を贈呈していただいたわけだが
私が嬉しかったのは、本の最後に「著作集」が記載されており
沢山の詩集名のあとに子どもの本(絵本をたくさん出されている)、その子どもの本の先頭に
「たくさんの日々」が加えられていたことであった。


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2017年8月 6日 (日)

海のひびきをなつかしむ


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    わたしの耳は貝のから  
   海のひびきをなつかしむ

                        ジャン・コクトオ

clover

私が人生で初めて出会った詩である。

・・・・・・・・

「海すきかい?」
「ええ」

「ぼくも海が大好きだな。海を見ていると、とてもやさしい気持ちになれるから、そうして、勇気がわいてくるから。」

・・・・・

少女はシングやメルヴィルやコンラッドやポール・ヴァレリーを知っているか?と尋ねられ、
自分が何にも知らないことに情けなくなり、腹が立ってくる。
はずかしさの中で、泣き出しそうな声をはりあげてしまう。

「わたしの知っているのは、ポール・クローデルとジャン・コクトオぐらいだけです。」

・・・・・・

そして、少年からこの詩を教えてもらうのだ。

clover

今から15年くらい前、私はこの小説の作者に手紙を書いた。
図書館で借りた全く別のある本の中で偶然にもこの方の名前を見つけ、素性がわかったのだった。

10歳でこの本にであったこと。大人になっても宝物のように大事にしていること。
この小説を書いた人がどんな人なのか、いつもいつも思っていたこと。

そして、主人公の少女は大人になって「詩人」になれたのかということ。

clover

すぐに返事が来た。

その人は自分でも忘れるくらい遠い昔(学生時代)に書いた本を小さな女の子が読んでいたことに驚かれていた。
そして、詩壇の芥川賞ともいわれる「H氏賞」。「高見順賞」。「現代詩人賞」を受賞された"詩人"になっておられた。

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毎年、秋になると当地の名産を送る。

時々、本を贈ってくださる
角ばった懐かしい文字のお手紙を頂戴する。

10歳からのたくさんの日々を思いながら
見えない貝殻を耳に当ててみたりする・・・・・。


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2017年8月 5日 (土)

松竹座七月歌舞伎・夏祭浪花鑑


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昨日に続きまして、本日は「昼の部」です。
やはり一階席がいいわ。「夜の部」の席ははやんごとなきお方もお座りになる席だったけど、やっぱり一階は臨場感が違う。
「腐っても鯛・太ってもジュリー」だわ。(ワケワカメ。いみとろろ)

clover

「夏祭浪花鑑」 (なつまつりなにわかがみ)

これはもう、大坂の夏芝居には外せない演目。
こちらも、以前に書いていますのでよろしければ読んでちょんまげ
(今見てきたら、文句ばっかり言うてます。ごめんなさい)

お芝居の見せ場は何と言っても「殺し場」
殺される男が泥にまみれ、のたうち回る苦しみの中、息の根を止めるまでになんと13通りの見得をきります。
(最後は泥の中に.。o○ブクブクと沈めちゃう)
刀を振り上げ、振り下ろし、ひとつひとつのポーズをきれいに決めていくのです。
まるで13枚の絵をみているようです。
遠くで聞こえていた祭囃子がだんだん大きくなります。このBGMの効果が凄い。

歌舞伎というのはこういう「グロ」が「美」として表現されることが多いです。

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団七九郎兵衛/染五郎
一寸徳兵衛/松也
釣船三婦/雁治郎
徳兵衛女房・お辰/時蔵
団七女房・お梶/孝太郎
三婦女房・おつぎ/竹三郎

序幕、住吉鳥居前の場(アタシの見間違いか?鳥居には天王寺の文字??)
「夏祓」の立て札が立っていたりして季節感バッチリです。

この冒頭で二枚目役者の見せ場「髪結い床」の変身~があります。
さすが染五郎。江戸世話物かと思わせるスッキリとした男ぶり。
関西人の言う「シュッとしてはる」とも、微妙にちがうのよね。
染五郎の関西弁を心配していたのですが、
松也「岩下志麻があほんだら~と言うレベル」で見事にごまかし払拭され結構でした。

時蔵のお辰。女の中の女。夫の身を立てるため女を捨てちゃうんですよ。美しい顔に焼き鏝をあてる。
ちょっとそこの「ヒアルロン酸やコラーゲンで無駄に顔のお手入れをなさっている、そちらの奥様!貴女はご主人様の為にそんな事ができますか!」
「うちの人が好くのはここ(顔)じゃない。ここ(胸を叩いて)じゃわいな」
時蔵さん。もうちょっと貯めてほしかったわ~。ワクワクして待っていたのよ。
三婦・雁治郎。前ブログにあるように前回と同じお役(襲名前)でした。
あれ~コロコロしてはるの気にならなかったわ。(見慣れたのか?)

