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2014年12月 8日 (月)

高倉健さんと夫・ひっちゃん


baseballbaseball


本日12月8日は開戦の日でありジョンレノンの忌日です。

で、本日は夫・ひっちゃんの誕生日でもあるわけです。

clover

ですので、今日は夫の話をしてみませう。

夫は高倉健さんのファンでした。
というより、その存在は「神」。

彼の十代後半から二十代前半までが「高倉健・任侠映画全盛期」とかさなります。
あの頃「健さん命」の男子が日本全国にどれくらいいたのでしょう。

梅新(梅田新道)の御堂筋西沿いにあった梅田東映。
週末のオールナイトに通い詰めます。
あ。鴫野東映も常連でした。
(レンタルビデオなんてない時代です)
暫くすると、それが場末の映画館に掛る。それをまた見に行く。
三回目に入ろうとすると「兄ちゃんもうええわ・・」と顔パスで入れて貰ったそうです。

母親に「なんで家のお風呂にはいらないの!」とどやされながら銭湯にこれまた、かよいつめました。風呂屋のご主人と仲良くなって、映画のポスターをもらうためです。

自慢げにおたまも見せてくれました。
ばっかじゃないの・・・おもったけど言わなかった・・

clover

健さんは後年いろいろな名作に出演されましたが夫にとっては
それらは青春の思い出とは又、べつのものであり

役者高倉健としての鮮烈な魅力を放った「任侠映画」こそが全てだったと思います。
映画を離れた人間としての魅力。ストイックさとか黙って耐えるイメージとか・・エピソードが色々語られますが
それは関係なかったでしょう。

任侠映画の中の健さんが

ただただ・・・ただただ・・・カッコイイ

それしかなかったと思います。
ギリギリの世界で生きる。男のエロス。
「高倉健」は「花田秀次郎」そのものだったんだと思います。

clover

以前ブログに書いたけど、夫は好んで「震災刈り」をしていました。
もう、震災刈りのできる散髪屋がだんだん少なくなって嘆いていましたが、最後はお気に入りの職人さんをみつけていました。
若い頃は「え?震災刈り?兄ちゃん若いのに粋やなあ・・」といわれるのが嬉しかったようです(あほやがな)

そう。風間重吉(池辺良)のマネなんです。
おたまは、知っています。本当は健さんと同じにしたいのを・・
でも恐れ多いから風間重吉なんです。

よく、「文太(菅原)って男前やなあ・・」といいました。
でもけっしって「健さんって男前やなあ」とは言いませんでした。

菅原文太さんも好きでした
でも「チャカ」ではだめなんです。
彼の美学は「ドス」の世界。(あほやがな)

clover

高倉健さんには心からお礼を言いたいです。
ひっちゃんより、長生きしてくれて、
ひっちゃんが悲しい目に遭わなくてよかった。
心からそう思います。

clover
(2012.2月のブログに「男の花道」という題でおたま、こんなことを書いています。

・・・・・・・・・・・オッちゃんたちが目を真っ赤にして腕組みして画面を見つめていた
誰かが「花道やなあ」と言った。
あの時、おたまは誰と一緒だったのだろう・・どうしても思い出せない。

(阪神・村山実の引退試合の事です)

ミスタージャイアンツは家のテレビで観た。
最後までスターでした。
ひっちゃんがよく言ってたわ
「長嶋が死んだら、自分の子ども時代は終わるな・・」って
本人が先に死んじゃったけどね。

でも、おたまは知ってる、彼が決して口にしなかったこと
「健さんが死んだら自分の青春時代は終わるな・・」

口にすることはおろか、高倉健が死ぬなんて考えたくもなかったってことを。
ひっちゃんをがっかりさせることなく長生きして下さって有難いことです。
・・・・・・・(略)・・

clover

そして「あなたへ」って映画も見ずに済んでよかった。
きっと悲しんだと思います。
健さんの老いや衰えは絶対に見たくなかっただろうから・・
(それを諾うファンの方には申し訳ないけど・・)

ただ、一か所、
刑務官の制服の健さんが刑務所の長い廊下で振り向くシーンがあります。
ハッとするカッコよさでした。

午後の遺言状での、音羽信子さんが白い夏の着物姿で海辺を歩くシーンを思い出しました。
現実で余命宣告された音羽さんに対する監督の愛情だと思いました。ハッとする美しさでした。

健さんの刑務官姿もファンに対する最後のお別れのような気がしました。

clover

今夜、FMCOCOROで高倉健の貴重な一人語りの音源が放送されるそうです。
テーマは「旅」

誕生日プレゼントに夫に聞かせてやろうと思っています。

このブログのタイトルも名前・・並べておいてあげましたscissors


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(今日のブログ内容は「ケセラ」ちゃんのリクエストにお応えしました)

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コメント

いろいろなところで、泣ける。

健さんのこと、ひっちゃんのこと。

よけいな言葉、言いたくない。
泣かせてくれて、ありがと。
おたまさん。

投稿: 徒然キング | 2014年12月 8日 (月) 20時47分

おっとは石原裕次郎さんでした。
み~んな居なくなっちゃった。。。

様々なこと思い出す師走かな
どっかで聞いたような?(^^ゞ

投稿: 熱烈 | 2014年12月 9日 (火) 07時53分

baseball徒然キングさん
和~い。泣かしたったscissors
も~・・爺さんすぐ泣く(一般論です)

昨夜のラジオ番組メチャ良かったです。
プライベートを見せない健さんのプライベートが覗けました。
女性に関して物凄いロマンティストであるということも・・・
又、書こうかなっ!

baseball熱烈さん
銀幕と言う言葉もスターという言葉も死語ですね。
夢や幸せを与えてくれる人が少なくなったということでしょうか・・
裕次郎さん^^
大体、世代がわかります(ぷぷぷ)
おたま。おませな子でしたから太る前の裕次郎さんよく覚えています。

投稿: おたま | 2014年12月 9日 (火) 09時39分

婆さんもすぐ泣くのですよ。

いい話。

ひっちゃんはお目が高いですね。

健さんのファンではなかったのに、追悼番組をみて「男のエロス」にやられてしまいました。

カッコよさの度がすぎる。

投稿: maruko | 2014年12月 9日 (火) 11時41分

baseballmarukoさん
婆さん・・泣いたらあきませんよ。

女は強くないといけません。
男のために。
男は優しくないといけません。
女のために
(by おたま)
↑いま思いついたんやけど、名言やなあ~
どっかで使おうっ!

健さんって詩人だった・・って今おもっているところです^^

投稿: おたま | 2014年12月10日 (水) 10時54分

☆おたまおばちゃん、リクエストに応えてくれてありがとう(泣)
やっぱり想像してた通りひっちゃん叔父ちゃんは健さんの事、神さまみたいに好きやったんやね!
しかも任侠もんの。
ケセラは任侠もんの健さんはまだ見た事ないけど借りてこうかと思います。
・・・長~い中略・・・・
ひっちゃんおじちゃんは、今頃健さんにサインもらったはるかもしれんね!


投稿: ケセラ | 2014年12月11日 (木) 18時00分

baseballケセラちゃん
そ~なんですhappy01

一日一生
仏さんに貰った命を生き切った。
あの人はお侍やとおもいます。

こういふうにエライお坊さんに言ってもらえた「男」健さんでした。

おたまも夫の事をそう思ってあげようと思っています。
健さんといっしょにしたらアカンか!でへ。

投稿: おたま | 2014年12月12日 (金) 08時59分

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