« ・はげまし・御礼もうしあげます。 | トップページ | びんぼう・ひまなしとびだす。 »

2015年6月11日 (木)

梅雨入(ついり)と卯の花



本日は四月(うづき)廿五日。入梅です

ここでいう「入梅」はお天気お兄さんの気象情報ではなく
太陽が黄経80度に達した日 ということです。

入梅(にゅうばい)「ついり」・・梅雨入り・・です。
きれいな言葉やね。

卯月(うづき)は別名「卯の花月」ともいいます。
その名の通り、この頃の里や山は卯の花が咲き乱れます。
卯の花を筆頭にこの時期は「白く枝垂れる」花でそれは見事です。
ウツギ・空木ともいうのですが、これは「卯月」からきているのでしょうかしらね。

   「青梅雨や軋みて開くワイン蔵」 おたま

Dsc04924
梅雨の初めを「走り梅雨」といいます。
上の句も、初め「走り梅雨」としていたのですが「青梅雨」(あおつゆ)に変えました。
位置・光・・が出たのではないかと思っています(自画自賛)

Dsc04919


お屋敷(左)の裏手に
ワイン蔵がありました。

Dsc04925


もう、使われなくなった蔵の扉が破れていました。
鳥さんが出入りしていました。

そうそう。

「卯の花腐し」(うのはなくたし)という季語があります。
「卯の花降し」とも書きます。

このころに降る雨のことをこう呼びます。
梅雨の長雨のことをいうのですが、言葉の印象からなんとなく、物憂く、うっとおしい感じを持ちがちです。

実はこの季語の本意は
「ぽつんぽつんと降る雨に散ることを喜んでいる花。花と雨。両方を愛でる心」であることを教わりました。

  「卯の花やさびれし村に寺七つ」 おたま

卯の花腐しの意味を知ると、この句もなんだか明るくキラキラした情景に見えてきます。(自画自賛)

さびれは「寂れ」と書きますが。ひらがなで良かったよ。
セ~~フ!って感じです。


サイドバーのバックナンバーをクリックすると全記事がご覧になれます。
2009/9~2013/8 の記事はコチラです⇒http://nurebumi.cocolog-nifty.


|

« ・はげまし・御礼もうしあげます。 | トップページ | びんぼう・ひまなしとびだす。 »

俳句・吟行」カテゴリの記事

コメント

ふむふむ
本当に勉強になります。

おたまさんの句は情景が浮かんでくるからお世辞じゃなく好きだわ。

文学にもっと遠いイメージの友人が長く俳句クラブ入っているのが不思議でどんな句を書いているか聞いたら
「玉ねぎ畑のまっすぐが好き」という句を上げられ、しばし絶句したら彼女のクラブは山頭火風の句を読む会でした。

投稿: maruko | 2015年6月11日 (木) 11時12分

marukoさん
玉ねぎ。夏の季語ですね^^
結構、難しいんですよ。年中ありますのでね。玉ねぎを干してある倉庫をわざわざ淡路島まで見に行く方があるくらいです。
お友達の御句。素敵だとおもいます。
うちらは「モノ」を詠め「気持ち」を物に託せ。と教わるので「好き」とか「美しい」とか「悲しい」とかの直接的な形容詞は出来るだけ使いません。感情は読み手におまかせ^^
でも、使って間違いではないんです。
少し「高度」になってしまうような気がします。
俳句にルールはなくって、とても自由です。
読み手に預けられる(想像してもらう)というのが無責任な自分には合っているかも。
「自分は言わない」内気なアチクシにぴったりなのです。ウプ。

投稿: おたま | 2015年6月12日 (金) 08時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ・はげまし・御礼もうしあげます。 | トップページ | びんぼう・ひまなしとびだす。 »