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2014年7月

2014年7月30日 (水)

松竹七月歌舞伎・沼津



(ご連絡)
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お返事をしない場合があります。ごめんちゃい

出来るだけお返事します。

だば

ごくごく一部の皆様。
お待たせいたしました。

七月松竹座・夜の部の記録を書いておきます。まずは。

伊賀越道中双六「沼津」

お話は・・旅人行きかう街道で偶然に出会った二人の男。
これが実の父子のめぐり合い&別れになろうとは・・・・

ぎょえ!あれが・・お父ちゃんやったんかいさ。
ほなら、あのベッピンは我が妹・・しかもその彼氏が企てているかたき討ちの相手というのが・・
ぬあんと!ボクが商売上、タニマチとして援助している男やおまへんか・・

 

あかん。これはあかん・・ここはひとつ親子兄妹の名乗りを上げず
静かに とんずら そっと立ち去ろう・・薬(彼氏。負傷中)と金子を置いて・・・
我ながらさすがの。大人の判断・・
お父ちゃん・妹・・・さらばでござる・・・

ところが、お父ちゃん追いかけてきますねん。これが。

可愛い娘のためだもの、どうぞ敵の行方を教えておくれ。
息子よあんたの立場はようわかる。そらぁ・・言いにくいわなぁ・・

ほんなら・・これなら・・どうや!
死にゆく者には何を言ってもそんなのカンケーネーはずや!

腹を掻き切るお父ちゃんの真情についにボクはあいつの行方を大きな声で叫ぶのでありました。

物陰に潜む妹に聞こえるように・・・

 「北海道~でっかいどう~~(ウソ)」
 「きゅうしゅう~~さがら~~~」と。

う~~ん。藤十郎。老いたり!の感は否めません。
役者喉から老いゆくか・・・・

気になるセリフの間のジュルジュルこそ、なかったものの、セリフが籠って聞き取りにくい。

4・5年前、我当の平作で藤十郎十兵衛を観たのですが、あの時よりもっと声が出ていないと思いました。(あの時の我当はしみじみと情があって良かったなあ)

藤十郎の代名詞である「和事」の演技にも冴えが感じられませんでした。
この芝居そのものが「和事」というより、「実事」に和事味が加味されたものだと思うのですが、お米(扇雀)を見初める場など、もっと和事の男の上品なコミカルさを出してもらいたかったです。

男はかいらしのがよろしいんです。

平作(翫雀)。先の我当の印象が強いだけに、物足りない。
自分の命に替えて娘のために敵の行先を教えて欲しいと乞う。
切ない場面なのに、緊迫感がない。
「この人まだまだ、死なへんな・・」って感じるのは翫雀さんが健康的すぎるんやわ・・きっと。

義理と情のはざまに立つ十兵衛の逡巡・・

え~~。どないするのよ・・。と観客は20秒ほど息を止めて見守る

ハズ  やねんけんどね。

・・・・・・・

このお芝居のキモは父子としての「情」
結局人はそれを選択するという
人情味にあると思うのですが

迫真の演技なしに、ストーリーを追うだけになってしまった。という感想です。

夜の部、もう一回UP予定です。


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2014年7月26日 (土)

百物語



先日友人の演奏会がありまして・・・
ほら、またトシちゃんのその他大勢 合唱団です。
今回はヘンデルの「メサイア」
生意気にも「ケンゲー」(兵庫県立芸術文化センター)の大ホールです。
すごく、いい席でした。(居眠りでけへん

開場までのしばらくをポスターなんぞをみていたら、なんと!

    白石加代子の「百物語」が・・・

以前から・・20年前から
観たいと思っていて、なかなか観る機会のなかったお芝居です。
一度は北浜三越劇場のチケットまで取っていたのに急用で諦めたこともありました。

上演は1か月後。

たぶん・・無理だろうと思いつつ、チケット売り場のオネイサンに聞いてみました。
2日間のうち、一日は完売でしたが、もう一日になんと
補助席が一つ空いていましたの。きゃっほ!

最前列です

トシちゃん。ありがとう。
貴女が席を埋めなきゃってチケット呉れて、
バリトンがちょいといい男だというから・・・
しぶしぶやって来て

        本当に良かったわ

おたまの、友情の厚さに神様がご褒美をくれたのだと思います。
友情\(^o^)/ バンザ~~イ

白石加代子のこの名作シリーズもいよいよ第九十九話のファイナル公演だそうです。
最終夜は 第九十八話 「橋づくし」(三島由紀夫)
       第九十九話 「天守物語」(泉鏡花)

女優の圧倒的な実力にグイグイと引き込まれていくのが心地よかったです。
良かったわ。見ることができて・・・

10月からこの最終話を持って全国をまわり、そののちに今までの中から人気のあった物をチョイスして公演されるそうです。
もし、機会がございましたら是非ともお出かけください
お勧めします。

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「怖ろしき事、怪しき事を集めて百話すれば、必ず怖ろしき事、怪しき事ありと云へり」

話が一つ終わるたびに蝋燭を一本消していくのです。
そして、100本目の蝋燭を消し終えたとき・・・

必ずや・・・・・

ですから、お話は九十九話で終わりにしなければいけません。

「百物語」というのは俳句の季語(晩夏)になっています。
おたまもこのたび、初めて知りました。

一句作らなきゃ。女がすたる。

    「百物語天守へ昇るふくらはぎ」 おたま

8/2.8/9 NHKラジオ深夜便で「百物語」の朗読が聴けるみたいですよ。


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2014年7月25日 (金)

最後に聞く曲



(音量にご注意下さいませ)

 

NHK・Eテレに「ミュージックポートレイト」という番組がある。

一週間前たまたま、見た。

この番組はさまざまなジャンルで活躍している二人をゲストに招き、人生のターニングポイントになったり支えになったりした曲を選曲しながら対談形式で進めていく。
一人、10曲ずつ。二週にわたって放送される。

