« 春風のように羽織って・・ | トップページ | 京都東山界隈・吟行 »

2014年3月17日 (月)

比良八荒



    「一力の格子を打てり比良八荒」 おたま
       (いちりきのこうしをうてりひらはっこう)

その時その場でしか使えない季語に出会うというのは、とても嬉しいものです。
これは、二年前の今頃に作った句です。

母が亡くなってしばらくしたころ、友人と京都南座・夜の部へでかけました。
一度「片泊まり」をしようよということになり、東山のふもとの築100年、数寄屋造りの宿に泊まりました。

翌朝、付近を散策したりお寺を巡ったりしたのですが、急に風が冷たくなりアラレのようなものが降ってきました。

高島屋でシャガール展をしていたので、そこに行こうということでタクシーを拾いました。

運転手さんが「比良八荒ですわ」といわれました。
ああ。これがそうなのですね。と本でしか知らなかった季語を体感したのでした。

俳句は日記だと言われます。
たった17の文字であの時の情景や気分が浮かび上がります。

ブログも日記ですね。
二年前のことブログに残していましたよ。おたまが覚えてるわけないやん?
三月末に海游荘の梅が見られないって書いてるので余程寒い年だったみたいですね。

比良八荒・・(仲春)比良の八荒。八講の荒れ。

昔、比良明神(滋賀県高島町の白髭神社)で比良八講が修されていた陰暦2月24日の頃、比良山地から琵琶湖へ吹きおろす、寒い強風のことを言う・・略・・
(新日本大歳時記より)

ここにある「比良八講」というのも季語になっていて

白髭神社で陰暦2月24日から四日間、比叡山の宗徒が行ったと伝えられる法華八講(法華経八巻の読経と供養の法会)の略。この行事は途絶えてしまい、詳細は定かではないが、現在では3月26日に、滋賀県大津市長等の本福寺を集合場所として延暦寺僧衆、修験者が集まり、読経のあと、浜大津港までのお練りをし、船で琵琶湖大橋に向かう。船上行事として、湖上安全祈願、浄水祈願、施餓鬼法要が営まれる。
この前後は比良山地からの強風で湖上が荒れるため、この風は「比良八荒」と呼ばれている
。(新日本歳時記より)

先日、京都のタクシー運転手が道を知らないのよ。プンプン。なんてことを書きましたが、
「比良八荒」を教えてくれるドライバーさんもいらっしゃるということを。(頼まれてはいないけど)タクシー協会になり替わりお伝えいたしておきます。

3月26日かあ・・・
琵琶湖に行ってみたいなあ・・
あい・らぶ SIGA やさかいになあ・・・

あ。あかんわ。
おたまミニ旅行やねん。くくく。


;2009/9~2013/8 の記事はコチラです⇒http://nurebumi.cocolog-nifty.com/


|

« 春風のように羽織って・・ | トップページ | 京都東山界隈・吟行 »

俳句・吟行」カテゴリの記事

コメント

冒頭の句、いいですね。
比良八講荒れじまいですね。
お水取りも終わってこれで本当の春が来ます。
歳時記って読むと楽しいのになにせ重い・・・。

けど、関西って情緒あっていいですよね~

投稿: kimi | 2014年3月17日 (月) 16時59分

冒頭の五文字で!エェッ?
後読んでキャ~ おかげで歳時記飛びました。
一見さんお断り、ダンボなんか勝手口も入れてもらえん宿に泊まらはったんですか。
海外旅行の仕方などで、セレブは分かってたけど、恐れ多くなりました。掲載禁止

投稿: OSダンボ | 2014年3月17日 (月) 20時31分

kimiさん
無くなっていく行事や習慣で歳時記に残っているものが結構あります。
比良八講という「行事」は無くなっても「比良八荒」という「気象」の言葉は残っているのですね。面白いなと思いました。
無くなった行事がこのようにややイベント化して行われるのも興味があります。
形は変わっても残した方がいいのかどうかは少し疑問ですが。

ダンボさん
禁止と言われても載せます。
一力なんてナンボでも「素通り」できますねんよ。
お泊りしたのは主に外国のお客様向けの「素泊まり」の宿でした。駅前のビジネスホテルよりお安いんですよ。
恐れ入りました?

投稿: おたま | 2014年3月18日 (火) 09時03分

おたまさん、

ーーーーーーーーーーー
一力の格子を打てり・・とはーーーーー
「比良の八荒」何故比叡下ろしが「荒れる」のか・・・
すべては「おんな」の性からとは、、いえいえ、罪な修行僧もいたんですね、
17文字で綴る日記(俳句)、とにかく感心ばかりして読ませてもらってます。ペコリ、、

投稿: | 2014年3月18日 (火) 16時11分

風さん
過分なお褒めにあずかり恐縮です。
あまりにこっぱずかしいので、コメントの一部を伏字にしました。これはブログ管理人の権利ですので諦めてください。いえ。ご了承ください。
自分の俳句の力というのは、わかっていますがこうやって恥ずかしげもなく、ブログに載せるのは俳句から離れそうになる怠け心を叱咤激励するためです。
今年から意識して多く載せるようにしています。
ですから、けっしてほめていただくようなものではありません。
か~~るく読み流してくださいませ。ペコリ。

さん
夫婦げんかの句ではありません
さん。理系ですか?
一度、祇園花見小路を「素通り」してくださいませ。。
雰囲気。雰囲気。

投稿: おたま | 2014年3月19日 (水) 07時47分

ホッつ

投稿: OSダンボ | 2014年3月20日 (木) 07時56分

俳句って素晴らしい!!といつも思います。最近TVではっきり喋る女史先生がいますが、説明が明確で分かり易い。
語彙不足を実感するこの頃です。

投稿: アンヘラ | 2014年3月23日 (日) 11時01分

アンヘラさん
あの番組見ました。
俳句に関心を持つ人が増えればいいなあと思います。

投稿: おたま | 2014年3月23日 (日) 17時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 春風のように羽織って・・ | トップページ | 京都東山界隈・吟行 »