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2013年11月27日 (水)

占い師の言葉


baseballbaseball


夫の葬儀から2か月ほど経った頃だったと思う。

49日の間は我が家から通勤していた長男が大阪市内の自分の部屋に戻り、家は猫とおたまの二人っきりになった。
次男は東京で暮していた。

そんな朝、
新聞を広げながら「そうだわ。イ・ビョンホンに癒されようheart04」と思った。
映画の上映案内が目に入ったからだった。

今はもうないが、車で40分ほど離れたショッピングセンターの中のシアターに行った。
「甘い生活」
題名からは程遠いハードボイルドな内容で暴力シーンが疲れた心にはきつかった。

やれやれ。イ・ビョンホンでも無理か・・・

clover

ショッピングセンターのパーキングに戻る途中に「占い横丁」という路地があり、7つくらいのブースにそれぞれ「○○占い」という看板が上がっていた。若い女性が数人順番待ちの椅子に腰かけているところもあった。

素通りするつもりが、右を向いた瞬間に、ブースの中の占い師と目が合った。
年齢は当時(8年前)のおたまより少し上か・・
紫の服に紫の大ぶりなネックレス。どことなく「トカゲっぽい」女性だった。

どうして彼女の前に座ったのか説明がつかない。

占いを信じる信じないというより、そんな事(占い)にお金を使うのは馬鹿げているという考えだった。歌舞伎なら惜しげもなくチケットを買うのに、価値観は人それぞれだ。

clover

名前と生年月日を紙に書いたように思う。
占い師はおたまの両手をみてこう言った。

「あなた。しんどかったねえ。よく頑張ったねえ。」

夫が亡くなったときも、通夜の席でも葬式でも一滴の涙も出なかった目からさらさらとした水のようなものがこぼれだした。

とても、心地が良かった。

そうか、誰かにそう言ってもらいたかったのか・・・

その「誰か」は、なまじ自分を知っている人間ではだめだったのだろう。「あなたに、わかるわけがない・・」

clover

「怒り」の中核にあるものは「孤独」であるといったのは誰だっただろう。

夫の死を「悲しみ」として捉えられず、常に「怒り」があった。
不思議なくらい悲しくはないのだ。だから泣けない。

夫が亡くなったのは誰のせいでもないのだけど、その出来事(死んだという事実)に対して怒っていた。
表層の怒りではなく、核としてある孤独(誰もわかってくれないという)に寄り添ってくれたのがその占い師の言葉だった。

まさか、初対面の行きずりの見ず知らずの
紫トカゲおばさんに泣かされるとは・・

口から出まかせだったのか。当たっていたのか・・・
それは、どうでもいいような気がする

あの時、新聞を広げた。映画を見ようと思った。占い師と目が合った。
そんな出来事が連なって気持ちが癒された・・・
ありがとう。という思いだ。

clover

突然、このようなことを書いたのにはわけがある。
あの時、占い師はヒマだったのか、色んな事を言ってくれた。

最近、身に降りかかった出来事に
占い師の言葉を反芻している。

おたまちゃんの運命や如何に??ベンベン。である。
ま。切り開くさっ!ベンベン。である。

0021_3
当時の写真
ポニーテールだにゃ。
モザイク掛けるなら初めから出すな!
ってね。

雰囲気。雰囲気。

clover

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不思議話」カテゴリの記事

コメント

じんわりと泣けちゃいました^^;
その若さでご主人様が逝っちゃうなんて
あまりに過酷で・・・
色々と想像しちゃいましたしね。

でもね、誰かが言ってましたけど
泣かないと、涙を流さないとダメなんだそうです。
49日後に涙を流せてほんとに良かった。

ちなみにモザイクって寄り目をすると
かなり本物に近い映像に見えるそうです。
にゃんこ、かわいい!

投稿: こごろう | 2013年11月27日 (水) 09時28分

怒って当たり前ですね、完全に納得できる死に別れなど嘘で諦めしかないもん。
ダンボは81歳で送って、3年たっても「あの時ああしといたらよかったのに」なんて思うこと、たまにあるし。

投稿: OSダンボ | 2013年11月28日 (木) 00時08分

8年前のおたまさんモザイクがかかっていても綺麗ですね。
誰かの何気ない一言に涙がでることってあります。きっとそれまでおたまさんは気を張って頑張ってきたのでしょうね。
しかしいつまでも気持ちを引っ張らずにこうしてブログや旅行そして友人たちとの愉しいお酒でたのしんでいるの素晴らしいです。
人生まだまだこれからです、やりたい事楽しい事そして美味しい物も沢山あります。
私は美男4人組のIL DIVOの甘い歌声に癒されています。

投稿: スマイル | 2013年11月28日 (木) 09時14分

baseballこごろうさん
えっimpact可愛いのはにゃんこだけ?annoy
この子本当に美形でしたよ。
三毛ですが足首に色見本のようなボッチが二つありました。
一歳くらいで我が家に迷い込んできました。
この時すでに性格が形成されていたようで(かなり苦労したようです)気の強い子でした。

baseballダンボさん
納得はできなくても、受け入れることは超早かったです。本能的な自己防衛だったかもしれません。おかげでしんどい時期は短かったです。都合のいい女ってところですか。
一般的に情の深さでは男性のほうが優っているようですね。てへへ。

baseballスマイルさん
え?え?IL DIVO?早速調べなくっちゃ。
美男ですね?まちがいありませんね?
わかりました。

ひっちゃんに心配かけたくないという思いでした。空元気が本当の元気になるものです。
「もう、わかったから程々でいいよ」という声が聞こえてきそうですが・・

投稿: おたま | 2013年11月28日 (木) 11時41分

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