10曲目は「人生の最後に聞きたい曲」を選ぶ。

この日のゲストは大竹まことと高田純次。

そして高田純次が最後に選んだのが
     「冬の星座」

実際の放送では児童合唱で流れたが
youtybeで探せなかったので上を貼りつけてみた。

堀内敬三の詞が美しい。

この曲を聞きながら死んでいくのもいいもんだ。

葬式で流してもらう曲は頼んである。
でも、葬式じゃ自分は聞けないか・・・・

「亡き王女のためのパヴァーヌ」

美しい曲だなあ・・
葬儀会場でずっと流れていた。
享年23歳。 友人の娘さんだった。

Mちゃんの葬式では「銭形平次」がながれていたっけ。
Mちゃん、舟木一夫のファンだった。
可笑しくて悲しかったな。
「今日も決め手のゼニが飛ぶ~~」

そうね。大事なことは葬式に流す曲ではなく
最後に聞く曲だわ。

泣ける曲がいいな。
なんか・・・・盛り上がるし・・

わたくし生まれながらにして、血も涙もない女だけど唯一「泣ける」曲があります。
琴線に触れるのはサッチモのダミ声かトランペットのむせび泣きか幼い日の記憶か・・わからないけど。

 

 

kiss of fire

この曲と、「ラビアンローズ」「セントルイスブルース」がいつもいつも流れていた。
進駐軍払い下げのコーヒーの香りとともに・・

そう。最後に聞く曲はサッチモセレナーデにしましょう。
彼の暖かい声に包まれて・・・

 

           死んじゃおう

 


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2014年7月24日 (木)

不審物



郵便物の中に変なものが混じっていた。

差出人の名前は無い。
書状以外のものが入っているらしい。ぼこぼこしている。

慎重な人間ならすぐに開封しないであろう。

草加次郎からの爆弾かもしれないし
中村獅童ファンクラブから送りつけられたカミソリかもしれない。
(ブログに散々、悪口書いてるので身に覚えはある)

あいにく、自分。軽率な人間だ。
しかも、成分の7割は好奇心でできている。

 

すぐに、開封してやったよ

 

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なんじゃ~~~こらぁあああ

 

  白い粉     だ。

 

罠(わな)・・・これは罠・・そうに違いない・・・
誰かが私をおとしいれようとしている・・・
今に●●Gメンがやってくるのだろう。

いいとも、尿でも毛髪でも提出してやるよ。
あたしゃ。完璧なシロだ。潔白だ。

マトリ。何恐れるものぞ!

セロテープで止めてある紙の裏になにか書いてある。

「聞いたことない名前だけど、病院で売ってるから心配ない。飲んでみて」

心配ない。飲んでみて
といわれても・・・・

 

まだ、なにか書いてある。
「天王寺七坂。9月は暑いから10月にしようよ。」
「Y君の言ってた菖蒲園行ってきた。あの子ほんまにエエ子や」

差出人判明 

 

べべちゃん(中学同級生。実家のある地元の友人)である。

相変わらず、意味不明な女だよ。

電話をする。
「ビフィズス・・・なんたらってなあに?」

「おたまちゃん。お腹壊したって言ってたやろ。飲んでみて・・」

確かに海外旅行でお腹壊して大変だったという話はしたけど
そんなもの、とっくに治っているし、
それに、これって・・ずっと飲むんじゃないの?

「私も飲んでるんやけど、効いてるかどうかわからないねん。
         だから・・飲んでみて・・・」

いやいや・・ずっと飲んでいてわからないものが

たった三袋でわかるわけ無いやん

何だか

今日も暑い。


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2014年7月23日 (水)

七月歌舞伎・寺子屋



片岡仁左衛門をいくら褒めても、それは当然のような気がするので
本日はビギナーのための歌舞伎案内にいたしませう。

当初。歌舞伎カテゴリーはそういうつもりだったのに
最近は腹を立ててばかりでごめんあそばせ。

菅原伝授手習鑑・「寺子屋」

 

「菅原道真」。スガハラミチザネ
受験生諸君のlast hope「お勉強の神様」天神様のことです。

 

「菅原伝授手習鏡」(すがわらでんじゅてならいかがみは歌舞伎の出し物でも三本の指に数えられるチョー有名なもので、道真公にまつわる長い長い物語です。
今でもそうだけど、昔はもっと珍しかったであろう三つ子の兄弟が中心人物となりお話が展開してまいります。

 

そのなかの四段目が、先日おたまが観てきた「寺子屋」でございます。

 

φ(..)メモメモ。しなくていいですよ。テストにはでません。

 

・・・・・・・・

 

「せまじきものは宮仕えだなぁああああ」

 

これは寺子屋の師匠源蔵のセリフですが
このお芝居の核心をドキュンんと突いておりますので

 

ここは、覚えておいてちょんまげ。

 

 

 

 

あ。さて、

 

荒事・和事・所作事・時代物・世話物・・
と歌舞伎のジャンルは分れているわけですが。

 

寺子屋は歌舞伎の中で時代物というグループに属します。
時代物とは大体が「武士社会のハナシ」です。
有名なところでは「仮名手本忠臣蔵」などですね。

 

時代物のお約束はこれはもう・・
上記
「せまじきものは・・」の世界です。
忠義や礼節のために義理と人情の板挟み・・・

 

そらあ・・辛いはなしやで。
腹を切るなんて・・。日常ちゃめし事(youkoさん。いただき!)

 

でもそれはいいんです。自分の腹やから。

 

気の毒なのは妻や子ども。
お父ちゃんの仕事が 武士であるがゆえに、
   しょっちゅう、殺されますねん

 

たまったもんやありません。

 

奥様!考えてもみてください。あーたはご主人様のために
      ニッコリ笑って死ねますか?

 

ましてや、我が子の首を身替りに差し出すことができますか?
「寺子屋」はそんなお話です。

 

(あらすじ)

 

武部源蔵(橋之助)は寺子屋の師匠。
書道の神様、菅原道真、直伝というのだから、今でいうカリスマ塾講師だわね。
山城国・今の京都府木津川市あたりかしら、ここで妻・戸波(菊之助)と二人暮らしをしています。

 

お話の舞台は、彼の自宅兼お教室でございます。

 

道真さん。時の権力者に嵌められ左遷の身の上なのですが、魔の手はその幼い息子にまで及ぼうとしています。
源蔵にかくまわれていた、若君の殺害命令が下るのです。

 

おろおろ、おろおろ・・どないしよう。
実子のいない源蔵夫婦はやむなく教え子の一人の首をはねるのでありました。
はい。身替りです。
たまたま、年恰好が同じでやけに気品のある男の子が入塾したばかりだったのです。

 

グッドタイミング過ぎるやないの・・・・・
授業料も未納やし・・・それはないか!

