« 飲んで忘れるいろんなこと。 | トップページ | 赤い殺意 »

2015年9月14日 (月)

たまには恋の話など・・


baseballbaseball


秋だから「恋」の話でもいたしましょうか。

happy02

大人になってから・・実際は大人になる少し前からお酒を飲みました。
自分の飲める量が判るまでは結構、飲んだように思います。

そんな中で「忘れられないお酒」があります。

clover

季節は秋。
御堂筋を一本東に入った東通り商店街。お店の名前はもう忘れました。
飲み始めるには少し早い夕間暮れにその店を訪ねました。

仲の良かった同級生が大学を中退してそこで働いていました。
彼はもうじき、若いパパになる予定でした。

バーカウンターの中で開店準備をしていた彼にお酒を作ってもらい、そろそろお客さんが入りかけたころ、彼が「下に行こう」と誘ってくれました。

一階は勤め帰りのサラリーマンが気楽に一杯ひっかけて帰るという感じの立ち飲み形式の呑み処でした。

コップ酒をご馳走してくれました。

clover

この日、この少し後の時間に
私は一人の男性と待ち合わせをしていました。

同級生は、その待ち合わせ場所の付近まで送ってくれました。
何も訊かずに、何も言わずに・・

ワールドというダンスホールを少し太融寺に向かって入ったところに馴染みの小料理屋はありました。

梅新の横断歩道を同級生と腕を組みながらゆっくり渡りました。
「おまえ。エエ男掴めよ」
そう言って私の腕を強くゆすりました。

clover

Dreams Come Trueの「決戦は金曜日」という歌があります。
好きな男性に突撃する覚悟の時間が近づいてくるという内容です。

リリースは1992年ですので、もちろんこの歌が流行るもっともっともっと以前の事なのですが、今にして思えば、この戦闘態勢は当時の自分の気持ちに似ています。

ただし持っていたのは「別れ話」という爆弾ですが・・・
近づいてく 近づいてく 決戦の金曜日。

clover

同級生が差し出してくれた一杯のコップ酒。
彼の優しさに甘えながら決心は、ゆっくりと固まって行ったような気がします。

人生の分岐点で舵を大きく切り替えた・・
そんなお酒でした。


tulipサイドバーのバックナンバーをクリックすると全記事がご覧になれます。
baseball2009/9~2013/8 の記事はコチラです⇒http://nurebumi.cocolog-nifty.


|

« 飲んで忘れるいろんなこと。 | トップページ | 赤い殺意 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

「人生の分岐点で舵を大きく切り替えた」 とても重い言葉です。私の時も180度切り替えた日、寮に帰り飲めない酒を無理して流し込んだ。四十歳くらい頃、風の便りでその人は既に空の彼方に住む、と。

投稿: 坂口あんちゃん | 2015年9月16日 (水) 00時52分

baseball坂口あんちゃんへ
自分の人生に「たられば」は無いと思っています。ニュースで懐かしい付近の映像をみてちょっと思い出したのさ。ふっ。

投稿: おたま | 2015年9月16日 (水) 09時16分

なんか、映画の中のひとシーンを見ているような
お話ですね。

投稿: | 2015年9月19日 (土) 23時29分

baseballおなまえ無いさんへ
記憶は自分にとって都合よく、きれいに塗り替えてしまっているのかもしれません。うぷ。
もっと、修羅場だったかもhappy02
でも、やさしい同級生の気持ちだけは、いまでも暖かく残っています。
いい奴でした。

投稿: おたま | 2015年9月20日 (日) 08時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 飲んで忘れるいろんなこと。 | トップページ | 赤い殺意 »