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2016年4月12日 (火)

亀鳴く



不思議な季語がある

魚氷に上る(ウヲヒニノボル)
獺魚を祭る(カワオソウヲヲマツル)
竜淵に潜む(リュウフチニヒソム)

これらは七十二候のひとつだから「あり」かなと思うが
「蛙の目借時」は俗説。
「亀鳴く」に至っては鳴き声を聞いた方にお目にかかりたいくらいだ。

そして、俳人は↑これらを好む。使いたがる。
便利に使いやすいからだ。
しかしその成功確率は低い。でも作ってみたい。ああジレンマ。

 

 「亀鳴くや三色ペンで描く心臓」

またまた昔の句でキョーシュクです。

いいですね。句会で出たら真っ先にいただいてしまいます。
そういうインパクトをもってます。
結構三色ペンで描いた心臓がきれいです。黒赤青、よりも黒赤緑にしたい。心臓なんて素人は中々描かないものですが、この人は描き慣れているとみました。サラサラとスピード感と味のある線で。「亀鳴く」はこう使え!みたいな句です

母がペースメーカーの埋め込み手術をする際、担当ドクターから図入りの説明を受けた。
だから描いたのはワタシではない。

落花盛んなちょうど今頃だった。

 

 「初蝶や術後の母とパン買ひに」

試歩を兼ねて家からパン屋まで行く我々の、前になり後ろになり蝶々がついてきた。
母は手術後、ウソのように元気になった。

ペースメーカーは10年後に交換します。と言われていたが5~6年使用し、心臓以外の病気で母は亡くなった。

 

「骨は拾うな」の遺言通り、
遺骨も無ければ位牌も戒名も遺影もない。

亡くなったのはいつだったっけ・・
母が亡くなった3週間後にぐっ坊が生まれたので、ああ。もう4年か・・と思う。

今日は幼稚園の入園式。
なぜか、ワタシも行くことになった。
母のネックレスをつけようと思っている。


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俳句・吟行」カテゴリの記事

コメント

私、亀の鳴き声聞きました。
知り合いが連れてきた亀(ヘルマン陸ガメ)に
うちの柴犬がものすごく執着して、ちょっと足先を甘噛みしたんです。
そしたら‘ギュキュ~~’って鳴きました。もちろん飼い主も初めて聞いたそうです。
悲鳴だったかもしれませんが、犬は亀たちが帰った後もずーっと姿を追い求めていました。
季節はまさに今頃、昨年の4月の初めのことです。

亀鳴くや衣装ケースに映る影 (こまち)

亀は衣装ケースに入れられてやってきました。
同じような形のものがうちにもあるので、
犬は1ヶ月くらい、うちの衣装ケースを点検していました。

投稿: ばんび | 2016年4月12日 (火) 09時19分

お正月は神社仏閣に初詣、クリスマスはツリーを飾って~~
でもって、お骨は霊園に入れましたが位牌も戒名も遺影もないです。
もち、私もそうして貰います!

投稿: 熱烈 | 2016年4月12日 (火) 21時30分

ばんびさんへ
亀さんはこまちさんに余程追い詰められたのでしょうね。
こちらではそういうのを「必死のパッチ」と申します
でもそれは「鳴いた」のではなく「鳴った」らしいですよ。
(空気を出したり嘴をこすったりの時に出る)
♪野道を行けば靴が鳴る・・です。
靴は鳴かない。
じゃあ。俳句で「亀鳴る」というのがあってもよさそうなものですが、それでは「詩」にならないのでしょうね。亀の気持ちがみえないから・・そして季節を問わないから・・
「憂い多き春に亀が鳴く」
それは少し切なくて少しとぼけている。
やはり「春」に鳴いて(鳴って)もらいませう。
こまちさんの御句。衣装ケースが

熱烈さんへ
遺る人が納得していればそれでいいのですよね。

投稿: おたま | 2016年4月13日 (水) 10時18分

とても勉強になります。季語とはどんなに数多くあるものでしょうか~。
「獺魚を祭る」は有名な日本酒の「獺祭」を思いました。蔵元の地元では獺がいるそうですが、正岡子規のことにも関連して新しい革新的な酒造りだそうで~。飲んだことがありますがとても美味しかったです。

投稿: のんのん | 2016年4月13日 (水) 19時59分

のんのんさんへ
何に季感を求めるかって面白いですね。
「獺を祭る」は春の季語ですが子規が亡くなったのは9月なので「獺祭忌」は秋の季語になっているのですよ。
自分を獺と名付けたセンスに脱帽です。

NHKの歴史番組に「獺祭」の社長さんが出演されていました。ご覧になりましたか?
伝統的な酒造の世界で本当に革新的なシステムを導入されたのですね。興味深いお話でしたよ。
「獺祭」頂き物で飲みました。

投稿: おたま | 2016年4月14日 (木) 08時14分

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