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2014年7月 4日 (金)

シミよさらば。其の最終回


baseballbaseball


ということで、翌々日病院へ行った。
診察室のドアを開けると、・・・ほんま。この二人・・・

   額縁に入れると「絵」になるわ・・

「きれい、きれい。もうええよ」(もう来なくていいという意味)

そして、厳かににおっしゃったのだ。

     「ほかに、気になるところない?」

げ!何か気にしないといけないところがあるというのか・・。おたまは必死で考えた。
左の耳の下・・いえね、今の今まで全く気にもとめていなかったんですけどね
「あのう・・ここがプクッとしてるんですけど・・」

先生は顔を近づけ

「あーた。それはほくろよ。・く・ろ。それは取らなくていいの。
あーたのコレ(と右目を差し)はふくろだったのよ。・く・ろ。ふくろは取らなきゃだめなのよ」

では大きな違いがありそうだが、よくわからない。
看護婦が「やれやれ」という顔つきでおたまを見ていた。

clover

と、おばあちゃん先生は、さらに顔を近づけ
その近づけ方は尋常ではなく鼻と鼻が触れ合うほどだ。
もし。これが加瀬亮だったら、おたま・・押し倒していたと思う。

「それより・・あーた」

  「コレ 取る?」

何かを含んだような意味ありげな声のトーンだった
コ・コ・コレ・・ってなんやねん。
コレかい?
左目じりの下。小指の爪ほどの大きさで確かに周辺の皮膚よりやや濃い目の(濃いったてサーモンベージュだぜ)・・・・

え!世間ではこれをシミって言うのか!
そういえば、以前エミリーに「これ何やろ?」と聞くと「シミやん」と言下に決定を下されたことがあった。
うっそ~~~。
笑わせちゃいけないよ。と思っていたが笑われてたのか。
はははは。

そっか。これはシミなのか・・

  「と・と・取って下さい」

おばあちゃん先生は満足げにうなずき、看護婦に目くばせをした。
アイ。合点承知心得ておりますという風に彼女は暗幕へと消えた。

clover
再び現れた彼女。
胸の前にうやうやしく銀のお盆のようなもの掲げていた。
そして、そこから

      impact 煙が出ていた

な・なんなんだ・・やはり二人は魔法使いとその弟子だったのだ・・
イケない。ラリホーマをかけられた
おたまのマホカンタは効かないのか(レベルが低すぎる)
おお。マヒャドで約80のダメージ・・・

冷たい! 
綿棒の親みたいなものでチョコチョコと何かを塗られた。

clover

其処に絆創膏を貼ってもらう。
2・3日したらかさぶたが出来て自然に剥がれるから、無理にはがさないようにといわれた。

「もう来なくていいよ」
「はいわかりました。ありがとうございました」

ありがとうと言ったものの。ほんまにこんなのでシミがとれるんやろかと半信半疑であった。

お会計は、「ふくろの処置」230円と
シミ取り 515円(消費税3%含む)だった

clover

このことと相前後して、知人4名(当時アラカン)が「台湾シミ取りツアー」に出かけている。
シミひとつ=1万4千円。平均3か所を施術。4人は絆創膏だらけの顔で関西空港に降り立った。

  笑うでしかし。はっははは

で、おたまの話を聞いて
そんなん絶対、すぐに下からシミが浮き出てくるわ!
と憎々しげに言っていたが・・・

 どんなもんだい!あれから10年。
あの魔法がいかに優秀だったか

この顔が証明している。キラリ。

clover

はい。この話はこれでおしまい。
後日談として,おたまに触発されたS子さんが
デカいほくろを二つ取る話に発展するが
人が綺麗になった話は、たいして面白くないのでやめておく。


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コメント

あ~~面白かった!

シミとりは、レザーでなくて、凍結法かな?

ドライアイスかも。お安いでしょう。

おたまさん、作家の素質あります。

ドキ、ドキした。

投稿: やまあらし | 2014年7月 4日 (金) 08時07分

その魔法使いと弟子に会ってみたい。
絶対、まだ生きてるよね。
300年は生きれるでしょ、きっとsign03

投稿: kimi | 2014年7月 4日 (金) 09時00分

消費税率からして相当前の話ですよね
(あ、そんなにお若いころにシミがあったって言ってるんじゃないですよ( ´艸`)
まだ健在なら私も行きたい!
老人性色素班ではないですっ!

投稿: ばんび | 2014年7月 5日 (土) 09時01分

baseballやまあらしさん
あれは、ドライアイスだったのでしょうか。
おたまは「液体窒素」ではないかと思っています。
作家はむりでしょう。
これは創作ではなく「事実」ですから。

baseballkimiさん
さあねえ・・
あの時点で300歳にはなってはったと思うんですよhappy01

baseballばんびさん
はい。相当前です。
で、あのやり方のシミ取りは相当年配の医者しかしないそうです
見極めとか施術法に熟練していないとむつかしいとかで、今では失敗なく誰でもできるレザーが主流だそうですよ。
どの世界でも職人がいなくなりますね。

あの先生は魔法使いだから今もどこか
「これ 取る?」ってやっておられるような気がします。

投稿: おたま | 2014年7月 5日 (土) 09時33分

同じ体験いたしました。液体窒素です。私は胸の間に小さなイボイボが出来て、これじゃあ嫁に行けない!と皮膚科に行きました。若い女医が”あ、これは肌の老化現象です!”とあっさり言った時、<老化>という響きがおぞましかった。だって私、30台でしたのよ。二度ほど通いましたが、面倒だし取れたのか取れてないのかも実感できなかったし、処置がゆっくり過ぎて通院を辞めました。車で送ってもらうのも嫌だったしね。目の粗い布でこすり続けて気にならなくなりました。

投稿: アンヘラ | 2014年7月 5日 (土) 21時50分

baseballアンヘラさん
そんなところにそんなものが・・・
おそろしう御座います。
それを力技で消去なさったのですね・・
す。凄い。

投稿: おたま | 2014年7月 6日 (日) 09時14分

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