clover

この芝居の私なりの見どころは「切り替え・転換」なのね。
冒頭の「髪結い床」もそうだし、殺し場の下駄で額を割られる瞬間もそうだし、
それに、仏三昧、しょぼくれた爺さんだった三婦が、侠気の世界に戻る瞬間ね、
数珠を引きちぎりささとお召替えをして憎き一味を叩き切るぞ!と出かける場面。
そこの切り替え。「ああ。いい男だ事」と女房おつぎが惚れ惚れと見送る・・
あそこの、鴈治郎に、なんか・・物足りなさを感じました。

clover

思うのは、先代勘九郎は上手かった。ということやね。
お辰との二役は贅沢だったのね。

つくづく惜しいと思います。

clover

昼の部。もうひとつは「二人道成寺」
長唄のお囃子にのった華やかな舞踊。
ジス イズ ザ 日本舞踊 !人気の演目です。

白拍子 花子 時蔵    
白拍子 桜子 孝太郎

〽鐘に恨みは数々ござる・・

有名過ぎる、この舞踊。何度見てもいいですね。
時蔵さんばかりを目で追いかけてしまいました。
なんなの!この色香!  


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2017年8月 4日 (金)

松竹座七月歌舞伎・盟三五大切


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もう8月なんだ・・暑さに負けず先月の観劇記録をサクサクと書いておきましょう。

clover

七月松竹座・夜の部

盟三五大切(カミカケテサンゴタイセツ)

「エロ・グロ・ナンセンスの巨匠」good四世鶴屋南北のご存じパラレルワールド。
残忍で怪奇。そして陰惨・・こんな南北劇にゾクゾクするワタクシっていったい???
などといふ疑問は横におきまして。
夏に南北はよく似合う。いいねgoodボタン100連打。

我らが仁佐様。垂涎の色悪でございます。
三回目六年ぶりの演目となります。

もちろん、六年前も観ておりますよ。
観劇記録はブログにもアップ。しかも①②③回にわけて!
(おヒマなら見てよね。私待ってるわ)

clover

「五大力」「仮名手本忠臣蔵」という二つの物語が背景に大きくありまして、そこへ「四谷怪談」を少々ふりかけます。
南北の特徴である「ないまぜ」という手法なのです。
そのことを解ったうえで、このお芝居を観た方が面白いっちゃ、面白いのですが、本日はお時間、紙面、体力に限界もありますれば「さっくりと」あらすじのみ、紹介します

あらすじ

源五右衛門仁左衛門)は芸者小万時蔵)の色香におぼれ,彼女の亭主である三五郎染五)にハニートラップ(美人局)を仕掛けられ大金をだまし取られてしまう。
源五衛門、実は赤穂浪人でその金はリベンジ(討ち入り)メンバーになるための大切な百両。
そら怒るわね。「武士でありながら色香に惑わされ情けない」のは自分だってわかっていてもね。
そこで仇討ちですわ。
陰惨な五人斬りheartダークな色香を放つ仁佐様最大の見せ場。
冷血なんてものじゃないわね。サイコ(うん)に代わっていく凄み。
小万ちゃんなんて切り刻まれちゃう。
話は戻り、三五郎・小万夫婦も実を言えば赤穂関係者。
だまし取ったこのお金だって、討ち入りに使うためのものだったというオチであります。

clover

今回ワタクシ目。病み上がりで集中力を欠いていたのか、座席(2階一列真ん中)の所為か、正直なところ、全身全霊でのめり込めなかったわ。

六年前あんなに感激した「五人殺し」
あの月夜の丸窓から忍び込む源五衛門(仁左衛門)の影にあわや失神しかけたおたまなのに・・
なんだか丸窓がもっともっと大きかったような印象があったのに・・
そして、仁左さま・・言いたくないけど・・
「年いかはった・・」の感は否めないのでございます。

clover

小万良かったと思います。時蔵で江戸芸者のやや伝法な感じとか、アタシちょっとしたたかよというふうで。
前回は芝雀(当時)だったけど、愛らしすぎてとても人をダマクラカス女に見えなくて残念でした。
三五郎も良かった。其の内、源五衛門を演られるのかしら。
源五衛門の若党で忠義一徹の六七八衛門松也
いい役されました。この芝居の中で好感度100%の役柄ですもの。
これは前回は薪車(現・九團次)でした。
歌舞伎界の裏事情は知らなくてもいいかも知れないけれど、折角関西で力をつけられていたのに残念だわ。義理が廃ればこの世は闇だ。とあたしは思うよ。
市川宗家のためにもどうなのかなって・・。
どうだっていいや!ファンじゃないし。

clover

夜の部はこの「盟三五大切」の前に
舞踊「舌出三番叟」(しただしさんばそう)

中村雁治郎・壱太郎父子による長唄舞踊です
季節外れと言えば季節外れだけどhappy01
大阪松竹座新開場二十周年にふさわしくおめでたく、
長唄。いいですねえ。明るくて気持ちがよろしい。
壱太郎さん相変わらずのグッジョブでした。


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