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2014年11月12日 (水)

柿日和(かきひより)



結局、四国行は中止になりました。
理由はS子さんの体調。

春になったら行こうね

・・・・・・・・・・・・

ということで、

今月の吟行は ぬあんと
メンバーの一人であるYさんの「家庭菜園」です。
もちろん、ご町内。

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勝手知ったる「人様の畑」
土地を貸してくれている農家のNさんも古くからの知り合いです。
Nさんのお孫さんが3人遊びに来ていました。
あれ?学校、きょうはお休みなのかな?

   「秋光や固く固くと泥団子」 おたま

子どもがこんな遊びをしているのって、嬉しい・・
この子たちのママがこれくらいの年齢のころからの知り合いですからね。おたまもこの町にすっかり住みついてしまったものです。

  「柿持って帰れとあるじ竿出し来」 おたま

この句は12年前に作ったものです。
「主(あるじ)」はNさんのお姑さん。この子たちのひいおばあちゃんに当たります。
長い竿を上手く使って柿をとってくれるのです。
竿をひょいとひねると面白いように枝が捥げました。

腰の曲がったやさしいおばあちゃんは天国に。
柿の木のあったところはガレージになってしまいました。

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四国の知人の柿農家によると、今年の柿の出来具合は「それほどでもない」そうですが、
我が町周辺や近隣の山々は「柿」がたわわになっていて
「今年は生り年」だあ。と言っています。

  「村の朝戸ごと豊かに柿実り」 おたま

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大根・赤かぶ・白かぶ・白菜・キャベツ・人参・ねぎ・小芋・水菜・壬生菜・レタス・・・え~っとそれから・・・

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たくさん収穫させてもらって、そのあと少し散歩しました。
蛇苺を採って食べたり、木通(アケビ)の実をみつけたり、イヌタデやミゾソバの可愛い花を写真に撮ったりしました。

四国に行かなくても、いい吟行になりました。

   「力石持ち上ぐるまね柿の秋」 おたま

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俳句・吟行」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。家庭菜園へ吟行だなんてとても斬新(?)な発想でいらっしゃいますね。楽しそうですね。”竿出し来”の ”来”は”き”ですよね。句の最後の漢字って気になるのですが、”出しながらやって来た”という意味ですか?単なる過去の”出した”という意味でしょうか?それ以外の思いがあるのでしょうか。
泥団子って作ったことがないんです。泥からどうやってあんな固い物を作れるのでしょうね。

投稿: アンヘラ | 2014年11月13日 (木) 07時29分

家庭菜園に吟行
身近な題材で正直に物が書けたらと思います
カッコつけない文章を目指すのですが、
後で読み返すと鼻につくのです
仕事には人柄が出るものだなと思う、毎日です

投稿: るべる | 2014年11月13日 (木) 23時29分

アンヘラさん
コメントのお返事が遅くなり申し訳ありません。
ご質問ですが、わたくしは俳句は基本的に文語体で作っています。
なのでこの場合は
(来)の体言止め(く)ということです。

口語の(来る)と同じ使い方です。

もし(き)と読むのであれば下に(き)テ、(き)タリに続かなければ文法的におかしいですよね。

文語の使い方は難しいと思われがちですが、声に出して読んでみて「あれ?」と違和感を感じたらほとんどの場合間違った使い方をしているのに気が付きます。
取り立てて文法を学ばなくても日本語を使ってきた人間の直感は信じてもよさそうですよ^^
句の意味ですが「竿を取り出してきた。」くらいに読んでいただければ嬉しいです。

るべるさん
昔は語彙の豊富さを「知性」だと思っていましたが、今は少し考えが違います。

独りよがりなら理詰めの文でも隙の無い文でも書ける気がします(お~っと。大きく出たよ!)
今思うのは、「どれだけ伝えられるか」です。伝えるのに難しい言葉はいらないんです。どこかから借りてきたカッコイイ言い回しや、持って回った難解語は要りません。

「それはどういう意味だ」ときかれ
「自分の言葉で話せ」といわれ
「もっと簡単に言い換えろ」としごかれました。

今、俳句をやっていて少し役に立っていることがあります。
5・7・5ととりあえず出来たら
もっと、易しく言えないか、シンプルに表現できないか、単純な言い方はないかと考えます。
俳句はそぎ落とす作業なのです。

るべるさんは「人柄がでちゃう」お仕事のようですね。
その部分は「でちゃう」ものなのである意味どうにもならないけど
文章に誠実であればそれは、自分に誠実であるということでもあると思います。

借り物ではない自分の言葉を使うこと。
心を自由に・・お仕事ガンバ!


投稿: おたま | 2014年11月21日 (金) 15時42分

四日市大学にて体育史学の立場から力石を研究する者です。「力石持ち上ぐるまね柿の秋」(おたま)の拙著への掲載許可、吟詠地句の意味を御教示下さい。URLには力石について記載しています。

投稿: 高島 | 2014年12月 3日 (水) 11時28分

高島さま
拙句で良ければお使いくださいませ。

確かな場所を失念しました。
兵庫県丹波地方の郷土資料館のようなところだったと思います。

昔、村の若者が力自慢を競い合ったであろう力石を持ち上がるはずもないのに試してみた・・という他愛ない遊びの一コマです。
秋晴れのいいお天気でした。
本数の少ないバスを待つ間のことでした。

最近訪ねた神戸・弓弦羽神社で力石には占い(依代)の意味があったと知りました。
HP興味深く読ませていただきました。

投稿: おたま | 2014年12月 3日 (水) 17時36分

返事ありがとうございました。現在「力石を詠む(八)」に掲載の作品を募集しております。御仲間とともに力石に関する作品を送付いただけるようお願いいたします。

投稿: 高島 | 2014年12月 8日 (月) 10時38分

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