 

ほんまに殺ったんやろな!間違いないな!と検分&見届け役に差し向けられたのが・・
いよっ!待ってました!松王丸(片岡仁左衛門)でございます。

 

雪持松(ゆきもちのまつ)の松王お決まりのお衣裳。
何処から見ても松王丸。
この重厚な衣装で「立派で堂々として風格」のあるきちんとした「忠義の武士」を表現しています。
もちろんヘヤースタイルも生締(なまじめ)と呼ばれるピシッとしたかつら。
丹頂ポマード一本使ったくらいに乱れはございません。

 

首実検の松王丸。いともあっさり、「コレ。若君だね」と判定するのですが・・・

 

実はこの首・・・あはれ!・松王が差し向けた実のむすこ。

 

「持つべきは我が子よのぉおおお」

 

なんでやねん!トンデモナイ話やおまへんか・・
ヤラセの主犯はお父ちゃんなのね・・・・

 

 

ここで、菅原伝授の全段(松王丸の裏事情)を知っていたら面白みが格段上がります。
松王はしきりに三つ子の弟・桜丸の不憫さを嘆きますがこれもしかり。

 

話が長くなるのでこの辺で。

 

 

(感想)

 

今回は「寺入り」が省かれていた。というよりやらない方が多い。
一幕やもん。やって頂戴。とおたまは言いたいよ。

 

子ども達の差別化を図るためにも、この部分大事です。
匂うような高貴さの漂う菅秀才
その利発と対極にある涎(よだれ)くりの与太郎(国生)は山家育ちの代表だ。

 

国生の与太郎は中途半端。微妙に賢そう。年かさである分、もっと阿保げにやってもらいたかった。
其処へ今日やって来た松王一子の小太郎
このあたりの子には見えない品格も、しっかりとこの寺入りの場面で見せて欲しい。

 

ああ。この子が殺害されるんやなと、客に意識させることで悲劇性が増すのではないか。

 

源蔵との対面が観客も初見というのはちょっとね。

 

 

首の真偽を確かめる最大の山場は敢て書きません。
お帰りなさい。仁左衛門さま。ただそれだけです。
紫の病鉢巻がお似合いだったですよ。ぐすん。

 

戸波(菊之助)。黒襟つきの石持姿。落ち着いた世話女房が夫を下支えしている雰囲気でとても良かったです。声はスッキリ。姿は驚くほどお祖父さんである七代目梅幸に似ていました。特に鼻から下の顔。さすが血やなあ・・。

 

松王丸妻・千代(時蔵)。お身替りお役に立てて下さったか」武士の女房の覚悟と健気さが切ない。気品があってぴったりでした。

 

御台・園生の前(秀太郎)。ピリッと締まりました。

 

 


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2014年7月22日 (火)

食の思い出



「食の思い出」が新聞の文化くらし欄で取り上げられていました。
読者の投稿をもとに何回か続くようです。

人生を変えた食の体験・・というほどではないけど
食べ物にはいくつかの思い出があります。

Y君に嘘をついて隠れて食べた、遠足のちらし寿司。
8歳上の叔父がかき氷の端にちょこっとかけてくれたペプシコーラ。
・・・・・

ブログにもそのような事書いたように思います。

少女雑誌に夢中だった子ども時代のことです。
なぜかよく覚えているお話があります。
小説と写真の複合形式のようなもので子ども心にも「泣かされる」ものでした。

浅野寿々子ちゃん(写真の女の子)は病気がちのお母さんと二人暮らしです。
お母さんは造花の内職をしていて部屋中が造花で溢れていました。

お金持ちのお友達がいます。
(小橋玲子ちゃんだったような記憶)

玲子ちゃんのお母様は寿々子ちゃんがあまり気に入らない様子で、
他のお友達にはカステラやクッキーのおやつをだしているのに
寿々子ちゃんが遊びに行くと、おせんべいか何かでお茶を濁される・・

寿々子ちゃんが他のお友達の時のおやつの内容を知っているのは不思議だけど、そこはまあ・・お話だから。

ある日どういうわけだか、おやつにアイスクリームを出していただく。
銀の容器に載っているアイスクリームにはウェハースが添えられていた。

寿々子ちゃんはこれを何とかお母さんに食べさせてあげたいと思う。

「これ、いただいて帰っていいかしら・・・」

寿々子ちゃんは炎天下をひた走りに走る。走りに走って家に着くと・・・

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ね。可哀想でしょ。
泣きましたよ。もちろん。

 

もう、胸が痛くて、痛くてねえ・・・

昔の子って健気やね。
泣くあたいもピュアだったよ・・・

ああ・・遠いはなしや・・・

 


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2014年7月19日 (土)

バスを降りたら



一週間延期していた呑み会が決行されました

ほいでもって、

 酒の勢いで9月に東京にいくことになりました。
何しに?
遊びに・・・です。

理由は、トシちゃんが弱っている(自己申告)ので今のうちに遊びに行きたいとのことです。

先日も「もの忘れ外来」でいろいろ診察やらテストやら受けてきたらしい。
結果は「問題なし」
そんなはずはない、これだけ物忘れをするのに・・。
と食い下がったら

   「性格でしょう」といわれたそうです。

おたま&アコさんも専門家の見解に賛成です。

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二時間ほど飲んでおしゃべりして
駅前から出ているバスに乗って帰りますの。

バスはノンステップのお年寄に優しいタイプになっていて、電車と同じ方向にシートがあります。
真ん中の乗車口の正面に我々は陣取っておりました。

で、三人ならんで出発を待っていたら
一人のおじさんが乗って来ました。
やけにニコニコしている。

ニコニコしている。ニコニコ。ニコニコ。
だ・誰やねん!こわいよ。

おじさん。
真ん中に座っていたアコさんにグーッと顔近づけた。

「いやぁ。お父さん・・」 (アコさん強度の近視)

お父さんはおたまを見て言いました。
「すびばせんね~いつも遊んでいただいて・・」

あこさん’S 夫様にお目にかかるのは3年ぶりくらいだけど
いやあ、人間って。男の人ってこんなに変化するものか。
現役時代の「キレ者」の面影は全くなく。

     とろけそうなえびす顔。

駅について我々のアジトを覗いたが入れ違いだったそうです。

ちっ!一献傾けそこなったよ。

バスに乗り慣れないし、景色は暗いし、酔っぱらってる・・・
そんなわたくし達・・

最初にバスを降りるトシちゃんに「ここやで」「着いたで」と言ったのはあの夫婦です。
「え?着いた?降ります。降りま~す」
バス発車   

一つ手前で降ろされたトシちゃん。
真っ暗な公園前で途方に暮れる様子が目に浮かびます。
その後の消息は知りません。

次に降りるおたまに「ここやで」「ここやなあ・・」と言われましたが自分を信じました。
ほら、やっぱり次の次じゃん。

車中のお二人に手を振ってお別れ
ちゃんと自分の停留所で降りたかなあ・・


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2014年7月18日 (金)

