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2016年6月28日 (火)

叱られて・・教わる



教育ってむつかしいわね。

ご近所のお宅でリフォームが始まり足場が組まれました。
とび職は建築現場の花形。
いくら機械化が進んでもこの仕事だけは人の技に頼る。
だから職人さんのプライドが凄く高いって聞きます。

一般住宅の場合は、塗装屋さんやなんか自分で組まれます。
だから職種はわからないんだけど・・

職人さんの会話が・・。「会話」じゃないわねアレは。
親方の怒声が途切れることなく聞こえてきます。
たまに若い子が「ハイ」と答える。その声が小さいと言ってはまた怒鳴られています。

気の走ってる子じゃないとやっていけないかもね。
スピード勝負の世界では手が良く動いて頭を回さないといけない。
あれだけ怒鳴られ叱られ・・親方について行ける子はどれくらいいるんだろって思っちゃいました。

「パワハラ」なんて言われ出したら職人の世界ではやっていけないでしょうね。

でも正直、あの全人格否定のような怒声をしばらく聞くのかと思うとしんどいですわ。

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小学5年生だったかなあ。6年だったかなあ。
国語の教科書に幸田文の文章が載っていました。
題名は「アカ」。

飼い犬か近所の犬だったのか・・忘れましたが
ポインターのメスの名前です。

はっきり覚えているのは
幼い彼女がお父さん(幸田露伴)から「水は怖い」と教わる場面。

「バケツの水は怖いぞ」と徹底して雑巾がけのための水の扱いを教わるのです。

母親を早くに亡くした我が子に対し父親は厳格な愛情を注ぐ。

後年の一分の隙もないような幸田文の文章は
家事万端をはじめとし、一流の人から一流の生きる手立てを教わった。それが体にしみ込んだ人のものだといえる気がします。

M

叱られて叩き込まれることはもちろんあると思います。
たった二人の子でも、ろくすっぽ教育できなかった自分がどうこう言えないんだけどね

数年前、我が家の庭でヒヨドリが卵を産みました。
巣立ちの時、親鳥が飛んでみせ、次に高いところから眺めているんです。
ヒナは一度は物干し竿から落ち、一度は窓ガラスにぶつかりましたが上手に飛んでいきました。

人間。そうはいかないのねきっと。


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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

叱り方ってあるんだと思います。
うちも去年、外壁塗装やったんですが、足場組みのチームがとても気持ち良かったです。
若い方ばかりでしたが、トップが叱るんですが、
必ずフォローがあります。仕事が早い。遅れないように下っ端がついて行く。スポーツの試合のようでした。
近所に来たチームは親方がいてもむっつりとみてるだけ。怒鳴り声は聞こえなかったけどなんか暗い。でも足場組む日と、解体して引き上げる日の2日間だけでしたが…
うちの主人も演出してる時、全人格否定調の怒鳴り方をします。ついていけません。現場は修羅場で…。灰皿は飛びませんが傷は心に残ってます。いいかげんあきらめたらどう?って言ったこともありますけどね…。

投稿: ばんび | 2016年6月28日 (火) 08時52分

「気の走ってる子・・・」、大変良い表現ですねぇ、こんな言い回しもあるのかとオイラ感心いたしやした。
怒声。ちょいと変わったところで、オイラが漁をする「乗合船」の船長などは四分の一位が釣り客に向かって怒鳴ったりします(釣り方の指導を)。初めての船釣りの時はびっくらこ!!、(お客に怒鳴るのか!と)それでもメゲナイで通い、辛抱してると釣りが上手になる・・かな???因みに今月は2回行きアジ30㎝位を28匹と37匹、明日はタチウオ漁、さて如何なることやら。

投稿: 坂口あんちゃん | 2016年6月28日 (火) 19時13分

昔、仲良くしていたお鮨屋さんに若い人が入り親方がお客の前で結構叱り付けてました、そうやって恥をかくことで本人は伸びるのでしょうが客の方はいたたまれず結局贔屓の人は離れてしまい間も無く若い人も辞めました。根性が無いって言えばそうなのでしょうが叱り方って難しいですよね。子育て中に母に言われた言葉「子供は7褒めて2叱り1教える」と。当時はきっと9以上叱り教えも褒めも殆ど無かったのかと・・・寿司屋の大将と同じことをしてました。今更反省してももう遅いけど。

投稿: パコ | 2016年6月29日 (水) 01時42分

ばんびさんへ
我が家に来られていた職人さん達もなかなか良かったです。チームワークの仕事だから雰囲気悪いとやりにくいと思うけどね。
要は「叱ること」が次につながるかどうかですよね。
ご主人様。熱いお仕事ぶりよくわかります。
知人の板前さんは修業時代には厨房に大将の包丁が飛んできたといいます。
灰皿は許容範囲^^

坂口あんちゃんへ
「気が走る」って使いませんか?方言かな。
「目先が利く」とは少し違うんですよね。
船長さんのおかげで成果が出るのでみんなついて行くのでしょう。そうでないとお金払って叱られて・・じゃねえ。
タチウオのお刺身おいしいですよね。

パコちゃんへ
あるある。そんな場面ありますよね。
楽屋落ちは楽屋でやってほしいですね。
叱られる方のプライドもあるでしょうし、お客に気を遣わせてはダメですよね。
ウチは、子ども達は叱られた記憶がない。といいます。特に下の子メチャ悪かったんです。それで叱られていないってどゆこと?
きっと、なめきられた親だったのでしょうね。思い出したくもないです

投稿: おたま | 2016年6月29日 (水) 09時07分

職人の教え方は理屈やないです。
体に叩き込む。
だから始終叱る。
昔は職人だけでなく会社員もそうでしたな。
でも叱られて歪むような若者は居なかったようで。
叱る方の人柄もあるでしょうし、
叱れる方も素直だったのでしょうな。

学生の頃、洋画の教授の教え方が凄かったね。
デッサンの授業では、仕上がる頃になると、
ハタキを持った教授がやってきて、
描いたデッサンをハタキでパタパタ消してゆくんですわ。
木炭で描いてますから、すぐ消える。
消したら何も言わんで教授は去ってゆきます。
また描き直しやんけ!
で、何度も消されて何日もかかって・・・
最後に教授が「よし!これがデッサンや」
言われて初めて認めてもらうといった、
????の授業でしたな。

会社に入ると先輩から「やり直し」また「やり直し」・・・。
どこがやり直しなのかな~んも言わん。
徹夜でやり直したヤツを、無言で受け取るのが「よし!」ということでしたな。

上にはそんな人ばかりをった。

みんないい人で、情熱があって。
あとになって、どれだけ感謝したことやら・・・

職人、大好きです!

投稿: NANTEI | 2016年6月29日 (水) 11時44分

NANTEIさんへ
今は叱り慣れもしていないし、叱られ慣れもしていない。
叱れないのは自信がないから?
叱られて若者は、凹んでケツまくって辞めます。根性がないから?
一番は人間関係が希薄になっているからではないかなあと思います。
愛情を掛けて貰った兄ちゃん世代では叱る方も叱られる方も「筋金いり」だったのでしょうね。

・・昔の教え方じゃ若い子はついてこない。って知人が言ってましたが「叩き上げ」って言葉も死語になるのかしら。

個人的にはこの世で震えあがるほど怖い人がいるのは幸せな事だと思っています。

投稿: おたま | 2016年6月29日 (水) 19時57分

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