俳句・啓蟄を過ぎて・・
今月の兼題は「啓蟄」(けいちつ)でした。
すごもりしていた虫たちが地上に出てくる。
大地は春めき万物は閉ざされた世界から解放される。
その明るい喜び。・・・しかし
雪解けの地は緩んでいるし、空気はまだ冷たい。
ああ微妙!
一年をおよそ15日ごとに分けます。
365÷15≒24(大体です)
この15日ごとに替わる季を二十四節気といいます。
「啓蟄」は二十四節気の内の3番目(ちなみに2番目は「雨水」。4番目が「春分」です)
だから一年の内の24分の3(8分の1)が過ぎたという事です。
(注)スタートは旧暦・正月です.
↑15日ごとに替えると言いましたがこの15日を更に三分割。5日ごとに分けた候を七十二候といいます。
啓蟄は毎年3月5日か6日にあたります。七十二候では
3月5日・6日からの5日間を「蟄(すごもり)虫戸を啓(ひら)く」
その次の5日間が「桃始めて咲く」
そして春分までの5日間が「菜の虫蝶となる」です。
ネットで調べればわかることをエラそうに書いてみました
あなた様に判っていただきたいのは
ワタクシ。おたまは五日ごとに季節に追いかけられているということです。
お好きにどうぞ?何と冷たいお言葉・・・
ということで「蟄虫戸を啓く」の句を一気飲み作りで~ぃ
今回は自解(自戒・一人ツッコミともいう)ありです。
啓蟄や硝子囲ひのテイルーム
啓蟄の雨玉石を濡らしけり
(那智黒石やねんけど・・)
啓蟄や足指でするグウチョキパア
啓蟄の乗り継ぎ昇るエスカレーター
(エレベーターの方が字数がいいけど)
啓蟄や向かひ売家の旗立てり
(ほんまですねん)
啓蟄の音はずれたるオルゴール
(自鳴琴じゃカッコつけすぎか)
啓蟄や停学三日目の朝寝
(次男。季重なり)
啓蟄や上手に巻ける玉子焼
啓蟄の土に音なく如雨露の水
(平凡ね。グッ坊のとまり(尿)にしようか)
啓蟄や手さげを揺らす着信音
(類想ありそう)
啓蟄に初めての匙みどり児へ
(でた!孫俳句。最初「いとし子」にしてた。やりすぎ?)
啓蟄の指しわになるまで長湯
啓蟄の脛に擦り込むオロナイン
(最後の二句。またまた210円の温泉にまいりますと、合わせてほぼ200歳に近い二人のご婦人たちに「ソレ。何塗ってるのん?」と質問され、「ボデイローションです」と言ったのに、ああ。オロナインね。と納得されたときに出来た句)
は~~~あっ
多捨多作 多作多捨 。捨てちゃえ捨てちゃえどうせ拾った恋なんか・・(きょうびはC・ローズとはクリスマスローズのことらしい。アタシ、コロンビア・ローズかと思ったわ)
って歌っては親に叱られたものだ。
さて・・どれを持って行きましょうか。
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コメント
コロンビア・ズロースとおちゃらけて、
オトナにひっぱたかれたナンテイです。
汚路ナイン(なんでこんな変換に?!)
擦り込む脛、牛蒡のように思えますな~。
あのな・・・多作多謝です。
投稿: NANTEI | 2017年3月12日 (日) 12時39分
100万ドルの脚線美に無礼な!
まあ保険はかけていませが・・結構よう歩きますねんよ。働き者。
兄ちゃんみたいに大胆な切り口になれない妹です。
頭で作って頭打ち。
おほめに預かって・・褒めてない?
だいたい(啓蟄って)そんな感じと思っていただければ・・
グウチョキパアのどこが?ごめんちゃい。
投稿: おたま | 2017年3月13日 (月) 09時24分
如雨露かなあ~。春は乾燥して埃っぽいので
一番肌荒れするんです。
オロナインも捨てがたいんだけど…
でも義母がトイレに置いてたんで(きっと病たれに寺だわ)オロナイン好きじゃないんです。
投稿: ばんび | 2017年3月13日 (月) 17時02分
ありがとうございます。如雨露ですね。わっかりました。尿やめます^^
オロナイン。いろんなことに効くんですね。
やはり、おもいだすのは「とんま天狗」かなあ。
お乳突きなさい。それが一番大事です。
投稿: おたま | 2017年3月14日 (火) 09時07分