七月歌舞伎・天保遊侠録



松竹座七月大歌舞伎を観てきました。

まずは昼の部

真山青果の新作歌舞伎「天保遊侠録」(てんぽうゆうきょうろく)
常磐津舞踊「女夫きつね」(めおときつね)
ご存じ「寺子屋」(てらこや)

バランスの良いセレクトだと思います。
仁左衛門完全復帰の「寺子屋」
はい。泣かせていただきましょう

「天保遊侠録」

青果劇はセリフの芝居といわれるように、
新作歌舞伎独特のセリフに命を吹き込める役者でなければ大きく外れてしまいます。

おたまが、新作ものを好きでない理由はそんなところにあります。
力のない役者さんでは全く面白くないのです。
最近のこのブログでもブーブー文句を言っていたのはそのあたりです。

ストーリーを追うだけの物は芸を楽しむことができません。

お話はこうです。

時は江戸幕府の後期。
貧乏旗本の勝小吉橋之助)は小禄者として市井の隅で暮していますが、腕っぷしが強くて喧嘩好き。

そうそう、夏目漱石の「ぼっちゃん」はどうもこの勝小吉のイメージが下敷きにあったのではないかとの研究者のお話でございます。

度が過ぎて「座敷牢」に何度も入れられたりしますが暴れん坊はなおらない。
ところが、小吉の長男麟太郎(海舟)は世間の認める秀才。将軍候補のお坊ちゃまのご学友にという話もきております。息子の将来のために

 お父ちゃん、働こう!

と決意し就職活動を始めるのですが・・・

中村橋之助は良かったです。
江戸っ子の活きの良さ歯切れの良さ。
身も世もなく見せる父親の情は実生活の姿ともオーバーラップして役にはまっていたとおもいます。
この役に限っては「ポスト勘三郎」・・言いすぎか。
上演回数の少ないこの芝居を是非ともご自分のものにしていただきとうございます。

女形の家系にあって立役を目指した彼には人知れぬ苦労があったと思います。
先輩から教わったことをキチンと継承されているのが見えて好感が持てます。
型どおり。古臭い。と言われた前があっての今後の工夫がたのしみです。

芝居そのものもですが、風貌も古典的でよろしい。
十一代目団十郎しかり実川延若しかり歌右衛門丈しかり、歌舞伎役者は面長がよろしおすな。

阿茶の局(秀太郎)・・も~。いやん。世話物の自然さに、こんなおばちゃん。おるおる。とうなずく。一年前の「柳影澤蛍火」。あんな詰まんなかった芝居でもこの方の桂昌院だけが救いやったです。お芝居わざわざ見に来た甲斐あり。

八重次(孝太郎)・・いつしか、この方も安定感のあるたっぷりとした女形になられました。見ていて安心感がある。勝気だけど情のあるいいお役だったと思います。

松坂庄之助(国生)・・こんなに大きくなっておられたのですね。さすがいいお役を貰ってはります。まだまだ未知数だけど、???。一生懸命はつたわります。一生懸命をみせなくなれば及第ですかね。
変声期かとも思ったのですが18歳にはなってるはず・・・。
弟さんがあと二人おられるそうですので、どのような個性か楽しみです。

松嶋屋のように全く違う三兄弟の例もありますしね。

では、次回は「寺子屋」をば。うふ


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2014年7月15日 (火)

(着)モノ好き



オオカミ少女とお呼び下さい。
誰が少女やねん(自分で突っ込んでおきます)

引きこもりたい という舌の根の乾かぬ内に
お出かけしました。

湿度85% 。不快指数∞。雨模様の人混みの大阪へ・・

着物で・・・

 

Dsc03471


       物好きや。

 

  「帯締の結び目固き緑雨かな」 おたま

 

最初、「緑雨かな」を「梅雨じめり」にしていたが、少し「付きすぎる」と気になっていました。
「緑雨」で立ち姿もすっきり見えるかしら。
インパクトは弱まるか・・←これこれ、何をごちゃごちゃ言うてますねん。

歌舞伎観劇30ウン年目にして初めての和服でございます。

なんかね・・・着ちゃろ!って思いましたの。

いえね、お三味線のお稽古の時は着てたのですよ。

で、一年の半分は着物で暮そうかな・・と思い立ったとき「四十肩」をやっちまいましたの。
「五十肩」ともいうらしいですが、個人的な好みで「四十肩」って言っております。

四十肩ってひどいんです。腕があがらない。髪が括れない。帯を結ぶなんて到底できません。
それがきっかけで
3・4年着物を着ることもなく暮しておりましたが
先週、突然・・着ちゃろ! って思いました。

着物ハンガーに吊るして、丁度来ていた平凡氏に
「これ、松竹座に着ていこうと思うねん」と申しますと、

「おばあちゃん(祖母)が好きそうな色やな。おばあちゃん、喜ぶわ」と言いました。

そう、これ姑さんの形見ですねん。
身幅、裄丈、袖丈・・微妙に違いますがなんとか着られそうです。

おばあちゃんが喜ぶ・・
そう言う風に全然思っていなかった。そっか・・喜ぶか・・

幕間で隣の席のご婦人に声を掛けられました。
「素敵なお召し物ですね。いつもお着物で観劇ですか?」

聞かれてもいないのに言いました。
「ハハの形見ですの」

「お母様がお喜びになりますね。きっと・・」

ここでも言われましたで。

涼しくなったらできるだけ、着物を着てみようと思います。
虫干しにもなるしね。

おばあちゃんも、

そして

七か月間の療養を経てついに本格復帰なさった
仁左衛門さまも

喜んで下さるとおもいます。たぶん。

 

(歌舞伎レポートは来週の「夜の部」を見たあとでね)
 ⇑ 又。行きますねん。             


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2014年7月14日 (月)

