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2016年9月19日 (月)

私のともだち・S子


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S子が小学4年生のとき。
父親の愛人が妊娠した。父親が家を出る。

母親は働き始め彼女と二歳下の弟を育てた。
離婚に応じなかったのは母のプライドだったんたろうとS子は言っていた。

高校の定期考査でいつもより早く帰宅した時の事。
玄関の鍵を開けると勤めに出ているはずの母が慌てた様子で出てきた。テスト期間中の早い帰宅であることを知らなかったようだった。
部屋のふすまを開けると家族には縁のない煙草の香りがし、初めて見る灰皿があった。今の今まで誰かが居た気配がした。

この話を校庭の中庭にある噴水を見つめながら聞いた遠い日・・

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22歳で4歳年上の男性と職場結婚。
いわゆる3高でスポーツマンの優しいご主人だった。
夫の実家が用意してくれたマンション(当時はまだ珍しかった)に入居し、幸せな生活がスタートしたが、結局、結婚生活4年で未亡人となる。
夫の病名は肺がん。子どもはいなかった。

マンションから花火大会がよく見えた。
友だちが集まり新婚の彼女は浴衣を着てもてなした。
楽しそうな写真が残っている。
当時流行った、さだまさし(グレープ)の精霊流しの曲が重なる。
この歌「いややねん」と言っていた。

マンションと保険金が残った。
母親の家を建て替え。商売を始めるという弟に資金をだしてやる。

29歳のとき9歳年下の男性と再婚。
2度の流産ののち子どもはあきらめた。

clover

友だち歴50年。感性が鋭く、黙って人を観察しているようなところがある。
自分自身に真っ直ぐな人。常に冷静で落ち着いた判断ができる。
家庭的で料理・手仕事・家事 をセンスよくこなす。尽くすタイプ。
要らぬことは言わないがたまに「ああ。こいつ女やなあ」と思うことがある。(女とは私の嫌な女の部分)そこがまた、可愛いところかもしれない。
二番目の旦那さんが性格の良い、優しい人で良い影響を受けたと思う。


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家族・友だち」カテゴリの記事

コメント

おたまさん、今日は私のこと書いていいですか。

まともに本を読むということがなくなってしまった今日この頃、一冊の本に出会いました。

ビルマの竪琴 です。

このあまりにも有名な本を(そればかりか、映画も有名ですね)知らずに通り過ぎていました。
一読、涙があふれてティッシュを何枚使ったことか、先へ進めたいのに、涙で文字が見えません。
文学の力というものをしみじみ、、、

で、この感動を誰に言ったものか、と考えたらおたまさん だったのです。

投稿: ovni | 2016年9月20日 (火) 05時35分

baseballovniさんへ
ありがとうございます。
感動が伝わってきます。

小学校の講堂で映画会がありました。
内容はよくわかっていなかったのでしょうが、戦友が「みずしま(でしたか?)帰ってこい!」と叫びますね。オウムを肩に載せて背を向ける水島上等兵。ああ。この人はもう帰れないんだ・・と子どもながらに大泣きしました。

そうですよね。原作があるのですよね。
私も読みたくなりました。
この年齢(ってお幾つか知らないけどcoldsweats01)になっても、ピュアな感性をお持ちのovniさん。素敵です。
そのような本に出会えて良かったですね。

投稿: おたま | 2016年9月20日 (火) 09時40分

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