秋の虫を愛でる
そういえば虫の音を聞かなくなりました。
今年は秋が短いと言ってたけど、ここ数日の空気の冷たさに、もう晩秋の気配が感じられます。
俳句で「虫」といえば、秋の季語。
そして、昔から日本人は姿かたちよりも「虫の音」「虫の声」に
秋の「もの淋しさ」「命のはかなさ」といった
しみじみとした寂寥感を見出すことが多いようでございます。
/
「広げたる手が路地の幅昼ちちろ」 おたま
/
ちちろ虫とは「コオロギ」のこと。
大阪のコリアタウン・鶴橋での嘱目吟です。
嘱目(しょくもく)とはその場で見たものを詠むことです。
う~ん「路地」のイメージは肩と肩が触れるほどの幅でしょうと、
東京在の先生はおっしゃったが「大阪はこうです!」と押し通したそんな思いでの句です。
鳴かない虫は姿を詠むことになります。
螇蚸(ばった)。蝗(いなご)。蟷螂(とうろう・かまきり)・・・
時々「代表句は?」と質問をされることがありますが、自分の好きな句をあげておきます。
どうせ、おおいばりできるようなものはありません。
/
「かまきりのやうな貌して募金せり」 おたま
/
募金箱に近づくときの、複雑な心境。
善意と義侠心と偽善と後ろめたさと面映ゆさと自嘲がないまぜになり
哲学者のフリでもしておかなければやりきれないのです。
深い闇の中で今を限りとして鳴きつくす虫たち
秋が深まり虫の音が絶え
季節は移ってゆきます。
・
「背負いつつ枯れてゐたりしばったかな」 おたま
・
・おんぶ飛蝗(ばった)はお母さんと子どもじゃないのね。
オスとメスなんですって・・・
背中に乗ってる小さいのがオス。
オスはあまり飛べなくて、ごはんもあまり食べなくってじっとしているんだって・・
世話が焼けるわね。オスって・・・
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コメント
お今晩は!
虫ですか? 刺す虫は嫌いです!
でも、秋の夜長を、涼しい声でなく鈴虫は風情があって好きですね!
でも、家で飼うと一晩中、鳴き続けるので閉口しますが
やっぱり、家の外、自然の中で鳴く声を聞く方が良さそうですね!
「長き夜を 声を限りに 月鈴子」
御仁
投稿: OJIN | 2013年10月22日 (火) 20時36分
おんぶばった・・・
もしかして我が家もそうかも^^;
というかノミの夫婦??
痩せないと!
ちなみにカマキリやおんぶバッタはもちろん
コオロギの大合唱がようやく終わり
我が家も静かな秋になりました。
金木犀がいい香りを放っています。
今年は遅い開花になってるようです。
あとは食欲の秋をどう抑えるか・・・
投稿: 管理人 | 2013年10月23日 (水) 08時41分
別に問題はないのですが「何をかいわんや」というところです。
一言もうしあげれば
ストリップのレイは無いのではないかとおもいます。
ワタクシ人生で二度しかストリップをみたことがありませんのでその経験からしか判断できないのですが
踊り子さんに触れることは最大のマナー違反のように思いました。以上。
鈴虫を飼っておられるのですか?
おたまも何年か飼ったことがあります。
声を聴いてるのはいいのですが見てるとせつないですね。
オスが盛んにメスの気を引こうとしてるのが・・あんたにプライドはないのか!といたくなります。で、結局死んじゃうのね。
やはり。草むらに離して声だけ楽しむほうがいいですね
初めまして。コメントありがとうございます。
管理人さんは、夫さまですか?妻さまですか?
ここに、コメント下さる方、殿方がけっこう多いのです。80ウン歳から、自称若者まで・・
一応、イケメングループに入れさせてもらいますね。
痩せないと・・だから夫さまですね。
で、あくまでもおんぶされる側に回る魂胆。
ご立派です。
食欲の秋。食っちゃいましょう。デブっちゃいましょう。フレ~フレ~
投稿: おたま | 2013年10月23日 (水) 10時22分
合点。がってん
投稿: おたま | 2013年10月24日 (木) 08時02分