引きこもりたい



7月の3週目に入りました。
顧みますれば、この7月。2週間だけでも

中国史の勉強会をすっかり忘れて無断欠席。
「お茶」のお誘いを神の啓示で断る。

呑み会を土壇場で思い出して延期してもらう。
だらだらしていて観たい映画を取りやめる。
来週の「旅の反省会」欠席連絡。

こうやって デブ 症になっていくのね。

予定を忘れちゃってたらお話にならんのですが、忘れていなくてもできるだけ断りたい。

反復横跳びがドンダケできるねん!
と言われるくらい 尻の 
フットワークの軽い女やったのに。


最近出かけるのがおっくううです。お家でだらだらしていたい。
引きこもっていたい・・。私は貝になりたい

とか言いながら今週はお芝居2本観まっせ。

 歌舞伎白石加代子

ああ。わけわからん。

ーー         ーー

以下はお一人の方に向けた内容です。
他の方は。ごめんあそばせ。読まんといてや

うばゆりさま

おたまが一番好きなブラウスです。
Dsc03457


素材は医療用ガーゼ

かぶって着ます。

Dsc03458

後ろはこんな感じ

胸囲・100
着丈・48

中で泳ぎます。

何か「面白い」布が手に入ったら・・・
覚えておいて下さいませね。

ううん。忘れて貰ってもいい・・
うんにゃ。やっぱり、覚えておいて下さい。


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2014年7月10日 (木)

ソーダ水



(今日のお花)
Dsc03453_2虎の尾

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トラノオ
このあたりの里山から少し貰ってきて、庭に植えたのが結構繁殖しています。
色は白。

花屋のお兄ちゃんが持ってきてくれた、この虎の尾は鮮やかな紫色。

切り花用に改良されたものでしょう。

 

 

Dsc03455 

 

原種に比べて派手で豪華だけど
やはり人工の美しさ・・

山で見つける虎の尾の魅力にはかなわない。

 

 好みだけど好みだけど

 

自然がいい。

 

手を入れちゃダメ
チャングンソク・・・・

台風の来る前の蒸し暑さの中、ご町内吟行をしてきました。

S子さんの治療が第2段階に入りました。
もっと体力がついてから治療を始めちゃいけないの?
素人が意見を軽々しく言ってはいけないけど、
S子さんを見ていて素朴にそう思う。

・・・・

姉のような人・・。

土地だけは十分にある我が町。
運動場の広さに都会からの転校生が驚くそうです。
ということで
町の公園はめったやたらに広い。ほとんど丘陵。

 

  「炎昼の野原に句材拾いをり」 (季語/炎昼)

 

こういう楽屋落ちみたいなのは駄目ね。
まあ、記録としての一句ということで・・・・

噴水の周りで男の子が走り回っています。
4歳だそうです。しっかり指を広げておしえてくれました。
ママは妊婦さん。暑いのにご苦労様。

 

  「臨月の母も応戦水鉄砲」 (季語/水鉄砲)

 

固い蛇口をやっとひねることが出来た男の子
出来ないことが出来たとき子どもは素敵な笑顔を見せてくれる。
大人が子どもを見て感動するのはそんな時。
忘れていたものを思い出させてくれるから・・

 

 「ドア押せばカウベル鳴りぬソーダ水」 (季語/ソーダ水)

 

「カフェ」ではなく「喫茶店」が好きな昭和世代。

 

重厚なテーブルと椅子。
邪魔にならない音楽。
ネルドリップの前にマスター。
おしゃべりのトーンが自然と落ち着いたものになる。

 

「カフェ」か・・
何もかも、文化までもカジュアルになっていく・・

秋には四国へ行こう!
四国の句仲間と何度も交流会を持ったものだ。

わあ、嬉しい。絶対に行こうね。S子さんの顔がパッと輝く。

前回と言ってももう7年前になるのね
大きなレンタカーで行ったよね。
楽しかった思い出話に花が咲く。

ソーダ水を飲みながら・・・・

 


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2014年7月 8日 (火)

地元散歩



「地元」をgoo辞書で調べたら

1 そのことに直接関係ある土地。「―の意見を聞く」
2 その人が居住している土地。また、その人の勢力範囲である土地。「―の候補者」
とあった。
生まれ育った土地ではないが、ここに住んで30年。
人生で最も長時間を住んだ町。
ここが「地元」ということになるのだろう。
S子さんの回復が芳しくなく、それでも句会を楽しみにしておられるので、ここしばらくの吟行は「地元」で。というのが暗黙の決まりごとになった。
そうさ。遠いところに出かけたからと言って名句が生まれるわけではない。
地元だからと言って生まれるわけでもない。
結局、どっちにしたって生まれないんだけど。アチャア。
いいんだもん。楽しいんだから。
Dsc03406

これはモリアオガエルの卵
水中ではなく池や沼に張り出した木の枝に卵塊を産みつける。
撮影は6月13日
今まさに弁天池へ卵が落ちようとするところ。

 

   「つながりて糸蜻蛉来る弁財天」 おたま

 

               (季語/糸蜻蛉・・夏)
このお寺は曹洞宗を広めるために最初に建立された四つの寺のうちの一つと言われ、600年の歴史がある。
それは取りも直さず、曹洞宗の歴史とともにあるということだ。

 

Dsc03403

 

以前、このブログでも地元に残る江戸時代の「お仕置き五人組帖」に触れたが
それを書いたのが、ここの何代か前の住職である。

 

Dsc03408
ここにある、沙羅の木がこの日の嘱目だったのだが
残念ながら咲いていなかった。

 

 

  

 

 

今年はやはり気温が低いらしい。
そういえば「蛍」も少なかった。

 

   「雲低く雨来る気配夏つばき」 おたま

 

沙羅の木は別名(夏つばき)と呼ばれる。
Dsc03411

多くの山野草が咲き、季語の宝庫と羨ましがられる我が町でも
あまり見かけない「白薊」(シロアザミ)
Dsc03410

S子さんが見つけて教えてくれた。

 

  「歴代の住職の墓白あざみ」 おたま

 

明日はまた「地元」での吟行。
どんな発見があるか楽しみにしている。

 

(蛇足)
水害のある年はモリアオガエルはより高い位置に産卵するそうだ。
どうやって予知をするのか・・・。
今年は高いと住職が言っておられた。

 


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2014年7月 7日 (月)

はばタンが泣いている



Dsc03449ウチの県議が世界中をお騒がせしているようで

 

 

 

どーもすいません

「天声人語」にまでとりあげられてました。

Dsc03450時期が時期だけに議会だよりも出しにくかったでしょう。
議員紹介付やしね。

6月に定例議会があったので、出さんとしゃあないのですわ。

県民としては「号泣」ばかりにスポットが当てられるのはいかがなものかと。それより「政務活動費」というもののあまりのザックリさにほかの議員はどうなんだろう・・って思いますわ。

お金は使っていただいていいんですよ。県政に必要なら・・
でも不明なのは困る。
税金は大切に使って下さい。

この議員紹介の顔写真の右側に「趣味・特技」が載っています。

一応、当たり障りのないことかくわね、ふつう・・
「読書」「スポーツ観戦」「登山」・・
心証がよろしいね。競馬・パチンコは皆無。

お一人、ユニークな人(男性)がいはります。

「料理」(豚キムチ・アクアパッツア)

豚キムチは料理って言うほどでもないですが・・。
アクアパッツアって何やろ・・フライパン料理?

