« 安倍首相へ | トップページ | 手に余る責務を請け負い・・ »

2016年8月25日 (木)

地蔵盆・俳句



地蔵盆は京都を中心とする近畿地方では特に盛大で・・・
と歳時記にある。8月24日(陰暦7月24日)の行事である。

俳句の傍題としては
地蔵会(じぞうえ) 地蔵参 地蔵祭 六地蔵祭 地蔵幡
私の歳時記には載っていないが 辻祭 ともいうそうだ。

 

実家のある大阪府下でも地蔵盆はさかんだったように思う。

お地蔵さんは京子ちゃんのお祖父さんの屋敷の角にあった。
もともとここは尼寺で、廃寺になっていたのを戦前にお祖父さんが買い取られたそうで、その名残か可愛い祠が道路に向けて建っていて、近所のおばさん達が世話をしていた。
毎朝水を替え、花の絶えることがなかった。
「お地蔵さんは子ども達を守ってくれはるんやで・・」と聞かされていた。

時代とともにお地蔵さんが駐車場の一角に引っ越しをされたりビルの隙間にひっそりと祀られていたりするが、ここも例外ではなくお祖父さんが亡くなり、京子ちゃんの従兄に当たる人が家を相続すると敷地を利用して学習塾を始められ、お地蔵さんは近くのお寺に引き取られることになった。
お世話をしていたおばさん達も次々に亡くなられていた。

自治会や町内会でお地蔵さんをお守りすることは「信仰の自由」とかで難しくなっているらしい。そう言えばおたまの町の子供会の「秋祭りのおみこし」も無くなったしね。

   「地蔵会を待つ先頭に乳母車」 おたま

昔の句。
夕方になると提灯に灯がともり浴衣の子ども達が集まって来る。
お楽しみのお菓子を貰える。来られなかった子の家にはあとでお菓子が配られる。
夏の終わりの楽しみな行事であった。

は~い。時間はワープして昨日行って来たですよ。
現在住んでいる町の地蔵会に。

知人のつてで村に素朴な行事が残っていると聞き付け、朝早くから・・・
それは自分の知っている地蔵会と全く違う素朴で素敵なものでした。

県道に面した2mほどの高さのお地蔵さまの祠
その祠にギリギリ入っておられる大きな石のお地蔵さま。
かなり古いです。
ここ、いつも車で通っているのにまったく気が付きませんでした。

綺麗にお供え物が飾られ赤いよだれかけも新品。
地べたに茣蓙を引いて御詠歌が始まりました。朝8時です。
近くのお母さん方7~8人。蝉の声と鉦の合奏。

子どもはいません。近くにもう小さな子はいないそうです。
その間にも村の人が一人二人とお供えを持ってお参りに来られます。

 「地蔵提灯整ふ朝の首の汗」
 「みんみんに始まる朝の詠歌かな」
 「なんとなく詠歌始まる藺座布団」
 「地蔵会や村の母らの叩き鉦」
 「地蔵会のうしろトラック行き交へり」
 「新調の地蔵提灯朝の蝉」
 「地蔵会の姑の口伝の詠歌かな」
 「峡に風吹き抜け地蔵会灯りかな」
 「足高の供え盆なり蚊遣香」

とにかく、見たままを書き付けておきます。

メモのようなものです。
俳句になっているかなっていないかは2の次です
あとで、ちゃんとします。(ほんまかいな)

昔はこの後、めいめいが持ち寄ったおご馳走で食事をしたそうです。
お地蔵さんの前に入れ代わり立ち代わり大人や子どもがやって来て・・。

昼からは長い苧殻に藁を巻いたたいまつのようなものに火をつけて、裏の山まで登りました。
今は登る人もなくけもの道になっています。山上のお堂も祠も朽ちているだろうとのこと。

山から下りてくるとこの村から10キロほど離れた町の川原で花火大会があるのです。
だからこの日は一日中行事に継ぐ行事で子ども達には待ち遠しい夢のような一日だったそうです。

供養だからと言って帰りにはお供えのお赤飯を持たせてもらいました。

(京都・美山)

G

Noha_129


(兵庫・伊丹)

ビルディングの1階にはめ込まれ?ておられました。

507_002


(京都・島原)
お家の壁の中に

 


        


|

« 安倍首相へ | トップページ | 手に余る責務を請け負い・・ »

俳句・吟行」カテゴリの記事

コメント

地蔵盆、しみじみといい季語ですね。
写真、とりわけ京都美山のが素敵です。

おたまさんの俳句も好きです。

コメントしようと思っているうちにいたずらに時間が過ぎてしまいます。

投稿: ovni | 2016年8月28日 (日) 05時38分

ovniさんへ
ありがとうございます。
美山は観光地化してきましたがまだまだ素朴な味わいのある場所です。
ハロウィンよりも地蔵盆・・って思っています。が商戦には乗れ無さそうですね。

投稿: おたま | 2016年8月28日 (日) 07時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 安倍首相へ | トップページ | 手に余る責務を請け負い・・ »