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2016年11月 8日 (火)

イタリアンリヴィエラ⑧グローバル化が産業の街にもたらしたもの



往復の機内では何度も電子機器の扱いの注意がありました。
特に韓国サムスン電子のスマートフォンは「預かります」ということでした。
バッテリーの発火事故で生産販売が中止になったのは驚きのニュースでありブランドイメージの悪化は否めないところです。

話しかけてくる外国人に注意しなさい(泥棒さんかも)とはよく言われることですが、旅行をしていたらよく話しかけられます^^
トリノやジェノバではまだまだ少ない日本人旅行者(特に宿泊者)です。
「日本人とおしゃべりしたい人」によく捕まり(?)ました。
昼食のレストランから出てきたところで・・
40代くらいの男性が「お宅のトヨタは最高だねと話しかけてきました。
「トリノやジェノバはフィアットで昔は良かったけどEUの経済危機以降は全くダメ。ドイツだけが独り勝ちしてるけどね。その点日本にはトヨタがある。すばらしい企業だ。日本はヒロシマ・ナガサキで打撃を受けたけど立ち上がった。ほんとに素晴らしい国だ」
と、大演説です。
イタリア人の英語は聞き取りやすいです。

ダヴィンチ以前からの、ものつくりの天才であるイタリアの人に日本の匠の技をほめていただいているわけです。日本の製品が安心できるものであること、それが高く評価されていることは嬉しいことです。
今まで乗り換えた車にトヨタ車はないんだけど「ありがとう」と社長に代わってお礼を言いました。
そしてヒロシマ・ナガサキを知ってくれていることもグラッチェです。

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ジェノバ・フェッラーリ広場

我々観光客は、王宮のある歴史地区や観光スポット。富裕な層が住むホテル周辺だけをみて帰ります。そこは人でにぎわい活気にあふれています。
もちろんそれも北イタリアの街トリノやジェノバなのですが、「昔の歴史」より「今」のこの街がどうなのか・・ということにとても興味があります。

上記の男性が言ったようにトリノは「自動車メーカー・フィアット王国」でした。
イタリアの雇用を支えてきたフィアット。外から沢山の人がやって来て、それが何代か続き町が発展してきました。

しかし、今世紀に入り急速に加速し深まっていったグローバル化社会。

外国から安くて良い商品(例えばトヨタ)がどんどん入ってきます。
雇用は人件費の安い他国へ移ります。多くの工場が閉鎖されました。
(去年。ナポリの若者失業率は50㌫って聞きましたよ)
正規雇用者がへり、多くの若者は契約更新を繰り返しながらの雇用形態です。
賃金が下がり安物ばかりの店が増えました。

労働者層がグローバル化の波から置き去りにされたのはよくわかりました。
こんなこと書いてる私だって、手軽に海外旅行に行けるようになったし、日本国内には日本人が欲しかった輸入ブランド商品があふれています。
自分の場合はこんな目先の事しかわかりませんが、では世界を見渡した時、このグローバル化の波で得をしたのは誰でしょう。誰が潤い、チャンスをつかみ活躍を広げたのでしょう?

う~ん。難しくてわかりません。

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コロンブスはジェノバで生まれたと言われています。

 

Dsc07228ジェノバ人(ジェノベーゼ)は気取りなく、穏やかで一見ぶっきらぼうだけど根の良い人達だといわれます。

 

 1994~1995我らが「キングカズ」が日本人として初めてセリエAで活躍した地です。

 

 

 


労働者に支えられた中道左派政党・・・働き手の味方である政党と労働者(移民などの弱者を含む)の関係は今大きく揺らいでいます。
長期政権で市政を治めていた「労働者の党」が6月の市長選挙では敗北しています。
当選したのは「EUってどうなのよ」という新興政党です。まだ30代の女性だそうです。
どげんかせんと・・と考える人々が「現状否定」のこちらを選びました。

はたして、現実的な解決策を持っているのか、きちんとした政策はあるのか・・


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長期政権にうんざりした国民が期待を込めて政権交代させたのに結局ぱっとせず、やっぱり前の方がましやで・・という事になり政権を元に戻したら・・それ~~「今や!」と数の力に任せて傍若無人な国会運営。長い間の悲願であった憲法を変えようとしています。
あれ~~~
いつの間にか違う国の話になってる。・・

 

 


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コメント

英国もEU抜けるって言ってるし、EUっていまいちわかりにくいんですが、50年100年先に希望をつなぐため今は我慢っていうのができないのでしょうね。難民も移民も日本は本当にちゃんと受け入れる気があるのかどうか、憲法改正、自衛隊派遣より先に考えたらどうよ。アメリカもいよいよ土壇場、まさかあの人がって思ってる間に決まっちゃうかもしれない。そしたら日本も核を持たなきゃになってしまう気がする。安い労働賃金って早い話が奴隷と一緒じゃん。
そういう開発の仕方で潤ってたら格差はなくならないと思います。

投稿: ばんび | 2016年11月 8日 (火) 09時06分

おたまさん、体調大丈夫ですか?
ブログ楽しませて頂いてますが 
ご無理なくお運び下さるようお願いします。

イタリアは、ドイツ共、同じ敗戦国。
民間の空襲や、賠償金拠出からの貧困。
苦労を味わった国の人同士は友好的と
ドイツに駐在してた友人からも聞いてます。

信用される日本ブランドは誇りですね。

投稿: ひとみ | 2016年11月 9日 (水) 07時52分

ばんびさんへ
イギリスのEU離脱が前例になれば選挙を控えているフランス・イタリアがどう動くのか・・
おっしゃるように進歩は辛抱の上に成り立っているのかもしれませんね。だからこそ政治を行う人は引き起こされる諸問題(デメリット)の対策を「進歩」以上に考える必要があります。

ウチ(日本)成長戦略や構造改革に熱心に旗を振っていますがこの欧米諸国の今の現状に学んでほしいものです。「痛みを伴う政策」を上からおろしてくるんだもの、経済的成果ばかりに目を奪われてそこから発生する混乱をどこまで国民の立場で考えてくれているのか・・はなはだ疑問です。


投稿: おたま | 2016年11月 9日 (水) 08時20分

ひとみさんへ
ありがとうございます。
ようやく風邪から脱却のようです。
「武士は相身互い」
戦後70年以上経過し、世代も交替していますがてもそのような気持ちを根底に持ってもらっているのだとしたら驚きです。
たぶん日本人は持っていない(汗)
個人的にはドイツ・イタリアは好きです。
それって「親」から刷り込まれてるのかしら・・

投稿: おたま | 2016年11月 9日 (水) 08時34分

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