そうそう。この前NHKの「今日の料理」みてて驚いたんだけど。

京都弁の和服にたすき掛けのきれいな女性が講師なのね。
サウスポーなので包丁使いの時どうしてもハラハラしてしまうんやけど。
ご本人は慣れてはるわね。

それで、料理というのが

 

 「御揚げさんの焼いたん。トマト添え」

 

っていうの。
薄揚げを火であぶって、お皿にのっけるだけ。
お隣に切ったトマトを添える(まんま)

それって料理?しかもテレビで教えるような・・・

 

もう一品あるから期待しました。今日のメインはこれに違いない!

料理名は

 「ミニトマト色々」(みたいな感じ)

ミニトマトをゆむきして、器にいれただけ

しんじられへん。それって料理じゃないやん。
この二品を気取って紹介してやがんの。いらっしゃるの。

周りもつっこんでやれよ。おかしいやろソレって・・
思わずテレビにスリッパ投げつけるとこやったわ。

受信料払わへんぞ~~っ。

 

 

話が大きくそれてるけど
夢のある兵庫を作る議員紹介のハナシやったね。

あの、号泣議員さんの趣味・特技欄にはこうありました。

 

   「家族になろうよ等カラオケ」

 

Habatanほら

 

はばタンも
「ワケワカメ。意味とろろ」って言ってますよ。

 

あ。はばタンは兵庫県のマスコットです。
兵庫県と言えばコウノトリだけど

 

どうみてもヒヨコだわね。

はばタンは震災からよみがえるフェニックスなんだよ。
震災復興の願いが込められています。

もちろん「着ぐるみ」もあるんだよ。

でも。はばタンを「ゆるキャラ」って呼ばないでね。
ゆるキャラブームのうんと前から活躍してるんだから。

県民っ子に大人気のあくまでも「マスコット」だよ。

可愛いでしょ。

アタクシとツーショット?もちろんあります。

 


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2014年7月 5日 (土)

好きになれない



「ゆるキャラ」というものがどうしても好きになれない。

なぜ好きになれないか。早い話が「嫌いか」考察してみる。
暇だねえ・・(まさやん風に言ってみた)

まず、その呼び方
「ゆるキャラ」
「ゆる」も気に入らないけど「キャラ」はないだろう?
なんでもかんでも縮めるのが嫌だ。

次に「姿形」
可愛い?可愛いですか?
心底そう思われますか?

「かっわいい!」と言っている輩って
X_2ZImageca799d85

↑ こんな人たちを

  「かっわいい!」or「キモ可愛い!」

っていってるのだ。

そんな人は「美味しい」を「ヤバい!」って言ってるに違いない。

V
百貨店で人だかりがしていた。
「何か」が移動するたび大勢の人がぞろぞろとついて回る。

「何か」はくまモンだった。
ご当地キャラ人気ナンバーワンらしい。

ぞろぞろついて歩いていた大人の大半は「熊本」と染め抜かれた揃いの法被姿。商工会の方かしら。

くまモンの経済効果は
スゴイ(おおざっぱ)らしい。

くまモン・・・可愛いかい?
人間は丸くてふわふわしているものを「可愛い」と認識するらしい。

ま。可愛いか・・。
3名の後で見ると、メチャ可愛いな。

でも、「ゆるキャラ」は嫌いだ。
020
見つけ次第
ツーショットを撮っておく

おたま、髪が長いので三年前の写真だ。
(どうでもいいか)

この子・・いけない。
「子」なんて言っちゃった。

こいつは
「笠坊」。

天橋立付近に出没している。

お断りしておきますが 写真のくまモンの財布はおたまの私物ではありません。春菜ちゃん(5歳)のものです。
 


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2014年7月 4日 (金)

シミよさらば。其の最終回



ということで、翌々日病院へ行った。
診察室のドアを開けると、・・・ほんま。この二人・・・

   額縁に入れると「絵」になるわ・・

「きれい、きれい。もうええよ」(もう来なくていいという意味)

そして、厳かににおっしゃったのだ。

     「ほかに、気になるところない?」

げ!何か気にしないといけないところがあるというのか・・。おたまは必死で考えた。
左の耳の下・・いえね、今の今まで全く気にもとめていなかったんですけどね
「あのう・・ここがプクッとしてるんですけど・・」

先生は顔を近づけ

「あーた。それはほくろよ。・く・ろ。それは取らなくていいの。
あーたのコレ(と右目を差し)はふくろだったのよ。・く・ろ。ふくろは取らなきゃだめなのよ」

では大きな違いがありそうだが、よくわからない。
看護婦が「やれやれ」という顔つきでおたまを見ていた。

と、おばあちゃん先生は、さらに顔を近づけ
その近づけ方は尋常ではなく鼻と鼻が触れ合うほどだ。
もし。これが加瀬亮だったら、おたま・・押し倒していたと思う。

「それより・・あーた」

  「コレ 取る?」

何かを含んだような意味ありげな声のトーンだった
コ・コ・コレ・・ってなんやねん。
コレかい?
左目じりの下。小指の爪ほどの大きさで確かに周辺の皮膚よりやや濃い目の(濃いったてサーモンベージュだぜ)・・・・

え!世間ではこれをシミって言うのか!
そういえば、以前エミリーに「これ何やろ?」と聞くと「シミやん」と言下に決定を下されたことがあった。
うっそ~~~。
笑わせちゃいけないよ。と思っていたが笑われてたのか。
はははは。

そっか。これはシミなのか・・

  「と・と・取って下さい」

おばあちゃん先生は満足げにうなずき、看護婦に目くばせをした。
アイ。合点承知心得ておりますという風に彼女は暗幕へと消えた。


再び現れた彼女。
胸の前にうやうやしく銀のお盆のようなもの掲げていた。
そして、そこから

       煙が出ていた

な・なんなんだ・・やはり二人は魔法使いとその弟子だったのだ・・
イケない。ラリホーマをかけられた
おたまのマホカンタは効かないのか(レベルが低すぎる)
おお。マヒャドで約80のダメージ・・・

冷たい! 
綿棒の親みたいなものでチョコチョコと何かを塗られた。

其処に絆創膏を貼ってもらう。
2・3日したらかさぶたが出来て自然に剥がれるから、無理にはがさないようにといわれた。

「もう来なくていいよ」
「はいわかりました。ありがとうございました」

ありがとうと言ったものの。ほんまにこんなのでシミがとれるんやろかと半信半疑であった。

お会計は、「ふくろの処置」230円と
シミ取り 515円(消費税3%含む)だった

このことと相前後して、知人4名(当時アラカン)が「台湾シミ取りツアー」に出かけている。
シミひとつ=1万4千円。平均3か所を施術。4人は絆創膏だらけの顔で関西空港に降り立った。

  笑うでしかし。はっははは

で、おたまの話を聞いて
そんなん絶対、すぐに下からシミが浮き出てくるわ!
と憎々しげに言っていたが・・・

 どんなもんだい!あれから10年。
あの魔法がいかに優秀だったか

この顔が証明している。キラリ。

はい。この話はこれでおしまい。
後日談として,おたまに触発されたS子さんが
デカいほくろを二つ取る話に発展するが
人が綺麗になった話は、たいして面白くないのでやめておく。


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2014年7月 3日 (木)

シミよさらば。其の③



おたまの美しい顔にライトが当てられ
キャッ!ままぶしい!と思った瞬間メスは入れられた。

顔の傷が勲章になるのはヤクザなマドロスに変身中の多羅尾伴内くらいのものだ。
それにしても片岡千恵蔵は顔がデカかった。
あ。そんなことはどうでもいい

間髪を入れず目の下をひねり上げられた。

   ムギュ~~~~

この、おいぼれ 痩せさらばえた油っ気のないカスカスの小っちゃな、おばあちゃん先生のどこにこんな力が隠されていたのか・・・

この人やっぱり医者やってんなと変なところで感心する。

   ムギュ~~~~

やめちくれい!。顔がイガム(ゆがむ)

「ぎゃっ!」 (おばあちゃん先生の声)
「なんか、入ってる」「見て見て」と弟子を呼ぶ

「ぎゃっ!」 (おばあちゃん看護婦の声)

「あっ!ああああ・・」 (二人の声)
「何か出た!」
「転げた・・そこそこ。」

 ・・・・・・・ 3秒ほどの沈黙の後。

「いややねえ。初仕事がこんなんで・・ふふ」 (魔法使い)
「ほんまですね。正月早々・・ふふ」 (その弟子)

おたまの美しい顔から出た物は
仁丹の親くらいの大きさで・・と言っても分りにくいか。
陀羅尼助よりもっと小さい。マーブルキャンデーをロレロレしてたら最後の最後に残る白い球みたいなものだった。

脂肪のかたまりかなんかじゃないの?
金目のものが出せたら

      おたまサイババだよ。

で、絆創膏を貼ってもらい、それがはがれないように眼帯をしたのだけど上手く収まらない。
結局、顔の右半分をガーゼで覆ってからテープ止めされた。
見た目。重病人。

げげ。これで電車に乗って帰るの?
案の定、乗客の98%の「見てはいけないけど見てしまう」ビーム。を感じながら家路につく。

《顔面ガーゼ》
あの「サンマで大やけど救急車搬送事件」以来だ。

二日後に傷口を見せに来なさいといわれた。

夜。帰宅したひっちゃんには、当方からは何も言わなかった。
見ればわかるだろう!この顔面ガーゼ!

おたまが、今日どれほどの大手術をしてきたかが・・・

そして、口数少なく、しょんぼりした風情を漂わせてやった。

「どうやった?」
「ううん。なんでもない・・・

正直と言うか素直というか単純というか いや

   ノー天気なんだ。この人。

「なんでもないんや。良かったな」だってさ。

ばかばかしい。すぐにガーゼをひっぱがしてやったよ。
単なる「おさえ」なんだからさ。
ず~っと夜までつけてて,暑かったぜ!

そして、話はいよいよ本題の「シミ取り」に入るんだけど

え?まだ本題に入っていなかったの?
とおっしゃるムキには申し訳ございません。
あと一回で話終わらせるから、ご辛抱くださいませ。ふう~っ。


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2014年7月 2日 (水)

シミよさらば。其の②



明けて元禄十四年・・ちゃうちゃう。
松飾も取れていない新春早々、K病院へ行った。

大阪市のほぼ中心にもかかわらず都会的雰囲気には程遠い、
昭和のかをりいっぱいの商店街アーケード。
重い心に悲しみを抱き・・・

え~~と、ちょっと待っててね。
あの時詠んだ俳句がありますねん。探してきますわ。
感動ものやで
・・・・ごめんちゃい。今見てきましたがひどかったので
CUT!

診察室に入ると紛れもない「おばあちゃん先生」だった。
身の丈5尺足らず。少し前屈みの痩躯。
ひっつめたグレーの頭髪。
キラリと光る縁の眼鏡をかけておられた。

おたまの目指すところの
「爺さんか婆さんかわからないお年寄」だ。

傍らには先生とほぼ同じ身の丈ながらこちらは、若干、小太りの看護婦さんが控えていた。
凡庸な男子がドキドキするナース服ではなく手首のところでゴム止めしてある割烹着のようなものをお召である。
ちなみに、先生は理科教師のような白い上着の裾が床上10センチあたりまで伸びていた。

二人そろって・・・・「絵」になる
う~ん。なんちゅうたらいいのかな・・独特のお二人。

合わせて150歳越えは間違いない!

三味線の師匠から「あの人らコンビやねん」と聞いていた・・・
その、ナイスカップルが目の前に・・・

二人とも白いものをお召しだったはずなのに、いまでも、おたまのイメージジは黒ずくめの、おまけに先生はフードまで被った。

    魔法使いとその弟子。

・・・・・・・・・・・・・・・・

「どうしましたか?」
「ここのとこに、コロコロしたものができまして・・」

「そこに座って」ベッドを指された。

前回この病院に来た後で知ったのだが。
K病院は「肛門科」で有名で、まあ当時腕のいい先生がおられたのだろう。
「お尻切るならK病院」と、もぱっらの評判だったようだ。
患者も「そのむき」の方が圧倒的に多いということだった。

で、「そこへ」と言われたベッドの壁には

  「下着を脱いでこの姿勢でお待ちください」

と、ご丁寧に中年男性の写真(しかもデカい)が貼ってあった。
イラストにすればよいものを・・。この人

ようモデルをヤル気になったなあ・・
と四つん這いの男に見入っていると。

「はい。こっち向いて、そこに腰かけて!」と言われる。
「腰かけて」・・・ほっ!。ベッドに登らなくていいんや。

「ふくろやな・・取る?」
え?ふくろ?大入り袋?山で鳴くフクロウ?

「今、取る?取っとこ!(とっておこう)」
とっとこハム太郎・・・話の進度に追いつかない。

「あのう・・組織検査は・・」

「あ。いらんいらん」
魔法使いは書き物をしながら顔を上げずに手だけ振った。

      ほんまかいな・・・

じゃあ、おたまの年末年始は何だったの!
遺言書作成しかけてたんやで。

ちっこい二人に「こっち。こっち」と導かれ診察室の裏手へ回った。

待合室から見るといくつかの診察ブースに分かれているが中に入ると衝立の後ろは共有の広いスペースでその端に奇妙な椅子が置かれていた。

歯医者の診察椅子のようでそうではない。ベンベン。
椅子の両サイドにサスマタのこどもみたいなものが付いている。

さすがおたまは経産婦だ。
見てすぐにはは~~ん。と思った

   これ。分娩台じゃん。

ここで、産め!ってか。おたまに何を産めというのだ。
それに、この病院に産婦人科はなかったはず・・・

落ち着くんだ。
勘違いだ。これは分娩台ではなく

   痔疾手術および処置のための椅子なんだ~~

兎に角、その椅子に座れと言われた。
寝転ばなくていいのね。開脚しなくていいのね。

おたまの痔じゃなかった、目のオペ(?)の説明があった。
プクンと膨れているところを2mmほどメスで切開し、中にある水だか何だかわかんないけどそれを出す。

おばあちゃん先生は光るものを取り出した。

                   (明日へつづく)


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シミよさらば。其の①



「暗い過去」シリーズ

(・_・)エッ....?そんなシリーズあったっけ?
第7弾です。

今から10年ほど前。
ひっちゃんはまだ生きており、お三味線の師匠は70代の前半だった。

吾輩には一年前くらいから右目の下、目じり寄りのまつ毛の際のところにほくろのようなものが出来ていた。
あまり気にもしていなかったのだが、ある日ひっちゃんが「おたまちゃん。それどないしたん?」と言った。
そう言えば最近、顔を洗うとき指先に触れる感じがしていたのだ。
「それ」は少しずつ成長していたようだ。

その日、回覧版を持ってこられたYさんにも「それどないしたん?」と言われた。

ダブル「それどないしたん」攻撃である。

病院でみてもらいなさい。と言われ
思い出したのが、お三味線の師匠のお気に入り「K病院」だった。

500円でシミ取りしてくれはるねん。お友達にも7・8人紹介したからここら辺の人、みんなK病院でシミ取ってはるねんよ」
「おたまちゃんも行き!」
と勧められていたのだった。

あんれまあ~
おたまのどこにシミがあるというのだ?え?

あんの頃わぁ~~~ハッ!!
まだまだ強気だった。しみじみそう思う。
(シミとしみじみ、掛けてるよ。ついてきてや)

それより、齢70をとっくに過ぎたご婦人方が我も我もと「シミ取り」に押しかけるさまに、驚いたものだ。
女っていつまでも女でいたいのね。
「爺さんか婆さんか見分けのつかない年寄になる」のが目標のおたまには理解しがたかった。
当時、齢70はおたまにとって「もう・・ええやんか」に相当する年齢だったのだ。

師匠に病院名をもう一度きちんと尋ね、行き方をおそわった。

「うん。行っておいで、行っておいでやっとその気になったんやね」

No!No!
シミではなく目の下にコロコロしたものが・・と言いかけたけど
「先生がたくさんいてはるけどおばあちゃん先生に診てもらうのよ」と念を押され出かけて行った。

大阪市内にある結構大きな複合病院で、その日は年末の最終診療日だった。
「皮膚科」で初診受付をし、名前を呼ばれるのを待った。

診察はその病院の副院長で、それはもう・・・・

「皮膚科」の先生にふさわしく。・・お肌に説得力がある!
美しい女先生だった。40代かなあ。
シミ・しわ・くすみとは全く無縁。きめの細かいもち肌を、おたま成りかけの老眼でしげしげとながめましたがな。

(後で聞いた話では当時アラカンだったそうです。信じられん)

きれいな副院長先生はおたまの顔を撫でくりまわし。
ここの組織をとって「良いものか」「悪いものか」調べてみましょうね。
お顔のことだから、きちんとしましょうね
と言った。
お肌のみならず声もすずやかで美しかった。

この先生に「お顔のことだから」といわれると有無を言わさぬ強いものがある。
いやいやいやいや。その前に・・・その前に
悪いもの」ってなんやねん!

そんな大事(おおごと)のハナシになってますんかいな。

とりあえず、今年の診療は今日までだから年始一番の木曜日に来てくださいとのことだった。
「木曜日に専門の先生が来られるので診ていただきましょうねといわれた。

それが、おばあちゃん先生なんやろか・・
この美人先生は「専門外」なんやろか・・
「皮膚科」の先生とちがうんかい!
ということは・・・

その夜、ひっちゃんに事の次第をはなし、
化けて出ないから、なんやったら再婚してくれてもいいでと言った。

「そんなもん、子どもも親も居るのに誰がきてくれるねん」

自分自身には全くマイナス要素が無いような言い方だった。
ノー天気な男である。

「それより今日の晩ご飯なに?

彼の辞書には「美人薄命」という四字熟語は載っていないのか。美しい妻がはかなくも可憐な花びらを散らそうとしているのに・・・

                         後半へつづく。


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